電気代節約

千葉電力の電気料金プランは?申込から契約、解約までの流れ

今回の記事では、2015年に設立されたばかりで千葉県八千代市に本社を構える千葉電力株式会社が取り扱う「千葉電力」の電気料金プランをご紹介します。

2016年6月より電気小売事業に乗り出し、母体となっている太陽光発電の施工販売会社とのシナジー効果を目指しています。再生エネルギー供給の割合を増やすことと、千葉県におけるエネルギーの地産地消が理念です。

千葉電力の料金プランやサービスの特徴は?

千葉電力の電気料金プランの特徴は、3つあります。

電気使用量が多くなるほど従量料金が安くなる

東京電力の各種プランと比較すると、基本料金は全く同一であるものの、電気使用量が多くなるほど従量料金が安くなる点に特徴があります。

例えば、東京電力の一般家庭向けプランである従量電灯Bと、千葉電力の従量電灯Bに当たる「ミディアムライフプラン」と比較してみましょう。東京電力では120kWhまでが19.52円、300kWhまでが26.00円、300kWh超が30.02円。それに対し、千葉電力では300kWhまでが21.06円、300kWh超が27.02円となっています。

最初の120kWhまでは東京電力の方が安いのですが、それ以上になるとじょじょに千葉電力の方が安くなります。従量電灯B以外でも、おおむね同様の傾向が見られます。詳細は後述します。

オール電化機器に対応したプランがある

2016年以降に参入してきた新電力会社の多くは、オール電化に対応した料金プランがありません。そのため、オール電化機器を備えた家は東京電力よりお得になるはずの新電力会社を利用できないことがあるのですが、千葉電力ではオール電化に対応した「ナイトライフプラン」が存在します。

東京電力の同様プランと比較して、夜間時間の料金単価がさらに低く設定されています。

支払い方法は口座引き落としのみ

支払いは口座引き落としのみで、クレジットカードを使うことができません。

千葉電力の電気販売エリア

東京電力エリアが千葉電力の電気販売エリアです。

離島を除く東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県の一部(富士川以東)が対象となっています。

千葉電力のオススメ電気料金プラン

千葉電力の一般家庭向け電気料金プランは、東京電力の従量電灯Bに当たる「ミディアムライフプラン」と従量電灯Cに当たる「ハイライフプラン」、オール電化対応の「ナイトライフプラン」、使用電力量に応じた基本料金となる「フューチャーライフプラン」の4種類が中心となっています。

ミディアムライフプラン

ミディアムライフプランは一般家庭向けの電気料金プランで、従来の東京電力の従量電灯Bに当たります。基本料金は同一で、従量料金の料金単価は120kWhまでは約1.5円高くなり、それ以降は約3.0~5.0円安くなります。

例えば30Aの契約で450kWhの電気使用量だとすると、1000円以上千葉電力の方が安くなります。

なお、2016年11月以降、申込多数により20A・30Aの新規申込および変更申込を受け付けなくなっています(2017年3月現在継続中)。

ハイライフプラン

ハイライフプランは事業者向けの電気料金プランで、東京電力の従量電灯Cに当たります。基本料金は両者全く同一で、さらにハイライフプランの従量料金はミディアムライフプランと同じ、従量電灯Cの従量料金は従量電灯Bと同じですので、ハイライフプランと従量電灯Cの差も一緒です。

ナイトライフプラン

ナイトライフプランは一般家庭向けの電気料金プランで、現在の東京電力「スマートライフプラン」に当たります。

基本料金や昼間時間(午前6時~午前1時)の従量料金は両者全く同一で、夜間時間(午前1時~6時)の従量料金の単価は千葉電力の方が0.88円低く設定されています。

フューチャーライフプラン

フューチャーライフプランは一般家庭向けの電気料金プランで、スマートメーターで計測された使用電力量に応じて、毎月契約電力を決定し直すプランです。30分ごとに計測されている「使用電力量」のうち、月間で最も大きい値を2倍した値を「最大需要電力」と呼びます。

当月の最大需要電力と、その前11ヵ月の最大需要電力を比較して、大きい方の値を契約電力(kW)として設定する方式が採用されています。

120kWhまでの従量料金が、ミディアムライフプランやナイトライフプランよりも約2円高く設定されています。そのため、最大需要電力を下げることによって基本料金を節約できたとしても、従量料金が高くなってしまうのであまり差が出なくなります。現在の料金設定では、積極的に従量電灯Bから乗り換える必然性は見いだせません。

既存の地域電力会社との徹底比較

既存の東京電力、関西電力、中部電力、九州電力の代表的なプラン(九電以外は東京電力エリアで販売されているプラン)と、千葉電力のスタンダードプランを比較してみます。

東京電力との比較

東京電力の従量電灯Bと千葉電力のミディアムライフプランを比較したとき、料金の違いは以下の通りです。

基本料金
ミディアムライフプラン(千葉電力)従量電灯B(東京電力)
20A561.60円561.60円
30A842.40円842.40円
40A1123.20円1123.20円
50A1404.00円1404.00円
60A1684.80円1684.80円
料金単価
ミディアムライフプラン(千葉電力)従量電灯B(東京電力)
最初の120kWhまで21.06円19.52円
120kWh超~300kWh26.00円
300kWh超25.31円30.02円

基本料金は変化がなく、従量料金は120kWhまで東京電力、それ以降は千葉電力の方が安いです。例えば、契約アンペアが30Aだとすると、基本料金+従量料金の金額は以下の表の通りです。

基本料金+従量料金
ミディアムライフプラン(千葉電力)従量電灯B(東京電力)
120kWh3369.6円3184.8円
300kWh7160.4円7864.8円
450kWh11213.4円12367.8円

120kWhでは東京電力の方が180円あまり安く、300kWhでは約700円、450kWhでは約1150円千葉電力の方が安いです。単純計算では、158kWh以降千葉電力が安くなります。電気使用量が多くなるほど、千葉電力に乗り換えた方がお得であるということになります。

従量電灯Cとハイライフプランの比較は以下の通りです。

基本料金
ハイライフプラン(千葉電力)従量電灯C(東京電力)
1kVAあたり280.80円280.80円
料金単価
ハイライフプラン(千葉電力)従量電灯C(東京電力)
最初の120kWhまで21.06円19.52円
120kWh超~300kWh26.00円
300kWh超25.31円30.02円

見ての通り、基本料金は両者同一、従量料金はミディアムライフプラン・従量電灯Bと全く同じなので、両者の料金の差もミディアムライフプラン・従量電灯Bの差と同じです。

続けて、スマートライフプランとナイトライフプランの比較は以下の通りです。

基本料金
ナイトライフプラン(千葉電力)スマートライフプラン(東京電力)
1kwあたり450.00円450.00円
2kw900.00円900.00円
4kw1800.00円1800.00円
6kw2700.00円2700.00円
8kw3600.00円3600.00円
料金単価
ナイトライフプラン(千葉電力)スマートライフプラン(東京電力)
昼間時間

(午前6時~1時)

25.33円25.33円
夜間時間

(午前1時~6時)

16.58円17.33円

基本料金および昼間の従量料金は全く同一で、夜間の従量料金のみ千葉電力の方が0.75円安い状態になっています。

関西電力(はぴeプラス)との比較

関西電力が東京電力エリアで提供しているプラン「はぴeプラス」と、千葉電力のミディアムライフプランを比較すると以下の通りです。

基本料金
ミディアムライフプラン(千葉電力)はぴeプラス(関西電力)
20A561.60円
30A842.40円
40A1123.20円
50A1404.00円
60A1684.80円
6kWまで1188.00円
6kWをこえる1kWにつき388.80円
料金単価
ミディアムライフプラン(千葉電力)はぴeプラス(関西電力)
最初の120kWhまで21.06円21.78円
120kWh超~300kWh
300kWh超25.31円30.24円

基本料金の仕様が異なるので一概に比較できないのですが、はぴeプラスでは最低料金が1188.00円と高めです。従量料金は、どの電気使用量でも千葉電力の方が安くなります。

例えば、30A(はぴeプラスで6kwとする)で毎月450kWhとすると、千葉電力は11213.4円、はぴeプラスは12258.00円となり、1000円あまり千葉電力の方が安いです。

中部電力(カテエネプラン)との比較

中部電力が東京電力エリアで提供している「カテエネプラン」と千葉電力のミディアムライフプランを比較すると、以下の通りです。

基本料金
ミディアムライフプラン(千葉電力)カテエネプラン(中部電力)
20A561.60円
30A842.40円788.40円
40A1123.20円1051.20円
50A1404.00円1314.00円
60A1684.80円1576.80円
料金単価
ミディアムライフプラン(千葉電力)カテエネプラン(中部電力)
最初の120kWhまで21.06円19.42円
120kWh超~300kWh25.00円
300kWh超25.31円26.00円

基本料金は若干中部電力の方が安く、従量料金については120kWhまでは中部電力、それ以降は千葉電力の方が安くなります。例えば、契約アンペアが30Aで電気使用量が450kWhだとすると、千葉電力は11213.4円で中部電力は11368.00円となります。

九州電力との比較

九州電力は東京電力エリアで電気の販売を行っていませんが、試しに九州電力の従量電灯Bと千葉電力のミディアムライフプランを比較してみます。

基本料金
ミディアムライフプラン(千葉電力)従量電灯B(九州電力)
20A561.60円583.20円
30A842.40円874.80円
40A1123.20円1166.40円
50A1404.00円1458.00円
60A1684.80円1749.60円
料金単価
ミディアムライフプラン(千葉電力)従量電灯B(九州電力)
最初の120kWhまで21.06円17.19円
120kWh超~300kWh25.00円
300kWh超25.31円26.00円

基本料金・従量料金とも千葉電力の方が安いです(120kWhまでの従量料金を除く)。ただし、対象エリアが異なっているため、一概に比較することはできません。

千葉電力への申込方法の流れ

申し込むためには、主に「WEBか電話で申込書を請求する」「検針票を用意する」「申込用紙の記入と郵送」「スマートメーターを設置する」が必要です。ただしスマートメーターの設置は業者が担当します。

WEBか電話で申込書を請求する

まず、ホームページにある問い合わせフォームか電話(0120-318-391)で申込用紙を請求します。

検針票を用意する

申込用紙の記入項目として、現在の契約内容や数字22桁の供給地点特定番号、契約番号(お客さま番号)などを書き入れる必要があります。そのため、あらかじめこれらの情報が記載されている直近の検針票を手元に用意しておきましょう。

申込用紙の記入と郵送

送られてきた申込用紙に必要事項を記入し、返送します。

スマートメーターを設置する

スマートメーターが設置されていない場合、業者が取り替え工事を実施します。工事が必要ない場合は4日程度、工事が必要な場合は2週間程度で電気の切り替え手続きが完了します。解約手続きは千葉電力が代行してくれます。

新電力への変更方法、解約方法の流れ

千葉電力内部での契約容量やプランの変更、別会社への切り替え、引っ越し時の解約方法についてご説明します。

契約容量やプランを変更する場合

契約容量や料金プランを変更する場合は、公式ホームーページの問い合わせフォームか電話(0120-318-391)で連絡してください。

千葉電力から別会社へ切り替える場合(引っ越しなし)

千葉電力から別会社へ切り替える場合は、新たな電力会社に電話すれば解約手続きを代行してくれることが多いです。新たな電力会社の申込方法をチェックしてください。

引っ越しする場合

公式ホームーページの問い合わせフォームか電話(0120-318-391)で連絡してください。電気供給開始希望年月日に引っ越し先での供給を開始できるように手続きしてくれます。

解約する場合

公式ホームページの問い合わせフォームか電話(0120-318-391)で連絡してください。

1年以内に解約する場合、10800円(税込)の違約金が発生します。

まとめ

千葉電力の料金プランは、毎月の電力使用量が200kWhを超えるような家庭であれば検討に値すると言えるでしょう。電力使用量が増えれば増えるほど、既存の東京電力と比較して値下げ幅が大きくなる可能性があります。

一方で、設立されたばかりの会社で安定性に疑問が残ることや、クレジットカードが使用できないこと、2017年3月現在20A・30Aの新規契約ができないこと、1年以内の解約で10800円取られることがネックです。

こうした点を勘案しますと、急いで千葉電力に乗り換える強い理由はあまり見出しにくくなります。ただし、もし再生エネルギーによる電力供給と「地産地消」が実現できると、千葉県民を中心に料金の引き下げが行われることも期待できます。

また、企業理念である「再エネ電力供給100%を目指し、ローコストエネルギー社会を実現します」ということばに共感できる人は、当社を応援する意味で申し込んでもよいでしょう。

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