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産後リフォームインナーはいつから必要?選び方と着ける順番を紹介!

 

出産を終えてひと段落すると気になりだすのが、体形の変化です。

ボディラインが気になる、骨盤の歪みが原因の不調がある等、産後の体形の変化で悩む人はたくさんいます。

こんな悩みを改善してくれるのが、産後リフォームインナーです。

今回は、産後リフォームインナーについての、基本的な知識を紹介します。

 

目次

産後は骨盤がゆがみやすい!?

産後は骨盤がゆがみやすい!?

お腹の中に赤ちゃんがいる時は、子宮や骨盤、筋肉や靭帯、お腹周りの脂肪等、お母さんの体を構成する様々な物が影響を受けています。

子宮や骨盤は大きくなり、それに合わせて筋肉や靭帯が伸びる為、体形はもちろん、姿勢や体のバランスも妊娠中は大きく変化しているのです。

骨盤の場合、リラキシンというホルモンによって本来の状態よりも緩んだ状態になっています。

この骨盤のゆるみは出産と出産後2週間程度の間が一番強く、この時の骨盤はとても不安定な状態にある為、しっかりと支えてあげる必要があるのです。

この時から骨盤を正しい位置に戻し、歪みを矯正する処置をしておかないと、骨盤がどんどん歪んでいってしまいます。

骨盤の歪みは体系の崩れや足腰の不調を生む原因となります。

産後の体形戻しや体調不良やトラブルを防止するには、産後の骨盤ケアが重要になってくるのです。

体型戻しには産後リフォームインナーがおすすめ

産後の体形戻しをしっかり行うには、産後リフォームインナーを使用するのがおすすめです。

産後リフォームインナーの効果をまとめると、以下の様になります。

  • 出産後の不安定な状態になっている骨盤を正しい位置にキープしてくれる
  • 出産後のお腹のたるみを引き締め、元の状態に戻るのを早めてくれる
  • お腹や腰回りを支える事で、内臓の下垂を防止し、出産後の体調不良を予防・改善してくれる
  • 出産後の体が元の体形に戻ろうとする際、その働きをサポートしてくれる
  • 骨盤や骨格を正しい位置に戻す事で、腰痛等のトラブルを防止してくれる
  • 適度な締め付けや体の正しい位置を維持する機能があるので、むくみ対策にもなる

産後リフォームインナーの効果をまとめると、この様な形になります。

産後の体を元のボディラインに戻すだけでなく、産後に起こりやすい体調不良やトラブルを防止する効果もあるのです。

赤ちゃんが生まれてからの数か月は、妊娠中に変化した体が元に戻る期間であると同時に、赤ちゃんのお世話が一番大変になる時期でもあります。

一番大変な時期でも健康に過ごす為には、産後リフォームインナーの力が必要になるのです。

産後リフォームインナーの種類は?

産後リフォームインナーには色々な種類があります。

それぞれの特徴や効果をまとめると、以下の様な内容になります。

産褥ニッパー

妊娠や出産で広がった骨盤を引きしめ、安定させる効果があります。

骨盤だけでなく、元の大きさに戻ろうとする子宮の収縮も助ける効果があり、出産直後から産後6か月まで使用されるリフォームインナーです。

腹巻型の物や巻きつけてホックやマジックテープで留めるタイプの物があります。

産褥サポーター

お腹周りを引き締めてくれる効果のあるリフォームインナーです。

腹巻の様な形状の物が多く、産褥ニッパーと似たような効果があります。

違いは産褥ニッパーが骨盤の引き締めが主なのに対し、産褥サポーターはお腹周りの引き締めが主になります。

産後の骨盤が広がった状態はお腹周りに脂肪が付きやすい状態になっている為、産褥サポーターである程度お腹を引き締めてあげる必要があるのです。

産褥サポーターは体調に合わせて使用する為、お医者さんの許可をもらってから使用するようにして下さい。

骨盤ベルト

骨盤の位置を整え、正しい位置に安定させる効果があります。

産褥ニッパーの次に早く使用する事が出来るリフォームインナーで、産後のお腹周りやお尻周りのケアが出来ます。

骨盤を正しい位置に安定させる効果は、腰や尾てい骨の痛みケアや血行促進による基礎代謝の工場に役立ちます。

ウエストニッパー

下腹のたるみケアやウエストのくびれを生み出す効果のあるリフォームインナーです。

産褥ニッパーよりも締め付けが強いですが、調節が可能です。

大体産後1週間前から使用できます。

綺麗なボディラインを保つ為のケアをしたい人におすすめです。

リフォームショーツ

骨盤を正しい位置に戻すのを手伝いつつ、お腹やお尻周り、太もも等を引き締める効果があるリフォームインナーです。

産後リフォーム効果を付けたショーツで、お腹周りを主にケアするタイプと下腹から太ももまでをケアするタイプの2タイプがあります。

ショーツタイプなので、夜の眠る時に使用する事が多く、無理なく体をサポートしてくれます。

リフォームガードル(ハード・ソフト)

ハイウエストになっているガードルで、お腹周りを中心にお尻から太ももまでを引き締め、シェイプアップしてくれるリフォームインナーです。

パンツスタイルやタイトなスカートでもきれいに履きこなす事が出来ます。

ハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイプはしっかりと引き締めてくれる感じが強いのに対し、ソフトタイプは引き締め感がソフトになっています。

腰回りや下半身をしっかりサポートしてほしい場合はハードタイプ、活動する事が多い場合はソフトタイプがおすすめです。

産後リフォームインナーはいつから必要?

産後リフォームインナーはいつから必要?

産後リフォームインナーは、出産直後から6か月間の間に使用します。

産後リフォームインナーは使用する器官によっても違ってくるので、出産後すぐ、出産後1週間、出産後2週間の3つの期間でそれぞれに適したものを使用していきます。

出産後の体調や体の変化に合わせて使用しますので、必ずこの期間内で使用するとは限りませんが、大体の目安はこの時期となります。

基本的に、妊娠に合わせて変化した体が、元の体形に戻る期間に使用するものだと考えて下さい。

産後リフォームインナーを着ける順番

産後リフォームインナーにはつける順番が存在します。

体の状態によって微妙な違いはありますが、大体がこの順番で使用されます。

産後すぐ~

産後すぐは、不安定な状態の骨盤や子宮を支える為に使用します。使用されるのは産褥ニッパーです。

この時に産褥ニッパーを使用しておくと、体形の戻りが早くなる他、悪露が早く終わる、軽度失禁を軽減できる等、出産後の体を整える効果もあります。

横になっている期間が長いので、着脱しやすい物や締め付けがソフトな物から使用し始める事をおすすめします。

産後1週間~

産後1週間はお腹を引き締め、お腹や腰、お尻等のたるみを防止する為に使用します。

この時から、昼夜で使用するリフォームインナーを使い分けていきます。

昼はウエストニッパーやリフォームショーツを、夜はリフォームショーツか産褥サポーターを使用します。

無理をして締め付けの強いタイプを使用すると、体に負荷をかけてしまいます。自分の体調を見ながら使用するようにして下さい。

産後2週間~

この頃から、本格的に体を戻す為のシェイプアップ等を行っていきます。

リフォームインナーも、体を引き締める効果の高い物を使用します。

昼間はリフォームガードルを、夜は産褥ニッパーを使用します。

リフォームインナーはソフトタイプから始めて、慣れてきたらハードタイプも使用すると無理なく使用する事が出来ます。

また、体の状態にもよりますが、体調が良いようならリフォームインナーの使用と共にエクササイズも行うとより効果的です。

産後リフォームインナーのサイズの選び方

産後リフォームインナーのサイズの選び方

リフォームインナーは体系を元に戻す効果や、骨格や内臓を正しい位置に固定する効果があります。

この効果を期待して、本来のサイズよりも小さい物や締め付けの強すぎる物を使用してしまうと、逆効果になる他、体に負担をかけてしまいとても危険です。

産後リフォームインナーのサイズは、臨月予想体重と妊娠前の体重の差から判断します。

まず、以下の計算式から1ヵ月分の増加した体重を算出します。

 

(現在の体重-妊娠前の体重)÷妊娠期間=1か月あたりの増加した体重

次に、臨月を迎えた時の予想体重を計算します。

 

1か月あたりの増加した体重×臨月までの期間+現在の体重=臨月時の予想体重