憧れの仕事を渡り歩く若手脚本家「大月もも」が歩み続ける夢に向かった道のり

映画「めがみさま」で脚本家デビューを果たした大月ももさん。
彼女の脚本家までの道のりは少し変わっていて、独特な経歴の持ち主です。
大月ももさんの「これまで」から「現在」、そして「これから」の話を伺うと、現代の女性にとっての「働くこと」「生きること」へのヒントが隠されているように感じました。
キャリアチェンジを繰り返しながら夢を追いかける大月ももさんにインタビューを行いました。

大月ももの過ごした幼少期

大月さんはどんな幼少期を過ごしていましたか?
小さな頃から絵を描くことや文章を書くことが好きでした。特に文章が好きで、小学2年生の時に初めて童話を書いたのを覚えてます。
そこからずーーっと文章は書き続けていますね!
初めての童話はどんなお話を書いたのですか?
ハッキリと内容まで覚えてないんですが、「歯」を主人公にした童話だったことは覚えています(笑)
小さい頃から発想が独特すぎる!(笑)
小学2年生といえばちょうど歯が抜けることじゃないですか。それを見て思いついたんですね、たしか。歯が旅していく話を書いたはずです。
歯にそんなに愛着があったんですか?
単純に歯が抜けたことが嬉しかったんだと。抜けた歯に名前を付けてましたからね(笑)
ちなみにですが、なんて名前を付けたんですか?
「エリーゼ」って付けてました。ピアノで「エリーゼのために」を練習中で、そこから名前を取ってました。
え、ピアノもやってられたんですか!?めちゃくちゃ芸術肌ですね!
ピアノは得意では無かったんですけどね(笑)
それでも、どちらかと言うと芸術的なことへの興味は強かったですね。

グラフィックデザイナーの仕事から脚本家への転身

これまでの経歴についてお話される大月ももさん

経歴を見ると、今の脚本家としての活動の前にグラフィックデザイナーをされていたんですね。
そうなんです。大学卒業後にグラフィックデザインの学校に行き、デザイナーもしていました。
そこから文章を書く道に戻ってこよう!と思った決め手があったのですか?
そもそも、最初から文章を書く仕事がしたかったんです。
一度、大学卒業後に新卒で企業に勤めようと内定も取れていたのですが、そこが超ブラック企業で…(笑)
「ここで働くと文章を書く時間なんて無くなる!」と思い、親を説得するためにグラフィックデザインの学校に行き、その後はデザイナーとして生計を立てていました。
文章を書く仕事をするために、デザイナーという仕事を挟んだということですか!
そうです。親の手前もありグラフィックデザインの学校もちゃんと通い卒業しましたが、その間もずっと文章を書くことは続けていました。
デザインの学校卒業後、すぐに文章を書く仕事では上手く目が出なかったので、そのまましばらくはフリーランスのデザイナーとして仕事をしていました。
就職ではなくフリーランスを選ばれたのは、物書きも平行していくためですか?
はい、就職をするとどうしても文章を書くことに時間が割けなくなるので、就職を選ばずにフリーランスで活動していました。
「書く仕事をする」という目標が変わらずあったので、必然的にそういった形になりましたね。
やらしい話、フリーデザイナー時代は稼げていたのですか?
デザイナーの仕事だけでは食べていけてませんでしたよ!なので、アルバイトも随分やりましたね!
これまでに20種以上のアルバイトをやってきました。
デザイナーの道も苦労が多いと聞きますもんね…ちなみに、アルバイトはどんなものをされてました?
珍しいものだと、メイド喫茶の店員や葬儀屋のスタッフですかね。
変わってるし、振り幅が大きい!(笑)
他にもパチンコ屋のイベントMCや、バニーガールもやりましたね!
人前に出るのが苦手と聞いていましたが、めっちゃ出ますね(笑)
・・・仕事ですからね(笑)
その中で「やってよかった」アルバイトはありましたか?
葬儀屋でのセレモニースタッフですかね。
人の「生」や「死」についてとても考えさせられることが多くて、今回手がけた映画「めがみさま」の作品づくりにも活きている部分があります。
アルバイト経験も、しっかりと仕事に活きている訳ですね
直接的にやって良かったと思う仕事は、バニーガールですかね?(笑)
いろいろなお客さんと話ができるので、作品をつくるネタがたくさん手に入りました!
その時に聞いたエピソードを元に作った作品がヒットして入賞できましたしね。
人と接する仕事というのは、作品を作りたい人は経験しておくべきですか?
私はとても重要だと思っています。
エピソードだけじゃなく、人間観察ができる場にもなるので、キャラクターを考えることにも活きている経験になっているので、得たものは大きいです。

脚本家という今の立場

現在の脚本家という仕事で、大きな目標は達成したということでしょうか?
いえ、まだ達成した訳ではありません。最終目標は、元々から抱いていた「作家」として生きることなので。
作家を目指す中で先に芽が出たのが「脚本家」としてで、いまの自分な訳なのです。
その作家への強い意志はいつから決められていたのですか?
高校の卒業文集には「作家になる!」と書いていましたね!
その気持はまだ続いていて、作家を目指す気持ちは諦めていませんので、夢の途中といった所ですね。
脚本家としてでも「文章を書く仕事」という大きな夢はかなっているので、これから地道に頑張っていこうと考えています。

脚本家としてのライフスタイル

大月ももさんのライフスタイルを円グラフにしてもらいました

夢の途中ということでしたが、脚本家として成功を掴んだ大月ももさんは一日をどのように過ごされているのですか?
そんなに変わった生活をしているつもりは無いのですが…
円グラフをお渡しして一日の暮らしを書いてもらいました。

大月ももさんのゆったりした一日

これはゆったりした時の過ごし方なのですが…
ももさん、めっちゃ寝てますね(笑)
そうですね、睡眠は重要です!(笑)
贅沢ですね〜!そして散歩が一日2回も(笑)
犬を飼っているので、強制的に散歩が組み込まれます(笑)
この時期の夕方は涼しいので、2回目の散歩はゆっくりとしています。
あと、映画やドラマを観たり、読書をする時間が多いのが特徴的ですね
映画やドラマは脚本の勉強や題材探しのために取っている時間なので、半分仕事みたいな気分ですけどね!
元々テレビもほとんど観ずに育ってきたので、テレビを観ること自体が仕事のような感覚があります。
それでも一般的な会社勤めの方からしたら、贅沢な時間の過ごし方をしていると思われると思いますね(笑)
「読書か趣味」の時間の読書も、仕事として読まれているのですか?
読書も仕事としてドラマの題材探しのために読むことも多いです。ドラマの企画書を書くプロットライターとしても仕事をしているので、そのための時間として使ってもいます。
趣味をして過ごす時はバイオリンを弾いたり、本当に好きなことをしていますね。

大月ももさんの忙しい一日

ちなみに、忙しい時はこの時間も仕事に充てられてしまいます。
忙しい時のサイクルになるのは、主に締め切り前ですね。。ご飯もパソコンを触りながらパンをかじるような生活です。
仕事をする時は自宅ですか?
基本的には外で仕事をします。家にいるとついつい別のことをしてしまうのと、少し騒がしい方が集中して仕事ができるので外でしています。
だいたい行く所は変わりませんね。行きつけにしているいくつかのお店を日によって変えています。長居ができる所は限られているので、貴重です(笑)
こうして自分の過ごし方を改めてみて、どうですか?
代わり映えのない偏った生活をしているなと思いました(笑)
基本的には必要以上に人と会いたくないので、自分中心の生活リズムになっています。ほら、人に会う時間ないでしょう?(笑)
なので、ベースの生活リズムはこんな感じで決まっていますね。

仕事に一生懸命取り組む30代の女性として

結婚や恋愛といったプライベートは?

プライベートなことをお聞きしますが、いまお付き合いしている人はおられるんですか?
彼氏というか、連れ合い?のような関係の人はいます。
昔お付き合いをしていて別れたものの、口にはしていないけどなんとなく寄りを戻したような感じです。
でも付き合いは長いので熟年夫婦のような感じですね(笑)
今後仕事と結婚の両立などは考えておられるのですか?
考えてないです!今もそうですが、人と住みたくないんですよね(笑)
自分の時間やサイクルを乱されたくないので、干渉されたくないという思いもあるので、考えていません。
子どもが欲しいという訳でもないので、なおさら「結婚」というものにこだわりがないのだと思います。

夢を追いかけている若い女性に向けてひとこと

同じ夢を追いかける女性に向けて話される大月ももさん

夢を叶えるために頑張り続けられるエネルギーはどこから来るのですか?
仕事として受けている以上「こういう風にして」と要望されることもあるのですが、基本的には「昔から好きなこと」をやっているので、続けられるのだと思います。
それでも好きなようにできなくて嫌気がさすこともありますが、そんな時に自分を奮い立たせるものがあるのだとすれば「締切」ですかね?(笑)
結構ギリギリまで始められないタイプなので、締切がモチベーションの上がる原動力になっていますね。
実際、趣味で書いている小説なんかは完成しないことも多いです。飽きっぽいんですね(笑)
好きなことを仕事にしたい人は多いですが、そのために必要なことは何でしょうか
やりたいことがあるなら、まずは「やってみる」ことが大切です。生活のことやお金のことなど、踏み出せない理由を探してしまう人が多いですよね。
私自身も最初は食べていくことにも苦労しましたが、アルバイトもやってみるなど、意外と何とかなる方法はあります。
とにかく初めてみないことには何も始まりません。まずは動き出してみましょう。

さいごに

自分の意思で好きなこと、やりたいことを仕事にする道を切り開いている「大月もも」さん。
彼女の原動力は、強い好奇心で興味をもっとことに楽しみながら取り組める前向きなパワーでした。
今回脚本家としてデビューを果たしたものの、まだ先にある目標「作家」としての目標に向かって歩き続ける道の途中とのことでした。
仕事も恋愛も、これまでのあり方に囚われない彼女らしい自由な価値観で楽しみ生きています。
女性が自分らしく活躍する時代のモデルタイプとも言える等身大の彼女。その姿を見ることで、きっと多くの夢を追いかけたい女性の大一歩を踏み出す勇気に繋がることでしょう。
まずは、その第一歩を踏み出してみませんか。

PICKUP CONTENTS

トップへ