電力小売自由化が始まったものの、どこの電力会社にしたらいいの?と迷っているそこのあなた!
既存の電力会社のままで、料金比較も何もしないってのはかなり損しているかもしれません。
今回紹介する「Looopでんき」は、なんと基本料金無料!今までの電力会社とは全く違った料金プランです。
そんな、「Looopでんき」のシンプルかつお得な料金プランを見ていきましょう。
Looopでんきは、実は2015年7月の事業開始から、高圧・特別高圧を中心に電力供給を行っています。
電力供給件数は増え続け、2017年度中には 5,500件 を超える設備に供給予定です。
2016年4月の全面自由化以降、低圧の申込みも、供給開始からすでに 46,000件を超える実績があります。
また、豊富に蓄積した発電量や天気予報の実績データをもとに、不安定な再生可能エネルギーの供給量やユーザーの需要量を予測し、長期的に安定した電力供給を可能にしています。
自然エネルギー事業体であるため、提供している電力に占める再生可能エネルギー比率が高いという特徴を持っています。
再生可能エネルギーのうち、国の固定価格買取制度の適応を受けたものを「FIT電気」と呼びますが、このFIT電気の割合が23.6%(2016年9月30日実績)となっています。
太陽光発電や風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーに関心の高い家庭には相性のよい電力会社であると言えるでしょう。
Looopでんきのおうちプランは、電気使用量が多くないと新電力に切り替えるメリットがないと思われている方がいるみたいですが、そんなことはありません!
電気をあまり使っていない一人暮らしの方でもメリットはきちんとあるのです。こちらはLOOOPでんきの公式サイトが発表していたデータなので、参考にしてください。
(関東エリア シミュレーション)
使用状態:30A・年間使用料が814kWhの場合
現在のプランの年間料金 約25,998円がLOOOPでんき「おうちプラン」だと22,164円と、約4,834円(18.6%↓)約2ヶ月分も削減されます。
※燃料費調整額、再生可能エネルギー促進賦課金は含んでいません。
このように、平均よりも使用量が少ない一人暮らしであっても、LOOOPでんきの「おうちプラン」に切り替えれば、しっかりメリットが出るのです。
下記のとおり、東京電力の従量電灯Bと比較すると、最初の120kWhまでだと東京電力の方が安いです。
そのため、全然電気を使わない方は電気料金が高くなる可能性があるので、気を付けてください。
といっても、1ヶ月120kWhに満たない家庭は実質ほとんどないでしょう。
一人暮らしの平均電力使用量をとっても軽く120kWhは超えるので、ほとんどの方が安くなるといっても過言ではありません。
料金単価 | ||
おうちプラン(Looopでんき) | 従量電灯B(東京電力) | |
最初の120kWhまで | 26.00円 | 19.52円 |
120kWh超~300kWh | 26.00円 | |
300kWh超 | 30.02円 |
北陸電力エリアと四国電力エリア、沖縄電力エリア、その他離島を除く日本全国で電気販売を行っています。
具体的には、北海道エリア、東北エリア、関東エリア、中部エリア、関西エリア、中国エリア、九州エリアといった電力会社の管内では、Looopでんきに申し込むことが可能です。
Looopでんきの電気料金プランの概要や特徴をご紹介します。
Looopでんきでは、従来の一般家庭用「従量電灯B(関西電力・中国電力では従量電灯A)」に対応した「おうちプラン」、事業者用「従量電灯C(関西電力・中国電力では従量電灯B)に対応した「ビジネスプラン」の二種類の電気料金プランを用意しています。
戸建てで住宅用太陽光発電システムを導入できる家庭であれば、先ほどご説明した二種類の割引プラン(「Looopでんき+ソーラー割」か「Looopでんき+LooopHome割」)のどちらかを適用するとさらに電気料金が安くなります。
おうちプランは、一般家庭向けの電気料金プランとなっています。
基本料金が0円で、従量料金の単価も300kWhを超えると既存の電力会社より低く設定されているのが特徴です。
したがって、300kWhを超えて多く電気を使うほど、Looopでんきの方に大きな割安感が出てきます。
これにLooopでんき+ソーラー割を適用すると、従量料金の料金単価が1円引き。
Looopでんき+LooopHome割を適用すると2円引きになるので、それほど電気を使わない家庭でもかなりLooopでんきの方が月間電気代が安くなります。
住宅用太陽光発電システムを導入できる一戸建ての世帯の方が、マンションの世帯よりもお得です。
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
北海道電力 | 0円 | 29円(税込) / kWh |
東北電力 | 0円 | 26円(税込) / kWh |
東京電力 | 0円 | 26円(税込) / kWh |
中部電力 | 0円 | 26円(税込) / kWh |
北陸電力 | 0円 | 21円(税込) / kWh |
関西電力 | 0円 | 22円(税込) / kWh |
中国電力 | 0円 | 24円(税込) / kWh |
四国電力 | 0円 | 24円(税込) / kWh |
九州電力 | 0円 | 23円(税込) / kWh |
ビジネスプランは飲食店などの事業者向けの電気料金プランです。
おうちプランと同様、基本料金が0円で、従量料金の単価は300kWhを超えると既存の電力会社より低くなってきます。
事業者ですと一月あたりの電気使用量が300kWh未満で済むことはほとんどないでしょうから、Looopでんきに切り替えたときの割引度合いは一般家庭より大きくなることが多いと考えられます。
エリア | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
北海道電力 | 0円 | 31円(税込) / kWh |
東北電力 | 0円 | 27円(税込) / kWh |
東京電力 | 0円 | 27円(税込) / kWh |
中部電力 | 0円 | 27円(税込) / kWh |
北陸電力 | 0円 | 22円(税込) / kWh |
関西電力 | 0円 | 23円(税込) / kWh |
中国電力 | 0円 | 25円(税込) / kWh |
四国電力 | 0円 | 25円(税込) / kWh |
九州電力 | 0円 | 24円(税込) / kWh |
既存の東京電力、関西電力、中部電力、九州電力の代表的なプランと、Looopでんきの二種類のプランを比較してみます。
比較においては、総務省統計局「家計調査」のデータによると、平均電力使用量は430~450kWh程度です。そのため、今回平均電力使用量を450kWhと想定し、算出してみました。
なお、Looopでんきのプランにはオール電化プランはないので、切り替える場合は注意が必要してください。
東京電力の従量電灯Bとおうちプランを比較したとき、従量料金の料金単価の違いは以下の通りです。
料金単価 | ||
おうちプラン(Looopでんき) | 従量電灯B(東京電力) | |
最初の120kWhまで | 26.00円 | 19.52円 |
120kWh超~300kWh | 26.00円 | |
300kWh超 | 30.02円 |
このように、最初の120kWhまでは東京電力の方が1kWhあたり6.48円、120kWh超~300kWhでは同じ、300kWh超でLooopでんきの方が4.02円安くなります。
したがって、契約アンペアを10Aや20Aなど小さくした家庭で、月々の電気使用量を300kWh前後にとどめることができれば東京電力の方が、30A以上の契約アンペアにしないといけない場合であればLooopでんきの方がお得です。
実際は10Aや20Aの契約アンペアで十分な家庭はほとんどないので(電子レンジの使用で15Aほど必要)、Looopでんきに切り替えることで電気料金が安くなる家庭は多いと考えられます。
例えば、30Aの契約で毎月450kWh使用(利用想定)したとすると、基本料金+従量料金の合計は東京電力で12367.8円、Looopでんきで11700円となり、月間電気代は667.8円Looopでんきの方が安い計算となります。
次に、東京電力の従量電灯Cとビジネスプランの比較は以下の通りです。
料金単価 | ||
ビジネスプラン(Looopでんき) | 従量電灯C(東京電力) | |
最初の120kWhまで | 27.00円 | 19.52円 |
120kWh超~300kWh | 26.00円 | |
300kWh超 | 30.02円 |
ビジネスプランの料金単価が、おうちプランよりも1円高くなっています。ただ、従量電灯Cについては、少ない電気使用量となる事業者はほとんどないはずです。
したがって、おうちプランと同様実際にはLooopでんきに切り替えると安くなることが多くなると考えられます。
3人世帯マンションの例
3人世帯戸建ての例
関西電力の従量電灯Aとおうちプランを比較したとき、従量料金の料金単価の違いは以下の通りです。
関西電力エリアは、関西電力の8/1からの値下げに伴い、Looopでんきも値下げされています。
料金単価 | ||
おうちプラン(Looopでんき) | 従量電灯A(関西電力) | |
15kWh超~120kWhまで | ||
120kWh超~300kWh | ||
300kWh超 |
このように、最初の120kWhまでは関西電力の方が1kWhあたり2.24円、120kWh超~300kWhではLooopでんきの方が4.19円、300kWh超でLooopでんきの方が7.94円安くなります。
従量料金の料金単価におけるアドバンテージは、関西電力では東京電力より小さくなっています。
120kWhまでの差も2円あまりと小さいためです。したがって、お得感としては東京電力管内より大きく持てることが多いでしょう。
例えば、毎月450kWh使用(利用想定)したとすると、基本料金+従量料金の合計は関西電力で11607.65円、Looopでんきで9,900円となり、月間電気代は1707.65円Looopでんきの方が安い計算となります。
次に、関西電力の従量電灯Bとビジネスプランの比較は以下の通りです。
料金単価 | ||
ビジネスプラン(Looopでんき) | 従量電灯B(関西電力) | |
最初の120kWhまで | ||
120kWh超~300kWh | ||
300kWh超 |
ビジネスプランの料金単価はおうちプランよりも1円高く、従量電灯Bの料金単価は従量電灯Aよりも2円から5円ほど安くなっています。
したがって、一般家庭ほどの差は出ませんが、それでもLooopでんきの方が安くなる局面が多いです。
中部電力の従量電灯Bとおうちプランを比較したとき、従量料金の料金単価の違いは以下の通りです。
料金単価 | ||
おうちプラン(Looopでんき) | 従量電灯B(中部電力) | |
最初の120kWhまで | 26.00円 | 20.68円 |
120kWh超~300kWh | 25.08円 | |
300kWh超 | 27.97円 |
このように、最初の120kWhまでは中部電力の方が1kWhあたり5.32円、120kWh超~300kWhでは中部電力の方が0.92円、300kWh超でLooopでんきの方が1.97円安くなります。
金額の幅は異なりますが、傾向としては東京電力と同様です。契約アンペアを20Aまでにとどめることが可能で、しかも月々の電気使用量が300kWh前後までであれば中部電力の方が、30A以上の契約アンペアになればLooopでんきの方がお得です。
これまでと同じく、30Aの契約で毎月450kWh使用(利用想定)したと仮定します。基本料金+従量料金の合計は中部電力で12033.9円、Looopでんきで11700円となり、月間電気代は333.9円Looopでんきの方が安い計算となります。
次に、中部電力の従量電灯Cとビジネスプランの比較は以下の通りです。
料金単価 | ||
ビジネスプラン(Looopでんき) | 従量電灯C(中部電力) | |
最初の120kWhまで | 27.00円 | 20.68円 |
120kWh超~300kWh | 25.08円 | |
300kWh超 | 27.97円 |
ビジネスプランの料金単価が、おうちプランよりも1円高くなっています。
ただ中部電力の従量電灯Cでは基本料金が高い(最低1684.8円)ため、やはりLooopでんきの方が安いです。
九州電力の従量電灯Bとおうちプランを比較したとき、従量料金の料金単価の違いは以下の通りです。
料金単価 | ||
おうちプラン(Looopでんき) | 従量電灯B(九州電力) | |
最初の120kWhまで | 23.00円 | 17.19円 |
120kWh超~300kWh | 22.69円 | |
300kWh超 | 25.63円 |
このように、最初の120kWhまでは九州電力の方が1kWhあたり5.81円、120kWh超~300kWhでは九州電力の方が0.31円、300kWh超でLooopでんきの方が2.63円安くなります。
やはり傾向は東京電力と同様です。契約アンペアを10Aや20Aなど小さくし、月々の電気使用量を300kWh前後にとどめることができれば九州電力の方が、30A以上の契約にしないといけない場合であればLooopでんきの方がお得です。
やはり現実的な仮定として、30Aの契約で毎月450kWh使用(利用想定)した例で考えてみます。基本料金+従量料金の合計は九州電力で10866.3円、Looopでんきで10350円となり、516.3円Looopでんきの方が安い計算となります。
次に、九州電力の従量電灯Cとビジネスプランの比較は以下の通りです。
料金単価 | ||
ビジネスプラン(Looopでんき) | 従量電灯C(九州電力) | |
最初の120kWhまで | 24.00円 | 17.19円 |
120kWh超~300kWh | 22.69円 | |
300kWh超 | 25.63円 |
ビジネスプランの料金単価が、おうちプランよりも1円高くなっています。
ただ中部電力の従量電灯Cでは基本料金が高い(最低1749.6円)ため、やはりLooopでんきの方が月間電気代は安いです。
申し込むためには、主に「検針票を用意する」「WEBで申込を行う」「スマートメーターを設置する」が必要です。
ただしスマートメーターの設置は業者が担当します。
数字22桁の供給地点特定番号、現在の電力会社における契約者の名前、契約番号(お客さま番号)を申込のときに入力する必要があります。事前に電気料金の検針票を用意してください。
入会金は必要ありませんし、元の電力会社の解約は申込後約1週間でLooopが代わりにやってくれます。
公式ホームページから申し込むことができます。申込後、約2週間でマイページおよびハガキで供給開始日についての連絡があります。
スマートメーターが設置されていない場合、業者からスマートメーター交換のための日程調整の連絡があります。
手続きがすべて完了すると、連絡のあった供給開始日よりLooopでんきの電気に切り替わります。
会社名 | 株式会社Looop(ループ)
Looop Inc |
設立日 | 2011年4月4日 |
代表者 | 代表取締役社長 中村創一郎 |
資本金 | 708,300,000円(2017年3月末現在) |
事業内容 | •太陽光発電システムの開発・販売・設置・管理
•電力事業(買取、卸売、小売) •自社発電所の開発・運営 •独立型太陽光発電システムと周辺機器のインターネット販売 •風力発電システムの開発・販売・設置・管理 •自然エネルギーを使用した商品の企画・開発・販売 •損害保険代理店事業(三井住友海上火災保険株式会社) |
登録資格 | 特定建設業 東京都知事許可 (特-25)第141119号
電気工事業 東京都知事許可 第269370号 宅地建物取引業 東京都知事許可 (1)第96183号 古物商許可 東京都公安委員会 第305471704268号 |
認定 | ISO14005(認証番号:PC12J0016)(認証範囲:本社) |
契約容量や料金プランを変更する場合は、「Looopでんき」カスタマーセンター(0120-707-454)へ電話連絡します。
Looopでんきから別会社へ切り替える場合は、新たな電力会社に電話すれば解約手続きを代行してくれることが多いです。
引っ越す10日前までに「Looopでんき」カスタマーセンター(0120-707-454)へ電話連絡します。
ただ、新規一戸建ての場合はいきなりLoopでんきに申し込むことができないため、まずは別の一般電気事業者と契約した後に改めてLooopでんきへ申し込む必要があります。
「Looopでんき」カスタマーセンター(0120-707-454)へ電話連絡すれば、いつでも無料で解約することができ、違約金を取られることはありません。
基本料金も解約違約金も取られないので、料金さえ安くなれば正直デメリットがないです。
他の電力会社に切り替える場合は、解約手続きをその電力会社が代行してくれるので、わざわざLooopでんきに連絡する必要もなく面倒なやり取りもありません。
Looopでんきの毎月の支払方法は、クレジットカードでの決済となります。
利用可能なクレジットカードは「Visa、MasterCard、American Express、DinersClub、JCBカード」です。
住宅用太陽光発電システムをお持ちの方が対象となる割引です。
Looopでんきの「おうちプラン」「ビジネスプラン」への契約している方で、自宅の屋根で発電した電力をLooopに売るとすると、通常従量料金よりも1円下げた価格で契約できます。
住宅用太陽光発電システムのLooopHomeを購入された方には、Looopでんき+ ソーラー割の従量料金より、さらに1円下げた価格となります。
LOOOPでんきが販売している住宅用蓄電池のLooopでんちを購入すると、 Looopでんきの従量料金よりさらに3円下げた価格となります。
以前までLooopでんきは東京電力エリアにお住まいで、エネチェンジから「Looopでんき」を申し込んでいただいた方にAmazonギフト券をプレゼントするキャッシュバックキャンペーンを実施していましたが、現在は実施されていません。
自由化当初は新たなユーザー獲得のためにキャンペーンを実施していましたが、お得な料金プランとサービスを提供しているため、キャンペーンを実施しなくてもファンは増え続けているようです。
口コミを調べていると、こういった内容が多かったです。
やはり料金面のメリットが大きいみたいで、月2千円程度安くなったという方が結構多かったです。
もちろん使用量などによって結果は異なるでしょうが、仮に月2千円安くなるとすると、年間2万4千円も安くなることになるので、かなりお得ですね。
電力会社によっては、解約手数料を取るところもありますが、
Looopは、「再生可能エネルギーをもっと身近に感じてもらいたい」という想いから、負担がかかる契約期限の制限や解約手数料が一切かかりません。
実際に申し込んで万が一納得できないとなっても、自由に無料で解約して、既存の電力会社に戻ることも他の新電力に切り替えることも可能です。
そのため、「とりあえず試しに申し込んでみよう」といった気軽な感じで切り替えるのもOKです。
Looopでんきの電気料金プランは、基本料金がかからないという点に最大の特徴があります。
従量料金次第ではありますが、既存の会社と比較すると300kWh超の料金単価よりも安いので、電気使用量が多くなるほどLooopでんきの方がお得になります。
電気代を少しでも安くしたい3~4人世帯の家庭や、自然エネルギーに興味のある家庭には相性のよい電力会社です。