産後ドゥーラとは、産前産後ケアをしてくれる女性のこと。
出産後のお母さんが安心して子育てができるような環境を整えるためのサポートをします。
もし、一人で赤ちゃんの世話をすることが辛いと思っているのならば、利用してみてはいかがでしょうか。手頃な金額で、しっかりサポートを受けられます。
産後ドゥーラとは、産前産後ケアをしてくれる女性のこと。
出産後のお母さんが安心して子育てができるような環境を整えるためのサポートをします。
もし、一人で赤ちゃんの世話をすることが辛いと思っているのならば、利用してみてはいかがでしょうか。手頃な金額で、しっかりサポートを受けられます。
近年では核家族化が進み、地域とのつながりも薄れてきていますね。
そのため、子供が生まれると家事や育児を誰にも頼れず孤立したお母さんが増えています。
とくに高齢で出産されたお母さんは、親が高齢のため頼れないという話をよく聞きます。
母親が孤独な状態で子供を育てていることを「孤育て」といい、現代社会の問題の一つとなっています。
そういった孤育て中の母親には相談相手、家事や育児に協力してくれる経験や知識が豊富な第三者が必要なんです。
孤立した中で子育てを行っている人をサポートしてくれる存在として、産後ドゥーラと呼ばれる人たちがいます。
最近、注目を浴びてきている、産後ドゥーラとはどういった人なのかをみていきましょう。
「ドゥーラ」の語原はギリシャ語の「他の女性を支援する経験豊かな女性」です。アメリカで助産師が衰退したときに、出産前後の女性を支援する「ドゥーラ」が確立しました。
産後ドゥーラは、出産後の女性のサポートのために必要な知識や技術を70時間以上費やして学んでいますので安心して任せることができます。
産後すぐのお母さんの心に寄り添って、産後の世話や母乳育児、家事のお手伝いなどさまざまな面からフォローしてくれます。
身近に頼れる人がいない場合に、母親の家事や育児のサポートをする役割を持つのが産後ドゥーラです。
育児の心配事についてもサポートしてくれるので、お母さんの大きな助けとなります。
最近では、里帰り出産をしない夫婦も多くなってきました。親世代は親の介護や仕事に忙しく子どもたちのお産の面倒を見られないという人も多いのです。
親に頼れない人にとって支えになるのが産後ドゥーラです。
専門的な知識があることはもちろんですが、産後ドゥーラには元々子どもが好き、子育て経験がある人が多いので安心です。
中には、看護師や保育士などの資格を持つ産後ドゥーラもいますので、自分の目的や要望に合った人を選ぶことができます。
お母さんは、出産後は赤ちゃんの世話で睡眠時間も削られストレスのたまる毎日を送っています。そこで、身体を休め、心を癒すことが必要となるのです。
産後ドゥーラは家事や家庭料理、赤ちゃんの世話をするだけではなくオイルマッサージ、アロマテラピー、ボディセラピストなどさまざまな特技や経歴のある人が揃っていますので、自分の目的や要望に合った人を選べます。
マッサージや、アロマで癒されれば心も身体も元気になりますね。
一人で子育てをしていると、孤独感、社会と隔離されているというような気持ちに陥りやすいものです。近所づきあいもあまりなく、親兄弟、友人も遠くにいるという場合、どうしても孤立しがち。
そんなお母さんにこそ、産後ドゥーラが必要です。産後ドゥーラは、産前産後の女性のために、寄り添って日常の生活を支えます。
産後は、ホルモンのバランスがくずれて気持ちが不安定になり、昼夜を問わず2時間から3時間おきの授乳でお母さんは心身ともに疲れています。
産後ドゥーラは、お母さんの身体を休め、家事や育児のサポートをします。
産後のうつは、子どもへの虐待の原因となるばかりではなく、ときにはお母さん自身を自殺に追い込むことがあります。
産後うつは、自分が孤立しているように感じることで悪化します。産後ドゥーラは産後うつになっているお母さんのためにも必要です。
産後うつを軽く考えないで酷くなる前に、病院に行くのをお勧めします。
産後ドゥーラは、産後の身体の回復や母乳がよく出るようにするための食事作りをしてくれます。
食事の支度は、身体が元に戻ってからではないと辛いものですよね。
産後ドゥーラは、料理が大好き、得意という人も大勢います。冷凍できる料理や冷蔵庫で長期保存できる総菜なども作ってくれますので、要望を言ってみましょう。
また、話し相手になってくれるという役割もあります。帰省しないで出産したお母さんは、産後の話し相手が夫だけという場合もあります。
夫に出産や育児のことを相談しても分からないないため一人で思い悩む人も多いのではないでしょうか。産後ドゥーラは相談相手という役割も担います。
産後ドゥーラは、沐浴、おむつ替え、ミルクの準備などの赤ちゃんのお世話をします。しかし、それだけではありません。上のお子さんの遊び相手、食事のときの手助けもしてもらえます。
産後のお母さんは赤ちゃんのことで忙しく、上のお兄ちゃんお姉ちゃんのことまでは、なかなか手が回りませんので助かりますね。
産後ドゥーラは料理、掃除、洗濯など日常的な家事のサポートをします。食事は場合によっては家族の分もお願いすることも可能です。家族の好み(薄味、濃い味、好きな食材など)を伝えておきましょう。
産後ドゥーラを利用したいときは、どうやって利用すればいいのでしょうか。
例として、ドゥーラ協会で、産後ドゥーラを利用する場合の流れについてみていきましょう。
産後ドゥーラはサイトから探します。都道府県、市区町村を選択します。次に、プロフィールや料金、サポート内容を確認して希望に合った産後ドゥーラを選びましょう。
産後ドゥーラを選んだら、申し込みボタンをクリックしフォームに必要事項を入力して問い合わせます。
その後産後ドゥーラから、連絡が入りますのでサポート内容の相談、スケジュールを調整します。
初回訪問では、「産後プランニング」を行います。現在の家族の状況、今後家族が赤ちゃんとどのように関わっていくのかなどを話し合い、今後の計画を立てます。
夫と一緒に話を聞くことも可能です。
当日のサポート内容を確認して、サポートを受けます。赤ちゃんとの生活がスムーズにできるように家事、育児、お母さんの心と身体のケアなどを行います。
派遣される人によって産後ドゥーラの費用は異なりますが、ほとんどが2,000円から3,000円です。
土日祝日は割増料金になる場合もあります。なお、人気のある産後ドゥーラは予約でいっぱいという場合もありますので、早めの予約をお勧めします。
全国区で利用できるのは、「ドゥーラ協会」と「キッズライン」です。
ドゥーラ協会は産後うつ防止、児童虐待防止、少子化対策が目的で設立されました。
なお、産後ドゥーラの養成、認定試験などを行っているのもドゥーラ協会です。また、ドゥーラの研究や養成プログラムの開発もしています。
産後ドゥーラのプロフィールページには詳しい内容が載っていますのでドゥーラ選びの参考になりますね。
公式HPはこちらhttps://www.doulajapan.com/
キッズラインのサイトでは、料金、看護師、保育士などの資格を持っている人、料理の得意な人などの条件で産後ドゥーラを検索できます。また、音楽、英会話を教えられるベビーシッターの派遣も行っています。
産後ドゥーラを卒業したあと、同じ人にシッターをお願いすることも可能です。
公式HPはこちらhttps://kidsline.me/
産後、一人で子育てをしていると誰でも孤独を感じて社会との隔絶を感じます。そんなときは、不安を一人で抱え込んで潰れてしまう前に産後ドゥーラを利用しましょう。
産後ドゥーラを頼ることで、社会とのつながりが持てますし、子育ての悩みも解消します。