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WiMAXユーザーも「au Wi-Fi SPOT」が使える!?各端末の設定方法と注意点を解説

公衆無線LANサービスである「au Wi-Fi SPOT」は、カフェや駅など全国20万箇所以上で利用できます。

このサービスではauの契約があると、非常にお得に最大866Mbpsもの超高速なインターネット接続サービスが利用出来る便利なものです。

本記事では、この「au Wi-Fi SPOT」がどういうもので、どういう設定をすれば使えるのか、詳しく迫ります。

目次

「au Wi-Fi SPOT」とは?

簡単に言うと「au Wi-Fi SPOT」とは公衆無線LANサービスの一つです。

この章では、改めて

  • 「au Wi-Fi SPOT」がどういうものであるのか
  • どれくらいの速度が出るものなのか
  • どういうところで使えるのか

といった「au Wi-Fi SPOT」のさまざまな特徴について紹介します。

「au Wi-Fi SPOT」の概要

全国20万箇所以上で利用できる公衆無線LANで、au契約者は無料か、もしくは月額300円といった低価格で使うことができるようになっています。

従来のWi-Fi(150Mbps)から超速Wi-Fi(866Mbps)へ順次対応

速度は従来150Mbpsというものでしたが、現在866Mbpsという非常に高速なものへと順次対応が進められています。

150Mbpsでも十分速いですが、866Mbpsもあれば普通の使い方ではもはや不満はないのではないでしょうか。

主な利用スポットを紹介

サービスが利用できるスポットは全国20万箇所以上で、現在も拡大中です。

具体的には以下のような場所で使うことが出来るようになっています。

  1. カフェ
  2. ファーストフード
  3. レストラン
  4. 居酒屋
  5. 駅、空港など

こういった日本全国のさまざまな場所で自由に使える公衆無線LANサービスが「au Wi-Fi SPOT」なのです。

次の章では、この「au Wi-Fi SPOT」が実はWiMAXユーザーも利用できるということを紹介します。

実はこの「au Wi-Fi SPOT」はWiMAXユーザーも使える!?

auユーザーが無料もしくは低価格で利用できる公衆無線LANサービスである「au Wi-Fi SPOT」。

実はこのサービスはauユーザーだけでなく、WiMAXユーザーも利用できるのです。

それはどうしてでしょうか?

auユーザーのための公衆無線LANサービスであるはずの「au Wi-Fi SPOT」をなぜWiMAXユーザーが使えるのか?

その理由は以下のようなものです。

そもそもWiMAXは、auと同じKDDIのグループ企業

WiMAXはauと同じKDDIのグループ企業です。

したがって、auと同じサービスを受けられるようになっているのです。

WiMAXでauのLTEサービスである「au 4G LTE」を利用できるオプションがつけられるといったこともこういう理由からです。

よって、WiMAX利用者でも「au Wi-Fi SPOT」を無料で使える

auと同じグループ会社で一部のサービスを同様に受けられるということで、「au Wi-Fi SPOT」についてもau利用者と同様に無料で利用することが出来ます。

「au Wi-Fi SPOT」を利用できるWiMAXプランの条件

ただ、すべてのWiMAXプランで同じように「au Wi-Fi SPOT」が利用できるわけではありません。

「au Wi-Fi SPOT」の利用にはUQ Wi-Fiプレミアムと呼ばれる無料のオプションプランに加入することが必要ですが、これはWiMAX2+のプランで契約しておくことが必要となります。

したがって、従来のWiMAXプランではこのサービスは利用できないことに注意しましょう。

ただし、WiMAX2+の最新機種「W03・W02・WX02」では利用不可

実は「au Wi-Fi SPOT」は「W03・W02・WX02」といった最新機種では使えないのです。

以前のWiMAXルーターは「au Wi-Fi SPOT」に接続し、それをパソコンなどに中継する「Wi-Fiブリッジ機能」を持っていました。

しかし、最新機種である「W03・W02・WX02」からは「Wi-Fiブリッジ機能」がなくなってしまったため、使えなくなったのです。

そういった方には、他のWi-Fiサービス「UQ Wi-Fi」や「Wi2 300」がおすすめ

最新機種である「W03・W02・WX02」では「au Wi-Fi SPOT」の利用はできません。

こういったケースでは、別のサービスである

  • 「UQ Wi-Fi」
  • 「Wi2 300」

をおすすめします。

WiMAX2+のオプションサービス「UQ Wi-Fiプレミアム」の申込や設定方法

WiMAX2+で「Wi2 300」を利用するための申込方法や利用手順を紹介

これらはauとは別にUQコミュニケーションズやワイヤ・アンド・ワイヤレスといった会社から提供されているもので、駅やレストラン、カフェ等で利用できます。

このように「au Wi-Fi SPOT」は便利なものですが、利用するにはいくつかの条件があります。

条件がクリアできるのであれば、とても良いサービスなのでぜひ活用してみてください。

次の章では、実際にWiMAXルーター各機種で「au Wi-Fi SPOT」を利用するための設定手順について見ていきましょう

WiMAXで「au Wi-Fi SPOT」を使うための各ルーターの設定方法

WiMAXルーターで「au Wi-Fi SPOT」を使うためには、必要な設定を行う必要があります。

設定を行わないとこの公衆無線LANネットワークを利用することはできません。

ここでは、主なルーター機種で「au Wi-Fi SPOT」を利用するためにはどういった設定が必要なのか、設定手順を見ていきましょう。

今回は「au Wi-Fi SPOT」が利用可能な主な5機種について、どういった設定を行えば利用できるようになるのか見ていきましょう。

Speed Wi-Fi NEXT WX01

WX01の場合は設定するのにパソコンが必要になります。

①WX01とパソコンをネットワークで接続させる

②パソコンでブラウザを起動して、「http://192.168.179.1」に接続する

③管理画面から「簡易設定」-「Wi-Fiスポット」を開く

④「使用する」にチェックを入れる

⑤「設定」→「保存」の順にクリックする

Speed Wi-Fi NEXT W01

この機種の設定方法は以下のようになります。

①ホーム画面で「設定」を表示させる

②「通信設定」の画面から「Wi-Fiスポット」画面を表示させる

③「Wi-Fiスポット接続」を有効にすると接続できる

Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11

この機種の設定方法は「Speed Wi-Fi NEXT WX01」と同じです。

上記をご参照ください。

Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15

この機種の設定方法は「Speed Wi-Fi NEXT W01」と同じです。

上記をご参照ください。

Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14

この機種の設定方法は以下のようになります。

①ルーター本体のホーム画面で「Wi-Fiスポット」を開く

②「Wi-Fiスポット接続」を有効にすると接続できる

各ルーターで「au Wi-Fi SPOT」を使うための設定手順は以上のようになります。

これらの機種で「au Wi-Fi SPOT」を利用する際は参考にしてみてください。

次の章では、最後にWiMAXで「au Wi-Fi SPOT」を使う際にどういったことに注意すれば良いのかということについて見ていきます。

WiMAXで「au Wi-Fi SPOT」を使う際の注意点(Q&A)

最後にWiMAXで「au Wi-Fi SPOT」を使う際には、どういった点に注意すれば良いのかということについて見てみましょう。

先の章で、最新機種のルーターでは使えないなどの制約があると説明しましたが、それ以外にも注意しておくべきことがいろいろとあります。

下記にQ&Aの形でまとめてみました。

無料で利用できる「au Wi-Fi SPOT」のエリアは?

駅やカフェなど全国の20万箇所以上のスポットで利用できます。

なお、実際に使えるスポットは以下のWebサイトで紹介されています。

主なご利用スポット:au Wi-Fi SPOT

「au Wi-Fi SPOT」で発生したデータ通信量は、換算されるの?

このサービスに接続している際のデータ通信量は「au 4G LTE」「au 3G」とは別サービスなので、換算はされません。

ただし、Wi-Fi電波の強さに応じて自動的に

  • 「au 4G LTE」「au 3G」に切り替わる「Wi-Fi ⇔ 4G LTE/3G自動切り替え」機能

があり、これによって「au 4G LTE」「au 3G」に切り替わっている際の通信量は換算されます。

ノートパソコン、ゲーム機、タブレット端末などから、直接接続可能?

スマートフォン等のauの契約端末以外にパソコンやタブレットなど最大5台までの機器を直接接続することが出来ます。

利用可能なエリアであっても、利用できない場合があるの?

建物や地形、周囲の電波環境などの影響で利用可能なエリアであっても利用できないケースや、速度が十分でないケースがあります。

建物の中やトンネル内でも対応エリア内であれば使える?

建物の中やトンネル内では、電波を中継する設備が整っていれば問題なく受診できますが、そうでない場合は繋がらないケースや繋がっても速度が遅い場合があります。

BBモバイルポイントなどの公衆無線LANサービスを間違って利用した場合は?

サービスによって有料か無料かは異なってきますが、有料のサービスに接続してしまった場合は、利用料金がかかってきますので注意しましょう。

WiMAXプロバイダによっては、「au Wi-Fi SPOT」を使えない?

WiMAXのサービスを提供しているプロバイダであれば基本的には「au Wi-Fi SPOT」は利用できます。

また、UQ WiMAXのように追加で独自のW-Fiサービスを提供している場合は使えるスポットがさらに増えます。

このように「au Wi-Fi SPOT」を使うにあたってはいくつか注意すべきことがあります。

利用するにあたってはしっかりと認識して、これは知らなかったということが無いようにしておきましょう。

まとめ

auが提供している公衆無線LANサービスである「au Wi-Fi SPOT」はカフェや駅、レストランなど全国20万ヶ所以上のスポットで利用できます。

このサービスを利用すると、最大866Mbpsという非常に高速なインターネット接続を無制限で使うことができて、非常に便利なものです。

「au Wi-Fi SPOT」は、auが提供しているサービスですが、実はWiMAXユーザーも利用することが出来ます。

ただし、WiMAXユーザーが使うためには、以下のような条件をクリアしていることが必要となります。

  • WiMAX2+の契約プランで「UQ Wi-Fiプレミアム」オプションをつける
  • 「W01, WX01, NAD11, HWD15, HWD14」の各ルーターを使用する

※最新の「W03・W02・WX02」等では「Wi-Fiブリッジ機能」がないため利用できません。

「au Wi-Fi SPOT」の利用を考えている場合は、これらを踏まえた上でルーターを入手する必要があります。

また、各ルーターで実際に「au Wi-Fi SPOT」を使う際の手順についても説明しました。

手順については概ねどのルーターもそれほど難しいものではなく、今回説明した方法で問題なく設定が出来ると思います。

最後に「au Wi-Fi SPOT」サービスの利用に際して注意すべき点について説明しました。

利用する際にはいろいろと注意し、知っておくべきことがあります。

利用前にしっかりと把握しておき、契約してから問題が出たということが無いようにしましょう。

今回の記事では、実はWiMAXユーザーも利用できる「au Wi-Fi SPOT」について取り上げました。

この記事を参考にして利用可能であれば、ぜひこの便利なサービスを活用してみてください。

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