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保健師の求人に強いおすすめの転職サイトってどこなの?

 

2015年度の衛生行政報告書によりますと保健師の数は全国で5万1280人にのぼると言われています。分野別の就業者割合でみると就業者の大半が市区町村・保健所の勤続となっており転職率は毎年低くなっています。

実際に保健師の免許を取得しても理想の就職先がなく看護師として病院で勤続されている方は数多くいらっしゃいます。

皆さんが少しでも理想の転職・就職が可能となるよう今回は保健師の求人に強い転職サイトといった視点に的を絞り統計・世論調査を基にランキング形式で発表していきたいと思います。

 

目次

保健師求人の特徴

  • 福利厚生が充実している
  • 高給料の求人募集が多い
  • 病院から市区町村まで様々な医療形態の求人をピックアップできる
  • ブランクがある方にも安心。充実したサポートや転職支援がある
  • 病院内部の情報収集が可能
  • 様々な転職先が時間をかけずに検索できる

転職サイトの利用をおすすめする理由

看護師転職サイトの利用をおすすめする理由

医療機関内部の情報収集が充実している

医療機関内部の人間関係や待遇面ですがこれは医療機関の見学だけではわかりません。

転職サイトを利用したからといって必ず人間関係のいい医療機関で働けるわけではありませんが転職サイトでは医療機関における離職率や保健師の割合、待遇面や有休消化率、残業平均時間等の細かい情報を数多く提供してくれます。その他にも知りたい情報があれば担当アドバイザーがリサーチしてくれますしアドバイザーが希望機関へ出向き内部調査や実際に働いている方へのインタビュー調査をおこなってきてくれる転職サイトもあります。

そういった事からよりリアルな情報を得ることができますし実際に就業した際の現場とのギャップを最小限に抑えることができますので自分で転職活動を行った際と比較し離職率がはるかに低いといった現状にあります。

求人数が比較的多い

冒頭でも述べましたが保健師の求人募集はあまり出回る事はありません。取り扱う保健師の求人情報や量は求人サイトによっても差がでますが自分で求人を探すよりはるかに時間もかかりませんし働きたい地域の求人や条件に応じた検索ができることが転職サイトを利用する大きなメリットとなります。

病院内部の情報提供をはじめ面接調整や医療機関見学の日程調整までアドバイザーが行ってくれるため就業しながら気軽に転職活動が行えます。

担当アドバイザーが転職活動から就職後のサポートまでおこなってくれる

転職サイトの多くは担当アドバイザーが付くことが基本とされています。この担当制を導入する事で個別性を重視した転職活動のサポートがより充実しますし求人者と医療機関のマッチングといった点に重きを置き求人を探してくれます。

一人一人の特性やライフスタイルを考慮したうえで担当アドバイザーが医療機関をピックアップしてくれますので理想とする医療機関への転職や希望条件に沿った転職をおこなうことができるのです。

理想の求人がみつかるまでとことん付き合ってくれますし転職後における悩み相談や条件交渉まで行ってくれますので転職後のサポートが継続できるといった面も転職サイトを利用する際のメリットになります。

保健師の資格取得を目指したい方への資格取得支援のある医療機関を探してくれる

これは保健師の免許取得を目指している方へのおすすめポイントとなりますが今後、資格取得を目指している方や資格をとってキャリアアップに繋げたい方にも転職サイトの利用をおすすめします。

自分で資格取得支援のある医療機関を探すのは正直難しいですし資格がとれる医療機関の情報収集から始めるとなるとかなりの時間と労力がかかります。

転職サイトでは資格取得制度のある医療機関の情報を多く保有している転職サイトもありますので自己展望や目標が決まっている方にもおすすめできます。

逆指名サポートの導入

近年、保健師の転職サイトの中でも増えてきているのがこの“逆指名制度“です。

逆指名サポートとは、自分が転職したい医療機関があれば、その医療機関に各転職サイトのアドバイザーが求人を働きかけてくれるといったサポートになります。看護師と比較すると医療機関の量は劣りますが保健師の逆指名制度を導入している転職サイトは間違いなく増えてきています。この制度があることで求人募集をおこなっていない医療機関での就業が可能になるケースが多く高条件な求人や特殊機関での勤務が可能となる事から現在人気を集めています。

保健師が転職サイトを選ぶときのポイント

求人数、非公開求人の多い転職サイトを選択したほうがいい

これは保健師のみならず多くの転職サイトに精通して言える事ですが求人数や取り扱う分野は多いにこしたことはありません。まず一番に自分の選択できる視野が広がります。転職するにあたり希望条件や理想とする医療機関は人それぞれでしょうが限られた医療機関で探すよりも多くの医療機関の中から選択できたほうが理想とする医療機関がみつかりやすいはずです。

求人数が多いからといって求人の質がいいというわけではありませんし志望する機関が決まっている方には返って展望がブレて逆効果になるパターンもありますが個人的に転職サイトをすすめる際は取り扱う医療機関が多いサイトをおすすめしています。

地域密着型よりも全国展開している求人のほうがおすすめ!

求人サイトによって求人地域が全国地域を取り扱っている求人サイトと首都圏や地域を中心に活動している求人サイトがあります。求人サイトを選択する際、求人取り扱い地域や求人数は転職サイトを見極める上で大きな指標となります。求人量や取り扱い地域によってどのような差があるのか下記に簡潔に紹介します。

求人量が多いサイトの特徴

情報量や求人地域が多い分、自分の選択肢が広がる。

全国に求人を取り扱っている会社は資金力が高く、アドバイザーなど人員の質に投資している。よって担当コンサルタントの質がいい傾向にある。

多くの情報や求人情報を保有している為、多様性や個々のニーズに合わせた転職が可能。

一概に全てのサイトに言えることではありませんが、全国展開をおこなっている会社では上記のようなメリットがあがると考えていいでしょう。その他にも、紹介実績をHPなどで提示している会社ではそれなりの実績や求人紹介に自信があるサイトですのでこれも大きな指標となります。

紹介実績の高い看護師転職サイトの登録がおすすめ

紹介実績の高い医療機関は多くの医療機関とのパイプ、繋がりが深い傾向にあります。

上記でも触れましたが、保健師の求人は数多くの求人が出回るといった事が少ないですし求人がでてもすぐに埋まってしまうのが現状です。

紹介実績の多い機関では求人募集が多く集まりやすい傾向にありますしそれなりの実績を誇っているということは転職サイトと機関との信頼が厚いからといっても過言ではありません。そのような理由から紹介実績は転職サイトを選択する際や満足のいく転職といった上で大きな指標となるでしょう。

コンサルタントやアドバイザーの医療機関訪問制度がある看護師転職サイトがおすすめ

病院や機関の内部情報を把握するといった意味で本制度やそのようなサポート支援が充実している転職サイトを選択するにこしたことはありません。

医療機関の内部調査は正直、自分一人ではできません。病院見学等で多少の情報は得られるかもしれませんが短い時間の中で人間関係や年齢層、患者の特色など把握することは正直厳しいでしょう。転職するにあたり人間関係や給与面は就職する上で絶対条件ですし入職後に医療機関内部の現状や欠点を知ってしまうとそれだけでモチベーションが下がりますよね。

紙面上の情報だけに囚われるのではなくアドバイザーに内部調査や直接聞きづらい人間関係、金銭面の情報をリサーチしてもらうことで入職した際のギャップを最小限に抑えることができますので個人的にはこの制度は利用するにこしたことはない制度であると考えます。

保健師におすすめの転職サイトをランキング形式で紹介

【1位】ナースジョブ

ナースジョブ

対応エリア 全国
保健師の求人数 7658件
雇用形態 常勤・非常勤・派遣
登録方法 当サイトのWebサイトより登録
料金 無料
会社名 株式会社メディカルジョブセンタ
  • 非公開も含め求人数は業界トップクラス
  • 全国の求人を保有
  • ライフスタイルにあわせた転職が可能
  • ユーザー利用満足度が96.8%(当社アンケート調査)
  • アドバイザーの徹底したトータルサポート

おすすめポイント

圧倒的な求人数に加え医療機関の質にもこだわっている

当サイトの求人数ですが私が統計で調べた中で最多の求人数を誇っています。取り扱う求人は全国にあり雇用形態も様々な形で就業が可能であることから選択できる視野がかなり広がります。又、大手病院や企業などとの信頼が厚く他社転職サイトと比較しても高い給料水準設定が可能となっています。国家公務員や地方公務員などの福利厚生が整った医療機関や高給与の保健師求人を多数揃えているところが他の求人と比べ質に対しても優れていることがわかります。求人の量に比べ質も重視しているところは非常に魅力がありますし高い人気の要因となっているようです。

又、転職後のサポートも充実しており個々にあった転職サポートやアドバイスも継続しておこなってもらえる為、離職率においても比較的低い傾向にあります。

医療機関内部の情報をリサーチしてくれる

キャリアエージェントが実際に病院や施設、各種医療機関に訪問し病院の雰囲気、人間関係をリサーチしてくれます。その為、紙面上での情報に加え病院内部の情報までわかることから実際の現場におけるギャップを感じることも少なく離職率も少ない現状にあります。実際に働いてみないとわからない内部の人間関係や雰囲気に加え諸手当の付き方や有休消化率についても教えてくれる点については魅力を感じます。

その病院のメリットだけでなくデメリットの説明もおこなってくれますので実際に働いた際のギャップを最小限におさえることができ信頼性も高い傾向にあります。

逆指名サポートを導入している

求人交渉に加え、希望に応じて条件交渉までおこなってくれますので働きたい医療機関が決まっている方はこの制度を利用するのがおすすめです。

働きたいエリアでの求人の掲載がなくてもこのサポートがあることで理想の求人に就きやすい傾向にあると言われています。

看護師転職サイト「ナースジョブ」の口コミや求人情報は?

【2位】ジョブデポ看護師

ジョブデポ看護師

対応エリア 全国
保健師の求人数 5876件+非公開
雇用形態 常勤・非常勤・派遣
登録方法 当サイトのWebサイトより登録
料金 無料
会社名 With-career株式会社
  • 年間2万人の看護師が利用
  • お祝い金が最大40万円支給
  • 業界トップクラスを誇る求人数
  • 地域の求人も数多く保有
  • 自分のニーズに応じた働き方が可能でワークライフバランスがとれやすい

おすすめポイント

利用者満足度が高くコンサルタントの質がいい

ジョブデポ看護師は広告費をあまりかけないことで有名ですが広告せずしてなぜここまで大きな会社になったのか。それは利用者の口コミや満足度から沢山の評価をもらい人が人を呼びここまでの大手企業まで登りつめたといっても過言ではないようです。利用者一人一人に対し非常に丁寧で個々のニーズを尊重した転職活動を担当コンサルタントがおこなってくれますので誰もが利用しやすいといった特徴があります。サイト利用者の口コミや満足度で拡大した事業だけに信頼度は厚く安心してサポートを受けることができます。

給料設定が可能なことも

自分が理想とする希望金額を担当コンサルタントに提示しておけばそれに沿った求人を探してくれます。又、病院や就職先によって差はでますが、正式提示されている基本給を上げてくれる病院もあります。当サイトのコンサルタントは交渉力に自信を持っていますので交渉依頼することも一つの手かと思います。

逆指名サポートを導入している

こちらも上記サイト同様、逆指名サポートを導入しています。

求人交渉に加え、希望に応じて条件交渉までおこなってくれますので働きたい医療機関が決まっている方はこの制度を利用するのがおすすめです。

働きたいエリアでの求人の掲載がなくてもこのサポートがあることで理想の求人に就きやすい傾向にありますので担当アドバイザーにまずは相談してみましょう。

【3位】マイナビ看護師

マイナビ看護師

対応エリア 全国
保健師の求人数 579件(非公開除く)
雇用形態 正社員・パート
登録方法 当サイトのWebサイトより登録
料金 無料
会社名 株式会社マイナビ
  • 人材業界40年以上の実績と信頼
  • サイト利用者の看護師満足度96.3%(アンケート形式での調査)
  • 大手企業の安心感
  • 全国の看護師求人情報を網羅しており非公開求人も多数
  • 各地域で転職イベントやセミナーを開催

おすすめポイント

個々のニーズを重視しておりブランクのある方からも人気が高い

当求人サイトは個別転職相談会やイベントを各地域で開催しています。相談会では転職におけるサポートのみならず個々における悩み相談や世間における転職の動向、希望機関への情報提供などアドバイザーが相談窓口になり個々のライフスタイルを重視して転職活動にあたってくれます。不安や悩みは人それぞれでしょうが相談会を交える事でそのような不安や悩みが軽減されたと話されている方が非常に多いようです。このようなサポートは大手企業であるからこそできることであり、ブランクのある方や家庭を優先したい方にとっても魅力的ではないでしょうか。このような細かなサポート支援が当サイトの選ばれる要因の一つとなっています。

※相談会や当サイトの詳細情報は別コラムにて掲載していますので合わせてご覧下さい。

求人数が多く選択できる幅が広がる

当サイトは大手企業が取り扱う転職サイトであり医療機関とのパイプや信頼関係が厚い転職サイトでもあります。そのため求人が集まりやすく保健師の求人数においても非公開求人を含めると転職業界トップクラスに位置します。多くの求人が集まる事で自分の希望とする環境や条件での視野が広がり希望に沿った転職が叶いやすい傾向にあります。

求人募集の地域も47都道府県全てにあり県外で転職を探している方にも人気を集めている転職サイトです。

人間関係や医療機関の内部情報をリサーチ

希望とする医療機関の雰囲気や内部情報は紙面上ではわからないので皆さん気になる部分だと思います。特に保健師では長いスパンを視野に転職を考えている方が大半であり正直、医療機関内部の人間関係や給料面・待遇などの情報は欠かせない部分だと思います。

当転職サイトは担当アドバイザーが実際に病院や施設、各種医療機関に訪問し医療機関の雰囲気、人間関係をリサーチしてくれます。その為、紙面上での情報に加え内部の情報までわかることから実際の現場におけるギャップを感じることも少なく離職率も少ない現状にあります。実際に働いてみないとわからない内部の人間関係や雰囲気に加え諸手当の付き方や有休消化率についても教えてくれるので非常に心強いサポートが魅力です。

そのような細やかな情報提供は私たち利用者にとっては非常にありがたい制度ですし当サイトが人気を集める要因の一つともなっています。

看護師転職サイト「マイナビ看護師」の口コミや求人情報は?

【4位】ナースパワー 

ナースパワー

対応エリア 全国
保健師の求人数 491+非公開
雇用形態 常勤・非常勤・派遣
登録方法 当サイトのWebサイトより登録
料金 無料
会社名 株式会社ナースパワー
  • 看護師紹介25年の信頼と実績・紹介実績は年間で4000名と業界トップクラス。
  • サイト利用者は10万人以上(看護師・保健師・助産師)
  • 扱う求人数は日本最大級
  • 全国に転職支援拠点が14拠点存在
  • サイトに登録すると非公開求人も含め、企業からのスカウトも多数
  • 書類選考や面接対策に役立つ無料サービスが充実
  • 入職から退職後のサポートまで充実

おすすめポイント

好条件の求人が多く給料水準が高い

当サイトに好条件・給料設定の高い求人募集がくるのには理由があります。

求人者が転職サポート業者に支払う手数料は年収の20%以上が基本とされていますがナースパワー人材センターなら手数料は4%~10%程度となっています。その為、利用者(医療機関側)のコストが安いという利点から多数の求人、好条件の求人が集まりやすいと言われています。

転職サイトへの報酬に対しコストを抑えられる分、給料設定を他社よりも高くできるといった仕組みになっているのです。

求人数は上記と比較し劣る点はありますが高給料を狙いたい方にはおすすめのサイトとなっています。

求人数が多く選択できる幅が広がる

こちらも上記サイト同様、長年の実績から医療機関とのパイプや信頼関係が非常に厚い転職サイトです。多くの求人が集まる事で自分の希望とする環境や条件での視野が広がり希望に沿った転職が叶いやすい傾向にあります。

全国の求人を取り扱っており求人の質も世論調査では非常に高評価です。

研修を受けたコーディネーターがサポート

当サイトは専任スタッフが転職から転職後までしっかりサポートしてくれます。

希望就業時間や給料等の待遇交渉、希望すれば面接まで同行してくれるなど手厚いサポートが売りの一つでもあります。

コーディネーターはレベルアップ研修を受講している為、担当者による対応のばらつきがほとんどないと言われており接客や相談対応はサイト別評価でみても常に上位。親身な対応も当サイトの人気要因となっています。

私も当サイトを利用していますが非常に満足していますしコーディネーターの質においては他社サイトに劣らない印象を受けます。

看護師転職サイト「ナースパワー人材センター」の口コミや求人情報は?

【5位】看護roo

看護roo

対応エリア 全国
保健師の求人数 200件以上+非公開
雇用形態 常勤・非常勤・派遣
登録方法 当サイトのWebサイトより登録
料金 無料
会社名 株式会社クイック
  • 転職業界30年の実績と充実したサポート
  • サイト利用満足度が96.3%
  • 働きながらスピード転職が可能
  • 公開求人に加え非公開求人も多数保有
  • 病院との連絡代行サービスを実施
  • 病院内部の情報まで徹底リサーチ
  • 入職後のトータルサポートも充実

おすすめポイント

転職サポートが他社と比較し特化している

本サイトに登録すると看護ルー転職サイトのオリジナルマニュアルがもらえます。看護ルー転職マニュアルは100ページ以上のボリュームがあり充実した内容のものとなっています。看護師・保健師向けの履歴書の書き方から面接指導、保険や書類の手続き等、内容は非常に細かく構成されており転職の心強い味方です。

又、面接対策や就職へのサポートにも力を入れていますので転職活動が苦手な方やブランクの空いた方にも非常に選ばれているサイトとなっています。

厳選された病院のみを紹介

看護ルーで掲載している求人は、事前に厳格なチェック、審査をおこなって選別しています。

経営的に問題がある病院や口コミ評判の悪い病院の紹介はおこなっておらず医療機関の質にもこだわって紹介をおこなっていますので顧客満足度が高く離職率が低い傾向にあります。

転職情報だけでなく派遣制度も充実

看護ルーでは長期派遣から短期派遣まで取り扱っている求人数は多く、そのうえ社会保険完備や有休休暇の付与といった福利厚生も充実している点が他社求人サイトの派遣制度に比べ優れている点です。自分の就職時期や雇用条件で仕事を選択できますし給料交渉も担当アドバイザーが交渉してくれますので集中的に短期間で就業したい方にはおすすめのサイトです。

看護師転職サイト「看護roo!(看護ルー)」の口コミや求人情報は?

看護師転職サイト「看護roo!(看護ルー)」を実際に利用した方の体験談

保健師が抱える悩み

保健師が抱える悩み

求人が少なく選択できる視野が狭まる

保健師の求人は看護師に比べ、はるかに少ないのが現状です。その為、看護師の求人のように自分の希望とする給料設定や希望条件にヒットする求人が少なく理想の転職先に就く事が難しい職種であるとも言えます。

又、保健師は離職率が非常に低い事から好条件の求人が出回る事は少なく転職や就職で悪戦苦闘する方が多いようです。

友人や知り合いのつてで転職できることが理想ではありますが身近にそういった職種の方がいない場合は複数の転職サイトに登録し常に情報チェックを心がけましょう。

事務的な作業が多い

保健師の仕事というと地域をまわり多くの地域住民に関われる機会がもてる仕事といったイメージではないでしょうか。しかし、実際の現場は就業部署によっても多少異なりますが書類作成やパソコン業務など事務的な業務が多い仕事です。

その為、多く人々と関わる仕事がしたい、メンタルヘルスケアをより多くの人に提供したいといったように保健師としての志を高くもって就職に望んだ方は実際の現場へのギャップに悩まされるケースが多い傾向にあります。

人間関係での不満・業務の責任が大きい

保健師のみならずどの職種においても人間関係の悩みはつきものです。

保健師は行政保健師以外の機関であれば保健師の在籍人数は1~2人となっていますので業務における相談や同じ職種で支え合うなどといった場面が少ない事がストレスの大きな要因となっているようです。

行政保健師では同じ職種の方は数多く集まっていますが離職率の低さから長いスパンで関わりをもたないといけなくなるためそれがストレスであると感じる方が多いようです。

この問題は正直、自分の行動や就業状況によっても大きく異なりますので統計的な視点から評価がおこなえないのが現状です。

保健師の豆知識

保健師の給料ってどれくらい?

保健師の平均月収は25~30万円前後、年収にして400万後半~500万円前半と言われています。ブランクを除いては男女間における給料の有意差はみられないようです。

働く機関や部署、経験年数によって保健師の給料は異なってきますので悪まで統計的なデータとしてご参照ください。

保健師が給料アップを狙う方法

保健師を目指す皆さんや転職を考えている方は保健師の給料事情は気になる部分だと思います。保健師で高給料を狙うにはやはり企業や医療機関にできるだけ長く務める事です。これも機関によって様々ですが基本的に毎年の昇給額は病院勤務の看護師に比べ保健師のほうが高い傾向にあります。その為、長く働けば働くほど病院勤務の看護師より給料に差がでるといった結果になることがわかります。

又、保健師は公的な医療機関での勤務となるため福利厚生も安定しており退職金も看護師に比べたらはるかに高いといわれていますので希望する医療機関が見つかればできる限り長く就業することをおすすめします。

保健師になるためには?保健師資格は難しい?

保健師になるには保健師の免許を取得しなければなりませんがこの保健師の免許を取得するにあたり必須になるのが看護師免許の取得です。なので、まずは看護学校へ入学し卒業することが大前提となります。

その他にも保健師国家試験には受験資格があり下記のいずれかを満たす必要があります。

  • 文部科学大臣の指定した学校において6カ月以上、保健師になるのに必要な学科を修めた者
  • 厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者
  • 外国の保健師学校を卒業、又は外国の保健師免許を得た者であって、厚生労働大臣が上記の2と同じ程度の知識や技能があると認めた者。

この3つの条件のどれかを満たす事ができれば受験資格を得る事ができるのです。

4年制の看護大学や一部の看護学校においては卒業と同時に両方の受験資格がもらえる学校もありますので保健師も視野に学校入学を考えている方は要チェックです。

保健師の国家試験は年に1回行われており合格率は80%~90%と比較的高い合格率で推移しています。

保健師はどんなところで働くの?仕事内容は?

保健師が働く場所は大きく分けて下記の4つとなっています。それぞれにおける仕事内容・保健士の役割について説明します。

行政保健師

都道府県や市町村が設置する保健所・保健センターなどの公的な機関で働く保健師を行政保健師といい保健師の約70%がこの行政保健師と言われています。

役割としては多岐にわたり部署によっても大きく役割は異なります。おおまかな仕事内容・各部署における役割を掲載します。

保健センター
  1. 母子保健サービス:妊娠中の保健指導や子どもの予防接種、健康相談等をおこないます。
  2. 健康相談窓口:多職種との連携を図り、地域住民の相談窓口としての役割を担っています。
  3. 健康診断:採血や血圧測定等の診療の補助。検診や問診、地域住民やその家族に対しての相談等をおこないます。
保健所

地域住民の健康管理と衛生管理、病気の予防等が主な役割となります。

その他の事業として人工動態統計や地域保健に関わる統計の作成、食品衛生、伝染病の予防等があります。さらに児童福祉法においては障害のある子どもの療育にかかわるとされています。保健センターと近い関係にありますが大まかに分けますと保健センターは地域の健康づくりを中心とした事業であるのに対し保健所では公衆衛生を中心とした事業といった違いがあります。

地域包括支援センター

介護予防サービスの計画作成や、高齢者やその家族からの相談窓口を基本業務とし高齢者の総合窓口のような役割を担っています。又、高齢者の支援だけでなく地域のケアマネージャーと円滑に業務を遂行できるよう情報提供や各種機関との連携が重要視されます。現場での医療行為はほとんどありませんが医療の知識だけでなく保険制度や介護全般の知識を必要とされます。

老人保健施設

老人保健施設とは主に、医療ケアやリハビリを必要とする要介護状態の高齢者を介護する施設です。その為、上記のような事業と違い患者に直接関わる業務(療養の世話)が主となります。保健師の役割としてはバイタルサインのチェックや服薬管理、診療の補助といった患者管理が大きな役割となっています。又、在宅に向けての退院指導や在宅退院に向けてケアマネージャーとの連携も必要となってきます。

医療行為は比較的少なく健康管理が主な業務となります。

病院保健師

病院保健師の大きな役割は入院患者・外来患者におけるメンタルヘルスケアになります。

病院に来院する患者やその家族の保健指導が主となりますが実際、病院保健師を導入している医療機関が少ないのが現状です。役割や業務内容においても個々の医療機関によって大きく異なります。

実際、保健師として就業していても地域センター等で保健師の業務をおこないながら看護業務を課せられる機関も少なくありません。そうなるとその分、自己の負担になりますし保健師の業務に専念できないなどといったケースに至り兼ねませんので病院保健師の求人をお探しの方や今後、転職をお考えの方は紙面上での情報に加え保健師としての役割や業務状況等の情報を把握しておく必要があると考えます。

産業保健師産業保健師

産業保健師とは民間の企業で働く保健師の事を指します。基本的には、企業の医務室や勤務管理室などに常駐し、産業医とともに社員に対する応急処置や健康指導をおこないます。

産業保健師の主な役割としては従業員の健康維持・増進、健康で安全な職場づくり等の保健活動が中心となります。時期によっては予防接種や健康診断を行っています。

現在、重要視されている活動としては生活習慣病の予防や禁煙指導など企業によっては予防教室を定期的に開催しているところもあるようです。

又、産業保健師は就労者の健康管理だけでなく精神的サポートや子育て支援等、仕事内容としては多様化しており従業員のトータルコーディネーターとしての役割を担っています。

学校保健師

学校保健師とは名前の通り学校に通う学生、そこに勤務する教員の健康増進や管理、心のケア等を主に活動しています。保健師としての勤務とはなりますがその学校の評判や一職員としての自覚が必要となり生徒からすれば先生といった立場になりますので課せられる業務も行事のたびに多くなります。

近年では不登校の生徒が保健室へ登校する事も珍しくなく児童の発達段階に合わせた個別性のある援助やケアが必要となります。非常にやりがいは生まれますが業務量も多く大変な業務であるとも言えます。

保健師が転職する際の注意点

病院内部の情報収集は必須

転職するにあたり条件や給料、待遇面等の紙面上における情報を重視し医療機関内部の情報収集を厳かにしてしまう方が多い傾向にあります。内部の情報収集ができておらず現場とのギャップを感じる方や雰囲気の悪さに離職を余技なくされる方も少なくありません。病院見学や面接の際等に病院内部のリサーチを必ずしておきましょう。転職サイトによってはアドバイザーが実際に希望とする医療機関へ足を運び内部リサーチをしてくれるサイトも多く存在しますのでそういったサポートを活用するのもいいかもしれません。

転職サイトの登録は複数しておく

全ての求人サイトに精通して言えることですが転職サイトは複数登録が必須です。

もちろん自分が理想とする求人サイトが見つかりその求人サイトのみを利用されるかたもいらっしゃいますが一つの求人サイトに固執すると個々転職サイトの利点・欠点が明らかになりません。

同じ医療機関であっても転職サイトが違うだけで年間100万円程度の給料差がでるといった統計もでていますので転職サイトを見極める事は非常に重要と言えます。自分の希望する医療機関が他社転職サイトと比較し給料面や待遇面に違いがあるのか、転職金の有無など様々な面を加味したうえで求人サイトを選択しましょう。

又、転職後のサポートも重要となってきますので転職情報だけでなくその求人サイトが自分にあっているのか、担当者の対応はどうなのかを見極めたうえで自分の理想とする求人サイトの選択をしましょう。平均3~4個の求人登録をおすすめしています。

まとめ

今回は保健師についてまとめてみましたが皆さん参考になったでしょうか。

私の周りにも数多くの保健師がいらっしゃいますがやはり苦戦するのが就職だと皆さん口を揃えて言われます。

まずは自分にあった求人サイト・転職サイトを選択し情報収集を重ねたうえで自分の希望とする働き方や就業機関を選択しましょう。保健師も様々な部署や形態での勤務がありますのでまずは多くの機関をリサーチすることでより多くの情報を得ることが理想でしょう。

転職サイトを利用すれば就職先がないといった問題は回避されますが医療機関の質に関してはまだまだ信用が薄い面もあります。

転職サイトを利用する際は自分の希望や意志をしっかり担当者に伝え理想の転職をおこないましょう。