転職活動におけるWEBテストの対策は?練習できるおすすめサイトも紹介

転職活動の際、企業からwebテストを課題として提示されることがあるでしょう。企業によってそのテスト内容はさまざまですが、選考の際の重要な資料(指標)になることは間違いありません。

現在では多くの企業がwebテストを導入しており、書類選考通過後の面接対象者に対してインターネットで受験するよう呼び掛けているパターンが多いようです。

そこで今回は転職希望者が企業から課されるwebテストについて、その種類や役割、そしてテスト対策についてご説明いたします。

転職で企業から出されるWEBテストとは

転職希望先の企業から課されるwebテストにはさまざまな種類があります。複数のテストを組み合わせて課題とする企業もあり、転職の際の大きなハードルとなっていることを実感します。

では、企業が課すwebテストにはどのような種類があるのか具体的に見ていきましょう。

SPIなど一般常識を問うもの

現在最も多く活用されているのがこのSPIのような一般常識を問うテストです。中でもリクルートキャリアが提供しているSPI3は年間利用社数が11,100社を超えるほど多くの企業において活用されています。

新卒採用向けだけでなく、中途採用向けやグローバル採用向けなどいくつかのカテゴリーに適した出題内容となっており、入社前に応募者の適性を図るには最もスタンダードなテストであると言えるでしょう。

出題内容は言語分野をはじめ、推論・確率・集合などの数的推理、外国語などの語学力まで広範囲にわたります。

職種による専門知識を問うもの

募集職種によっては専門知識を必要とするケースがあります。その場合、必要な専門知識を問うテストを課す場合があります。一例を挙げると、プログラマー募集において、使用する言語に関する基礎知識があるか否かをプログラミングテストで確認するといった企業があります。また不動産取引企業だと宅建試験に出てくるような内容をあらかじめテストする企業もあるようです。

このような職種ごとに必要となる専門知識を問うテストは、従来はwebではなく面接時に併せて行われることが多かったのですが、面接の効率化を図る企業の思惑もあり近年広く導入されるようになっています。

適性検査など性格や考え方を知るためのもの

適性検査や性格テストなどは、質問に対して「そう思う」「そうは思わない」「どちらでもない」などの選択肢を答えさせる試験内容となっています。

短い時間で多くの質問に回答させるようになっており、また同様の質問が繰り返しなされることも多く、回答の矛盾などがあるとマイナスに影響することもあります。この分野に数あるテストの中でも、代表的なものはクレペリンとY-G性格検査です。大企業や官公庁では新卒採用の際にもテストが行われているため、過去に受験経験のある方も多いのではないでしょうか。

なお、これらのテストは書類選考後~面接前の間で行われることが多く、面接の際にはテストの結果をベースにさまざまな質問が行われることを認識しておきましょう。

WEB上でのテストは選考基準としてどれほど重要なのか

では、このようなwebテストは選考にどの程度影響を与えるものでしょうか?

いくつかの企業における具体例を挙げながらその位置づけを見ていきましょう。

重要度は企業によって様々

最も多いのは、テストの結果を数値化し総合点として組み入れる企業です。書類選考や面接での受け答えも数値化、テスト結果と合わせて合計点数を算出し上位の候補者を採用するというパターンですね。配点については非公表なので正確には不明ですが、比較的面接の点数が大きく、webテストは全体の30%程度に設定している企業が多いようです。

また、書類選考、webテスト、面接といったそれぞれの段階で「足きりライン」を設け、どれだけ他の評価が高くてもwebテストが足切り未満だと不合格とするケースもあります。

一方で、面接における資料の一つとしかとらえていない企業は皆無です。どの企業も程度の差はあれwebテストの内容や成績を重視し、選考過程で何かしらの「判断」を行っているのが事実です。

SPIを一次選考の科目にする企業も多い

上記「足切り」と似ていますが、一般常識テスト(主にSPI)を1次選考とする企業もあります。書類審査通過後にwebテストを受験させ合否を決定。合格者のみ2次選考である担当者面接へ進むというパターンです。

特に人気企業や応募者が殺到する職種の場合はこのパターンを採用する企業は多いといえます。面接する側のリソースにも限度があり、短時間で多くの応募者を面接する労力を割くことができないため、webテストの結果で応募者を絞り込むということですね。

このパターンの場合はwebテストに全力で臨まなければ選考を通過することができないことになります。

適性検査は、面接で見えない部分の補足、客観視化の目的がある

一般常識を問うテストではなく、適性検査や性格検査は企業にとってどのような位置づけになるでしょうか。

多くの企業では、「面接ではわからなかった応募者の本来の姿」を判断するためにテストを課すようです。また、求めている人物像とマッチするかという判断材料にも用いられます。

適性検査には「正解」がありません。設問に対してどれだけ正直に答えているか、そして性格や判断能力は求めている職種に向いているか、入社したら既存の社員とうまくコミュニケーションをとれるかなどを見極めるためのテストです。

また、多方面からのテストを行うことで、応募者が備えた能力の可能性や入社後の将来性まで予測することもできるため、客観的にその応募者を判断することも可能となるのです。

一般常識や専門知識のWEBテストの対策

では、このような転職の際に課されるwebテストについて、どのように対策を行えばよいでしょうか。実はこれらのテストに対しては、書籍やwebなどで多くの対策が出回っています。出題内容に違いがあるとはいえ、多くの共通した内容が出題されるため、事前に対策を行うか否かで大きな差が生まれるのです。

また、企業側も能力検査に対して応募者がどんな意識で取り組み、どれだけ準備をしているかを見る時もあります。転職活動を行う際には十分に対策を行うに越したことはないでしょう。

一般常識問題は、練習を積んで対策をすべし

一般常識問題、特にSPIに関しては市販の対策本が何種類も出版されています。中には例題が豊富に用意され、繰り返し練習することも可能です。

ここで今一度SPIの出題範囲を見てみましょう。

【言語分野】日々の業務やコミュニケーションにおいて、必要となる意思伝達能力や文章作成能力を判断する。

【言語分野の出題内容】主に中学~高校レベルの国語から出題。ことわざ・類似語・慣用句など語句関連問題や長文読解問題などが出題されます。

【非言語分野】業務におけるデータ処理、予実管理などの実務処理能力を判断する。

【非言語分野の出題内容】主に高校レベルの数学・理科分野から出題。つるかめ算などの基本的な計算問題、証明などの倫理的に考えて判断する問題、立体展開図など図表の読み取りといった分野から出題されます。

1つの問題に対して回答する時間が短いため、短時間で多くの問題を解く練習が必要です。何度も繰り返しこれらの練習問題に取り組み、問題慣れしておくことが必要でしょう。

無料でWEBテストの練習ができるオススメのサイト

書籍だけでなく、webにも多くの試験対策サイトが開設されています。中には模擬テストを受験できるサイトもあるため、積極的に活用してみるのもよいでしょう。

以下、いくつかのおすすめサイトをピックアップしてみました。

就職活動の神様

URL http://saisokuspi.com/

Study Proが運営するSPI対策サイトです。カテゴリーごとに多くの問題が用意されており、それぞれの対策優先度や学習状況も一目でわかるようなデザインが秀逸です。スマホアプリ版もあるため、移動中などの空いている短い時間を使って手軽に学習することも可能です。

SPI無料対策サイト

URL http://saisokuspi.com/

Study Proが運営するSPI対策サイトです。カテゴリーごとに多くの問題が用意されており、それぞれの対策優先度や学習状況も一目でわかるようなデザインが秀逸です。スマホアプリ版もあるため、移動中などの空いている短い時間を使って手軽に学習することも可能です。

SPI形式ドリル

URL https://job.career-tasu.jp/2018/guide/exam/drill/

各種就職情報を提供する株式会社ディスコが運営するSPI対策サイトです。利用するには会員登録が必要ですが、無料で利用できるため登録しておいて損はないでしょう。練習問題の出題内容は比較的レベルが高く、大企業などへの転職で課される内容を繰り返し学習するにはうってつけです。

他にもいくつかのSPI対策サイトがあります。また、同様にSPI以外のwebテストに関する練習サイトもありますので、重点的に対策しておきたいテスト内容に絞り、効率的に試験対策を進めておけばスムーズな転職が可能となるでしょう。

適性検査の対策

次に、一般常識テストではなく適性検査の対策についてお話しします。適性検査は一般常識テストと異なり正解不正解がありません。従って、知識を習得するという意味での対策は特に必要ありませんが、募集職種によっては適性検査の結果を合否に反映させる企業もあります。

適性検査の結果で不採用になることもある

適性検査では応募者の性格や仕事への取り組み姿勢などを客観的に捉える事が出来ます。従って、募集職種によっては「仕事への適性が無い」と判断されることもあります。

一例として、営業職募集の場合、「慎重で石橋を叩いて渡る」タイプや「コミュニケーション能力が低い」と判断される方は不採用になることがあります。同様に、介護職募集の場合は「自分勝手で自己中心的」な方や「物事をよく考えずに直感的に進める」タイプはNGとなることもあります。

つまり、募集している職種に適した性格とそうではない性格があり、適性検査によりそうではない性格だと判断された場合には、どれだけ一般常識テスト結果が良くても不採用となることがあるのです。

適性検査は、直感に従って回答する方がいい

適性検査には、これといった対策はありません。気を付けるべき点といえば、時間に対して設問数が多いため、あまり深く考えず直感的に回答するように意識することです。

また、同じ内容の設問が何度も繰り返し登場することがあります。その際、回答が異なっていると自己矛盾があると判断されマイナス評価となる可能性があります。

また、「どちらでもない」という選択肢を多く回答しすぎると、自己が確立されていないとみなされることもあります。できるだけ「はい」か「いいえ」を選択するように心がけることも対策のひとつです。

まとめ

転職活動時のwebテストは、合否に密接に影響するケースもあるため十分に対策をして臨むことが肝心です。また、webテストを受験する時間帯などが指定されている場合、必ず時間内に受験する必要があります。ついうっかり受験可能時間が過ぎてしまった場合、再受験はほぼ不可能と思ってください。

ただし、あまり対策に時間を割きすぎて肝心の企業研究を怠ると本末転倒です。Webテストの位置づけや意義を十分に理解し、必要な対策を怠らなければ大丈夫。希望の会社への転職を成功させるために、効率よく対策を行いテストに臨むようにしましょう。