全国各地には「子孫繁栄」や「子宝」にご利益がある神社が多数あります。
神社のご利益は確実なものではありませんが、子宝に恵まれていなかった方が子宝神社を参拝して赤ちゃんを授かったということもあるようです。
今回は、子宝にご利益があるといわれる神社の中から、おすすめの神社をご紹介したいと思います!
折角神社まで行ったら、参拝のみならずご祈祷をしてもらうのはいかかがですか?
大阪にある住吉大社は、全国にある住吉神社(約2300社)の総本山です。
有名な博多と下関にある住吉仁社とともに、「日本三大住吉」とも呼ばれています。
地元では「すみよっさん」の愛称で親しまれていて、初詣の参拝客の多さ等も有名な住吉大社ですが、実は子宝スポットとしても有名です。
境内の末社に「種貸社(たねかししゃ)」という社があり、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)が祀られています。
倉稲魂命は稲の繁盛の神といわれていて、昔はここで稲の種を授かって豊作を祈っていました。
このことから、子授けにもご利益があるといわれていて、全国から多くの人が参拝しています。
種貸社のお守りとして有名なのが種貸人形で、ふくよかな女性が赤ちゃんを胸に抱いている人形です。
この赤ちゃんは、昔話で有名な一寸法師とその母です。
子宝にめぐまれなかった初老の夫婦が、住吉大社に参拝してから一寸法師を授かったといわれています。
【基本情報】
住吉大社(すみよしたいしゃ)
住所:〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
電話番号:06-6672-0753
アクセス:南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分、南海高野線「住吉東駅」から徒歩5分
営業時間:4月~9月は午前6時から午後5時、10月~3月は午前6時半から午後5時
祈祷:子宝祈祷(種貸祈祷)1,000円
公式サイトhttp://www.sumiyoshitaisha.net/
京都の岡崎神社も子授けで有名な子宝スポットで、岡崎神社は桓武天皇が平安京の鎮護のために建立した四つの社のひとつです。
四つの社は、東西南北の四方に建設され、岡崎神社は東に位置する神社です。
岡崎神社の周辺には、建立当時にうさぎが多く生息していたことから、うさぎが氏神様の使いとして祭られています。
御祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、櫛稲田媛命(くしなだひめのみこと)とその御子である、三女五男八柱御子神(やはしらのみこがみ)です。
素戔嗚尊と櫛稲田媛命は多くの御子がいたことから、子授け安産の神として有名です。
岡崎神社の手水舎には子授けうさぎ像があります。うさぎは多産ですが、お産が比較的軽い動物です。
御影石でできたこのうさぎ像に水をかけて、お腹をさすりながら祈願をすると赤ちゃんを授かることができると言われています。
授与品の子授け守りにもウサギの絵柄と「子授御守」刺繍されています。ブルーとピンクの二種類があるので、夫婦で1個ずつ持ち歩いてもよいですね。
【基本情報】
岡崎神社(おかざきじんじゃ)
住所:〒606-8332 京都市左京区岡崎東天王町51番地
電話番号:075-771-1963
アクセス:JR京都駅から市バスの32番,203番,93番,204番「岡崎神社前」下車
営業時間:午前9時~午後5時
祈祷受付:電話にて予約、問い合わせ
公式サイトhttp://www.okazakijinja.jp/
名古屋にある伊奴神社は犬の置物が有名な子授けスポットです。
伊奴神社は天武天皇の時代(西暦673年)に建立された、歴史ある神社で、御神様は伊奴姫神(いぬひめのかみ)です。
伊奴姫神は子授け、安産、夫婦円満や家内安全の御神徳がある神様です。
境内には、神社のシンボルともいわれる「犬の王」の石像があります。犬は多産でお産が軽いので子授けや安産のシンボルでもあります。
伊奴姫神は子授け祈願も受け付けています。年に三回子授祈願祭があり、この日に祈願をしていただくと勾玉御守がいただけます。
子授け御守は小さな御守りで赤と白の2種類があります。
夫婦で色違いで持つと良いようです。御守は郵送でも授与してもらえます。
また、メールやFAX、電話等での問い合わせも可能です。初穂料は800円です。
【基本情報】
伊奴神社(いぬじんじゃ)
住所:〒451-0012 愛知県名古屋市西区稲生町2-12
電話番号:052-521-8800
アクセス:地下鉄鶴舞線「庄内通駅」から徒歩約10分
営業時間:午前9時30分~午後4時30分(祈祷受付時間)
祈祷料:10,000円、7,000円、5,000円のお志し
公式サイトhttp://www.inu-jinjya.or.jp/index.html
福岡の東大野八幡神社は九州屈指の子宝スポットです。
天智天皇五年(666年)に八幡大神の神霊(みたま)が現れたことが、東大野八幡神社の始まりと言われ歴史ある神社です。
御祭神は応神天皇と、その母である神功皇后です。
神功皇后が、応神天皇を身籠っている時に、戦争で三韓(現在の朝鮮あたり)へ行かれたのですが、応神天皇は胎内に14ヶ月もの間おられたといわれています。
その伝説などからも、神功皇后は聖母(ショウモ)として親しまれていて、妊娠や出産、育児の御神徳があるといわれています。
特に有名なのが、樹齢500年以上といわれる杉の御神木です。
この御神木は、杉の木にしては珍しく樹が何と売りにも分かれていて子孫繁栄、子宝の象徴として崇められています。
神社にはここで子宝成就をお祈りしで子供を授かった多くの人がご報告に来ているようです。
子授けの御神徳があるといわれる、御神木の杉の木に実った杉の実を御神体にした子宝お守りも人気です。
ピンクとブルーの二色あり、かわいい小さな御守りです。パートナーと色違いで持つと良いですね。
【基本情報】
東大野八幡神社(ひがしおおのはちまんじんじゃ)
住所:〒803-0187 北九州市小倉南区母原55
電話番号:093-451-0377
アクセス:JR日田英彦山線「石原町駅」から徒歩8分、西鉄バス「鉄工団地入り口」下車徒歩5分
祈祷受付:午前9時~午後4時半まで(予約可能)
公式サイトhttp://higashioono.jimdo.com/
山形の修験道の聖地・湯殿山は今でも参道に「撮影禁止」の文字が並び大切にされている神域です。
湯殿山神社里之宮は、湯殿山の中腹にある湯殿山神社の里宮で、子宝スポットとして有名です。
参道にある「願い牛」は、神の化身であるといわれる牛の像で、願い事をしながら触るとその願いがかなえられるといわれています。
特に、子宝に恵まれない夫婦が、ここで子宝祈願をしたところ、子供を授かって安産だったという声が多くあったことから、マスコミなどにも取り上げられるほど有名です。
御守は「子授・安産御守」になっていて、子授けと安産両方のご利益がある御守りです。
白に金色の牛の刺繍がされていて、シンプルでかわいい御守です。
【基本情報】
里之宮 湯殿山神社(さとのみや ゆどのさんじんじゃ)
住所:〒990-0047 山形県山形市旅篭町三丁目4番6号
電話番号:023-633-1810
アクセス:山交バスで「山形市役所」下車徒歩5分、山形市100円循環バスで「旅籠町2丁目」下車徒歩5分
祈祷受付:午前9時~午後5時まで(予約なし)
祈祷料:7,000円からのお志し
公式サイトhttp://yudonosan.jp/
北海道の開拓・発展の守護神を祀る北海道神宮は、国内外から参拝者が訪れるパワースポットです。
その境内は約18万平方メートルもあり、春になると桜の名所としても有名です。
雪深い北海道で、冬寒い時期になると北海道神宮の参拝が困難になる人もいることから、街中に建立された「頓宮」ですが、実はここが子宝スポットとして人気です。
頓宮の拝殿前に出雲型の狛犬が一対あり、向かって左側は子どもを抱える母親で、右側が父親です。
この父親と母親、両方の狛犬を撫でて子宝を祈願すると、子供を授かると言われています
子授御守はシンプルなデザインに「子授御守」の札がついています。初穂料は800円で、北海道神宮と頓宮、どちらでも頂くことができます。
【基本情報】
北海道神宮 頓宮(ほっかいどうじんぐう とんぐう)
住所:〒060-0052 北海道札幌市中央区南2条東3丁目
電話番号:011-221-1084
アクセス:地下鉄東西線「バスセンター前駅」6番出口より徒歩3分
営業時間:夏季は午前6時から午後5時、冬季は午前7時から午後4時
公式サイトhttp://www.hokkaidojingu.or.jp/tongu/index.html
近くのスポットはありましたか?
ご紹介したスポットは県外からも参拝者が訪れるようなスポットばかりです。
近くに住んでいる人はもちろん、旅行へ行くときなど機会があれば是非訪れてみて下さい。
神社には、ここにご紹介したもの以外にも御神木やパワースポットもあるのでゆっくり境内を歩くのがおすすめです。
神社は清らかな空気が流れているといわれていますし、気分転換がてらパートナーと行ってみてはいかがでしょうか?