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看護師転職で夜勤なし・日勤のみでも年収や給料が高い求人はあるの?

 

看護師が転職を考える理由のひとつとして、日勤のみで働きたいという思いがあります。

実は私もそうでした。夜勤で働くと生活リズムがくるってしまい、体調を崩すことが多々あったためです。夜勤手当がつくことで給料がよかったり、夜勤明けは休みになるため有意義な時間を過ごせたりともちろんメリットもありますが、総合的に考えた末に日勤のみで働くことを選択する看護師は多のではないでしょうか?

ただ、日勤のみで働くとなった場合、お給料面も気になるのは当然ですよね。

今回は、そんな日勤で看護師として働きたい方に知っておいてほしい情報を提供していきたいと思います。

目次

夜勤なしで日勤のみで働くメリット・デメリット

メリット

生活リズムが整う

夜勤で働くということはすなわち、人間が本来とるべき生活リズムに逆らって生活することであり、規則正しい生活が困難になるということです。当然、健康への影響はとても大きなものとなります。ホルモンバランスの乱れが伴うことで肌荒れや生理の乱れも考えられ、十分な健康管理が必要となります。

夜勤をしていると、睡眠障害に悩まされる看護師が多いと聞きます。睡眠時間が短くなったり、眠りが浅かったり、なかなか寝付けなかったりと不眠症の訴えが多いようです。日勤のみで働いている人と比較すると、夜勤をしている人は日勤のみの人の5倍も睡眠障害を訴え、睡眠時間は日勤のみの人の半分程度しかないというデータもあるそうです。

実際、私も夜勤をしていたときは中途覚醒が多くありました。睡眠導入剤を内服している先輩も周りに何人かいました。夜勤のある交代制勤務が如何に身体に悪影響を与えているかがわかります。

子育てがしやすい

ある程度交代制勤務に慣れた人でも、出産・育児等のライフイベントによって仕事との両立について悩む看護師は非常に多いです。もともと夜勤をすることに抵抗のない方でも、小さなお子さんの子育て中の方はどうしても夜勤をすることが難しくなってきます。

夜勤をしながら家庭のことも同時進行でやっていくということは、精神的にも身体的にもかなりの負担がかかることは言うまでもありません。そのため、このタイミングで働き方を夜勤ありから日勤のみへ考え直す人が大半です。

看護師の人数が多く、安心して働くことができる

夜勤帯になると看護師の人数は一気に少なくなり、だいたい2~4人で病棟の患者全員をみることになります。急変があったときなどに対応できる人数も限られているため、とくに重症患者の状態は夜勤看護師全員でしっかり把握・共有しておく必要があると言えます。

その点、日勤帯では看護師の人数は多く、なにかあったときの対応がスムーズに行うことができます。

さらに、子どもの急な発熱や学校の行事等で休みをもらうことも、日勤帯であれば代わりの看護師が多くいるため比較的容易であると言えます。夜勤をしていると急な欠員が出た場合の補充は周りに迷惑をかけることにもなり兼ねませんので、気持ち的にも随分楽だと思われます。

デメリット

給料が下がりやすい

看護師の基本給は意外にもとても低く設定されています。看護師の給料が高いとされている理由は、そこに夜勤手当や残業手当がつくことによって底上げされているからです。たとえば2交代勤務での夜勤手当の相場は、各医療機関によって異なりますが、だいたい1万円前後と言われています。

これは、法律で22時から翌朝の5時までの労働が深夜労働として定められているからです。この時間帯の労働に関しては、25%以上割増賃金にする義務があります。月に夜勤4回入るだけでも、年間で換算すると非常に大きな差になります。

休みが少なく感じる

夜勤をしていると、夜勤入りの日は朝早起きをする必要もなくゆっくり過ごすことができますし、夜勤明けの日は大体休みになるため予定を入れることも可能です。なにより休みが多く感じるようです。

私は以前2交代勤務で夜勤もしていましたが、1回の拘束時間が長い反面、休みもしっかり取れるため満足していました。現在、病棟の日勤専従看護師として週休2日で働いていますが、正直なところ仕事の日は毎日早起きをしてしんどいと感じることが結構あります。交代制勤務に慣れてしまっている人にとっては、もしかしたら私と同じように規則正しい生活の方がしんどいと感じる人もいるかもしれません。

常勤の看護師でも夜勤なし・日勤のみで働くことはできるの?

もちろんできます。しかし、「常勤看護師と言えば夜勤をしているのが当然」「日勤だけで働きたい場合は非常勤へシフトチェンジしなければならない」という考えが定着しているようです。

たしかに新卒で働きだして間もない看護師は、病棟で経験を積むためにどうしても夜勤をしなければならない状況にあると言えます。

ただし、もちろん強制ではありません。2交代勤務や3交代勤務等の夜勤ありの勤務スタイルがどうしても難しいという方は、勤務スタイルを「日勤常勤」へ変更することもできますし、日勤のみである外来へ異動するなどして働く部署を選ぶことも可能です。

「日勤のみで働きたいけど非常勤になってしまうと給料も下がって家計にも影響が出そう」と悩んでいる方には日勤常勤がおすすめです。働く時間の自由度で言えば非常勤の方が勝りますが、常勤で働くのと非常勤で働くのではやはり給与面や福利厚生の充実度が全然違ってきます。

夜勤なし・日勤のみで働ける医療機関や施設、部署ってどんなところ?

看護師の働き方として、病院で夜勤をしているというイメージが強いようですが、日勤のみで働ける医療機関は多くあります。どんなところがあるのか知っておくだけでも選択肢が拡がるので、要チェックです。

病棟で日勤のみで働く

前述したとおり、病棟で日勤常勤として働くことも可能です。ただし日勤常勤の求人は少なく、病院によってはそもそも日勤常勤スタイルがないという場合もあります。そのため、病院選びの際には常勤として日勤のみで働くことができるのかを前もって確認しておく必要があります。

病院の外来で働く

病棟で夜勤をしないことで他の看護師への罪悪感がある人は、日勤常勤で働くことを敬遠しがちです。病院にあるのは病棟だけではなく、外来にも多くの看護師が働いています。外来では、病棟では経験できないことを経験することができます。もし病棟で何年か経験を積んだのであれば、一度外来を経験してみるのもいいかもしれません。

外来で働くと、土日・祝日は休みになりますし、患者にも限りがあるためよほど忙しくない限りは定時で帰宅することが可能です。

オペ室で働く

日勤のみで働けるだけでなく、スキルアップを図ることも可能です。病院によっては夜勤やオンコール対応をしているところもあるみたいなので、オペ室を考えている方はその辺もしっかり調べておく必要があります。

透析室で働く

病院内の透析室は基本的には夜勤がなく、日曜出勤もありません。看護師のなかでも専門性の高い分野でもあるため、一度経験していると強みとなり後々転職もしやすく家庭をもっている看護師にとても人気があると言えます。

クリニックで働く

病院の枠を出て、クリニックで働くというのも一つの手です。

転職時にクリニックに求める条件としては、「日勤で働くことができる」「休日が決まっている」「残業が少なくほぼ定時で帰れる」といったことが挙げられると思います。

休日はクリニックによっても異なりますが、土日・祝日が休みになることが多いです。その代わり診療時間が夜遅くまでやっているところも多くあります。

クリニックの看護師は先生や他のスタッフとの距離が近いことが特徴で、病院と比較すると狭い空間で働くことになります。また、看護業務以外の雑務をしなければならないため、仕事内容をよくチェックしておく必要がありそうです。

介護施設で働く

介護施設では看護師が24時間常駐することを条件としていないことが多く、そのため夜勤のない施設が非常に多いです。ただし、オンコール対応としている施設もあるため、介護施設で日勤のみで考えている方は、オンコールもなく日勤のみで働ける施設を探す必要があります。

企業看護師として働く

その名の通り、一般企業で看護師として働くため、夜勤をする必要がありません。ただし、今まで病院で行ってきた看護師としての働き方とは全く違ったものになるため、よく調べておく必要があると言えます。

看護師転職で夜勤なし・日勤のみなら年収・給料はどれくらい?

日勤のみの給料はやっぱり下がる?

気になるお給料についてです。日勤のみで働く看護師と言ってもさまざまですが、前述したように、夜勤をしている看護師と比較してしまうと夜勤手当がつかない分低めであることがほとんどだと言えます。たとえば日勤のみの外来で働くと月給25万円を超えることは困難になります。

また、夜勤あり常勤の年収が平均約470万円であるのに対して、日勤常勤の平均年収は約340万円であると言われています。夜勤をしないと大幅に給料が下がってしまうことはどうしても避けられないようです。

年収アップは可能?

次に、年収アップに焦点を当ててみます。夜勤手当が給料の多くを占めていることは事実ですが、看護師の手当は他にもあります。

たとえば役職手当。これは看護師長や主任などの役職に就いている看護師に対して付けられる手当です。責任が重くなる分、給料にも反映される仕組みです。

また、危険手当というものもあります。これは、仕事をするうえで危険にさらされる可能性があると判断される場合にのみ適応となります。精神科で働く看護師や血液透析を行う看護師などが主な例です。こういった特殊なところでは他の科と比較すると給料は危険手当分高めに設定されます。

とくに透析看護師は夜勤をすることがなく日曜日は休みであることがほとんどであるため、日勤のみで考えている方には好条件であると思われます。ぜひ年収アップを考える際の参考にしてみてください。

また、最近は転職時に年収アップを図るためにクリニックを選ぶ人が多いようです。なかでも人気を集めているのが自由診療クリニックです。代表的なものに美容外科クリニックや美容皮膚科クリニック、他にもレーシック専門クリニックや不妊治療専門クリニック等があります。

こちらは一般診療クリニックとは異なり、治療と認められていないものや美容目的のものは保険外診療の治療であるため、すべて自己負担になります。これらの医療の質が高く人気や評判のいいクリニックは、利益に反映されやすいため、比例して給料水準も高額になる傾向にあります。

夜勤なし・日勤のみの看護師転職求人を探すポイントは?

給料、福利厚生の充実度

たとえ夜勤をしないからと言って給料面を諦めて妥協するのはもったいないです。

各手当の有無を押さえておくことは絶対です。なぜかというと、看護師にとって手当の有無で給料に大きく差が出てしまうからです。労働基準法のなかで明文化されていますが、各医療機関の就業規則に定められていることが多く、要チェック項目と言えます。

また、見逃しがちな人もいるようですが、福利厚生もとても重要なチェック項目だと言えます。住宅手当や通勤手当等、病院によってはとても充実していたりするので、転職時は確認するようにしましょう。

他部署異動になると夜勤なしの条件がどうなるか確認が必要

はじめは日勤のみで働くことができていたとしても、大きな病院の病棟ではどうしても他部署への異動が数年に一度あったりします。その際に日勤常勤としての異動が可能かどうか確認し、夜勤をしないことを条件としていることを伝えましょう。

残業はないか

せっかく日勤で働けたとしても、毎日何時間も残業のあるところだと結局は身体的・精神的な負担が大きくなってしまいます。働きだして後悔しないためにも事前に確認しておきましょう。

まとめ

今回は、看護師としての働き方を夜勤なしの日勤のみへシフトチェンジすることでのメリットとデメリット、また主な転職先と気になる給料面についてピックアップしました。

夜勤なしの日勤のみでも、働く部署や医療機関によっては高収入も可能であることがわかったと思います。

実際に働いてみてギャップに悩んだり後悔することがないように、転職の際には細かなところまで条件を照らし合わせて確認してみてください。

日勤のみであなたの求める条件にピッタリの転職先がみつかるといいですね☆

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