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アルギニンとシトルリンの違いは?どっちを摂ればいいの?

 

アルギニンとシトルリンはセットになって含まれていることが多く、筋トレや勢力アップ、成長サポートなどの効果が期待できるアミノ酸成分です。

しかし、実際に活用しようと思ったときに、どちらを摂取したら良いのかわからないなんてことも少なくありません。

2つの成分の違いや関係性、サプリメントで摂取するならどんなものを選んだら良いのかなど、アルギニンとシトルリンの違いをメインに紹介していきます。

目次

アルギニンとシトルリンの違い

アルギニンとシトルリンは同じアミノ酸といっても、体内で働く部分が違うアミノ酸です。どちらも体を作るための効果に優れている成分ですが、効果効能や吸収率などに違いが見られます。

アルギニンは準必須アミノ酸

アミノ酸には、「必須アミノ酸」「非必須アミノ酸」が存在します。

必須アミノ酸は体内で合成できないもの、非必須アミノ酸は体内で合成できるもののことを言います。
アルギニンは大人の体内で合成できることから非必須アミノ酸に分類されますが、成長期の子供の体内では合成することができません。

そのため、準必須アミノ酸と呼ばれることもあるのです。
マメ科の植物のルピナスの芽から発見され、鶏肉や大豆、特に高野豆腐に多く含まれているアミノ酸で、アルカリ性を示し、食品以外ではシャンプーの界面活性剤として利用されることがあります。

シトルリンは遊離アミノ酸

アミノ酸は基本タンパク質として体内に存在するものですが、シトルリンはタンパク質を構成結合せず、単体で体内に存在することから、遊離アミノ酸と呼ばれています。

組織内だけに留まらずに血液中にも多く存在し、体内を循環しているのが特徴です。

シトルリンの他では、オルニチンやGABAもこの遊離アミノ酸に属します。

こちらも体にとっては欠かせない成分となります。
シトルリンとは、スイカから発見されたアミノ酸です。

スイカはもちろんウリ科の植物に多く含まれている成分なのですが、果肉よりも皮の部分により多く含有しているため、食事で摂取することが難しいアミノ酸と言われています。

効果効能の違い

アルギニンの効果 効能

疲労回復
成長ホルモンの合成を促進
免疫力向上
血流促進
性機能を正常に維持
アンモニアの解毒等

シトルリンの効果 効能

冷えやむくみを予防
筋力増強をサポート
疲労回復
精力増強
持久力や集中力を向上等
2つを見比べると似ているようなそうでもないような…というところでしょうか。

違いを挙げるとしたら、アルギニンのアンモニア解毒作用くらいで、他は通ずるところがありそうですね。

どちらも血行促進をすることによっての効果が多数あり、男性機能の向上と筋力アップに2つの成分は関係しそうです。

吸収率の違い

アルギニンとシトルリンの明らかな違いが経口摂取での吸収率です。
アルギニンは6割が肝臓で働き、4割は腸で代謝されてしまいますが、それに比べてシトルリンは腸や肝臓で代謝されないので、吸収率がいいと言われています。

単体でどちらかを摂取する場合に明らかに吸収率がちがうのです。
アルギニンとシトルリンは一緒に摂取するのがおすすめ

アルギニンとシトルリンは互いに相乗効果を持つ成分なので、一緒に摂取するのがおすすめです。
シトルリンは体内でアルギニンへと変換されるため、シトルリンを摂取することで体内のアルギニンを増やすことができます。
しかし、シトルリン単体を摂取すればいいということではありません。

アルギニンとシトルリンには相乗効果があり、2つを同時に摂ることによってメリットがあるのです。

2つをバランスよく摂取することが大切です。

おすすめの摂取比率はアルギニン:シトルリン1:1か2~3:1

アルギニンの1日の摂取目安量は2000~4000㎎と言われており、これは目的によって変動します。

シトルリンは摂取目安量は800㎎です。

およその比率にはなりますが、シトルリン:アルギニン=1:2~3または1:1が理想の比率と言われています。

アルギニンとシトルリン配合サプリの両者の配合量を見てみると、パンプアップ(トレーニングで筋肉を大きくすること)を目的としたサプリでは1:1であり、精力アップをサポートするサプリは1:2~3の配合量が多いように感じました。
また、アルギニンは摂取目安量が多めになっていますが、単体で摂取する際、アルカリ性になるため胃に負担をかけてしまうおそれがあるので注意しましょう。

アルギニンとシトルリンの相乗効果

アルギニンとシトルリンには深い関係性があります。

両者それぞれ効果がありますが、互いに体内で変換し合うがどちらか一方を摂取すればいいというものでないこと。

同時に摂取することで相乗効果がうまれ、単体で摂る時より有効的に作用するということです。

これによってサプリでは一緒に配合されているものが数多く存在するのです。

アルギニンとシトルリンを同時に摂取できるおすすめのサプリ

子供の成長をサポート

アスミール

アスミールには子供の成長に欠かせない成分が豊富に含まれています。
シトルリンは含まれていませんが、子供の成長をサポートするのにアルギニンとシトルリンだけに目を向けてはいけません。

成長で不足しがちな栄養素に加え、アルギニンの成長ホルモン分泌のサポートがあるからこそ、子供の成長をサポートすることが可能になります。

さまざまなメディアに取り上げられ、注目を集めている子供の成長を助けるアルギニンサプリがアスミールです。

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Dr.senobiru

子供の成長期に飲ませたいサプリとして人気です。

粉末を溶かして飲むドリンクタイプで、子供でも飲みやすい甘めのグレープフルーツ味です。

原料は天然由来成分が中心なので安心して飲ませてあげることができます。

アルギニンとシトルリンの両方が配合されており、その他にも成長期に必要な成分が厳選されて配合されているおすすめのサプリです!
子供の成長をアルギニンで応援!栄養飲料「Dr.Senobiru(セノビル)」の口コミは?

男性機能にお悩みの方に

ヴォルスタービヨンド

一緒に摂ることで相乗効果を生み出すアルギニンとシトルリンが理想のバランスで配合されているのがヴォルスタービヨンド。

数あるメンズサプリの中で、実感力満足度リピート率3つの部門で1位を獲得している実力派のサプリです。

飲みやすさをあえて犠牲にすることで、業界屈指の成分配合量を実現しているのがヴォルスタービヨンドの大きな特徴になっています。

30日間の全額返金保証が付いている点や、シンプルなパッケージデザインで一見してメンズサプリとわからない点も高い人気を支える理由になっています。

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バイタルアンサー

男性の活力を高める成分を詰め込んだのがバイタルアンサーです。

男性の活力を与えるためのアルギニン:シトルリンの量がMAXとも言える1:3で配合されているので、互いの相乗効果はとても大きなものが期待できます。

少し値の張るサプリメントですが、全額返金保証つきなので安心して試すことができます。

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男性活力のためのサプリメントです。

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実感できるという声が多く、男性特有の悩みをお持ちの方に人気のサプリです。

マックスオムの価格や口コミは?男のためのアルギニンサプリ!

L-アルギニンとL-シトルリンの「L-」ってなに?

よくアミノ酸(グリシン除く)の名前で、「D」や「L」が頭につくものを見かけませんか?

これは構造の違いを表すものなのですが、互いに鏡に映すと同一の構造となるもので、左右反転する構造のこと。

一方をD体、もう一方をL体と区別しています。
体を構成するアミノ酸はすべてL体となります。

D体は自然界に存在しないと言われてきましたが、近年ではD体も様々な役割をもつことがわかってきたとも言われています。

なぜ体を構成するアミノ酸が全てL体のアミノ酸なのかは、いまだ解明されていない難しいお話しのようです。

アルギニンとシトルリンの関係性は?

アルギニンとシトルリンに相乗効果があること、2つの効能が似ていることについて触れてきましたが、その理由として、体内での2つの変換がポイントとなっています。

この2つのアミノ酸は2つの代謝回路に関与しています。

アルギニンとシトルリンとオルニチン回路

まず1つめがオルニチン回路です。別名「尿素回路」。

アンモニアからオルニチンと尿素を作り出す回路になります。

この過程で、オルニチンがアンモニアと反応してシトルリンに変化。
シトルリンはアンモニアと反応してアルギニンへと変換されます。

そして尿素を作り出すのがアルギニンのため、アルギニンにはアンモニアの解毒作用があるのです。

オルニチンって?

オルニチンはシトルリンと同じく遊離アミノ酸に属すアミノ酸です。

肝臓の働きをサポートする成分としてよく知られており、しじみに多く含まれています。

この肝臓をサポートする効果が「二日酔いの際にしじみ汁を飲むといい」と言われる理由です。

オルニチンは上記のオルニチン回路でアンモニアを無害化するため、疲労回復の効果があります。

アルギニンとシトルリンとNO(一酸化窒素)回路

一酸化窒素回路というのは、体内でアルギニンがシトルリンに変換され、さらにシトルリンがアルギニンに変化するというサイクルの中で、一酸化窒素を発生させることを言います。

これはどちらか一方だけを摂ればいいものではなく、バランスよく摂取することが必要となります。

この一酸化窒素の働きによって、アルギニンとシトルリンの効能が発揮されます。

NO(一酸化窒素)の役割は?

一酸化窒素は、血管を拡張し、血流を促す作用があります。

これにより、血液の循環がスムーズになり、アルギニンとシトルリンの効能である性機能への作用や冷えを予防できたり、成長ホルモンへの作用であったりパンプアップにつながるのです。

亜鉛との関係は?

さらにプラスで亜鉛が組み合わせてある商品も多々あります。

これは、亜鉛には男性ホルモンに作用することや生殖機能への作用があるためだと考えられます。

亜鉛はセックスミネラルと言われるほど男性ホルモンと密接に関与する成分。

もちろん体にとって大切なミネラルのひとつなので女性にとっても摂取すべき成分となります。

マカとの組み合わせ

そしてこれまた多いのがマカとの組み合わせ。

これはマカに多くのアルギニンが含まれるためです。

男性用のサプリや妊活用サプリにはよく配合されてますよね。

まとめ

アルギニンとシトルリンは相性が良く、一緒に摂取することをおすすめします!

アルギニンとシトルリンの効果効能からわかる摂取の大きな目的としては、NOを発生することによっての血流促進です。

血行が良くなることで体にとってうれしい効果がたくさんあります。
だからといって過剰摂取はいけません。

多く摂ればそれだけ効果を得られるものではありません。

そしてもちろんこの2つだけ摂れば健康になれる、というわけではありません。

何事も健康のためであれば栄養のバランスが大切。そしてサプリは補助食品であること。

食事で摂り切れないものを補助する食品であることを忘れずに、気になる方は検討してみてくださいね!

 

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参考サイト
L-Arginineの不妊治療における効果-Pure Encapsulations社
シトルリンの代謝と薬効-公益社団法人 日本農芸化学会
動脈硬化症とアルギニン、シトルリン-生化学第86巻第3号(2014)