看護師転職で失敗しない方法は？実際の失敗談と成功させるコツを紹介

看護師転職の失敗例…

紙面上での情報に惑わされるケース

『高給料』『好条件』『年収アップ』など各種医療機関により売りとしている部分は様々でしょう。しかし、このような売り込みには裏があると疑ってかかることが利口です。

例えば、高給料と広告されていても月額払われる給料は高いですが賞与水準が低く設定されており結局のところトータルでみると自分の希望金額より大幅に下回るなどといったケースもあります。給料面といったところに重点を置いて転職活動をおこなったが賞与や昇給面での情報収集不足からこのようなからくりに引っかかってしまう方は多いようです。

必ず目先の広告だけでなく全ての情報を統括し把握した上で就業することをおすすめします。

人間関係で悩まされるケース

転職するにあたり現在の給料よりも多くもらいたいと考える方がほとんどだと思います。こちらも上記と似た傾向にはなりますが給料を重視し病院内部のリサーチを怠った方に多くみられるケースです。

給料が他よりもいいという事は人間関係が悪かったり離職率が高い、残業が多いなどなにかしら欠点があると疑っていいでしょう。

一概に全ての求人に言える事ではないですが給与水準の高い医療機関ではそのような現状が統計的に多い印象を受けます。給料を重視し入職したものの病棟内の受け入れが悪いケースや雰囲気が悪く人間関係を形成できなかったと離職に至るケースはかなり多いです。

人間関係においては面接や病院見学の際に明確になる問題ではありませんが希望機関の口コミや担当アドバイザーによる内部調査で多少なりとも明らかになる部分でもあります。

人間関係で悩まされていては仕事も続きませんし良質な看護を提供できません。

離職率や医療機関内における看護師の平均年齢等、こと細かく情報を把握しておくことで離職におけるリスクを最小限におさえましょう。

私の失敗談

私自身、転職活動で大きな失敗といった事はありませんが転職をする際は必ず自分が医療機関に求めるものや優先順位を明確にしておく必要があると感じます。

私は現在、認知症の認定看護師取得に向け派遣（応援ナース）といった制度を利用し全国の様々な医療機関で働かせていただいています。

認定看護師取得を目指すなら一つの医療機関に定着した方がいいのではないかと感じる方もいらっしゃるとは思いますが多数の医療機関で学ばせていただく事でその機関や施設形態に応じた認知症患者に対する看護を学ぶ事ができます。

そういった理由もあり複数の転職サイトに登録させていただいているのですが転職サイトによってはなりふりかまわず認知症疾患患者のいる病院を紹介してくるサイトも少なくありません。

認知症看護に有名な医療機関だとおすすめされ就業したが認知症疾患患者の多い医療機関なだけであり看護や認知症患者に対する技術が学べなかった事もあります。

そういった就業も自分の中では経験となり失敗とは私自身感じていないのですが自分のプランや展望をより明確にしておかなければ求人紹介の際、担当アドバイザーとの情報の不一致が生じてしまう場合があります。

就職するにあたり自分が医療機関に対し求める条件や優先順位を明確にしておいたほうがスムーズに転職活動が可能となりますしより希望に沿った条件のもとで就業が可能となります。