WiMAX2+の人気端末「W03」のスペックや特徴は?速度や設定方法を紹介!
WiMAX2+ルーターには様々な機種があり、契約の際にどれを選べば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
端末の名前もよく似ていて、非常にややこしいと思います。
そこで今回はファーウェイ製の「W03」について、速度やメリット、設定方法などの詳細について見ていきたいと思います。
これを参考にして、自分が求める機能を持ったルーターを選んでください。
目次
WiMAX2+の人気機種「Speed Wi-Fi NEXT W03」の詳細
従来の「W02」に変わり、ファーウェイから新しい機種である「W03」が発売されています。
この機種は従来の「W02」に比べてどのように変わっているのでしょうか。
まずは、「W03」のスペックや特徴を見ていきましょう。
「Speed Wi-Fi NEXT W03」の概要
「W03」は下り最大370Mbpsに対応したファーウェイ製のルーターで、「au 4G LTE」にも対応しているのが特徴です。
バッテリーの持ち時間を伸ばすために3つのモードが設定されており、手動やバッテリーの残量によって自動で切り替える設定などもあります。
基本スペック
機種名 |
Speed Wi-Fi NEXT W03 |
製造元 |
ファーウェイ・ジャパン(株) |
重量 |
約127g |
サイズ |
約W120xH62xD11.4mm |
Wi-Fi規格 |
IEEE802.11a/11b/
11g/11n/11ac
5GHz対応 |
利用電波 |
WiMAX2+
下り最大220Mbps
au 4G LTE
下り最大370Mbps |
バッテリー |
約9.5時間:ハイパフォーマンスモード
約10.2時間:バランスモード
約12.2時間:エコモード |
本体の色 |
ホワイト
オレンジ |
特徴 |
au 4G LTEを併用すると最大370Mbps |
通信方式 |
CA |
バッテリー交換 |
不可 |
バッテリー容量 |
3000mAh |
最大接続台数 |
Wi-Fi: 10台
Bluetooth:不可
USB:1台 |
注意事項
「W03」の注意事項としては、以下の2点の注意事項があることに留意する必要があります。
- 下り最大370Mbpsの通信速度を利用するためには、「au 4G LTE」を併用(LTEオプションの利用)が必要
- 旧WiMAX回線は利用できない
「W03」の概要はこういったところです。
大きな特徴としては、やはり「下り最大370Mbps」に対応したというところではないでしょうか。
次の章では、この章で紹介したスペックや機能をあらためて深く見ていきたいと思います。
「Speed Wi-Fi NEXT W03」の特徴やメリット
先の章では「W03」のスペックや機能を一通り紹介しました。
ここでは、それらの中からポイントとなる特徴を拾い上げて、より細かく見ていきたいと思います。
これらは「W03」の他機種にはない大きなメリットとなっています。
①下りの速度がなんと最大370Mbps
従来のWiMAX2+ルーターでは下り最大速度が220Mbpsであったのが、「W03」では最大370Mbpsまで速度アップがなされています。
これは非常に大きな向上だと言えます。
②スマホとワンタッチでWi-Fi設定ができる
普通WiMAX2+ルーターとスマホを接続する際は、SSIDなどを入力する必要がありますが、「W03」はNFC対応端末であればかざすだけで設定を完了することが出来ます。
これは非常に便利な機能だと言えます。
③バッテリー残量に応じて省エネモードに
「W03」ではバッテリーを節約して使うために3つのモードを持っていますが、バッテリーの残量に応じてこれらを自動で切り替えることが出来ます。
これはバッテリーを長持ちさせるために便利な機能です。
④バッテリー容量が9時間30分
バッテリーの持ち時間が従来型の「W02」と比べて大幅に伸びています。
これについて、下記に両機種を比較した表を作成しました。
機種名 |
Speed Wi-Fi NEXT W03 |
Speed Wi-Fi NEXT W02 |
バッテリー |
約9.5時間:ハイパフォーマンスモード
約10.2時間:バランスモード
約12.2時間:エコモード |
約6.5時間:ハイパフォーマンス設定
約7時間:ノーマル設定
約8.5時間:バッテリーセーブ設定時 |
これを見ると、「W03」は「W02」とくらべてほぼ3時間程度バッテリーの持ち時間が長くなっていることがわかります。
これは大きな性能向上です。
⑤「au 4G LTE」モード使用時の最高速度がアップ
こちらも性能向上についてです。
旧機種である「W02」と比較して、「W03」は「au 4G LTE」を使った時の速度が大幅に向上しています。
機種名 |
Speed Wi-Fi NEXT W03 |
Speed Wi-Fi NEXT W02 |
速度 |
au 4G LTEを併用すると最大370Mbps |
au 4G LTEを併用すると最大220Mbps |
⑥干渉の少ない5GHzが使用可能
これは旧機種である「W02」とも共通の仕様ですが、Wi-Fi機能では従来の2.4GHz帯に加えて電波干渉の少ない5GHzの電波(IEEE802.11a, ac)を利用することが出来ます。
これもWi-Fi接続の安定性という意味で大きなメリットとなっています。
ファーウェイ製のWiMAX2+ルーターである「W03」は、旧機種である「W02」と比べてさまざまな新機能や性能の向上を実現しており、大きなメリットとなっているのですが、その中でも特にポイントとしてあげられるのがこの6つです。
次の章では、逆に「W03」が持つ他機種と比べてデメリットと言える部分について見ていきましょう。
「Speed Wi-Fi NEXT W03」のデメリット
先の章ではWiMAX2+ルーター「W03」の特徴やメリットについて見てきました。
しかし、良いことばかりなのでしょうか。良くない面はないのでしょうか。
本当の意味で「W03」というWiMAX2+ルーターを知るためには、メリットとデメリットの両方を知る必要があります。
そこで、この章では、「W03」がどういうデメリットを持っているのかということを見ていきたいと思います。
下記に、この機種のデメリットと思われる部分を挙げていきます。
①旧WiMAX2+は利用できない
速度制限なしのノーリミットモードを利用するためには旧WiMAX2+に対応している必要がありますが、「W03」では旧WiMAX2+には対応していないので利用することが出来ません。
②下り最大370Mbpsを利用するにはハイスピードプラスエリアオプションが必要
「W03」は下り最大370Mbpsという超高速インターネット接続が利用できることを売りにしていますが、このルーター単体でその速度が利用できるわけではありません。
最大370Mbpsを利用するには「au 4G LTE」を併用する必要があり、そのためには月額約1000円の「LTEオプション」を契約する必要があります。
③クレードルは別売りになっている
室内などでWiMAX2+ルーターを使うときは、据え置くことが出来て電源などをも付属しているクレードルが便利です。
しかし、他のWiMAX2+ルーターでも同じですが、クレードルは付属ではなくて別売りになっているので、使用したい場合は改めて購入する必要があります
このように「W03」も良い面ばかりではなく、デメリットとなる面もあります。
自分がどういう使い方をしたいのかという目的と照らし合わせてデメリットがどうしても支障になるようであれば他の機種を選択するということも必要になります。
しっかりと把握しておきましょう。
次の章では「W03」を使うにあたっての実際の設定方法を確認しておきましょう。
「Speed Wi-Fi NEXT W03」の設定方法
ここまで「W03」の特徴やスペック、メリットとデメリットについて見てきました。
しかし、実際に使うことになればどのように設定するかということはとても重要です。
この章では、「W03」を実際に使う時に設定方法を見ていきます。
「W03」を使うときは以下の手順で行います。
設定の際は「プロファイルの選択」と「通信モード設定」の両方を行います。
プロファイルの選択
- ホーム画面の「設定」を開く
ルーター本体の液晶画面から「設定」を開きます。
- 「プロファイル選択」を開く
- プロファイルを選択する
以下のようにプロファイルを選択します。
・シェアードIPアドレス:「ED01」を選択します。
・グローバルIPアドレスオプションに申し込んでいる場合:「ED02」を選択します。
- 上のチェックを入れて完了
このように、WiMAX2+ルーターで使えるクレードルとは単にルーターを充電するだけのものではなく、有線LANネットワークを提供するなど家庭やオフォスで据え置き型として利用する際に便利な機能をたくさん持っています。
ファーウェイ製のWiMAX2+ルーター「W03」は「au 4G LTE」に対応した人気のルーターですが、従来機種の「W02」に比べて以下のような点で大きく進歩しました。
WiMAX2+ルーターを置いて充電するだけでなく有線LANを提供するといった便利な機能を持つクレードルは家庭やオフィスで利用するのであれば必須とも言える機器です。