タバコには4,000種類の化学物質が含まれているという話を聞いたことはありますか?
その中で有毒物質は200種類、発がん性物質は60種類といわれています。そこで、心配になるのが身体に毒物が蓄積されるのではないかということです。
それでは、タバコの解毒作用がある食品とは何でしょうか。
ブロッコリーとほうれん草は緑黄色野菜、ニコチンを解毒するための葉酸が豊富に含まれています。
いずれも、茹でる、あるいは炒めるだけで簡単に調理できる野菜ですので、食べやすいですね。
電子レンジで調理すればより手軽です。ブロッコリーにはビタミンB5とCが含まれていますが、それらは免疫性を高め、身体を健康に保つために必要なものです。
さて、葉酸といえば、胎児の細胞分裂のために必要な栄養素として有名です。
妊娠中の女性は葉酸の必要量が2倍近くになりますので、積極的に取ってくださいね。
ただし、「葉酸を取れば、妊娠中もタバコを吸ってもいい。妊婦のそばでタバコを吸ってもいい」というのは間違い。
なぜなら、せっかく葉酸を摂取してもタバコによって破壊されてしまうからです。
葉酸が破壊されると赤血球が増えない上に、タバコの煙によって血管が収縮します。その結果、赤ちゃんに血液が行き渡らなくなってしまいます。
妊娠が分かったら、すぐに禁煙することをお勧めします。
レモンとキウイはビタミンA、C、Eが他の食材に比べて多く含まれています。
この3つのビタミンは、免疫力を強化し、風邪などの感染症にかかりにくくする効果があります。
冬の時期など風邪がはやっているときには積極的に摂取しましょう。
さて、喫煙の後は、粘膜が傷ついていますが、それを修復してくれるのがレモンとキウイ。タバコを吸っている人は毎日とりたいフルーツです。
「朝食のヨーグルトにキウイを入れる、焼き魚やドレッシングにレモンを使う」など工夫で簡単に摂取することができます。
朝起きたときにすぐ「レモン水」を飲むのもお勧め。
レモン水に含まれる毒素や老廃物を除去する肝臓のサポートをしてくれます。作り方はいたって簡単、200ml(コップ1杯)の水、もしくはお湯にレモン半個分のレモン汁を入れて飲むだけです。
レモン水には、他にも肌をきれいにしたり、呼吸器系を改善したりと様々な効果があります。
緑茶にはタンニンという渋み成分が含まれています。
タンニンはタバコの中に含まれているニコチンやタールの害を減らしてくれます。
タンニンは身体の中に入ると、ニコチン、タールと結合します。その結果、不溶性の成分(水に溶けない状態)に変化し、排出します。
緑茶にはタバコを吸うことで破壊されるビタミンCが含まれているため、喫煙者にはぴったりの飲み物なのです。
他にも、緑茶にはアンチエイジング、虫歯予防、二日酔い防止など様々な効果があります。
タバコを吸うときにはコーヒーを飲みながら、という人が多いようですがこれからは代わりに緑茶を飲んではいかがでしょうか。
タバコには有害なミネラルが含まれています。とくに身体に蓄積しやすいのが、鉛とカドミウム。
カドミウムや鉛は様々な健康被害を及ぼします。このような有害なミネラルは一度身体に蓄積されると、意識して排出しない限り身体から外には出ません。
禁煙後5年たっても、毛髪から高濃度で検出されるといいますから恐ろしい話ですね。
そこで、注目したいのがリンゴです。
リンゴに含まれるペクチンには、これらのミネラルを排出するサポートをするといわれています。
また、リンゴには記憶機能に欠かせない神経伝達物質アセチルコリンの生成を促すといわれています。
アセチルコリンの減少によって起こるアルツハイマー症の予防ができることが最近の研究で明らかにされました。
タバコを吸うと、同時にたくさんの毒物を摂取する事になります。そのままにしておくのは身体によくありません。
ニコチンや有害なミネラルを少しでも早く身体から出すことが大切です。解毒作用のある食べ物を積極的に摂取しましょう。
体が健康に向かっている途中で、好転反応で肌荒れなどを起こしてしまう方もおられます。
確実に健康体に向かっている途中とわかっていても、気になる症状になることが多いです。
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