BIGLOBE SIMのおすすめポイントや評判は?料金プランや申込方法も紹介
数多く存在するMVNOの中から、自分に最適の格安SIMを選ぶためには、各MVNOの特徴を把握した上で比較しなければなりません。
そのMVNOにどんなメリットが有り、どんなデメリットが有るのか、正確に把握することでメリットを活かし、デメリットを回避することができます。
そこで今回は、MVNOの一つである「BIGLOBE SIM」のメリットやデメリット、料金プランなどの特徴について解説していきます。
目次
BIGLOBE SIMのおすすめポイントは?
まずは、BIGLOBE SIMのおすすめポイントについて解説していきます。
通話に関するオプションが豊富でお得
まずは「通話に関するオプションが豊富」だというポイントです。
おそらく、BIGLOBE SIMを理解する上で最大の特徴になるのではないかと思います。
その理由としては、「格安SIMの通話料のデメリット」が理由として挙げられます。
格安SIMは確かに基本料金が安いのですが、ネックになるのが「通話料」です。
基本的に30秒20円のレートで通話料が発生するので、1日10分の通話で400円、それが1ヶ月だと12,000円もの通話料が発生します。
通話料だけで、大手キャリアの一般的なプランの基本料金をオーバーするので、これでは格安もへったくれもありません。
しかし、BIGLOBE SIMには、通話料が半額になるアプリ「BIGLOBEでんわ」と、最大60分の通話が無料で利用できる「通話パック60」という2つの方法で通話料を節約することができます。
まず、「BIGLOBEでんわ」は、アプリから電話をかけることで、国内通話料が通常のレートの半額(30秒10円)で利用できるのです。
これならば、10分の通話でも200円で利用することができます。
次に「BIGLOBEでんわ 通話パック60」は、BIGLOBEでんわのオプションの一つであり、最大で60分の通話を、月額650円で利用することができるのです。
BIGLOBEでんわの通話料金は30秒で10円なので、60分の通話料は1,200円です。
これを650円で利用することができますので、60分の通話料金が550円安くなるプランになります。
これらの使い方としては、「毎月の通話時間が33分を超えるか」という部分がボーダーラインになります。
BIGLOBEでんわの通話料は、33分の通話で660円になります。通話時間がそれよりも少ない場合、1ヶ月の通話料は通話パック60の月額料金よりも安くなります。
33分を超える場合だと通話料が660円以上になるので、少なからず節約効果が発揮されます。
BIGLOBEの通信サービスと組み合わせて割引に
次に、「BIGLOBEのサービスと組み合わせることで割引を受けられる」というポイントです。
ご存じの通り、BIGLOBEは通信事業者の老舗の一角です。そのため、格安SIM以外にも様々な通信サービスを提供しています。
それらを利用していると、格安SIMの基本料金が割引になるのです。
まず、「BIGLOBEの接続サービス」を利用している場合であれば、月額料金が毎月200円お得になります。
BIGLOBEの接続サービスは、
- 「光ファイバー」
- 「ADSL」
- 「ベーシックコース」
があります。
次に、「光☆SIMセット割」の場合、月額費用がさらに最大で300円お得になります。
「BIGLOBE光」の場合は割引金額が毎月300円に、「フレッツ光」の場合は100円になります。
これらの割引サービスを組み合わせることで、よりお得な料金で格安SIMを利用することができるのです。
「即日受渡しカウンター」で、手続きしたその日から利用可能
次に「即日受渡しカウンター」の利用で、手続きした日からスマートフォンが使える」というポイントです。
BIGLOBEは「ビックカメラ」「ヨドバシカメラ」などの一部の店舗にカウンターが設置されており、そこで手続きすることで、その日のうちに使える状態のスマートフォンを入手することができるのです。
通常、格安SIMというものは申し込みから利用開始まで1週間ほどかかることが多いです。
なぜかと言えば、MVNOは実店舗を持たず、申し込みをネット上で完結させることが多いからです。
つまり、その手続には「郵送」の手間が必要であり、これに時間がかかってしまいます。
BIGLOBE SIMの場合、国内約20ヶ所のカウンターで手続きをすることで、最短でその日のうちに手続きが完了し、使える状態のスマートフォンを手にすることができるのです。
必要なものや注意事項、該当店舗はホームページから確認することができますので、利用したいと考えている場合は、きちんと確認してからカウンターに出向くようにしましょう。
即日で手続きを完了させたい場合は、可能な限り午前中にカウンターに行き、閉店間際の時間帯には行かないようにしましょう。
手続きだけでもそれなりに時間がかかるのですから、遅い時間帯に行ってもその日のうちに完了させることは難しいです。
なお、ホームページから申し込みすることも、もちろんですが可能です。ネット上で手軽に手続きを済ませたいという場合は、そちらを利用することもオススメです。
しかし、カウンターの場合であれば「対面式」であるため、契約に関してわからない点をスタッフに確認しながら手続きを進めていくことができます。
この点も、カウンターを持つMVNOのメリットであると言えます。
「シェアSIM」で最大5人まで同一プランで利用可能
次に、「シェアSIMで最大5枚まで同一プランで利用可能」というポイントです。
BIGLOBE SIMには「6GB」「12GB」のプランで「シェアSIM」を利用することができ、6GBの場合は最大3枚、12GBの場合は最大5枚のSIMカードを発行することができます。
シェアSIMは、同一の契約で複数のSIMカードを発行し、パケット容量を分け合うことができる契約形式です。
例えば、6GBのプランで3枚のSIMカードを発行した場合、3人で2GBずつでも良いですし、1GBが2人、残りの人地が4GBという使い方もできます。
家族のスマホスタイルに合わせた利用法で契約することができます。
家族での利用以外にも、一人で複数の端末を利用するという場合にも活用することができます。
例えば「プライベート用」「仕事用」などのように、使用目的が明確に分かれている場合、端末をその台数分だけ用意しておけば、1つの契約で複数のスマートフォンを運用することができるのです。
シェアSIMを発行する場合、SIMの種類を指定することができる(主契約がデータSIMの場合、子契約は音声通話SIMを選択できない)という点も魅力です。
発行するSIMカードの種類によってそれぞれ「シェアSIM月額利用料」が発生しますが、複数の端末を同一契約で利用することで節約につながります。
利用によって「Gポイント」が貯まる
最後に、BIGLOBE SIMの利用で「Gポイント」を貯めることができます。
Gポイントは、BIGLOBE SIM以外でもさまざまな方法でポイントを貯めることができ、いろんな特典と交換することができるポイントサービスです。
Gポイントを貯めているという人はその助けにすることができますし、BIGLOBE SIMの契約を機にGポイントを利用し始めるというのも悪くありません。
BIGLOBE SIMの料金プランの詳細
次に、BIGLOBE SIMの料金プランについて解説します。
BIGLOBE SIMでは「3GB」「6GB」「12GB」の3つのパケット容量のプランが有り、データSIMはそれぞれ900円、1,450円、2,700円で利用することができます。
SMS付きのプランにする場合は、それぞれに120円をプラスし、音声通話SIMの場合は700円をプラスするというシンプルな料金体系となっています。
また、「通話ができれば、データ通信はほとんど利用しない」という場合には、パケット容量1GBの音声通話SIMのプラン「音声通話スタートプラン」というプランも用意されています。
前述の通り、BIGLOBE SIMは通話に関するオプションが優秀なので、通話目的がメインの人の場合は、1400円で利用できるこの音声通話プランを利用することも選択肢としては十分に考慮できます。
実際には、上記の料金から前述の割引サービスを適用し、さらに各種有料オプションの利用料を考慮する必要があります。
BIGLOBE SIMには無料オプションもありますが、数多くの有料オプションが存在し、その中なら必要なオプションを選択して利用することができます。
月額利用料はその分だけ高くなりますが、より便利で快適なスマホライフを満喫することができるようになります。
BIGLOBE SIMで現在実施中のキャンペーン
次に、BIGLOBE SIMで現在開催しているキャンペーンについて紹介していきます。
まず、期間中に音声通話SIMの「6GB」「12GB」のプランを契約した場合、6ヶ月目まで毎月の利用料を600円引きというキャンペーンを開催しています。
通常であれば2150円の6GBプランが、6ヶ月目まで毎月1,550円で、3,400円の12GBプランは、毎月2,800円で利用することができます。
何度も言いますがBIGLOBE SIMは通話がお得な格安SIMであり、これらのプランに加入するだけで半年間の利用料がお得になる(6ヶ月間で合計3,600円の節約)というのは嬉しいキャンペーンです。
さらに、「iPhone7」の発売を記念して、iPhone7購入者が音声通話の6GBまたは12GBのプランを契約した場合は、3000円分のクーポン券(BIGLOBE SIMに使える)がもらえるキャンペーンを開催しています。
どちらも6GB以上の比較的大きな容量のプランではありますが、割引なども利用できますので金銭的な負担はそこまで大きくありませんし、割引やクーポンを利用することでさらにお得に利用することができます。
BIGLOBE SIMで販売しているおすすめの端末
次に、BIGLOBE SIMで購入することができる端末について解説していきます。
BIGLOBE SIMで取り扱っているスマートフォンは、2016年10月現在で10種類あります。
有名な「Zenfone」「HUAWEI」「arrows」など、比較的豊富なラインナップから選ぶことができます。
安いものでは、毎月530円の支払いで購入できる端末もあります。
逆に、お値段はそれなりだけれどもハイスペックな端末も取り揃えています。
さらに、「ZenfoneMAX」は、BIGLOBE SIMの限定カラーである「アクアブルー」を選ぶこともできます。
申し込み~利用開始までの流れ
次に、BIGLOBE SIMで申し込みを行うにあたって、申し込みからスマートフォンを利用できるまでの大まかな流れについて解説します。
前述の「即日受渡しカウンター」の場合であればスタッフの指示に従って手続きを進めることになります。
今回は「ネットでの申し込み」の流れについて解説していきます。
①ホームページで申し込みに必要なものを確認する
まずは、ホームページの上部にある「各種お申し込み」のボタンにマウスカーソルを合わせます。
その後、その下部にいくつかのアイコンが表示されますので、その中から「スマホ、SIM、LTEルーターのお申し込み前に」をクリックします。
移動後のページでは、「通話SIMの有無」と「MNPの有無」について、ラジオボタンをクリックして選択します。
それに応じた「必要なもの」に関しての情報がその下に表示されますので、申し込み前にきちんと確認しておきましょう。
そのさらに下に、申し込みから実際の利用までの大まかな手順が掲載されます。
細かい部分は、個別の事情によって変化する可能性はありますが、おおまかな流れを確認するだけであれば十分な情報量が掲載されています。
②申し込みの手続きと本人確認書類の送信
次に、「各種お申し込み」から「SIMお申し込み」をクリックします。
表示される画面の指示に従って操作と入力を行います。
また、「本人確認書類」の撮影データを送信する必要がありますので、あらかじめ撮影してデータを送信できる状態にしておきましょう。
③SIMカードを受け取り、APN設定を行う
申し込みが無事に完了したら、最後にSIMカードが配送されるのを受け取り、初期設定を行います。
「APN設定」という設定を行うのですが、BIGLOBE SIMのホームページに、APN設定に関する解説動画が用意されていますので、そちらの方を確認しながら設定を行いましょう。
BIGLOBE SIMの注意点
次に、BIGLOBE SIMを利用する上で注意しなければならないポイントについて解説していきます。
プランが大雑把
まず、利用できるプランが少し大雑把な感じがするという点です。
前述の通り、BIGLOBE SIMでは、3GB・6GB・12GBのプランから選ぶことができますが(音声通話の場合は1GBのプランもありますが)、この3種類ではどうにも大雑把な気がしてなりません。
特に6GBと12GBの間には6GBもの差が存在し、その中間のデータ通信量の人にとっては使い勝手が悪くなってしまいます。
プランを選ぶ際には、自分が毎月どれだけのデータ通信を行うのかによって、選ぶべきプランが異なります。
例えば、4GBを使う人であれば、4GBや5GBのプランを選ぶのが良いですし、8GBであれば8GBや10GBのプランを選ぶ必要があります。
使用するデータ通信量よりも少ないパケット容量の場合だと、月の終わりの方でパケット容量が不足し、通信速度に制限がかかってしまうことになります。
BIGLOBE SIMの場合、利用できるパケット容量が最大で4種類であり、その中間のデータ通信量を利用するユーザーにとっては少し使いづらくなってしまいます。
データSIMの場合であれば3種類しか選択肢がなく、少しでも節約したいと思っても多めのプランを選択することになってしまうことになります。
データ通信量を節約すれば対応することもできますが、そうなるとスマートフォンの利用に少なからずストレスを感じてしまうことになります。
プランごとに細かい特徴が異なる
次に、プランごとに細かい特徴が異なるというポイントです。
先ほども「シェアSIMは6GBで3枚、12GBで5枚まで」というように、プランごとに発行できるシェアSIMの枚数が異なるという点を説明しています。
それ以外にも、プランで特徴が異なるポイントがあります。
BIGLOBE SIMの6GBおよび12GBのプランでは、「BIGLOBE Wi-Fi」のライセンスを1ライセンスだけ無料で利用することができるのです。
しかし、1GBと3GBのプランでは有料での利用になります。こういった違いについては、契約する前にきちんと理解した上で申し込みを行う必要があります。
音声通話SIMの最低利用期間が長い
最後に「音声通話SIMの最低利用期間が長い」ということです。
BIGLOBE SIMでは、音声通話プランに関して12ヶ月の最低利用期間が設定されており、その解約手数料は8,000円です。
解約手数料が9,000円台の格安SIMが多い中、8,000円という解約手数料は比較的安いものであると評価することはできます。
しかし、最低利用期間が1年にも及ぶので、その間に解約したいと思っても8,000円のコストが重くのしかかることになります。
中には半年で最低利用期間が終了する格安SIMもあることを考慮すると、やはり12ヶ月という期間は長く感じてしまうものです。
BIGLOBE SIMの通信速度はどれくらい?
次に、BIGLOBE SIMの通信速度について解説していきます。
現在のBIGLOBE SIMの通信速度というものは、MVNOの中でも比較的上位の評価に分類される速度を維持できていると評価することができます。
しかし、問題は「BIGLOBE SIMで過去に起きた通信速度の変化」です。
BIGLOBE SIMでは、過去に通信速度が極端に上下していた時期がありました。つまり、通信速度が不安定になっていた時期があるということです。
格安SIMというものは、大手キャリアから借りている通信帯域をユーザーに分配することでビジネスが成り立っているのですが、ユーザー数が増加することで既存の通信帯域ではユーザーの集中に耐えられなくなることがあります。
BIGLOBE SIMでも同様の事が起きてしまい、ユーザー数が増加したことで通信帯域が不足し、十分な量を確保することで改善した、ということを繰り返していたのです。
現在でこそ、比較的通信速度は良好な状態で安定しているといえます。
ですが、今後何らかの事情で急速にユーザー数が増加することになれば、その時には同じことを繰り返してしまう可能性は十分に考えられます。
もちろん、過去の反省を活かして早めに対処するということは十分に考えられますが、イメージを払拭するにはまだ時間と実績が足りないように思われます。
BIGLOBE Wi-Fiとデータ量の兼ね合い
次に、BIGLOBE SIMを利用するに当って、一緒に利用したいサービス「BIGLOBE Wi-Fi」について解説します。
Wi-Fiとは無線通信技術の一種であり、一般的には「Wi-Fiスポット」と呼ばれる場所でインターネットを利用することができます。
一部のコンビニや、大型の施設および商業施設で利用できることが多いです。
BIGLOBE は、自社サービスとして「BIGLOBE Wi-Fi」を提供しています。そして、Wi-Fi通信環境下で行ったデータ通信は、パケット容量を消費しないという特徴があります。
例えば、6GBのプランで毎月10GBのデータ通信を行う予定があるとしても、そのうち4GBをWi-Fi通信で行えばモバイル通信は6GBなので、通信速度に制限を受けることはありません。
そのため、Wi-Fi通信は「データ通信量を節約するための方法」として広く知られています。
Wi-Fi通信を利用することでデータ通信量を節約することができるということは、「少ないパケット容量でもスマートフォンをやりくりできる」ということになります。
例えば、10GBの通信を例にあげれば、通常であれば10GB以上のプランにしなければ通信速度に制限を受ける可能性が高いですが、先ほどの方法でデータ通信を行えば6GBのプランでも十分にスマートフォンをストレス無く利用することができます。
ですが、ここにBIGLOBE SIMのプランの「容量ごとの格差」が問題となります。
前述の通り、BIGLOBE SIMのプランでBIGLOBE Wi-Fiが無料で利用できるのは、6GBと12GBのプランの2種類です。
つまり、3GBのプランではBIGLOBE Wi-Fiは有料での利用になるのです。
なので、低用量のプランでBIGLOBE Wi-Fiを駆使したデータ通信量節約を利用しようと考えている場合、節約効果はわずかですが薄れてしまいます。
3GBから6GBにプランを変更する場合はプラス500円で利用することができます。BIGLOBE Wi-Fiの利用料は、月額250円なのでそれよりは安いですが、
- 「250円を支払ってBIGLOBE Wi-Fiを利用する」
- 「500円払ってパケット容量を2倍にして、かつ無料でBIGLOBE Wi-Fiを利用する」
という2択になります。
もちろん、BIGLOBE Wi-Fiが使えるところで膨大なデータ通信を行い、モバイル通信ではそんなにデータ通信を行わない、というスタイルでスマートフォンを利用する場合であれば、例えば3GBと12GBでは1800円の差額がありますので、節約効果はそれなりです。
BIGLOBE Wi-Fiを利用できるスポットが増加したことで使い勝手は良くなっていますので、お住いの地域によっては十分に現実的な運用法になるのではないかと思います。
なお、BIGLOBE Wi-Fiを利用する際には「オートコネクト」というアプリを利用することで、自動的に通信をLTE・3GとWi-Fiで切り替えしてくれます。
BIGLOBE SIMを実際に利用した人の口コミを紹介
次に、BIGLOBE SIMを利用しているユーザーの口コミをいくつか紹介していきます。
通話がお得になる
「通話料が安い」
「毎月1時間は650円で利用できるからお得」
「通話料が以前の格安SIMよりも安くて驚いた」