「インターリンクLTE SIM」とは?料金プラン・申込方法・評判を紹介
携帯電話料金を少しでも安くして節約をしたい、そんな時には「格安SIM」がオススメです。
サービス開始から数年、既に格安SIMは普通にスマートフォンを利用することができるということが知れ渡っています。
最初は警戒していた人も、今では安心して手を出せるのではないかとおもいます。
しかしながら、数年が経過した現在では数多くのMVNOが名乗りを上げて、格安SIMサービスを提供しています。
それぞれに特徴があることにより、ユーザーは選択肢のメリット・デメリットを受け入れる必要があります。
メリットを十分に活かすためにはMVNOの特徴を把握することが重要、ということで、今回は「インターリンクLTE SIM」の特徴について解説していきます。
目次
「インターリンクLTE SIM」ってどんなプロバイダでどんな格安SIMなの?
「株式会社インターリンク」が提供する格安SIMサービスであるインターリンクLTE SIMは、その最大の特徴として「固定IPアドレス」が挙げられます。
「法人利用」においてメリットが大きい格安SIMサービスであり、もちろん個人での利用でもメリットを活かすことはできます。
「インターリンクLTE SIM」のおすすめポイントは?
それでは、具体的にインターリンクLTE SIMのココがオススメ、というポイントについて細かく解説していきます。
固定IPアドレスで利用できる
まず、「固定IPアドレスで利用できる」というポイントです。
通常は「プライベートIDアドレス」での利用になるのですが、インターリンクLTE SIMの場合はどのプランでも固定IPアドレスでの利用になります。
固定IPアドレスについては、後ほど詳しく解説します。
通信速度のオン/オフを利用できる
次に、「通信速度の切り替え機能がある」というポイントです。
インターリンクLTE SIMでは、「マイページ」から通信速度の切り替えを実行することができます
。もちろん、通信速度が低速通信に限定されるプランでは利用できません。
格安SIMは、高速通信のプランを、プランで定められているデータ通信容量まで毎月利用することができます。
しかし、「高速通信ではなくても利用できる」というようなサービスにまで高速通信を利用し、必要な時になってデータ通信容量が不足していては元も子もありません。
容量の大きなプランは月額料金が高いので、節約のためには通信速度の切り替えが最も効果的です。
例えば、普段は低速通信状態にしておいて、動画の視聴やアプリのダウンロードの時だけ高速通信に切り替えるのです。
こうすることで、普段はデータ通信容量を消費すること無く、必要なタイミングに切り替えて高速通信を利用することができます。
多くのMVNOで利用できる機能ですが、利用できないMVNOと比較するとその価値は非常に大きなものだとわかります。
通信速度制限時の対処が使い勝手が良い
次に、通信速度が制限された際の対処法が、他社と比較して使い勝手が良いというポイントです。
他社では非常に限定的なサービスなのですが、インターリンクLTE SIMの場合はより効率よくサービスを利用することができます。
通常、格安SIMでは毎月のデータ通信容量を超えた場合、翌月まで通信速度が制限されてしまいます。
その救済措置として、「クーポン」「追加チャージ」といった形式で追加料金を支払うことで一定のデータ通信量まで高速通信が可能です。
ですが、非常にコストパフォーマンスが悪く、多額の料金を支払う羽目になってしまう可能性があります。
インターリンクLTE SIMの場合、「24時間 速度制限解除クーポン」というサービスを、1回540円で利用することができます。
これは文字通り、通信速度が制限されている状態で利用することにより、24時間だけですが通信速度制限が解除されます。
◯GBという制限が設けられておらず、540円で1日だけ通信速度制限を解除できるので使い勝手が良いです。
余ったデータ通信容量は翌月に持ち越しが可能
最後に、「余ったデータ通信容量を翌月に持ち越すことができる」というポイントです。
これにより、多めのプランを利用している場合に余ったデータ通信容量を完全に無駄にするリスクを減らすことができます。
MVNOによっては、その月に使い切らなかったデータ通信容量を翌月まで持ち越せない場合があります。
そうなると、例えば毎月4.5GB利用する場合に、4GBのプランでは足りず、5GBのプランでは余ってしまいます。0.5GB分だけ損をする事になります。
インターリンクLTE SIMの場合は、その月に余ったデータ通信容量を、翌月末まで利用することができます。
設定や申し込みは不要で、普通に利用していれば翌月への持ち越しが自動的に行われます。手軽に利用できるので非常に便利です。
インターリンクLTE SIMの料金プランの詳細
次に、インターリンクLTE SIMの料金プランについて解説します。
インターリンクLTE SIMは非常にシンプルな料金設定であり、
- 「128Kbpsで使い放題プラン:1,080円」
- 「1GBまで高速プラン:1,458円」
- 「3GBまで高速プラン:1,728円」
- 「7GBまで高速プラン:2,538円」
- 「10GBまで高速プラン:3,132円」
の5種類のプランが用意されています。
これにプラス151円/月額で、SMS機能を利用することができます。
この中で、128Kbpsプランだけ、最高通信速度が128Kbpsで、高速通信ではありません。
しかし、データ通信容量を気にすること無く、全プランの中で最も安く利用することができます。
他のプランでは、下り最大150Mbpsで利用することができます。
インターリンクLTE SIMで現在実施中のキャンペーン
次に、インターリンクLTE SIMで実施しているキャンペーンについてです。
インターリンクLTE SIMでは、インターリンクの接続サービス等を10年以上利用している申し込み者限定で、インターリンクLTE SIMの初期費用3,240円が無料になるキャンペーンを実施しています。
非常に限定的かつ内容の薄いキャンペーンです。
インターリンクLTE SIMで販売しているおすすめ端末
次に、インターリンクLTE SIMで販売している端末についてですが、インターリンクLTE SIMではスマートフォンなどの端末を販売していません。
ドコモ回線を利用することができるスマートフォンを別途ユーザーの手で用意しておく必要があります。
申し込み~利用開始までの流れ
次に、インターリンクLTE SIMに申し込みをする際の一連の流れについて簡単に解説しておきます。
①インターリンクLTE SIMで利用する端末を用意する
まずは、インターリンクLTE SIMで利用することになる端末を確保してきましょう。
前述の通り、ドコモ回線に適した端末を用意する必要があります。
ドコモからの乗り換えであればそのまま端末を利用できますが、他社のSIMロックがかかっている場合はSIMロックを解除する必要があります(利用できない場合もありますが)。
②ホームページから申し込み手続きを開始する
端末を用意できたら、次にインターリンクLTE SIMのホームページにアクセスし、申し込みページにアクセスして手続きを進めていきます。
申し込み手続き前に、インターリンクLTE SIMの利用や申し込みについて不安な点があれば、ホームページの情報を確認して、後のトラブルの原因にならないようにしておきましょう。
③SIMカードの受け取りとAPN設定
手続きが無事に完了したら、インターリンクLTE SIMからSIMカードが配送されます。
内容物を確認し、問題がなければSIMカードを端末に挿入します。
端末への挿入後、「APN設定」を行い、データ通信を利用可能な状態にすれば利用開始手続きは完了です。
APN設定の方法は、インターリンクLTE SIMのホームページを確認しましょう。
インターリンクLTE SIMの注意点
次に、インターリンクLTE SIMを利用する上で注意しなければならないポイントについて解説していきます。
音声通話SIMは利用できない
まず、インターリンクLTE SIMでは「音声通話SIM」を利用することができません。
そのため、スマートフォンで通話機能を利用したい場合、IP電話サービスを利用するしかありません。
他社と比較して非常に割高
次に、他の格安SIMサービスと比較して、月額料金が非常に割高な設定です。
データ通信専用SIMなのに、同じ容量で他社の格安SIMサービスと比較すると、音声通話SIMと同じ水準の料金設定です。
大手キャリアほど高いというわけではありませんが、「格安SIM」とは呼びにくいサービスだと言えます。
インターリンクLTE SIMの速度
次に、インターリンクLTE SIMの通信速度についてです。
インターリンクLTE SIMの通信速度は、GBプランでは150Mbps、一つだけ128Kbpsの通信速度のプランがあります。
128Kbpsという通信速度は、動画の視聴などにおいては致命的な通信速度ですが、メールの送受信など、データ通信量の少ないアクションであれば利用することができます。
スマートフォンをビジネス目的で利用する場合であれば、このプランでも十分に活用することができますが、通常の音声通話が利用できないところはネックになります。
インターリンクLTE SIM最大の特徴「固定IPアドレス」とは?
次に、インターリンクLTE SIMを利用する上で最大の特徴となる「固定IPアドレス」について解説します。
IPアドレスとは?
「IPアドレス」とは、簡単に言えば「インターネットの住所」のことです。
これを基にして私たちはデータ通信を利用することになります。
その性質上、IPアドレスは世の中に同じアドレスを2つ以上持つことはありません。
固定IPアドレスとは?
固定IPアドレスとは、プロバイダへの接続に際して、IPアドレスが変化しないものです。
これに対して「プライベートIDアドレス」は、プロバイダに接続してデータ通信を利用する度に、IPアドレスが変化するサービスです。
ほとんどの格安SIMはこちらのサービスで、一部、インターリンクLTE SIM以外にも有料オプションで固定IPアドレスを利用することができる場合もあります。
固定IPアドレスの活用法
固定IPアドレスは、いわゆる「自分専用のIPアドレス」を利用することになります。
これを利用して、例えばIPアドレスを利用して
- 「社内サーバーへのアクセス」
- 「自宅のパソコンに接続」
- 「自宅のWEBカメラへの接続」
に際してIPアドレスを利用した高いセキュリティを利用できます。
通常は「ID」「パスワード」など、文字情報媒体で利用することになるセキュリティの場合、これが他人に知られることで不正アクセスのリスクが伴います。
しかし、固定IPアドレスの場合は「自分専用のIPアドレス=他人に偽装されない」という特性を活かし、自身のIPアドレスを媒介としてセキュリティを構築できます。
これは、接続の度にIPアドレスが変化すると利用することができないので、高いセキュリティ性能を享受したい人にオススメのサービスです。
「インターリンクLTE SIM」を実際利用した人の口コミ
次に、インターリンクLTE SIMを利用しているユーザーの口コミについて解説していきます。
固定IPアドレスありきの口コミ
- 「固定IPアドレスが安い料金で利用できる」
- 「仕事用に固定IPアドレスが便利」
- 「自宅サーバーの公開に利用している」