ネット通販最大手といえるAmazonから、食材の宅配サービスAmazonフレッシュが開始されました。
まだまだ対応エリアが狭く、どんな特徴のサービスなのかきになるものの、全く見えてこない人も多いでしょう。
現時点で発表されているAmazonフレッシュの情報を細かくまとめ、その他の食材宅配のサービスとの大きな違いをまとめてみました。
ネット通販最大手といえるAmazonから、食材の宅配サービスAmazonフレッシュが開始されました。
まだまだ対応エリアが狭く、どんな特徴のサービスなのかきになるものの、全く見えてこない人も多いでしょう。
現時点で発表されているAmazonフレッシュの情報を細かくまとめ、その他の食材宅配のサービスとの大きな違いをまとめてみました。
Amazonフレッシュの最大の特徴となる商品ラインナップは、野菜、果物、鮮魚、精肉、乳製品といった1万7000点以上の食料品です。これまでAmazonでの取り扱いが無かった生鮮食品の取り扱いを始めたことが最大の特徴と言えるでしょう。
その他、元々のAmazonの商品ラインナップの豊富さを活かしたキッチン用品から健康、美容用品、ベビー用品やペット用品まで幅広い取扱商品を揃えています。
サービス開始直後の現在、対応エリアはまだまだ狭く、東京都の港区、千代田区、中央区、江東区、墨田区、江戸川区の6区域(一部エリアを除く)といった限られた地域でしか利用できません。
しかし、今後対象エリアを順次広げていく計画をしているとされています。
午前8時〜深夜0時までが配送時間となり、2時間毎に区切られた配送時間から好きな時間を選んで注文ができます。
最短で注文から4時間で商品配達が可能なので、外出はできないが買い物忘れのものがあった場合などに重宝します。
注文金額の合計が6,000円以上であれば、送料は無料となります。
6,000円に満たない場合には、1回あたり500円の送料が必要となってきますので、基本的にまとめ買いをした方がお得になります。
Amazonフレッシュを利用するには、月額500円の会費が必要です。さらに、Amazonフレッシュの申し込みにはAmazonプライムへの加入が条件となっています。
Amazonプライムは月会費3,900円が必要なため、合計4,400円の会費が必要ということになります。
Amazonフレッシュで扱う商品は川崎FC(フルフィルメントセンター)で一括管理がされています。
ここには常温、冷蔵、冷蔵の三温度帯で管理ができる設備が整っており、食品の鮮度が徹底管理されています。
素早いお届けを実現するために、購入から最短1時間で到着するAmazon Prime Now(プライムナウ)の拠点が活用されます。
都内の配送拠点には、世田谷区、江東区、豊島区があるが、現時点では江東区の配送センターのみが対応した限定エリアでのスタートとなりました。
Amazon Prime Now(プライムナウ)の拠点を利用することを踏まえると、今後関西を始めとした都市部での展開が考えられますが、三温度帯で保存ができる管理センターFC(フルフィルメントセンター)が整備され次第広がっていくことになるでしょう。
専用のボックスに保冷剤を入れて保温をしたまま玄関先で保管ができます。不在の際にも受け取りができるため、ますます便利なサービスと言えます。
専用ボックスは常温や冷蔵、冷凍の保存方法によって、それぞれ黒白緑の色の取手で区別されています。
専用ボックスに入れる際も、紙袋でひとまとめにして入れてもらえるので、取り出しも簡単です。
一番の大きな違いは、注文から到着までの早さです。
一般的な食材宅配サービスは早くとも注文から2〜3日、会社によっては1週間前から注文をする必要があります。
その点、Amazonフレッシュは最短4時間でその日のうちにご自宅へ商品を配送することができます。
もう外出はできないけれど、当日のうちに欲しい章句材の注文ができるという点は非常にメリットです。
食材宅配業者は食材の取り扱いが主になるため、日用雑貨まで幅広く取り扱いのあるAmazonフレッシュに軍配が上がります。
食品に関しても、AmazonフレッシュではOisixの食材を紹介しているので有機野菜の取り扱いも豊富です。Amazonフレッシュも食材宅配と優劣をつけにくいラインナップを揃えていると言えます。
この点は、使い方や注文量や頻度によってどちらが安いかは異なります。
食材宅配サービスは基本的に定期購入となり、毎月一定額がかかることとなります。多くのサービスでは入れ替えはできるものの、旬のオススメの野菜や食材を配送してくれるため、食材購入のベースを食材宅配サービスでまかなう利用イメージになります。
一方、Amazonフレッシュの場合、個別で欲しい商品を選んで購入するスタイルです。必要なものだけをAmazonフレッシュで購入することができます。
ただし、Amazonプライム会員費とAmazonフレッシュ会員費の合計4,400円が毎月必要になることや、6,000円未満の注文には500円の送料がかかることを考えると、買い物のメインをAmazonフレッシュとした方がオトクに利用ができます。
食材の価格そのものは、食材宅配とAmazonフレッシュで大きな違いはありませんので、利用頻度によってどちらがリーズナブルかの違いがでてきます。
Amazonフレッシュも即日配送を強みとしていますが、ネットスーパーも同様に即日配達を行っている所がほとんどです。
「その日のうちに欲しい」という点で見れば両者に違いはありませんが、Amazonフレッシュは最短4時間という超速の配達を行っています。ネットスーパーでは込み具合によってどれだけ早く配送をしてくれるかの保証は基本的にありませんので、「スグに欲しい」という場合はAmazonフレッシュが強みを出していると言えます。
Amazonフレッシュでもネットスーパーでも、食品から日用品まで幅広いラインナップを用意しているため商品数に大きな開きはありません。
強いて言うのであれば、食品の品質の違いでAmazonフレッシュは差別化をしています。Oisixの野菜など鮮度や品質のいいもの、有機野菜などこだわりの食品をAmazonフレッシュでは取り揃えています。
「プレミアムセレクション」と呼ばれるこだわりの食材を取り揃えており、品質へのこだわりを武器にして展開をしていくものと考えられます。
ただし、その分商品の値段も少し割高となりますが、品質重視で選びたい人にはAmazonフレッシュが向いているでしょう。
料金の違いで見比べると、完全にネットスーパーが低いコストで利用ができます。
商品価格も店舗のスーパーと変わらない価格で提供されているため、特別に高い買い物をしているという感覚はないでしょう。
配送料は、Amazonフレッシュでは6.000円未満の場合500円、おうちでイオンでは5,000円未満の場合300円と大きな違いはありませんが、最低合計額が少しでも安い方が手軽に利用ができますね。
さらに、大きな違いは月額の会費の有無です。Amazonフレッシュを利用するには合計4,400円の月会費が必要になりますが、ネットスーパーの多くはこういった会費を取っていません。
月々にかかる固定費の安さは圧倒的にネットスーパーの強みとなっています。
Amazonフレッシュは、アマゾンの今後を左右する期待の新サービスと言えます。
スピード鮮度、品揃えと、培ってきた物流のノウハウを活かして業界に大きな衝撃を与えることになるでしょう。
しかし、設備不足で現時点では限られた地域でしか利用ができないため、今後どこまで対応エリアが広がっていくのかが楽しみです。
ネットスーパーや食材宅配サービスと比較をしてみると、どのような人がAmazonフレッシュを利用するのに適しているか見えてきたと思います。
今後お住いが対象エリアとして広がった場合、一度検討してみてはいかがでしょうか。