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中央セントラルガスの電気料金プランは?申込から契約、解約までの流れ

 

今回の記事では、栃木県小山市に本社を置くガス会社である「中央セントラルガス株式会社」の電気料金プランについてご紹介します。

大東ガス株式会社は1979年に創立され、これまでは栃木県や神奈川県などの一部地域を中心にガスの供給などを手がけてきました。2016年4月に電力の小売自由化が開始されると、「セントラルパワー」のブランド名で電力の小売事業にも参入。今回は、中央セントラルガスの電気料金プランのメリットや、既存プランと比較した場合の料金の違いをご説明します。

目次

中央セントラルガスの料金プランやサービスの特徴は?

中央セントラルガスの電気料金プランの特徴は、電気使用量が増えると電気料金から割引される点です。基本料金や従量料金の料金単価は既存の東京電力と変わりませんが、250kWh~999kWhだと5%、1000~1499kWhだと10%、1500kWh以上で12%引きとなります。

中央セントラルガスの電気販売エリア

東京電力エリアが電気販売エリアに設定されています。具体的には、離島を除く東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県の一部(富士川以東)が対象となっています。

中央セントラルガスのオススメ電気料金プラン

中央セントラルガスの料金プランは、従量電灯BおよびCの2種類です。どちらも既存の東京電力の料金体系と全く同じ設定です。前述の通り、ひと月の電気使用量が250kWhを超えると割引となります。

既存の地域電力会社との徹底比較

既存の東京電力、関西電力、中部電力、九州電力の代表的なプラン(九電以外は東京電力エリアで販売されているプラン)と、中央セントラルガスの従量電灯Bを比較してみます。また、東京電力のみ従量電灯C同士の比較も行います。

東京電力との比較

東京電力の従量電灯Bと中央セントラルガスの従量電灯Bを比較したとき、料金の違いは以下の通りです。

基本料金
従量電灯B(中央セントラルガス) 従量電灯B(東京電力)
10A 280.80円 280.80円
15A 421.20円 421.20円
20A 561.60円 561.60円
30A 842.40円 842.40円
40A 1123.20円 1123.20円
50A 1404.00円 1404.00円
60A 1684.80円 1684.80円
従量料金の料金単価
従量電灯B(中央セントラルガス) 従量電灯B(東京電力)
最初の120kWhまで 19.52円 19.52円
120kWh超~300kWh 26.00円 26.00円
300kWh超 30.02円 30.02円

基本料金・従量料金とも両社全く同じように設定されています。250kWh~999kWhですと5%引きになるので、その分だけ中央セントラルガスの方が安くなります。例えば契約アンペアが30Aで、ひと月あたりの電気使用量が300kWhだと390円ほど、450kWhだと990円ほど中央セントラルガスの方が安くなります。

次に従量電灯Cの比較は以下の通りです。

基本料金
従量電灯C(中央セントラルガス) 従量電灯C(東京電力)
6kVA 1684.80円 1684.80円
1kVAあたり 280.80円 280.80円
従量料金の料金単価
従量電灯C(中央セントラルガス) 従量電灯C(東京電力)
最初の120kWhまで 19.52円 19.52円
120kWh超~300kWh 26.00円 26.00円
300kWh超 30.02円 30.02円

やはり両社全く同じ料金設定です。5%割引があるので、6kVA契約でひと月あたりの電気使用量が300kWhだと440円ほど、450kWhだと1070円ほど中央セントラルガスの方が安くなります。

関西電力(はぴeプラス)との比較

関西電力が東京電力エリアで提供しているプラン「はぴeプラス」と、中央セントラルガスの従量電灯Bを比較すると以下の通りです。

基本料金
従量電灯B(中央セントラルガス) はぴeプラス(関西電力)
10A 280.80円
15A 421.20円
20A 561.60円
30A 842.40円
40A 1123.20円
50A 1404.00円
60A 1684.80円
6kWまで 1188.00円
6kWをこえる1kW 388.80円
従量料金の料金単価
従量電灯B(中央セントラルガス) はぴeプラス(関西電力)
最初の120kWhまで 19.52円 21.78円
120kWh超~300kWh 26.00円
300kWh超 30.02円 30.24円

基本料金の仕様が異なるので一概に比較できないのですが、従量料金は120kWh以下か300kWh超ですと中央セントラルガスの方が安くなります。その結果、どの電気使用量でも中央セントラルガスがお得です。

例えば、30A(はぴeプラスで6kwとする)で毎月120kWhだと620円ほど、300kWhだと250円ほど、450kWhだと880円ほど中央セントラルガスの方が安いです。

中部電力との比較

中部電力が東京電力エリアで提供している「カテエネプラン」と中央セントラルガスの従量電灯Bを比較すると、以下の通りです。

基本料金
従量電灯B(中央セントラルガス) カテエネプラン(中部電力)
10A 280.80円
15A 421.20円
20A 561.60円
30A 842.40円 788.40円
40A 1123.20円 1051.20円
50A 1404.00円 1314.00円
60A 1684.80円 1576.80円
従量料金の料金単価
従量電灯B(中央セントラルガス) カテエネプラン(中部電力)
最初の120kWhまで 19.52円 19.42円
120kWh超~300kWh 26.00円 25.00円
300kWh超 30.02円 26.00円

基本料金・従量料金とも中部電力の方が安く設定されているのですが、250kWh以降の割引があるために中央セントラルガスの方が安くなるケースもあります。249kWhまでは中部電力の方が安く、250kWh~506kWhでは中央セントラルガスの方が安いです(それ以降999kWhまでは中部電力が安いのですが、一般家庭ではありえない電気使用量のため詳細は割愛)。

例えば契約アンペアが30Aだとすると、毎月120kWhの場合は66円ほど中部電力が安く、300kWhの場合は150円ほど、450kWhの場合は140円ほど中央セントラルガスの方が安いです。

九州電力との比較

九州電力は東京電力エリアで電気の販売を行っていませんが、試しに九州電力の従量電灯Bと中央セントラルガスの従量電灯Bを比較してみます。

基本料金
従量電灯B(中央セントラルガス) 従量電灯B(九州電力)
10A 280.80円 291.60円
15A 421.20円 437.40円
20A 561.60円 583.20円
30A 842.40円 874.80円
40A 1123.20円 1166.40円
50A 1404.00円 1458.00円
60A 1684.80円 1749.60円
従量料金の料金単価
従量電灯B(中央セントラルガス) 従量電灯B(九州電力)
最初の120kWhまで 19.52円 17.19円
120kWh超~300kWh 26.00円 22.69円
300kWh超 30.02円 25.63円

このように、基本料金は中央セントラルガスの方が、従量料金については九州電力の方が安いです。

中央セントラルガスへの申込方法の流れ

申し込むためには、主に「担当営業者か近くの営業所に連絡する」「切り替え手続きを行ってもらう」が必要です。ただしスマートメーターの設置は業者が担当します。なお、中央セントラルガスのプランにはオール電化プランはないので、切り替える場合は注意が必要です。

担当営業者か近くの営業所に連絡する

ガスの担当営業者か、近くの営業所に連絡することで申込書をもらい、記入して提示します。営業所の電話番号はこちらのページから確認してください。

切り替え手続きを行ってもらう

中央セントラルガス側が中心となって、手続きや工事を進めます。申込完了後、約1~2ヵ月で供給開始となります。

新電力への変更方法、解約方法の流れ

中央セントラルガス内部での契約容量やプランの変更、別会社への切り替え、引っ越し時の解約方法についてご説明します。

契約内容を変更する場合

契約内容を変更する場合は、近くの営業所か担当営業に連絡してください。1年未満で契約アンペア数を減少させる場合、工事が必要な場合は工事費の一部を請求されることがあります。

中央セントラルガスから別会社へ切り替える場合(引っ越しなし)

中央セントラルガスから別会社へ切り替える場合は、新たな電力会社に電話すれば解約手続きを代行してくれることが多いです。詳細は各電力会社の申込方法の詳細を確認してください。

引っ越しをする場合

近くの営業所か担当営業に連絡してください。

解約する場合

終了日の7日前までに、近くの営業所か担当営業に連絡してください。違約金はかかりませんが、1年未満で解約する場合は工事費の一部を負担するケースもあります。

まとめ

中央セントラルガスは、250kWh以上使用する世帯であれば値段的にお得な料金プランと言えます。特に400kWh以上使用する場合、東京電力よりも毎月1000円程度下がりますので、新電力会社のなかでも割引幅は大きい方です。その一方で、250kWh未満の世帯であれば切り替えメリットは全くありません。

現状毎月12000円以上電気代を支払っている場合のみ、中央セントラルガスを候補の一つとして切り替えを検討するとよいでしょう。