WiMAXルーターと格安SIMを組み合わせて通信料金を節約することは、多くのメリットがあり、いろいろなところで記事として取り上げられているので、皆さんの中にも読まれたことのある方がいらっしゃると思います。
今回は「mineo」と「UQ mobile」というauの電波を使うことができる2つの格安SIMを取り上げ、WiMAXルーター「WX02」「WX01」で使うためにはどのようにすればよいのか見ていきましょう。
MVNO各社では、このように必要な通信量に合わせて最適なプランが利用できるようになっています。
auやNTTドコモなどの通常の携帯キャリアに比べると低価格で通信できるようになっていたりするなど、私たち利用者の使い方に合わせて選べるようになっています。
次の章では、実際に「mineo」や「UQ mobile」などの格安SIMを入れて使うことを想定しているWiMAX2+ルーター「WX02」「WX01」がどういう機種なのか、そのスペックと特徴を紹介します。
今回、「mineo」と「UQ mobile」のSIMカードを挿して使おうとしている「WX02」「WX01」といったWiMAX2+ルーターは、一体どういう機種でどういった特徴があるのでしょうか。
この章ではそれぞれの機種について詳しく見ていきましょう。
今回使おうとしているWiMAX端末「WX02」「WX01」は、NECプラットフォームズが製造する日本製のWiMAX2+ルーターで、Wi-Fiルーター機能(Wi-Fiブリッジ機能)を持っています。
両者ともWiMAX2+、 WiMAXの両方のサービスに対応しており、WiMAX2+の通信速度は最大で220Mbpsとなっています。
なお、「au 4G LTE」には対応していませんので「LTEオプション」サービスは利用することが出来ません。
2つの機種のうち新しい方であるWX02には、以下のような特徴があります。
基本スペック
特徴
バッテリーは比較的長く持ち、軽量で持ち運びには便利な機種となっています。
WiMAX2+と WiMAXの双方のサービスに対応しているが、au 4G LTEには対応していないので「LTEオプション」は使えないことに注意しましょう。
WX02に対して、一つ前の機種であるWX01は以下のような特徴を持っています。
基本スペック
特徴
新機種のWX02に比べると、若干バッテリーの持ち時間は悪いが、他の箇所はほぼ同じようなスペックとなっています。
ちなみにこちらもau 4G LTEに対応していないので、「LTEオプション」は使えません。
WX01を選択する場合は、この点もあわせて注意しましょう。
改めて「WX02」「WX01」を見てみると、双方の機種の違いは重さ(2g程度)とバッテリーの持ち時間程度で、ほとんど変わらないことがわかります。
これらの2機種はマイナーチェンジと言っても良いくらいの違いしかなく、ほとんど性能としての差はありません。
次の章では、実際に「WX02」「WX01」を「mineo」や「UQ mobile」のSIMを挿して使うための設定方法を説明します。
格安SIMである「mineo」や「UQ mobile」を、WiMAX2+ルーター「WX02」「WX01」で使うためにはどういった手順で何の設定をすれば良いのでしょうか?
まず簡単に流れを説明すると、WiMAXルーターにSIMを挿した上で、接続設定を行うという流れになりますが、具体的には以下のようになります。
まずは、WiMAX端末「WX02・WX01」に、契約中または新規契約したmineoかUQ mobileのSIMカードを挿し込みます。
ここまでが、WiMAX2+ルーター側の設定ですが、「mineo」や「UQ mobile」のSIMカードを挿した状態で、しっかりとアンテナが立っていて電波を捉えていることを確認してください。
ここまでの設定が完了すると、次はPCを使って接続の設定を行います。
設定方法はOSによって異なるため、「Windows」「Mac」に分けて下記に実際の手順を説明します。
それぞれお使いの環境に合わせて設定を行って下さい。
<Windows>
<Mac>
ブラウザでhttp://192.168.100.1に接続し、WiMAXルーターの設定画面から以下の情報を入力します。
<mineoの場合>
プロファイル名 | 任意の文字列を入れます |
APN | mineo.jp |
ユーザー名 | mineo@k-opti.com |
パスワード | Mineo |
認証タイプ | CHAP |
IPタイプ | IPv4 |
<UQ mobileの場合>
プロファイル名 | 任意の文字列を入れます |
APN | uqmobile.jp |
ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
パスワード | uq |
認証タイプ | CHAP |
IPタイプ | IPv4 & IPv6 |
上記の設定を行うことで、「WX02」「WX01」で「mineo」や「UQ mobile」の格安SIMを使ってインターネット接続が利用できるようになります。
実際にインターネット接続を行うためにはAPN設定を格安SIMの各社ごとに行う必要はありますが、設定自体はそんなに難しいものではありません。
この手順に従えば、簡単に設定して利用することができると思います。
このように簡単に利用できる格安SIMですが、利用するにあたって注意すべき点もあります。
次の章では、これについて「au 4G LTE」の利用に関する注意点を見ていきます。
格安SIMをWiMAX2+ルーターと組み合わせて使うと「au 4G LTE」を「LTEオプション」を契約することなしに使うことができる場合があります。
ただし、「WX02」「WX01」という今回紹介したWiMAX2+ルーターは「au 4G LTE」には対応していないので注意が必要です。
つまり、「WX02」「WX01」という2つのWiMAX2+ルーターは「au 4G LTE」には対応していないので、仮にWiMAXの電波が利用できない場合であっても「au 4G LTE」の高速なインターネット回線は利用できないので注意が必要です。
したがって「mineo」や「UQ mobile」という格安SIMを使うことで「LTEオプション」を使わないで、「au 4G LTE」を使おうと考えている場合には、利用できないことを覚えておいてください。
WiMAXルーターと格安SIMを組み合わせて使うことで、通信料金を節約することが出来るといったことは多くのところで取り上げられています。
今回の記事では「mineo」と「UQ mobile」といった格安SIMをWiMAX2+ルーター「WX02」「WX01」で使うことができるのか。
実際に格安SIMを使うためには、「どういった設定を行えば良いのか」ということについて説明しました。
まずWiMAX2+ルーター「WX02」「WX01」は双方とも機能的にはそれほど大きな違いはなく、バッテリーが多少長く持つようになったなどのマイナーチェンジとなっています。
したがって、いずれのルーターであっても「mineo」と「UQ mobile」のSIMカードは同じように利用することが出来ます。
また、実際に使う場合の手順についてはそれほど難しいものではありません。
WiMAXルーターにSIMカードを挿して起動すると自動的にルーター自体は電波を取得し、接続することができます。
あとはインターネットに接続するための接続設定を行うとネットを利用することが出来ます。
実際の接続設定については、今回紹介したものを使うことが出来ます。
したがって、それほど悩まれるようなものではないと思います。
WiMAX2+ルーター「WX02」「WX01」で「mineo」や「UQ mobile」といった格安SIMを使うことは非常に簡単で、今回ご紹介した手順で問題なく出来ると思います。
ただし、注意点として「au 4G LTE」が使えないということが挙げられます。
WiMAX2+ルーター「WX02」「WX01」では「au 4G LTE」には対応していないので利用できないのです。
今回説明したように「au 4G LTE」に対応していないといった注意点はあるものの、WiMAX2+ルーター「WX02」「WX01」で「mineo」や「UQ mobile」といった格安SIMを使うことは非常に簡単で、かつ大きなメリットがあります。
少しでも興味を持たれた方は、今回の記事を参考にして頂いてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。