今回の記事では、沖縄電力エリアを除く全国で大東建託グループの賃貸住宅に電気の供給を実施している「大東エナジー(大東エナジー株式会社)」の電気料金プラン=「いい部屋でんき」をご紹介します。
大東エナジー株式会社は大東建託パートナーズのグループ企業で、東京都品川区に本社を置いています。既存プランよりも3%ないし5%割引となるシンプルで分かりやすい料金設定が魅力ですが、あくまで大東建託の賃貸住宅向けのサービスであることに注意する必要があります。
今回の記事では、沖縄電力エリアを除く全国で大東建託グループの賃貸住宅に電気の供給を実施している「大東エナジー(大東エナジー株式会社)」の電気料金プラン=「いい部屋でんき」をご紹介します。
大東エナジー株式会社は大東建託パートナーズのグループ企業で、東京都品川区に本社を置いています。既存プランよりも3%ないし5%割引となるシンプルで分かりやすい料金設定が魅力ですが、あくまで大東建託の賃貸住宅向けのサービスであることに注意する必要があります。
大東エナジーの電気料金プランの特徴は以下の2点です。
ほぼ全国をカバーする大東エナジーですが、あくまで大東建託グループが管理する賃貸住宅向けに提供される電力提供サービスであることには注意しましょう。また、設備がオール電化の部屋や、大東建託パートナーズが運営する「高圧一括受電」の部屋は対象外となります。
基本的に大東建託の賃貸住宅への入居時に申し込むものですので、家賃と電気代をまとめて支払うサービスもあり便利です。
提供している電気料金プランは、各エリア1つずつ。既存の電気料金プランよりも3%(東北電力・北陸電力・九州電力エリア)ないし5%(北海道電力・東北電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力エリア)安くなるシンプルな料金体系となっています。基本料金も従量料金の料金単価も割安ですから、電気使用量にかかわらず電気代が安くなる魅力があります。
沖縄電力エリアを除く全国の大東建託管理の賃貸住宅が対象です。北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・九州電力エリアが電気販売エリアとなります。
大東エナジーの料金プランは、従量電灯BおよびC(関西電力エリアのみ従量電灯AおよびB)の2種類となっています。一般家庭は従量電灯B、特別に電力消費の多い家庭や店舗・事業所などは従量電灯Cを申し込むことが多いです。
基本料金や従量料金の料金単価が3%ないし5%低く設定されており、電気使用量の多いファミリー層はもちろんのこと、電気使用量の少ない単身者層も電気代を抑えることが可能です。
大東エナジーの料金プランを、既存の東京電力・関西電力・中部電力・九州電力の料金プランと比較します。
東京電力の従量電灯Bと大東エナジーの従量電灯Bを比較したとき、料金の違いは以下の通りです。
基本料金 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(東京電力) | |
10A | – | 280.80円 |
15A | – | 421.20円 |
20A | – | 561.60円 |
30A | 800.28円 | 842.40円 |
40A | 1067.04円 | 1123.20円 |
50A | 1333.80円 | 1404.00円 |
60A | 1600.56円 | 1684.80円 |
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(東京電力) | |
最初の120kWhまで | 18.54円 | 19.52円 |
120kWh超~300kWh | 24.70円 | 26.00円 |
300kWh超 | 28.51円 | 30.02円 |
基本料金も従量料金も、大東エナジーの方が5%安くなっています。その結果、どの電気使用量でも東京電力より電気代を抑えることが可能です。
例えば、契約アンペアが30Aの場合、一月あたりの電気使用量が120kWhだと160円ほど、300kWhでも390円ほど、450kWhだと620円ほど大東エナジーの方が安くなります。
次に従量電灯Cの比較は以下の通りです。
基本料金 | ||
従量電灯C(大東エナジー) | 従量電灯C(東京電力) | |
1kVAあたり | 266.76円 | 280.80円 |
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯C(大東エナジー) | 従量電灯C(東京電力) | |
最初の120kWhまで | 18.54円 | 19.52円 |
120kWh超~300kWh | 24.70円 | 26.00円 |
300kWh超 | 28.51円 | 30.02円 |
従量電灯Bと同様に、基本料金も従量料金も、大東エナジーの方が安くなっています。例えば、契約アンペアが30Aの場合、一月あたりの電気使用量が120kWhだと200円ほど、300kWhでも440円ほど、450kWhだと660円ほど大東エナジーの方が安くなります。
関西電力の従量電灯Aと、大東エナジーの従量電灯Aを比較すると以下の通りとなります。
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯A(大東エナジー) | 従量電灯A(関西電力) | |
最初の15kWhまで | 355.04円 | 373.73円 |
15kWh超~120kWh | 21.68円 | 22.83円 |
120kWh超~300kWh | 27.79円 | 29.26円 |
300kWh超 | 31.65円 | 33.32円 |
やはり最低料金・従量料金とも大東エナジーが5%引きとなっています。一月あたりの電気使用量が120kWhだと140円ほど、300kWhでも400円ほど、450kWhだと650円ほど大東エナジーの方が安くなります。
次に従量電灯Bの比較は以下の通りです。
基本料金 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(関西電力) | |
1kVAあたり | 369.36円 | 388.80円 |
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(東京電力) | |
最初の120kWhまで | 19.44円 | 20.47円 |
120kWh超~300kWh | 23.51円 | 24.75円 |
300kWh超 | 26.91円 | 28.33円 |
従量電灯Aと同様に、基本料金も従量料金も、大東エナジーの方が安くなっています。例えば、契約アンペアが30Aの場合、一月あたりの電気使用量が120kWhだと240円ほど、300kWhでも460円ほど、450kWhだと670円ほど大東エナジーの方が安くなります。
中部電力の従量電灯Bと従量電灯Bを比較すると、以下の通りです。
基本料金 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(中部電力) | |
10A | – | 280.80円 |
15A | – | 421.20円 |
20A | – | 561.60円 |
30A | 800.28円 | 842.40円 |
40A | 1067.04円 | 1123.20円 |
50A | 1333.80円 | 1404.00円 |
60A | 1600.56円 | 1684.80円 |
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(中部電力) | |
最初の120kWhまで | 19.64円 | 20.68円 |
120kWh超~300kWh | 23.82円 | 25.08円 |
300kWh超 | 26.57円 | 27.97円 |
基本料金も従量料金も、大東エナジーの方が5%安くなっています。例えば、契約アンペアが30Aでひと月あたりの電気使用量が120kWhだと170円ほど、300kWhだと390円ほど、450kWhだと600円ほど大東エナジーの方が安くなります。
次に従量電灯Cの比較は以下の通りです。
基本料金 | ||
従量電灯C(大東エナジー) | 従量電灯C(中部電力) | |
1kVAあたり | 266.76円 | 280.80円 |
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯C(大東エナジー) | 従量電灯C(中部電力) | |
最初の120kWhまで | 19.64円 | 20.68円 |
120kWh超~300kWh | 23.82円 | 25.08円 |
300kWh超 | 26.57円 | 27.97円 |
従量電灯Bと同様に、基本料金も従量料金も、大東エナジーの方が安くなっています。例えば、契約アンペアが30Aの場合、一月あたりの電気使用量が120kWhだと210円ほど、300kWhでも440円ほど、450kWhだと650円ほど大東エナジーの方が安くなります。
九州電力の従量電灯Bと大東エナジーの従量電灯Bを比較すると、以下の通りです。
基本料金 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(九州電力) | |
10A | – | 291.60円 |
15A | – | 437.40円 |
20A | – | 583.20円 |
30A | 848.55円 | 874.80円 |
40A | 1131.40円 | 1166.40円 |
50A | 1414.26円 | 1458.00円 |
60A | 1697.11円 | 1749.60円 |
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯B(大東エナジー) | 従量電灯B(九州電力) | |
最初の120kWhまで | 16.67円 | 17.19円 |
120kWh超~300kWh | 22.00円 | 22.69円 |
300kWh超 | 24.86円 | 25.63円 |
基本料金も従量料金も、大東エナジーの方が若干安くなっています。例えば、契約アンペアが30Aで一月あたりの電気使用量が120kWhだと90円ほど、300kWhだと210円ほど、450kWhだと330円ほど大東エナジーの方が安くなります。
次に従量電灯Cの比較は以下の通りです。
基本料金 | ||
従量電灯C(大東エナジー) | 従量電灯C(九州電力) | |
1kVAあたり | 282.85円 | 291.60円 |
従量料金の料金単価 | ||
従量電灯C(大東エナジー) | 従量電灯C(九州電力) | |
最初の120kWhまで | 16.67円 | 17.19円 |
120kWh超~300kWh | 22.00円 | 22.69円 |
300kWh超 | 24.86円 | 25.63円 |
従量電灯Bと同様に、基本料金も従量料金も、大東エナジーの方が5%若干安くなっています。例えば、契約アンペアが30Aの場合、一月あたりの電気使用量が120kWhだと210円ほど、300kWhでも440円ほど、450kWhだと350円ほど大東エナジーの方が安くなります。
申し込むためには、主に「大東建託グループが管理する賃貸住宅と契約」「Webか電話で申込を行う」が必要です。
「いい部屋でんき」は、大東建託グループの賃貸住宅向けの電気供給サービスです。したがって、大東建託グループの賃貸住宅と契約するのがファーストステップとなります。また、電気契約時に契約番号が必要ですので、住宅契約時に渡されるチラシは保存しておきましょう。
入居日からいい部屋でんきを利用したければ、3日前までに申込を行う必要があります。
ホームページから申込を行います。また、いい部屋でんきカスタマーセンターまで電話し、申込書用紙を郵送してもらうことも可能です。電話で申し込んでから契約書類を郵送してもらい、必要事項を記入して返送します。
申込後、電気の供給開始は検針日となります。メールか書面で「契約内容確認書面」が送られてきますので、保管しましょう。
なお、前の電力会社への解約手続きは大東エナジーが行いますので、自分で手続きする必要はありません。
大東エナジー内部での契約容量やプランの変更、別会社への切り替え、引っ越し時の解約方法についてご説明します。
いい部屋でんきカスタマーセンターへ電話して変更を依頼します。
大東エナジーから別会社へ切り替える場合は、新たな電力会社に電話すれば解約手続きを代行してくれることが多いです。詳細は各電力会社の申込方法の詳細を確認してください。
部屋から退去すると同時に、いい部屋でんきも解約となります。
引っ越しの場合は、あえて大東エナジーに連絡する必要はありません。ただし入居したまま解約する場合には、事前にいい部屋でんきカスタマーセンターへ電話します。解約に際しての違約金は発生しません。ただし、一般送配電事業者から大東エナジーに対する工事費や託送料の精算があった場合には、費用が発生する可能性があります。
大東エナジーは大東建託の賃貸住宅限定サービスにはなりますが、既存のプランよりも一律で3%ないし5%安く設定されているため、おすすめの電気料金プランです。ただし引っ越しの際には改めて電力会社を選ぶ必要がある点には注意が必要となります。また、ポイントシステムやセット割などは現在のところ設けられていません。
したがって、より安くなる会社を探したい場合は他の新電力会社を含めて比較検討するとよいでしょう。料金体系がシンプルで分かりやすいので、比較対象とするのに大東エナジーはうってつけです。