履歴書は転職活動において必ず必要な書類です。
正式な書類なので、「手書きで書くべきなのか」「フォーマットに決まりはあるのか」といった疑問も多く、そのルールを知らないと、書類選考が通らないのではないかと不安に感じている方も多くいらっしゃいます。
書類選考を乗り越えなければ、面接を受けられませんので、当然内定を勝ち取ることはできません。
したがって、履歴書作成のスキルは転職活動において重要な項目と言えるでしょう。
この記事では、履歴書における基本的なルールとそのコツについて説明いたします。
履歴書は転職活動において必ず必要な書類です。
正式な書類なので、「手書きで書くべきなのか」「フォーマットに決まりはあるのか」といった疑問も多く、そのルールを知らないと、書類選考が通らないのではないかと不安に感じている方も多くいらっしゃいます。
書類選考を乗り越えなければ、面接を受けられませんので、当然内定を勝ち取ることはできません。
したがって、履歴書作成のスキルは転職活動において重要な項目と言えるでしょう。
この記事では、履歴書における基本的なルールとそのコツについて説明いたします。
まず履歴書のフォーマットですが、市販されたものでもPRの欄の大きさが微妙に違うように、絶対にコレといったフォーマットはありません。
自己PR欄があるものや、退職理由の欄があるもの様々ですので、自分にあった物を探して使用しましょう。
Excelなどを使って、オリジナルのフォーマットを作ることのも問題ありません。
手間はかかりますが、自分が沢山アピールしたい箇所を大きめに取るなど、自分に合う形で作成し、最大限にPRすることができます。
特に、書類作成を主にする職種の場合は個性を出すことで書類作成能力のアピールにもつながります。
その際は、「これ手作りだな」と採用担当者が分かるレベルまで個性を出す必要があります。
記載項目には一定のルールがあります。
氏名、性別、生年月日、年齢、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本的な個人情報は必須です。
特にメールアドレスは間違えることが多いので注意してください。重要な連絡の場合、大きな機会損失になります。
合否のメールをしたのに、エラーで返ってきた時は大きな不信感、仕事の丁寧さにかけるといったマイナスの評価になるでしょう。
また、電話番号には固定電話と携帯電話の2種類の欄がありますが、記入内容を間違えないようにしてください。
固定電話の欄に携帯電話の番号を書くだけでもマイナス評価になってしまいます。
学歴・職歴をどこまで書くのかについては悩ましい部分であるともいえます。
ルールとして、最終学歴と、勤続経験のある会社名、部署は全て記入する必要があります。
それを踏まえ、アピールできる内容に特化して肉付けをしていきましょう。
名門高校を卒業している場合は必ず記入しましょう。地方での転職では特に効果的です。
20代の方や、職歴に書く項目が少ない人も記入すると良いでしょう。
職歴に関しても、役職に就いた経験がある方は書くべきです。
役職ほど短い文字でアピールできる項目はありません。
具体的な内容、詳細は職務経歴書に書くので、フォーマット内で収まる範囲で簡潔にまとめてください。
資格を持っているにも関わらず、持っている級が低く、「記載すること自体が傲慢なのでは…」と感じ何も記入しない方がいらっしゃいますが、これは間違いです。
書ける資格はできるだけ多く書いてください。書くことによってマイナスになることは絶対にありません。
プラスになるかどうかは担当者が判断しますので、あなたの価値観で勝手に必要かどうか決めるのはよろしくありません。
仕事に直接関係なくても、何がプラスになるかは分からないのです。
ただ、欄に書ききれないほど沢山の資格をお持ちの方は、アピールできる項目に絞って書きましょう。
自己PRについても職務経歴書でしっかりアピールするので、履歴書における自己PRの役割は「目が留まること」に気を付けて書くと良いでしょう。
履歴書で興味を引き、詳細は職務経歴書を確認する、というのが理想的な流れです。
基本的には「自分ができること」「企業が求めているもの」を洗い出し、両方に共通する内容をまとめ、アピールになりやすいものから順に書いていきます。
詳しくは「転職先に自分をPRする効果的な履歴書ために抑えておきたいポイント」にまとめてあります。
履歴書における「手書きが良いか、パソコンが良いか」は今でもよく議論される題目です。
その答えは、企業によるとしか言いようがありません。
履歴書のデジタル化については現在変換期であり、手書きが好きな会社もあれば、データを印刷されたものが好きな会社の両方が存在しています。
見極め方のコツは、担当者の年齢と企業の業種、そして求人情報の掲載方法でしょう。
一般的に年齢の高い方は手書きを好む傾向があるので、役員の年齢が高い中小企業や老舗企業の場合は手書きがよいでしょう。
また、PCを使う機会が多いIT企業やwebサービスの業種はパソコンで書く方が好まれると思います。
最後に、求人情報の掲載方法なのですが、WEB媒体でしか見られない求人広告に掲載されている場合はパソコン、紙媒体の求人広告の場合は手書き、どうしても悩んだ場合は、このような分け方も良いでしょう。
手書きの場合限定ですが、書き間違いをした場合は基本的には書き直しです。
どうしても修正したい場合は、修正ペンではなく、二重線を引きその上に訂正印を押印しましょう。
しかし、訂正印も2,3個と多くなってしまう場合は、イチから書き直した方が得策です。
また、摩擦で消えるボールペンもありますが、使用は控えましょう。
配達途中における摩擦や、日光による熱で見え辛くなる恐れがあります。必ず、黒のボールペンを使用してください。
字はとにかく読みやすいものを意識してください。
達筆な美しい字が書けたとしても、それを読むのにストレスを感じるのであれば、履歴書には適しません。
また、単純に「読めれば良いだろう」という考え方もやめてください。読める文字にもどの度合いがあります。
「一目で読めるもの」「読めるけどスッっと頭に入ってこないもの」といった感じでしょうか。
読む時にストレスを感じさせないために、誰が見ても一目で分かる文字を意識しましょう。
例え、文字が汚くても、読ませようと意識して書いた文字は伝わるものです。
書類選考は最初の選考なので、どうしても減点方式になりがちです。
空白が目立つと、マイナスポイントになるので、必ず何かを記載するようにしてください。
特技や自己PRに関しては、友人やご家族に聞いてみるのも良い方法でしょう。
写真は履歴書で最初に見られる部分です。
できるだけ写りのよい写真にしたいので、スピード写真を利用せず、写真屋でプロに撮ってもらいましょう。
また、何枚も利用する可能性が高く、焼きまわしができる写真屋のほうが安く済む可能性があります。
業界によって多少派手な服装が認められているものもありますが、基本的に、服装はスーツが必須です。
黒、もしくは紺のスーツに、白色のシャツ、派手ではないネクタイで臨むのが無難でしょう。
パスポートや免許証の顔写真の役割は「本人かどうかの確認」ですが、履歴書の顔写真は採用担当者に良い印象を持ってもらうためのものであり、役割が全く違います。
かといって、広告写真にあるような笑顔も不適切で、正式書類としての厳格さも兼ね備えています。
履歴書における写真はその中間の自然な笑顔を心がけてください。
履歴書は転職において非常に重要な役割をもっており、あなた自信の企画書のようなものです。
この企画書の出来栄えによって内定獲得数も大きく変化するので、念入りに作りましょう。
だからといって完璧な履歴書ができるまで、応募をしないというのも止めてください。
より魅力的な履歴書というものは、面接を経験しながら理解していくものです。
もし、行きたい企業の数が限られており、どうしてもその会社に入社したいので、失敗は許されない状況の方は、転職エージェントに登録しキャリアコンサルタントに添削してもらうことを強く推奨します。
その企業に合格した方の履歴書について情報を得られるかもしれません。