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転職活動は退職前から?退職後?それぞれのメリット・デメリット

 

転職活動はいつ頃にスタートするのが最善なのでしょうか。

転職はスケジュール管理が非常に重要です。

早く退職したい気持ちや、在職中に捻出できる時間、生活資金になる貯金額などの様々なポイントによって、転職活動をするベストタイミングを見つけましょう。

この記事では、在職中の転職活動と退社後の転職活動の各メリット・デメリットについて解説いたします。

 

目次

転職活動の始めるタイミングはとても重要

長期間モチベーションを維持するためにはいいスタートを切りたい

転職活動は長期戦な上に、ストレスフルなものですので、「絶対に転職してやる」という高いモチベーションが必要になります。

モチベーションが低いと「とにかく早く退職したい」「とにかくどこでもいいから転職したい」と逃げの転職になることが多く、後悔することになるかもしれません。

転職して、理想のワークライフバランスを手に入れるために、高いモチベーションをもって計画的に転職活動をする必要があります。

転職活動に全力で取り組むために、良いスタートを切りましょう。

開始するタイミングを考えるには、今の仕事のスケジュールの把握が必要

在職中に転職活動を行うためには、自己分析や企業研究、書類作成などの時間を捻出する必要があります。

また、転職エージェントを活用する場合は、夕方7時(目安)頃には、エージェント会社にて面談を行う必要があります。

まず、これらの時間を作る時間があるのかどうかを考える必要があります。

また、大きなプロジェクトに携わっている場合、そのプロジェクトが終わった時、もしくは区切りのよい時に退職するのが良いです。

そのタイミングが明確な場合は、その時期から逆算して転職活動を進めるべきです。

退職前に転職活動を始めることのメリット・デメリット

退職前、つまり、働きながら転職活動をする上のメリット・デメリットです。

仕事が途切れないため、経済的な安心感がある

内定が決まり、入社日を確定させてしまえば、その日に合わせて退職日を決めることができます。

そうすれば、無職の期間が無くなり、経済的な不安を抱えることなく転職が可能となります。

また、健康保険などの役所への手続などの煩わしい手続きをやる必要がなくなる可能性もあります。

働きながら転職活動をする一番のメリットがこの経済的な面でしょう。

職歴にも空白期間が生まれない

履歴書の職歴欄に空白期間があると、転職活動で不利になったり、キャリアとしてマイナスのイメージが生まれる可能性があります。

空白期間なくスムーズな転職だと職歴がより綺麗に見えます。

現段階では深く考える必要は無いと思われますが、その次の転職に良い影響を与えるかもしれません。

スムーズな転職ができる人は、計画性があり、マルチタスクをこなせる人材として捉えられる可能性もあります。

エネルギーが必要な転職にパワーを注ぎ込めないことがある

当たり前ですが、働きながらの場合、転職活動に全力を注ぐことは不可能です。

転職を決意したのであれば、転職活動の優先順位を上げて行動すべきなのですが、目の前の仕事に追われてなかなか行動に移せないことが多いです。

時間が経つにつれて、モチベーションが低下し、転職活動をしていた事実も忘れてしまうことも。

本当に転職したいのであれば、会社をとりあえず退職し、退路を断つのも一つの方法かもしれません。

面接など時間の確保が難しく苦労が多い

転職活動にはすることがいくつかありますが、面接だけは面接官のスケジュールも合わせて調整しなければいけないので、時間の確保が難しいです。

面接官が面接をすることは、当然仕事の一環なので、勤務時間中に行われます。

よって、通常勤務時間である9時~17時の間に行われるのが一般的です。

応募者は有給や早退をして上手く時間を捻出する必要があります。

どうしても、その時間内に面接をするのが難しい場合は、企業側が調整してくれることもありますが、どちらにせよ日程調整に苦労する可能性が高いでしょう。

退職後に転職活動を始めることのメリット・デメリット

転職活動に集中することができる

一番のメリットは転職活動に全力を尽くすことができる点でしょう。

自己分析、企業研究、その他活動に時間を存分に費やすことができます。

転職活動は想像以上にエネルギーを必要とするものなので、現職が忙しく時間に追われて転職活動がおろそかになるくらいなら、退職してからゆっくり転職活動をするのも良いかもしれません。

退職活動と転職活動を切り分けることは、精神面でも良い効用があります。

転職を意識しながら働いたり、仕事のことを考えながら転職活動をすることは、どっちつかずとなり良いパフォーマンスが発揮されません。

やるべきことを1つに絞り、集中して取り組んだ方が結果的にスピード感ある良い転職につながることもあります。

転職活動の時間を取ってスケジュールがたてやすい

面接や転職イベントのスケジュールが立てやすいので、スムーズな転職活動ができます。

転職サイトなどに掲載されている求人は新卒採用の求人とは違い「できるだけ早く入社して欲しい」と考えているケースがほとんどです。

したがって、書類選考通過から面接までのスパンが長すぎると、合格枠が埋まってしまうことがありますし、あなたを採用したい意欲が時間の経過と共に無くなってしまうかもしれません。

スケジュールの調整がつきやすくスピーディな対応ができる求職者というのは企業にとっては非常に都合が良いものであり、優先的な対応をしてくれることがあります。

無職期間中の収入のない状態の工面が必要

無職期間の一番のデメリットは収入がストップしてしまうことでしょう。

ある程度の貯金を残して退職したいところです。退職金の制度や有給消化についての確認や事前準備はしっかりとしておきたいところです。

ただ、雇用保険に加入していれば失業保険を受けることができるので一定期間のセーフティネットはあります。

必ずハローワークに行きましょう。また、この期間にアルバイト収入がある方はご注意ください。

週に3日以上、20時間以上の就労などは無職として扱われずに雇用保険が適応されないことがあります。

必ず、近くのハローワークにて詳細を確認してください。

職歴に空白期間ができてしまい、不利な扱いを受けることがある

無職の期間があまりにも長いと、職歴に傷がつき、転職する上で不利な扱いを受けることがあります。

3か月以内であればそこまで大きなマイナスにはなりませんが、実際経験すると、ズルズルと長引いてしまうことが多いので、気を付けましょう。

半年以上の空白期間があると、面接で指摘されることが多くなるでしょう。

まとめ

転職のタイミングに関してのポイントは「時間の捻出」「金銭面」「モチベーション」の3点です。

働きながらの転職活動はストレスフルな生活が続き、モチベーションの維持も難しいですが、金銭面は安心感があります。

退職してからの転職であれば、円満退職に全力で取り組み、転職活動に全力で取り組むことができますが、金銭面の不安や役所手続きの煩わしさが残ります。

あなたの状況に応じて転職活動のタイミングを考えてみてください。

考えても答えが出ない場合や、何もしたらいいのか分からない場合、ネガティブな思考になっており行動に移す気力がない方は、一度転職エージェントに登録し、キャリアコンサルタントに相談してみるのはいかがでしょうか。

この最初の一歩を踏み出すことで、するべきことが明確になり、モチベーションもアップするでしょう。