電気代節約

丸紅新電力の電気料金プランは?申込から契約、解約までの流れ

今回の記事では、北陸電力、四国電力、沖縄電力エリア以外の全国に電力供給を行っている「丸紅新電力(丸紅新電力株式会社)」の電気料金プランをご紹介します。

丸紅新電力株式会社は丸紅グループの一社で、2002年に新電力事業に参入、2016年からは電力自由化に伴って一般家庭への電力供給を開始しました。既存の電力会社と同じ従量電灯B(一般家庭向け)や従量電灯C(電気使用量の多い世帯や事業者向け)を揃えているのですが、スタジオジブリと提携して木や森の保全に役立てるためのプランも設けられています。

丸紅新電力の料金プランやサービスの特徴は?

丸紅新電力の電気料金プランの特徴は以下の2点です。

2通りのプランから選べる

丸紅新電力には、「プランS」と「プランG」があります。どちらのプランにも従量電灯Bと従量電灯Cが設けられているので、一つのエリアにつき4種類の電気料金プランが存在することになります。

プランSはいわゆる一般的なプランで、プランGは環境保全活動に役立てるためのプランであるとされています。スタジオジブリと提携し、ジブリ美術館に電力提供、「となりのトトロ」の舞台とされる埼玉県・狭山の森林保全を支援するとのことです。プランGに加入すると、スタジオジブリが監修して作成された国産材製のオリジナル一輪挿しがもらえます。

電気使用量が増えないと安くなりにくい

金額的には、既存の電力会社と比較して安くなりにくい傾向にあります。事業者向けのプランS・従量電灯Cや九州電力エリアの各プランを除くと、200~400kWh以上電気を使用しないといけません。なお、プランGはプランSよりも割高です。

丸紅新電力の電気販売エリア

北陸電力、四国電力、沖縄電力の各エリアを除く全国が電気販売エリアとなっています。具体的には、北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、九州電力エリアです。

丸紅新電力のオススメ電気料金プラン

丸紅新電力には、エリアごとにプランSとプランGが存在します。しかし、ここではプランSの従量電灯BおよびCのみ紹介させていただきます。一般的なプランであるプランSと、環境保全活動を支援する名目のプランGがありますが、プランGはそれほどおすすめできません。

前述の通り、プランGは割高であるだけでなく「環境保全活動」の内容が不透明です。経済的なメリットが少なく、どれほど環境保全の支援になるかも見えないのであれば、プランGを選ぶ積極的な意義を見出しづらいのが実情です。

従量電灯B(プランS)

一般家庭向けのプランに当たります。基本料金はむしろ既存プランより割高になることも少なくありませんが、従量料金が若干割安に設定されています。特に、300kWh超となると既存プランより大幅に安くなる傾向にあります。

従量電灯C(プランS)

主に事業者向けのプランに当たります。基本料金は既存プランとほぼ同一で、従量料金は300kWh超で安くなるエリアが多いです。結果として、300kWhまでは全体の料金も同一、それ以降丸紅新電力の方が安くなります。

既存の地域電力会社との徹底比較

丸紅新電力の料金プランを、既存の東京電力・関西電力・中部電力・九州電力の料金プランと比較します。

東京電力との比較

東京電力の従量電灯Bと丸紅新電力の従量電灯B(プランS・プランG)を比較したとき、料金の違いは以下の通りです。

基本料金
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(東京電力)
プランSプランG
10A1123.20円1231.20円280.80円
15A1123.20円1231.20円421.20円
20A1123.20円1231.20円561.60円
30A1123.20円1231.20円842.40円
40A1123.20円1231.20円1123.20円
50A1404.00円1512.00円1404.00円
60A1684.80円1792.80円1684.80円
従量料金の料金単価
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(東京電力)
プランSプランG
最初の120kWhまで19.43円19.43円19.52円
120kWh超~300kWh25.91円25.91円26.00円
300kWh超26.99円30.02円

プランSの場合、基本料金は30Aまで東京電力の方が安く、40A以降は同一料金となっています。従量料金の料金単価は一貫して丸紅新電力の方が安く、特に300kWh超で4円以上の差になっています。契約アンペアが30Aだとすると、計算上では電気使用量361kWhまで東京電力の方が安く、362kWh以降は逆転して丸紅新電力の方が安くなっていきます。

プランGの場合、基本料金は一貫して東京電力の方が安いです。従量料金の料金単価は、やはり一貫して丸紅新電力の方が安く設定されています。契約アンペアが30Aだとすると、電気使用量419kWhまでは東京電力の方が安く、420kWh以降は逆転して丸紅新電力の方が安くなります。

次に従量電灯Cの比較は以下の通りです。

基本料金
従量電灯C(丸紅新電力)従量電灯C(東京電力)
プランSプランG
1kVAあたり280.80円280.80円280.80円
追加の固定料金108.00円
従量料金の料金単価
従量電灯C(丸紅新電力)従量電灯C(東京電力)
プランSプランG
最初の120kWhまで19.43円19.43円19.52円
120kWh超~300kWh25.91円25.91円26.00円
300kWh超26.85円26.99円30.02円

プランSの基本料金は東京電力と全く同一で、従量料金の料金単価は東京電力より低く設定されています。その結果、従量電灯Cにおいては電気使用量にかかわらず一貫して丸紅新電力の方が安くなります。

プランGの場合、基本料金は同一なのですが固定料金108.00円が加わります。従量料金の料金単価は一貫して東京電力より安いのですが、契約アンペアが30Aだとすると、合計料金は338kWhまで東京電力の方が安く、339kWh以降は丸紅新電力の方が安くなります。

関西電力との比較

関西電力の従量電灯Aと、丸紅新電力の従量電灯Aを比較すると以下の通りとなります。

基本料金
従量電灯A(丸紅新電力)従量電灯A(完済電力)
プランSプランG
1契約当たり基本料金6510.24円6618.24円
従量料金の料金単価
従量電灯A(丸紅新電力)従量電灯A(関西電力)
プランSプランG
最初の15kWhまで0.00円0.00円373.73円
15kWh超~120kWh22.83円
120kWh超~250kWh29.26円
250kWh超~300kWh26.90円27.98円
300kWh超33.32円

関西電力エリアにおいては、料金体系が他のエリアと異なっています。関西電力の従量電灯Aで設定されている最低料金373.73円がなく、従量料金も250kWhまで無料である代わりに、基本料金として一律6510.24円(プランS)ないし6618.24円(プランG)がかかります。

その結果、関西電力エリアにおける丸紅新電力ではどんなに電気使用量が少なくても6000円以上かかってしまいます。契約アンペアが30Aだとすると、プランSだと247kWhまで、プランGだと251kWhまで関西電力の方が安いです。

次に従量電灯Bの比較は以下の通りです。

基本料金
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(関西電力)
プランSプランG
1kVAあたり388.80円388.80円388.80円
追加の固定料金108.00円
従量料金の料金単価
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(東京電力)
プランSプランG
最初の120kWhまで20.47円20.47円20.47円
120kWh超~300kWh23.82円23.82円24.75円
300kWh超25.34円26.42円28.33円

プランSの基本料金は関西電力と全く同一で、120kWh以降の従量料金の料金単価は関西電力より低く設定されています。その結果、従量電灯Bにおいては、120kWh以降となると一貫して丸紅新電力の方が安くなります。

プランGの場合、基本料金は同一なのですが固定料金108.00円が加わります。従量料金の料金単価は120kWh以降関西電力より安くなるのですが、契約アンペアが30Aだとすると合計料金は236kWhまで関西電力の方が安く、237kWh以降は丸紅新電力の方が安くなります。

中部電力との比較

中部電力の従量電灯Bと丸紅新電力の従量電灯Bを比較すると、以下の通りです。

基本料金
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(中部電力)
プランSプランG
10A1123.20円1231.20円280.80円
15A1123.20円1231.20円421.20円
20A1123.20円1231.20円561.60円
30A1123.20円1231.20円842.40円
40A1123.20円1231.20円1123.20円
50A1404.00円1512.00円1404.00円
60A1684.80円1792.80円1684.80円
従量料金の料金単価
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(中部電力)
プランSプランG
最初の120kWhまで20.68円20.68円20.68円
120kWh超~300kWh25.08円25.08円25.08円
300kWh超25.70円26.78円27.97円

プランSの場合、基本料金は30Aまで中部電力の方が安く、40A以降は同一料金となっています。従量料金の料金単価は300kWhまで同一で、300kWh以降になると2円以上丸紅新電力の方が安くなります。契約アンペアが30Aだとすると、計算上では電気使用量423kWhまで中部電力の方が安く、424kWh以降は逆転して丸紅新電力の方が安くなっていきます。

プランGの場合、基本料金は一貫して中部電力の方が安いです。従量料金の料金単価は、やはり300kWhまでは同一、それ以降は丸紅新電力の方が安く設定されています。契約アンペアが30Aだとすると、電気使用量626kWhまでは東京電力の方が安く、627kWh以降は逆転して丸紅新電力の方が安くなります。

次に従量電灯Cの比較は以下の通りです。

基本料金
従量電灯C(丸紅新電力)従量電灯C(中部電力)
プランSプランG
1kVAあたり280.80円280.80円280.80円
追加の固定料金108.00円
従量料金の料金単価
従量電灯C(丸紅新電力)従量電灯C(中部電力)
プランSプランG
最初の120kWhまで20.68円20.68円20.68円
120kWh超~300kWh25.08円25.08円25.08円
300kWh超26.19円27.27円27.97円

プランSの基本料金は中部電力と全く同一で、従量料金の料金単価は300kWhまで全く同じで、それ以降1.78円丸紅新電力の方が安くなります。契約アンペアが30Aだとすると、合計料金も300kWhまで全く同じで、それ以降丸紅新電力の方が安くなっていきます。

プランGの場合、基本料金は同一なのですが固定料金108.00円が加わります。従量料金の料金単価は300kWh以降中部電力より安くなるのですが、契約アンペアが30Aだとすると合計料金は454kWhまで中部電力の方が安く、455kWh以降は丸紅新電力の方が安くなります。

九州電力との比較

九州電力の従量電灯Bと丸紅新電力の従量電灯Bを比較すると、以下の通りです。

基本料金
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(九州電力)
プランSプランG
10A874.80円291.60円
15A874.80円437.40円
20A874.80円583.20円
30A874.80円982.80円874.80円
40A1166.40円1274.40円1166.40円
50A1458.00円1566.00円1458.00円
60A1749.60円1857.60円1749.60円
従量料金の料金単価
従量電灯B(丸紅新電力)従量電灯B(九州電力)
プランSプランG
最初の120kWhまで17.13円17.13円17.19円
120kWh超~300kWh22.35円22.35円22.69円
300kWh超23.18円24.26円25.63円

プランSの場合、基本料金は20Aまで九州電力の方が安く、30A以降は同一料金となっています。従量料金の料金単価は一貫して丸紅新電力の方が安く、特に300kWh超で2円以上の差がついています。契約アンペアが30Aだとすると、契約アンペアが一般的な30Aだとすると、合計料金も300kWhまで全く同じで、それ以降丸紅新電力の方が安くなっていきます。

プランGの場合、基本料金は一貫して九州電力の方が安いです。従量料金の料金単価は、やはり一貫して丸紅新電力の方が安く設定されています。契約アンペアが30Aだとすると、電気使用量328kWhまでは九州電力の方が安く、329kWh以降は逆転して丸紅新電力の方が安くなります。

次に従量電灯Cの比較は以下の通りです。

基本料金
従量電灯C(丸紅新電力)従量電灯C(九州電力)
プランSプランG
1kVAあたり291.60円291.60円291.60円
従量料金の料金単価
従量電灯C(丸紅新電力)従量電灯C(九州電力)
プランSプランG
最初の120kWhまで16.20円16.20円17.19円
120kWh超~300kWh20.90円20.90円22.69円
300kWh超23.37円24.45円25.63円

プランSの基本料金は九州電力と全く同一で、従量料金の料金単価は一貫して九州電力より安いです。契約アンペアが30Aだとすると、合計料金も電気使用量にかかわらず一貫して丸紅新電力の方が安くなります。

プランGの場合も、基本料金は九州電力と全く同一で、従量料金の料金単価は一貫して九州電力より安いです。やはり、一貫して丸紅新電力の従量電灯Cは安くなる計算です。

丸紅新電力への申込方法の流れ

申し込むためには、主に「検針票を手元に用意する」「Webで申込を行う」「スマートメーターを設置する」が必要です。ただし、スマートメーターの設置は既存の電力会社がやってくれます。

検針票を手元に用意する

申込のときに、現状の契約情報を入力する必要があります。したがって、電気料金について記載された検針票を手元に用意してください。

Webで申込を行う

丸紅新電力のホームページから申込を行います。現在の電力会社の解約手続きは、丸紅新電力が代行してくれます。

スマートメーターを設置する

スマートメーターが設置されていない場合は、交換手続きを既存の電力会社が実施します。事前に、作業日時について連絡が入りますが、必ずしも作業の際に立ち会う必要はありません。

作業完了後、最初の検針日から丸紅新電力へ切り替えられます。供給開始から1~2週間後に契約通知、マイページアカウント登録書が郵送されます。

新電力への変更方法、解約方法の流れ

丸紅新電力内部での契約容量やプランの変更、別会社への切り替え、引っ越し時の解約方法についてご説明します。

契約内容を変更する場合

カスタマーセンターへ電話して変更を依頼します。なお、新規契約ないし契約変更から1年未満で契約電力や契約容量を変更する場合、既存電力会社から丸紅新電力へ請求された料金や工事費を支払う必要の生じるケースがあります。

丸紅新電力から別会社へ切り替える場合(引っ越しなし)

丸紅新電力から別会社へ切り替える場合は、新たな電力会社に電話すれば解約手続きを代行してくれることが多いです。詳細は各電力会社の申込方法の詳細を確認してください。

引っ越しをする場合

ホームページの申込フォームから申込を行います。疑問点はカスタマーセンターへ電話して問い合わせてください。

解約する場合

他社へ切り替える場合は、前述の通り丸紅新電力へ連絡する必要はありません。それ以外の場合は、カスタマーセンターへ電話して問い合わせてください。

まとめ

丸紅新電力の料金設定は、他社と比較して全体的にそれほど安いとは言えません。例えば東京電力エリアで見ると、400kWh以上毎月電気を使用しないと東京電力より安くならず、コスト面のメリットは見出しづらいのが実情です。

また、環境保全支援が売りのプランGですが、これも肝心の環境保全内容が乏しいでしょう。2017年4月現在では「三鷹の森ジブリ美術館の支援」「トトロの森保全活動支援」の2つのみです。東京電力でもCSR活動として尾瀬の環境保全を続けており、丸紅新電力の取り組みが(わざわざ割高なプランを別に用意するほど)特別なものではありません。

ただし、平日の朝8時から夜22時までほとんど家に誰もいない=電気使用量が少ない世帯であれば、夜得ホームプランの利用を検討してもよいでしょう。

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