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パナソニックの格安SIM「Wonderlink LTE」の料金プラン・申込方法・評判

 

スマートフォンをできるだけ安い料金で利用したいと思う場合、その方法として今では「格安SIM」という選択肢がメジャーになりつつあります。

基本料金を安くできるので、工夫すること無く料金を安くすることができます。

しかし、格安SIMはそれを提供する「MVNO」が何十社も展開しているので、選択肢が多い=多数の特徴の中から自分向けのサービスを選ぶ余地があるということになります。

逆に、中には自分向けではないMVNOもある、そうなると乗り換える意味がなくなる可能性があります。

そこで今回は「Wonderlink LTE」の特徴について解説します。

目次

Wonderlink LTEの特徴・おすすめポイント

まず、Wonderlink LTEのオススメのポイントについて解説します。

通信容量を使い切っても700kbpsのプラン

まず、データ通信容量を使い切ってもそこそこの通信速度で利用することができるプラン「LTE Fシリーズ」というプランを利用することができるというポイントです。

他のMVNOではなかなかミられない特徴であり、場合によっては非常に使い勝手が良くなります。

通常の格安SIMでは、そのプランで設定されている「◯GB」という容量を一ヶ月以内に使い切ってしまった場合、翌月になるまで通信速度が200Kbpsまで制限されてしまうという特徴があります。

また、月間での上限が無くても、3日間で3GBなど、短期間でのデータ通信量による速度制限で、場合によっては200Kbpsすら下回る通信速度になり、ほとんど使いものにならないような通信速度になってしまう事があります。

Wonderlink LTEでは、

  • 「LTE T-使い放題700」
  • 「LTE F-7G」

という2種類のプランが提供されています。

これらのプランはそれぞれ1GB・7GBの月間のデータ通信量制限がありますが、それを超過しても翌月まで700Kbpsと、通常の3倍以上の通信速度でデータ通信を利用することができます。

通常の通信速度は下り最大225Mbpsであり、さまざまなデータ通信を快適な環境で利用することができます。

700Kbpsだと同じように使うことはできませんが、他社と違って200Kbpsまで制限されることはないので、そこそこの速さでデータ通信を利用することができます。

ただし、通信速度制限前後に関わらず、「1日1GB」の通信量を超過した場合、さらに通信速度が制限されることになります。

そのため、700Kbpsの通信速度を維持したい場合、1日1GBのデータ通信容量があることを理解しておきましょう。

定額プランが最安値クラスの料金設定

次に、定額プランを利用する場合、格安SIM業界でも最安値に近い料金で利用することができるというポイントです。

少しでも通信料を節約したい場合、基本料金の安めのプランを利用することで簡単に節約することができます。

Wonderlink LTEには「LTE Iシリーズ」というプランが有り、要するに先ほど少し触れた「毎月◯GBまで高速通信、それを超えたら200Kbps」というプランです。

Wonderlink LTEには

  • 3GB・5GB・7GB

の3種類のデータ通信量のプランが用意されており、中でも3GBと7GBのプランは業界でもトップクラスのコストパフォーマンスを持ちます。

比較対象として「DMM mobile」を引き合いに出してみると、3GBのプランはWonderlink LTEは890円、DMM mobileは850円、7GBの場合は1,870円VS1,860円で、ほとんど差がありません。

Wonderlink LTEの料金プランの詳細

次に、Wonderlink LTEで利用できる料金プランについて解説します。

スマートフォンで利用することができるプランは「LTE Fシリーズ」と「LTE Iシリーズ」があります(それ以外にも、特定のデバイス専用のプランもありますが、スマホとは関係ないので割愛します)。

まず、データ通信容量を使い切っても700Kbpsで通信できる

「Fシリーズ」は、

  • 1GBのプラン1,580円
  • 7GB2,480円

で利用することができます。

次に、速度制限が200Kbpsになる代わりに月額料金の安い

「Iシリーズ」は、

  • 3GB890円
  • 5GB1,460円
  • 7GB1,870円

で利用することができます。

Wonderlink LTEで現在実施中のキャンペーン

次に、Wonderlink LTEで実施されているキャンペーンについて解説していきます。

現時点では、スマートフォンに関わるキャンペーンは開催されていませんでした。

しかし、過去には数多くの期間限定キャンペーンを実施している実績があり、今後も時期に応じて何らかのキャンペーンを実施することが予想されます。

Wonderlink LTEで販売している端末は?

次に、Wonderlink LTEで販売している端末ですが、Wonderlink LTEでは現在、タブレット端末の「HUAWEI MediaPad M2 8.0 LTEモデル」のみ、取り扱いをしています。

スマートフォンは元から取り扱いがなく、モバイルルーターやコミュニケーションカメラは、取り扱っていた端末が完売しています。

申し込み~利用開始までの流れ

次に、Wonderlink LTEに申し込んでから利用するまでの一連の流れについて簡単に解説していきます。

①クラブパナソニックに会員登録する

まず、Wonderlink LTEを利用する上では「クラブパナソニック」に会員登録しておく必要があります。

これは購入手続きの途中でも会員登録の画面に移動することができますが、前もって登録しておくことをオススメします。

また、申し込み手続きに入る前に「よくある質問」などを確認して、申し込みにあたって不明な点が残らないようにしておきましょう。

分からない情報を残したまま申し込み手続きを進めてしまうと、後になって後悔するケースも出てきます。

不安な点は全て解決してから申し込み手続きに進むようにしましょう。

②ホームページから申し込み手続きを開始する

入会手続きと情報の確認が完了したら、クラブパナソニックにログインした状態でホームページから申し込み手続きを開始します。

ホームページのメニューバーの「データ通信SIM」から「料金・プラン・お申し込み」をクリックし、料金プランのページに移動します。

その後、プラン表に表示されている、利用したいプランに対応した「お申し込みはこちらから」というボタンをクリックし、申し込みフォームに進みます。あとは、画面の指示に従って申し込み手続きを進めていきます。

③SIMカードの受け取りと初期設定

購入手続きを完了させたら、最短で翌営業日発送でSIMカードが配送されます。

SIMカードを受け取ったら、利用する端末にSIMカードを挿入し、初期設定を行います。

設定後、ブラウザを起動して、ネットに接続できるかどうかを確認しておきましょう。

Wonderlink LTEの注意点

次に、Wonderlink LTEを利用する上で注意しなければならないポイントについて解説していきます。

SMS機能付SIMおよび音声通話SIMは利用できない(データSIMのみ取り扱い)

まず、Wonderlink LTEの最大のデメリットとしては「SMS機能付きデータSIM」「音声通話SIM」が、どちらも利用できないというポイントです。

Wonderlink LTEでの取り扱いはデータ通信専用SIMのみであり、これらの機能を利用することはできません。

一般的な格安SIMの場合プラス120円~140円でSMSの機能を利用することができ、プラス600円~700円で音声通話機能を利用することができます。

基本料金が安いのでこれらの機能を付帯させても大手キャリアよりも格段に安い料金で利用することができるのですが、Wonderlink LTEの場合はどちらも付帯させることができません。

通話機能に関しては、「IP電話サービス」を利用することで一応は通話を行う事ができます。

しかし、IP電話は通話料が安くデータ通信専用SIMでも利用することができる代わりに、音声の質が悪く、データ通信が発生する、緊急連絡は利用できないなどのデメリットがあります。

データ通信容量の繰越ができない

次に、データ通信容量を繰り越すことができないというポイントです。

これによって、毎月のデータ通信容量の「余らせてしまった分」が完全に無駄になってしまうというデメリットが生じてしまいます。

MVNOによっては、その月に使い切らなかったデータ通信容量を、次月まで持ち越す事ができる仕組みを採用していることがあります。

例えば、5GBのデータ通信容量を持つプランを利用中に、ある月に4GBしかデータ通信を利用しなかった場合に、余った1GBを翌月の5GBに加算して、合計6GBのデータ通信を高速通信で利用することができます。

Wonderlink LTEの場合はその機能がないので、いくら余っても翌月のデータ通信容量を無条件で増加させることが出来ないのです。

Wonderlink LTEの速度はどれくらい?

次に、Wonderlink LTEの通信速度について解説します。

Wonderlink LTEは、他社とは少し異なる通信速度の特徴を持ちます。

あくまでも現時点での評価なのですが、昼間はそこそこ速く、夜はあまり速くないという通信速度の特徴を持っています。

まず、12時台というものは、多くの格安SIMにとって鬼門となる時間帯です。

これは「昼休み」の時間帯に相当する時間帯であり、多くのユーザーがスマートフォンを利用します。

そのせいで、通信速度が低下してしまうのです。しかも基本的に1日の中でも最も通信速度が低下しやすい時間帯で、場合によっては1Mbpsすら出せないことがあります。

Wonderlink LTEの場合は例外的に、3Mbpsに近い通信速度を叩き出すこともできます。

次に夕方の通信速度です。

この時間帯はどのMVNOでも余裕がある時間帯なのですが、Wonderlink LTEの場合は12時台からの通信速度の回復の幅が他社よりも狭いです。

他社は10Mbpsを超える中、Wonderlink LTEは若干ですが10Mbpsを下回ります。

さらに時間が進んで20時以降になると、Wonderlink LTEも通信速度が低下するのですが、最も通信速度が低下しやすい時間帯は22時前後です。

この時間帯になると、2Mbpsを下回る通信速度しか出せない日があります。

12時台の通信速度よりも遅い速度になることが多く、これがかなり特徴的です。

全体的に見てみると、1日の中での通信速度の振れ幅が、他社ほど大きくないのです。

他社の場合は12時台に最も通信速度が急激に低下し、夕方にかけて回復して夜に緩やかに低下します。

一方でWonderlink LTEの場合は昼間の通信速度低下は他社ほど酷くはなく、夜になると他社よりも通信速度が低下しやすくなります。

とは言え、他社の昼間の通信速度ほど低下するというわけではなく、全体的に緩やかな変化を起こします。

同時に、通信速度が極端に速いというわけでもなく、通信速度の速さよりも安定性を望む人にとって利便性が高いと言えます。

ただし、先ほども言いましたがこれは「現時点での評価」です。通信速度は同じ通信環境を維持する限り、ユーザー数の増加によって低下してしまいます。

つまり、今後Wonderlink LTEのユーザー数が増えれば、この評価も覆されることになります。

「Wonderlink LTE」を実際に利用した人の口コミを紹介

次に、Wonderlink LTEを実際に利用しているユーザーの口コミについて解説していきます。

通信速度についてはそこそこ

 

  • 「700Kbpsでもそれなりに使える」
  • 「昼間でもそれなりに速い」
  • 「夜中は使いものにならないこともある」

通信速度については、利用するスタイルによって評価はまちまちです。

Fシリーズの700Kbpsの通信速度は、きちんと700Kbpsであると理解していればそれなりに使い勝手も悪く無さそうです。

逆に、夜中の通信速度について不満を漏らす意見も少なくありません。

その他については微妙な評価