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朝起きて仕事に行きたくないと憂鬱になったら読んで欲しい転職のススメ

 

週明けの月曜日が憂うつで辛い、仕事のイライラを私生活でも引きずってしまう、朝起きて仕事に行かなければと思うと胃のあたりがキリキリと痛む、ふと鏡を見ると疲れきった顔をしていて驚いてしまった…。

こういった仕事に対する憂うつな気持ちは、体や心が必死で送ってくるSOSです。

仕事がいやだと思うことを自分の甘えや怠け、もっとがんばらなければと思い込んだところで、得るものはありません。今回は、仕事でストレスを感じると体にはどのような不調が起きるのか、転職の方法、転職したいけど辞めることができない場合の対処法などを説明していきます。

 

目次

仕事に行きたくない理由は?

ロシアの小説家トルストイは、著書「アンナ・カレーニナ」の冒頭で、「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」といいました。

生きていくために必要な仕事がいやになり、行きたくないと思うのは大きな不幸です。そして、人はそれぞれ、さまざまな理由で仕事に行きたくないと思っています。

職場でいじめにあっている

いじめは、年齢に関係なく人の心を傷つけます。いじめが起きる職場は、社内の人間関係や人員管理に問題がある場合が多いです。

パワハラやセクハラに悩んでいる

パワハラやセクハラを受けて、うれしいと思う人はいません。とくに、職場の人間に相談しても問題が解決しない場合、我慢していてもストレスは溜まる一方です。ある日相手が改心して謝罪し、職場が働きやすくなることを期待するのは、やめましょう。

営業のノルマがきつい

ブラック企業や、結果がすべての外資系企業では、ノルマに悩む人が少なくありません。問題は、ノルマがきついことというより、ノルマをこなせない自分をだめだと思ってしまうこと、ノルマがこなせないと上司から同僚の前で責められることです。

異動によって部署が変わって以来モチベーションがあがらない

新しい人間関係、新しい仕事に馴染むまでは誰しも時間がかかります。もし、慣れるまでの間に職場でいやなことがあったり、失敗してしまったりすれば、会社に行きたくないと思ってしまうこともあるものです。

いやなものはいやだ

人間は、頭の良い合理的な生き物とされています。しかし、実際にはいつも合理的な判断をしているわけではありません。

仕事がいやだと思っている人が、雨が降った、朝食のパンを落としたなどの普段気にとめないようなことをきっかけに、仕事に行きたくないと思うのはごく自然な反応といえます。

いやなものをいやだと思う気持ちは、自分を守るための防衛反応なのです。

仕事に行きたくないのは甘えや怠けなの?

仕事が人生で一番大切で、仕事が大好きな人でも、仕事に行きたくないと思うタイミングはあります。たとえば、風邪を引いて高熱を出し、この世のすべてを恨んでいるような状態なら、誰でも仕事に行きたくないと思うでしょう。

いやなものはいやだ、やりたくないと思うのは生物として当然の反応です。本能に反して我慢をするわけですから、仕事に行きたくないという気持ちを無視して頑張っていると、体調を崩してしまいます。

我慢しすぎると、病気になる可能性もあるって本当!?

人間は、バランスの生き物です。起きている時間と睡眠時間のバランス、食べている栄養素のバランス、ストレスと楽しみのバランス、交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、病気になってしまいます。

なかでも、行きたくない仕事に無理に行くような強いストレスを原因とする病気の代表例が、うつ病や自律神経失調症です。

もし、つぎのような症状を感じたら、病気の可能性を疑いましょう。

胃の痛み・吐き気・腹痛

ストレスは、消化器官の働きを低下させます。気がつけばやけ食いに走ってしまったり、胃酸の過剰分泌で胃が痛んだり、逆流性食道炎で吐き気や不快感が込みあげてきたりするのは、体調不良の表れです。

発熱

人間は、ストレスを感じると緊張状態になります。緊張状態になると、心因性発熱といって、体温が上がってしまう場合もあるのです。また、日常的にストレスにさらされていると、長時間の緊張によって心と体が疲れ、免疫力がさがって風邪をはじめとする病気にもかかりやすくなります。

動悸・めまい・息切れ

はっきりとした理由なく、ストレスが原因で体調を崩してしまうのが自律神経失調症です。動機やめまい、息切れといった症状が出たら、病気を疑いましょう。

疲れが取れない・眠れない

ストレスによる緊張状態がつづくと、体はうまく休むことができなくなります。そのため、なかなか寝付くことができなかったり、夜中に目が覚めてしまったり、いくら寝ても疲れが取れなくなってしまうのです。

やる気が出ない・急に死にたくなる・考えがまとまらない

ポジティブな感情をもつことができない、やる気が出ない、いくら考えても思考がまとまらない、急に自殺願望が湧き上がってくるのは、うつ病の代表的な症状といえます。

人間のやる気やエネルギーには、限りがあります。使ったエネルギーは楽しいことをしたり、寝たり、食べたりして回復させなければなりません。しかし、仕事に行きたくないのに無理して仕事をしていると、エネルギーの回復が追いつかなくなり、心がガス欠になってしまうのです。

一度ガス欠になった心に、エネルギーが溜まるまでは長い時間がかかります。仕事が原因で無理をしてまで自分を追い込み、うつ病や自律神経失調症になっても、会社は責任を取ってくれません。

仕事に行きたくないときの対処法は?

人間は、普段自分がこういう状況だったらこうするのに、という理想的な対応を考えることができます。しかし、仕事に行きたくないストレスで精神的に追い詰められていると、視野が狭くなり、うまくものごとを考えることができなくなります。

そこで有効なのが、仕事に行きたくないと思ったときの対処法を、事前に決めておくことです。

だれかに相談する

ストレスを感じたら、まずはだれかに相談しましょう。友人や知人でもいいですし、カウンセラーでも構いません。自分の悩みや現状をことばにすると、なんとなく感じている不安や不満を明確にすることができ、ストレスを発散できます。

また、パワハラやセクハラ、無理なノルマなど、客観的に見ておかしい部分を指摘してもらうことができるのも、だれかに相談するメリットです。

仕事を休む

仕事に行きたくないときは、素直に休みましょう。ただ、「会社がいやなので、今日は休みます」と断言できる人は少数派です。発熱や下痢など、具体的な体調不良や法事を理由にすると休みやすくなります。

精神的な原因の場合、心療内科などの病院から診断書をもらう

もし、上で紹介したような体調不良を感じたら、仕事の帰りや休日を利用して病院に行き、心療内科で診断書を出してもらいましょう。おおよそ、治療費とは別に5,000円ほどかかります。

診療において大切なのは、素直にストレスを感じていること、仕事がつらいこと、体調不良に悩んでいることを診察医に伝えることです。診断書があれば、体調不良も関係なく出社を求めてくる上司がいても、何もいえません。

転職する

仕事に行きたくないなら、転職してしまうのがもっとも効果的な対処法です。いやな上司、なじめない同僚、厳しいノルマから物理的に離れることができます。

仕事に行きたくないけど辞められないときはどうしたらいい?

転職しようと思っても、辞職するとなると迷ってしまったり、会社が辞めさせてくれなかったりする場合もあります。いざというときのために、会社を辞めることができない事例と、対処法を知っておきましょう。

会社が辞表を受け取ってくれない

部下が辞めると自分の査定に響く上司や、一人辞めると仕事が回らないとわかっていて対応していない会社の場合、のらりくらりと退職届を受け取らないこともありえます。

辞表を受け取ってくれない場合は、メールや電話の録音、内容証明郵便などで相手が「辞職するとは聞いていない」という言い訳ができないようにしましょう。

辞めるならお金を払えと脅された

ブラック企業によくあるパターンです。辞めたいと伝えると、過去のミスなどを持ちだして損害賠償をしてやる!と息巻く経営者や上司は、恐ろしいことに実際に存在します。

たいていの場合、根拠のないただの脅しです。お金を請求されていることを録音や書面で記録したうえで、弁護士に相談しましょう。

同僚や上司に迷惑をかけてしまうのが気になる

一番多いケースは、「周囲を気遣ってしまい、なかなか辞めると伝えられない」ことです。あえて断言しますが、仕事に行きたくない、辞めたいと思うような会社の上司や同僚のことを、過剰に心配する必要はありません。なぜなら、辞めたいと思うまでストレスを与えてきたのは、会社のシステムや上司や同僚といった人間関係だからです。

気遣ってくれない相手に配慮しても、なにも返ってはきません。自分を大切にするために、辞めることを強い意思で決断し、行動に移しましょう。

仕事を辞めたら生活できない

毎月、生活費がぎりぎりなので会社を辞めると生活ができない、といやいや仕事を続けている人も少なくありません。ただ、無理をしつづけて病気になってしまった場合、どの道会社を辞めることになります。

病気になり、再就職も難しい状態になってから辞めるより、元気なうちに辞める方が良いのは間違いありません。

雇用保険に1年以上入っていれば、失業保険を頼ることができます。自己都合退職でも、最大150日はある程度の収入を確保できるのです。有給が残っているなら、退職前に使い切ってから辞めましょう。残業代の未払いなどがあるなら、まとめて請求し、退職後の生活費を確保することもできます。

転職活動で仕事探しの仕方がわからない。どうしたらいいの?

転職活動に必要な、転職を助けてくれるサービス3つをご紹介します。

ハローワークを利用する

ハローワークは、雇用を手助けするために用意されている国の機関です。失業保険の給付手続きも受け付けているため、退職後はすぐに最寄りのハローワークに行きましょう。

求人の紹介、失業保険の手続き、職業訓練校の利用など、基本的にすべて無料で利用することができます。企業もタダで求人を出すことができるため、求人数は多いです。未経験歓迎の仕事もあり、職業訓練校を卒業すれば特定分野の求人へとつなげることもできます。

転職サイトを利用する

転職サイトは、マイナビやリクルートなどが運営する求人情報紹介サービスです。ハローワークと同様に無料で利用することができます。地域の求人を扱うハローワークと違って、全国各地の求人に応募することができるのが特徴です。

転職にあたり、履歴書の書き方や面接の注意点などの情報をまとめていることが多く、求人のおすすめもしてくれます。

転職エージェントを利用する

転職エージェントは、転職サイトにさらに専属のコンシェルジュがついたサービスです。キャリアアドバイザーと呼ばれる転職に詳しいプロが担当となり、自分の強みやこれまでの経験から向いている求人を見つけてくれます。

無料で利用することができ、プロのアドバイザーと話をしながら転職を進めることになるため、転職経験が浅い人にはとりわけ頼りになるサービスです。

まとめ

朝起きて仕事に行きたくないと思ったら、転職を考えてみてはいかがでしょうか。やりたくないことを、一生我慢してやりつづけることはできません。いやなことを我慢しつづけて手に入るのは、ストレスと病気だけなのです。

仕事を辞めたいと決意すれば、人生の選択肢は広がります。ハローワークや転職サイト、転職エージェントといったサポートを利用して、快適な転職先を見つけましょう。