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ワイヤレスゲートのSIMサービスの評判は?料金プランや申込方法は?

 

スマートフォンを安く利用したい、そんな時には格安SIMを利用するのが最も手軽な方法です。

しかし、格安SIMは数多くのMVNOから提供されており、マイナーなものも合わせると選択肢は幅広いものとなります。

また、マイナーな格安SIMの場合、不安定なイメージを受けるかもしれませんがその実でサービス内容が充実していることもあり、可能な限り多くのMVNOの特徴を抑えておきたいところです。

そこで今回は、「ワイヤレスゲート」の格安SIMについて解説していきます。

目次

ワイヤレスゲートってどんな会社なの?前の商品名は「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE」

「株式会社ワイヤレスゲート」は、2004年に設立したワイヤレス・ブロードバンド関連事業を展開する会社です。

2016年3月に、提供するプランの内容を大幅に改定しています。

現在のワイヤレスゲートのSIMサービスの特徴やおすすめポイント

それでは、3月に改定された後のワイヤレスゲートの格安SIMの特徴やオススメのポイントについて解説していきます。

高速通信を使い放題のプランが格安で提供されている

まず、高速通信を使い放題のプランが提供されているというポイントと、そのプランを他社と比較して安い料金で提供しているというポイントです。

使い放題のプラン自体、選択肢が少ないのですが、それを安い料金で利用できるというのは嬉しいポイントです。

高速通信を使い放題のプランは「Fonプレミアムプラン」です。

データ通信専用SIMは月額1,556円、SMS付きの場合は1,741円、音声通話機能付きのプランは2,760円で利用することができます。(それぞれ税抜き)

特に、データ通信専用のSIMは他社と比較しても、かなり安い料金で提供されています。

格安SIMは、毎月の高速通信可能なデータ通信容量がプランごとに決まっているのですが、使い放題のプランであれば容量の残りを気にすること無くデータ通信を利用することができます。

なお、このプランの通信速度の最大値は3Mbpsであり、他社の50分の1以下の数値です。

低速通信ながら格安のプランがある

次に、通信速度は遅いながらも、月額480円から利用することができるプランが提供されているというポイントです。

ワンコインで利用することができる格安SIMであり、低速通信ながらもデータ通信容量を気にしなくても良いというのは気軽に利用できて嬉しいポイントです。

提供されているプランはその名も「480円プラン」とストレートでわかりやすいプランです。

通信速度は一般的な格安SIMの低速通信状態に近い250Kbpsではありますが、通信量に制限がなく、SMS付きでも毎月630円ほどで利用することができます。

ただし、このプランは音声通話プランでは提供されておらず、データ通信専用SIMか、SMS付きのSIMカードしか利用することができません。

2種類のWi-Fiサービスを利用できる(プランの制限あり)

次に、ワイヤレスゲートの格安SIMを利用すると、無料でWi-Fi接続サービスを利用することができます。

利用できるサービスは2種類であり、プランによって利用できるサービスの種類が異なります。

まずは、どのプランでも利用できるのは「BBモバイルポイント」「eoモバイルWi-Fi」「Wi2」の3種類のWi-Fiスポットです。

日本全国40,000ヶ所のWi-Fiスポットを無料で利用することができます。

Wi-Fiスポットへの接続は、専用のアプリを利用することで自動的に接続することができます。

もう一つは「Fon Wi-Fiスポット」です。

これは、Fonプレミアムプランでのみ利用可能であり、480円プランでは利用することができません。

日本国内だけではなく、海外のWi-Fiスポットも利用することができます。

こちらもワイヤレスゲートが提供するアプリで簡単に接続することができますので、海外で接続手続きに手間を取る必要がありません。

音声通話プランでも最低利用期間が無い

最後に、音声通話プランを契約しても、「最低利用期間」が存在しないというポイントです。

最低利用期間が存在しないことで、音声通話プランを短期間で解約しても高額なコストを支払うこと無く解約することができます。

最低利用期間とは、設定された期間内に解約した場合、解約手数料として9,000円前後を支払う必要があるというルールです。

解約自体はできるのですが、その際に高額なコストを支払わなければならないということになります。

主に、格安SIMの音声通話SIMで設定されており、短くても半年ほどその格安SIMを使わないと高額な解約手数料が必要になるのです。

ワイヤレスゲートの格安SIMの場合、音声通話SIMもデータSIMも、この最低利用期間と解約手数料が設定されていないのです。

なので、契約してみたら思ったような使い心地ではなかった場合も、手早く他の格安SIMに乗り換えることが可能なのです。

ワイヤレスゲートの料金プランの詳細

次に、ワイヤレスゲートで提供されている格安SIMの料金プランについて解説します。

ワイヤレスゲートでは、前述の通り「Fonプレミアムプラン」「480円プラン」の2種類のプランが提供されています。

3Mbpsのデータ通信とFon Wi-Fiを使い放題のプランか、480円から利用できる低速通信のプランか、この2種類のどちらかを選ぶ形になります。

冒頭でも述べていますが、ワイヤレスゲートの格安SIMは大幅な改定が行われており、その際に定額制のプランが廃止されています。

公式サイトの情報を見た感じだと、非常に割高なプランにまとまっているイメージなので、利用できなくなってもデメリットは感じません。

ワイヤレスゲートで現在実施中のキャンペーン

次は、ワイヤレスゲートで利用できるキャンペーンについて解説します。

ワイヤレスゲートの格安SIMのうち、Fonプレミアムプランのデータ通信専用SIMと、SMS付きデータSIMの月額利用料が、最初の2ヶ月だけ税込みの料金から1,000円割引で利用することができます。

ただし、その場合は最低利用期間と解約手数料が設定されますので注意が必要です。

ワイヤレスゲートで販売している端末は?

次は、ワイヤレスゲートで販売されている端末についてですが、ワイヤレスゲートそのもので購入できる端末はありません。

そもそも、ワイヤレスゲートのホームページで購入をするのではなく、「ヨドバシ・ドット・コム」でパッケージを購入する形になるので、ヨドバシ・ドット・コムで端末を一緒に購入することはできますが、ワイヤレスゲートからの購入ではありません。

申し込み~利用開始までの流れを解説

次に、ワイヤレスゲートの格安SIMの利用開始までの一連の流れについて解説します。

①申し込み前に必要な情報を確認する

まず、申し込み手続きを開始する前に、申し込みにおいて必要になる情報をあらかじめ確認しておきます。

ワイヤレスゲートのホームページから格安SIMのページに移動し、「利用手順/APN」の項目をクリックします。

「データ通信専用SIM」「音声通話対応SIM」から、利用する予定のプランに該当する項目をクリックします。

次に、その下に表示される情報を確認しておきましょう。

それでも不明な点が残っている場合は、「よくある質問」をチェックしたり、問い合わせを行い、不明な点が残らないように注意します。

②ヨドバシ・ドット・コムでパッケージを購入する

確認作業が完了したら、次にヨドバシ・ドット・コムでパッケージを購入します。

ホームページ右上の「ご購入はこちら」の項目をクリックし、ヨドバシ・ドット・コムのページに移動します。

移動した先では、ワイヤレスゲートの格安SIMについてのキャンペーン情報等が記載されていますので、目を通しておきましょう。

画面をスクロールし、利用したいプランとSIMカードのサイズに合ったパッケージを選んで購入しましょう。

SIMカードのサイズは、利用する端末のSIMカードのサイズに合わせて、3種類あるうちの中から正しいサイズを選んで購入しましょう。

音声通話SIMの場合は申し込み手続き後にSIMカードが郵送されるので問題ありませんが、データSIMのプランの場合はSIMカードの種類ごとにパッケージが異なるので、間違えてしまうと買い直しになってしまいます。

③SIMカードを端末に挿入し、設定を行う

データSIMの場合はパッケージの購入後に、音声通話SIMの場合はパッケージ購入後の申し込み手続きの後に、SIMカードが手元に届きます。

中身を取り出し、台座からSIMカードを取り外して端末に挿入します。

次に、APN設定を行います。データSIMの場合はその後、申し込み手続きを開始することになります。

音声通話SIMとデータSIMで申し込み手続きの流れが異なります。

音声通話SIMはパッケージの中にSIMカードが入っておらず、申し込みに関する説明書などが同梱されており、そこで申し込み手続きをしてSIMカードが郵送されるという一般的なネット上での格安SIMの申し込み手続きの流れです。

データSIMの場合はSIMカードを入手してから申し込み手続きを行うという形になります。

APN設定とデータSIMの申し込み手続きが完了したら、専用アプリのダウンロードを行います。

専用アプリのインストールまで完了したら、申し込み手続きは完了になります。

ワイヤレスゲートの注意点

次に、ワイヤレスゲートの格安SIMを利用する上で注意しなければならないポイントについて解説していきます。

通信速度が不安定という評価がある

まず、ワイヤレスゲートの格安SIMは通信速度が不安定であるという口コミが多く見られるというポイントです。

実際に利用できる通信速度にばらつきがあり、時に致命的なほどに通信速度が遅くなってしまうこともあります。

通信速度の不安定さは、多くのユーザーにとってストレスの原因になりかねません。

その原因としては、ワイヤレスゲートのホームページに速度制限に関する情報が記載されています。

ワイヤレスゲートでは、動画再生やファイル交換(P2P)アプリケーション、大容量のダウンロードといった通信帯域の継続的かつ大量の占有の原因になる通信手段を利用する場合に、通信速度の制限や使用制限などを行うと明記しています。

つまり、データ通信量が短期間で大量に発生すると、通信速度を遅くしたり、データ通信そのものを利用できなくする措置を行うということです。

MNP転出に高額な手数料が設定されている

次に、短期間でMNP転出を行う場合、高額な転出手数料が必要になるというポイントです。

電話番号をそのままに他者に乗り換える場合、短期間でそれを行うと高額なコストを支払わなければならなくなるのです。

通常、MNP転出を行う際には、その手数料として3,000円が必要になる事が多いです。

しかし、ワイヤレスゲートの場合は、SIMカードの発送日(店舗での購入の場合は受渡日)の翌月を1ヶ月目として、12ヶ月目までにMNP転出が完了した場合には11,000円の転出手数料を必要とします。

13ヶ月目以降は、通常のレートと同じ3,000円の転出手数料を支払うことになります。

これは要するに、最低利用期間の解約手数料と同じ水準の費用を支払うことになるということになります。

ワイヤレスゲートには最低利用期間は存在しないのですが、MNPを考えているユーザーの場合だと実質的にこれが最低利用期間と解約手数料になるということになります(12ヶ月目までと13ヶ月目以降の差額8,000円は、一般的な格安SIMの解約手数料と同じ水準の金額)。

音声通話プランは1種類だけ(しかも割高)

次に、音声通話プランの利用は、Fonプレミアムプラン一択であるというポイントです。

ワイヤレスゲートの格安SIMで通常の音声通話機能を利用したい場合は、税込みで3,000円ほどになるプランを利用しなければならないのです。

通常のプランであれば、データSIMに700円をプラスすることで音声通話SIMを利用できるというパターンが多いです。

ワイヤレスゲートの場合はプラン数そのものが少なく、しかも480円プランに音声通話機能を追加することが出来ないのです。

実は、2016年3月までは「音声+250Kbpsデータプラン」という、480円プランに音声通話プランがプラスされたプランが提供されていたのです。

今では廃止されて、新規加入はできない状態なのです。そのため、音声通話プランで利用できるのは税込み2,980円のFonプレミアムプランだけになるのです。

通話定額のオプションが無い

通話機能に関しては、他にも「通話定額オプション」が無いという点も気になります。

通話定額オプションは、MVNOによって利用できるオプションの種類が細かく異なりますが、例えば「5分間で何度でも通話無料」とか「1ヶ月60分までは通話無料」といった、特定の条件内で通話料が発生しない有料オプションです。

格安SIMの音声通話は、30秒20円という通話料が発生します。20円という金額ではパッとしないかもしれませんが、1分40円なので1時間の通話で2,400円の通話料が発生します。

1日2分の通話で、1ヶ月2,400円の通話料が発生するというレベルです。

大手キャリアの一般的なプランだと通話定額オプション付きで8,000円程度なので、Fonプレミアムプランに毎月2時間分の通話料(4,800円)が発生すると、ほとんど変わらない金額になるのです。

スマートフォンの月額料金を節約したいがために格安SIMにワイヤレスゲートの格安SIMに乗り換えるというユーザーの場合だと、その恩恵をあまり受けられない結果になりかねないのです。

端末のセット販売を行っていない

最後に、ワイヤレスゲートではスマートフォンのセット販売を行っていないというポイントです。

前述の通り、インターネットではヨドバシ・ドット・コムでSIMカードと一緒に購入するという事ができますが、セットでの購入ではないのでいろいろと調べておかなければなりません。

格安SIMは、スマートフォンとの相性の問題があります。

一番簡単なところでは「SIMカードのサイズ」があります。3種類のカードサイズのうち、端末のサイズに合わせたものでないと利用することができません。

スマートフォンについてあまり詳しくない人、特に「ガラケーからの乗り換えのユーザー」の場合だと、確実に端末を購入しなければならなくなります

。その際に、「SIMカードと一緒に購入できる」という安心感がないのは、初心者にとっては手痛いことになる場合も考えられます。

通信速度はどれくらい出る?

次に、ワイヤレスゲートの通信速度について解説します。

ワイヤレスゲートでは、3Mbpsのプレミアムプランと、250Kbpsのプランが用意されています。

3Mbpsの場合だとそこそこの通信速度ですが、実際には「最大値」なので実際に出る数値は異なります。

往々にして低い数値が出るのですが、注意したいのは「スピードテストアプリ」はあてにならないということです。

250Kbpsのプランは、普通にインターネットを利用したり、SNSを利用する上ではそこまでストレスを感じることはないと思います。

しかし、データ通信量が増大するようなアクションを利用すると、読み込みに相当な時間が必要になることが多いです。

この通信速度で、動画の視聴やアプリのダウンロード・アップデートを行うのは、かなりストレスを感じることになるかと思います。

ワイヤレスゲートのSIMサービスを実際利用した人の口コミ

次に、ワイヤレスゲートを実際に利用しているユーザーの口コミについて解説します。

480円プランはおおむね高評価

 

  • 「安くて嬉しい」
  • 「重いサイトでなければそこまで遅くない」
  • 「低速通信として承知している」

ワイヤレスゲートの格安SIMは、480円プランとプレミアムプランで評価が大きく分かれます。

480円プランの方は、ヨドバシ・ドット・コムでも、5段階評価で3~4の評価を受けています。

基本的に「低速通信である」ということを理解した上で利用しているユーザーからの評価は良好です。

そうなれば、毎月500円程度で利用することができるこのプランは非常に経済的です。

Fonプレミアムプランは酷評が多い

 

  • 「動画が見れない」
  • 「使い物にならない」
  • 「地方だと速度が出るが・・・」

その一方で、3Mbpsの使い放題であるプレミアムプランの方は評価が酷く、5段階評価では2以下の評価を下されています。

その理由としては「3Mbpsも出せない」ということが大きいです。

こうした使い放題の高速通信のプランを利用するユーザーの多くは、動画視聴などのデータ通信量の多くサービスを多用します。

データSIMで1,500円以上という、格安SIMの中ではそこまで安いとは言えない金額を支払うのですから、やはりストレス無くデータ通信を利用したいところです。

しかし、実際には最高値である3Mbpsどころか、1Mbpsも出ない通信速度にストレスを感じているユーザーが多いのです。

さいごに

ワイヤレスゲートの格安SIMは、使い放題のプランが2種類ありますが、想定した通りに利用することができるのは、480円プランの方であることが理解できると思います。

プレミアムプランの方は、世界中のWi-Fiポイントを利用できるというメリットはありますが、ある程度の通信速度で使い放題という利点を活かせるものではないということがわかります。

一方で、480円プランの方は「低速通信である」ということをきちんと考慮していれば、それなりの利便性と満足感を得られるはずです。

唯一、問題があるとすれば、音声通話機能をIP電話に頼らなければならないというポイントです。

通話料を抑えることはできますが、音質が悪い、緊急連絡に利用できないなどのデメリットがあります。

また、データ通信の用途も低速通信で可能な範囲に限られてしまいます。

使い方としては、例えば「サブ機」としての使いみちがあります。

つまり、メインとして使う端末は別のMVNOを利用して、ネットの閲覧やIP電話などの限定的な使い方で良い端末に、ワイヤレスゲートの480円プランを利用するということです。

もし、使っていない古いスマートフォンがあれば、それに挿入するだけで使えるようになり、複数の端末を使い分けることで利便性を高めることができます。

しかもランニングコストは500円程度で済むので、一定の利便性さえ確保することができれば満足できるのではないかと思います。