WiMAXを解約することを考えている方はどのくらいいるでしょうか。
解約の際に気をつけるべきことの一つに「プロバイダによって解約方法が違う」ということがあります。
あるプロバイダは電話、またあるプロバイダはWebサイトからということが実際にあります。
今回は、大手プロバイダの一つであるDTI WiMAXについて、解約方法や注意点を見ていきましょう。
この記事の目次
DTI WiMAX2+を解約したい場合、まず始めに「違約金」に注意しよう!
どのプロバイダのWiMAXサービスについても言えることですが、解約の際には違約金に注意しましょう。
WiMAX2+の契約は2年間などの一定期間を単位としており、その条件を前提として割引などのサービスを行なっています。
そのため、一定期間を満たさない解約を行うと契約違反という形になり、違約金を支払う必要が出てくるのです。
違約金=契約解除料や解除手数料
先ほども少し説明しましたが、WiMAXを解約する時に発生する違約金とは「契約解除料」や「解除手数料」と同じです。
そして、それに加えて一定期間を経ていないための違約金というニュアンスが含まれます。
最低利用期間と更新月
どのプロバイダでもそうですが、WiMAXでは一定期間の契約を前提としています。
それが最低利用期間というものです。
そして、この契約は一定期間がすぎると更新が行われ、そのタイミングを更新月と呼びます。
契約更新月以外に解約すると「違約金」が発生
先ほどWiMAXを解約すると違約金が発生すると説明しました。
ただし例外があり、一定期間の契約の更新タイミングである更新月には「違約金」が発生しません。
契約更新月を確認する方法は?
契約更新月を確認する方法はプロバイダによっても違いますが、DTIの場合は会員ページである「My DTI」で確認することが出来ます。
解除手数料ってどれくらいかかるの?
違約金と一口に言っても、どれくらいかかるのでしょうか。
例えば、UQ WiMAXのWiMAX2+プランでは以下のようになります。
- 1〜13ヶ月目:19000円
- 14〜25ヶ月目:14000円
- 26ヶ月目:更新月のため無料
- 27ヶ月目以降:9500円
このように、時期によって4パターンの違約金が設定されていることがわかります。
さらにその中でも契約更新月である26ヶ月目は違約金自体がまったくかかりません。
ちなみに旧WiMAXでは以下のようになります。これは1年契約のプランの例です。
- 1〜11ヶ月目:9500円
- 12ヶ月目:無料(かからない)
- 13〜23ヶ月目:5000円
- 24ヶ月目以降:無料(かからない)
できるだけ契約解除料が0円の更新月に解約するのがおすすめ!
高額な違約金は更新月であれば支払う必要がないものです。
できる限り解約は契約更新月に行なって、不必要な違約金を支払わなくて済むようにしましょう。
このようにDTI WiMAXに限らないことですが、解約をしようとする場合は「違約金」に注意し、更新月をしっかりと確認して支払いを避けるようにしましょう。
次の章では、DTI WiMAXの特徴である「解約」と「退会」という2つの解約方法について見ていきます。
DTI WiMAX2+の解約方法には、「解約」と「退会」がある
別記事で取り上げたSo-netもそうですが、DTIの解約方法にも「解約」と「退会」の2種類があります。
つまり、WiMAXのような特定のサービスだけ止めてしまう「解約」と、DTIのすべてのサービスを解約して会員であることをやめてしまう「退会」の2種類です。
解約
WiMAX2+やADSLといったDTIが提供している特定のサービスだけ解約するものです。
ここで解約したからといって、DTIの会員自体の契約は残ったままです。
退会
解約とは違い、こちらはDTIのサービスをすべて解約し、DTIの会員ではなくなってしまうという手続きです。
解約日の期日指定
DTI WiMAXでは締め日が毎月25日となっています。
そして25日を過ぎてしまうと翌月扱いとなり、契約更新月で解約しようとしても違約金が発生するといったことにもなりかねません。
この点は注意しましょう。
つまり、DTI WiMAX2+を解約しても、DTI会員を退会したことにはならない
上記で説明した通り、「WiMAXの解約」と「DTIの退会」はまったく別です。
仮にWiMAXを解約したとしても、DTIを退会したことにはならないので注意が必要です。
どっちが良いかはケースバイケース
BIGLOBE WiMAX2+の利用を止める場合、「解約」と「退会」の2種類の方法がありますが、どちらを選べば良いかは、利用の仕方等によっても異なってきます。
つまり、どちらを選ぶかはケースバイケースということです。
具体的に「解約」と「退会」について、どちらを選べば良いか考えてみると、以下のようになります。
<解約のみにした方が良いケース>
- WiMAX以外にもDTIで光回線やADSLなど他のサービスを使っている場合
- 今後DTIで光回線やADSLなど他のサービスの契約をするつもりである場合
上記のような場合は、DTIの他のサービスを利用しているので、解約のみにしてDTI会員であり続ける必要があります。
<退会した方が良いケース>
- DTIのサービスを利用しているのはWiMAXのみであるという場合
- 今後、他のDTIサービスを利用する予定がない場合
上記のような場合は、現在も今後もDTIのサービスを使う予定がないので、会員であり続ける必要がありません。
したがって、解約をするのがオススメです。
ただ、いずれのケースでも注意すべきことは、WiMAXの解約を行うことでキャンペーンの対象外となってしまうということです。
あくまでキャンペーンはWiMAXの契約を一定期間続けていることが条件となりますので、このことには注意しましょう。
この章では、DTI WiMAXの利用を止める場合の2つの方法である「解約」と「退会」について、どういったものか、また選択の目安について説明しました。
次の章では、DTI WiMAX2+の解約の方法を説明します。
DTI WiMAX2+の解約方法
ここまではDTI WiMAXを解約するにあたって、注意すべき点(特に違約金の内容)について見てきました。
本章では、これを踏まえて実際に解約する方法を見てみましょう。
DTI WiMAX2+の解約方法はWebサイト上で解約を行う「オンライン解約」と、解約手続きを書面で提出する「書面解約」があります。
それぞれの流れは以下のようになります。
オンライン解約
- 会員サイト「My DTI」から解約手続きを行う
- 月末の解約処理後に使えなくなる
オンライン解約では25日までに手続きが行われた分が当月処理分となり、26日以降分は翌月扱いとなります。
書面解約
- 書面で解約届を提出する
- 月末の解約処理後に使えなくなる
書面解約の場合は、25日までにDTIに届いた分が当月処理分となり、それ以降についた分は翌月扱いとなります。
「DTIで利用中のすべてのサービスを終了させる手続き」→退会方法
次に、DTIの会員自体をやめてしまう「退会」について見ていきましょう。
退会は解約とは違い、DTIで契約しているすべてのサービスを停止して会員で無くなってしまうものです。
DTI WiMAXの退会を行う場合の方法はどうなっているのでしょうか。
退会は電話かメールフォームの2種類の方法があります。
電話
DTIのカスタマーサービスに電話して手続きを行います。
- 「(186)-0120-830-501」に電話をする
- スタッフの指示通りに手続きを行う
メールフォーム
会員サイトMy DTI内の問い合わせ用のメールフォームから解約を申し込みます。
- メールフォームから解約手続きを申し込む
- 指示に従って手続きを進める
このように退会の場合は2種類の方法がありますので、どちらかを選んで手続きを行うようにしましょう。
次の章では、WiMAX解約時に必要になる機器の返却について説明します。
DTI WiMAX2+解約時の返却について
解約の際は、他のプロバイダでもそうですが、返却するものがあるケースがあります。
一般的に返却が必要となるものは以下のようなものがありますが、DTI WiMAXの場合はどうなのでしょうか。
- SIMカード:解約後20日以内に返却する必要があります。
- 端末:端末機器の返却は不要です。
詳細については、以下のサポートページの記載があるので、そちらを確認してください。
解約の場合、端末機器の返却は不要ですが、20日以内にSIMカードを返却する必要があるので注意が必要です。
次の章ではDTI WiMAXを解約する際の注意点をあらためて整理し、まとめました。
DTI WiMAX2+を解約するにあたっての注意点
最後に、DTI WiMAXを解約する際の注意点について見ておきましょう。
解約がスムーズに行えるためには、事前に確認していた方が良いことや注意すべき点があります。
下記にまとめました。
①解除手数料の発生
上記でも説明していますが、WiMAXは一定期間の契約を行うことを前提に割引などのサービスを行っています。
そのため、その期間を満たさない解約については、「契約違反」ということになり、違約金として高額な「解除手数料」を支払う必要があります。
②WiMAX2+契約時のキャンペーンへの影響
キャッシュバックなどのキャンペーンは24ヶ月などの継続利用を受け取りの条件にしています。
そのため、この条件を満たさないままに解約すると、恩恵を受け取れないことになります。
③毎月25日(2月は24日)までが当月の受付扱い
DTI WiMAXは月末締めではなく、25日締めです。
解約月に手続きをしようと思っていても26日以降は翌月扱いになるので注意しましょう。
④「解約」と「退会」の2種類があることに注意
DTI WiMAXにはWiMAXなどのサービスのみ解約してDTIの会員は継続する「解約」と、すべてのサービスを解約し、DTI会員ではなくなってしまう「退会」があります。
⑤メールフォームからの退会も可能
解約や退会は会員ページであるMy DTIから行いますが、何らかの理由でMy DTIにログインできない場合は問い合わせ用のメールフォームから手続きを行うこともできます。
このようにDTI WiMAXを解約する際はいろいろと注意しておくことがあります。あらかじめ注意しておくと見落とすことがなくなりますので、しっかりと認識しておきましょう。
おわりに
本記事では、大手プロバイダであるDTI WiMAXのサービスを解約する方法、そして解約の際に気をつけるべきさまざまな事柄について見てきました。
解約の際にもっとも気をつけるべきことは「違約金」です。
何度も説明していますが、WiMAXは一定期間の契約を単位としているので、それを満たさない解約をしようとすると高額な違約金が発生します。この違約金を回避するためには、「契約更新月」に解約する必要があると説明しました。
他にも以下のような注意点があります。
- キャンペーンの恩恵が受けられなくなることがある
- 25日締めなので26日以降は翌月扱いとなる
こういった様々な注意点を踏まえて、解約する際には出来る限り契約更新月を利用して不要な出費を行うことがないようにしましょう。