看護師の皆さんが一度は考えるであろう「転職」。「病院が忙しすぎる」「キャリアアップの為」「違う環境で働きたい」など様々なきっかけで転職を考える看護師は少なくありません。
特に看護師は女性の多い職場ということもあり、「結婚・出産・育児」など女性にとっての大きな転機をきっかけに、転職する人は沢山居ます。
いざ転職を考えた時、実際「転職時期はいつがいいの?」「いつから転職活動を始めるべき?」といった疑問をもつ人も居るかもしれません。
今回はそんな疑問にスポットを当て、紹介していきます。
看護師の皆さんが一度は考えるであろう「転職」。「病院が忙しすぎる」「キャリアアップの為」「違う環境で働きたい」など様々なきっかけで転職を考える看護師は少なくありません。
特に看護師は女性の多い職場ということもあり、「結婚・出産・育児」など女性にとっての大きな転機をきっかけに、転職する人は沢山居ます。
いざ転職を考えた時、実際「転職時期はいつがいいの?」「いつから転職活動を始めるべき?」といった疑問をもつ人も居るかもしれません。
今回はそんな疑問にスポットを当て、紹介していきます。
看護師の求人にも一般企業と同様、「求人が多い時期」が存在します。
まずはその時期と理由について説明していきます。
看護師の皆さんも感じることが多いと思いますが、看護師の職場は1年を通して離職率が高く、年中求人があるというイメージの職業。その通り、求人数に違いはありますが、ぶっちゃけ看護師の求人は年中あります。ではその中でも「看護師の求人が一番多い時期って?」と疑問に思う方もいると思います。
もちろん、求人が最も多い時期は存在します。それは看護師の退職が多い時期、年度の変わり目である4月入職に向けた求人が出回る2月〜3月です。新人看護師の入職も4月ですが、新人以外の看護師も「係や委員会の任期を終えて」「学年の課題・研究発表が終わってから」「年度の変わり目である4月入職をしたい」といった理由などから、キリの良い3月末で退職し、4月入職を希望する人は非常に多いです。
ですから、病院側は4月からの人員不足を避ける為、たくさんの求人情報を出してきます。大抵、1〜2ヶ月前である2〜3月にたくさんの求人情報が出てくる為、最も求人が多い時期は2〜3月といえます。
看護師転職の求人が増えるのは2月〜3月だけではありません。7月・12月のボーナス前後にも求人は増えます。なぜなら、ボーナスをもらってから、ボーナス支給月に退職をする看護師も多いからです。退職が決まっていても、ボーナス支給日に病院に在籍していれば、ボーナスは全額支給されます。逆に、ボーナス支給日の直前に退職してしまうと、ボーナスが全くもらえないということも。
転職を考えた時、年度末まで待てない、なるべく早く退職したい、と考える看護師の皆さんは、ボーナス支給月までは我慢して働いた方がお得に退職できそうです。実際、私の周りでも「どうせ辞めるならボーナスをもらってから」という考えから、ボーナス支給月に退職する人は沢山居ます。
確かに、どうせ辞めるのならボーナスをもらってからの方が断然良いですよね!もちろん私も経験あるのですが、病院や病棟の雰囲気、経験年数によっては「ボーナスをもらってすぐだと辞めづらい・・・」と思い、この時期の転職を躊躇する事はあるかもしれませんが。
しかし実際病院・施設どちらもボーナス後の退職者は多いため、夏・冬共に7月・12月のボーナス前後の求人も多い傾向にあります。
看護師の求人数が多い時期、少ない時期はありますが、1年を通して看護師の求人は時期に関係なくいつでもあります。近年男性看護師も増えていますが、女性が多い職場である看護師。結婚・出産など、女性ならではのライフスタイルの変化により、1年を通して退職する人は非常に多いです。
また、看護師不足に悩まされる病院や施設も多くある為、看護師の職は常にあります。よって、看護師は退職・転職率と共に就職率も高い職業であるといえます。「それなら別に時期を気にしなくても良いのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし少しでも満足のいく転職を望むのであれば、時期にもこだわる必要があります!選択肢が多ければ多いほど、希望に合った求人を見つけやすいですから。
1年を通して看護師の求人は常にあるが、満足のいく転職をするには時期にもこだわる必要がある、ということを念頭に置いて転職活動するといいですね☆
5月〜6月は新人看護師が仕事を覚え始め、先輩看護師のフォローのもと、新人看護師がローテーションで夜勤に入り始める時期です。大きい病院ほど新人看護師の受け入れ人数も多く、その分新人のフォローに人手が取られます。
その為、病棟全体が非常に忙しい時期でもあります。ですから、この時期の転職は周りへの負担が大きくなる時期でもあります。また、この時期は転職先も新人教育に力を入れているため、中途採用者に対するフォロー体制が充分でない可能性が高いです。なので、この時期の転職はあまりおすすめできません。
GWや年末年始といった休日は、病院自体もお休みの時期であり、事務職員や師長クラスの管理職は基本的にお休みの時期です。また、その他のスタッフも交代で連休を取る時期でもあります。そういった人手不足の時期の転職は、周りのスタッフにとって負担となりますし、転職先の受け入れも充分でない可能性が高いです。なので、この時期の転職も避けたいところです。
では、実際看護師の皆さんにとってベストな転職時期はいつなのでしょうか?どうせ転職するなら、良い時期に転職したいですよね。
上記の内容をふまえて、ベストな転職時期は以下の通りです。
やはり求人の数が多い時期の方が、その分条件の良い求人も見つけやすい為、看護師にとってベストな転職時期といえます。求人の数が多い時期分、自分の理想とする条件に合った求人も見つけやすいです。
また、複数の病院を比較することもできますし、選択肢も広がります。求人数が多ければ多いほど比較対象が増え、より良い求人に巡り合える可能性も高くなります。
先述したように、「ボーナスはきっちりもらってから辞めたい」という看護師は沢山います。実際、ボーナスの時期は退職する看護師が多く、病院は人員不足となります。そのため、ボーナスが出る時期は求人も増える傾向にあり、自分に合った求人を見つけやすく選択肢も広がります。
きっちりボーナスをもらって良い条件の求人が多い時期に転職活動をする、というのはとても理想的ですよね。
上記の内容をふまえて、「ボーナスをきちんともらえる」、「求人数が多い」、「人手不足ではない」を総合して考えると1月がベストな転職時期といえます。
1月は冬のボーナスをもらって退職した人を補充する求人だけでなく、4月入職の求人も出てくる時期なので、選択肢も広がります。
一般的に看護師の世界で「看護師として一人前」とされるのは、5年目からです。ある程度の経験値があり、リーダー業務など管理職も任せる事が出来る、ベテラン看護師のように過信やこだわりなどの癖が少ない、同じ職場で長く勤務できる可能性もある、といったメリットのそろっている5年目看護師。
こうしたある程度の経験と柔軟性のある5年目以降の看護師は、どこへいっても間違いなく重宝されます。その為、転職の際には採用されやすく有利となります。
「年齢によっては長く働けないと思われる」などの理由から、40歳、50歳以降のベテラン看護師は採用されにくいのではないか?と不安をもつ方もいるかもしれません。しかしベテラン看護師を求める転職先•転職時期は必ずあります。40歳・50歳の強みはなんといっても「即戦力」です。
20代前半の若手看護師には持つことができないベテランならではの強みですよね。一般的にどの医療機関も7月〜9月は最も夏休み希望の多い時期であり、病棟内のスタッフが夏休みをローテーションで取り始めます。その為、この時期は人員不足となりやすい時期でもあります。
また、7月のボーナス支給後の退職による人員不足と重なり、8月〜9月は特に即戦力を求める求人が多い時期でもあります。
「まだ病院に所属しているのに、退職前から転職活動しても大丈夫?」と思う人も居るかもしれません。大丈夫です。退職前から転職活動を開始しても問題ありません。むしろ休職することなく、すぐに次の職場で働きたいと考えている人は、良い転職をするには退職前から活動するべきです。転職にはある程度時間も掛かるので、余裕をもって探すのが一番です。
では実際に、どれくらい前から転職活動を始めたらいいのか?人によって様々ですが、より良い転職をする為にはある程度の準備期間が必要です。最低でも3ヶ月前から転職活動を始めるのが理想的です。ではなぜある程度の準備期間が必要なのか、転職活動の一連の流れを確認しましょう。
転職活動を始めるにあたって、実は一番大事なことです。
「なぜ転職したいのか?」理由を明らかにすることで、新しい職場に何を求めるのかが見えてきます。また、理由を明らかにしておくことで、数多くある求人から自分に適した求人を見つけやすくなります。
転職理由を明確にすればするほど、自分が転職先に求める条件が明らかになり、自分にとって必要な情報を収集しやすくなります。求人数が多いと、希望に合った求人を探して絞り込むのは一苦労ですよね。①で理由を明確にしておくと、数多くある求人の中から、好条件の求人も見落とすことなく情報収集できます。
ある程度求人を絞ったら、迷う事なく応募しましょう!人気の求人は「求人が出て2週間足らずで募集枠がいっぱいになってしまう」なんてザラにあります。しっかり求人を見極める事も大事ですが、好条件の良い求人をみつけたら早めに行動するよう心がけましょう。
求人に応募したら、面接の日程を調整します。忙しい病院やスタッフが少ない施設などでは自分が思っていた日程と中々スケジュールが合わない!なんてこともあるので、余裕をもって行動するのが吉です。
これが転職活動の一連の流れです。求人を探し始め、内定をもらえるまで一般的に平均3ヶ月はかかります。もし何もこだわらなければ、転職サイトなどを通じて1〜2週間で転職先が決まることもあります。しかし最も自分の求める条件に合った求人を見つけ、後悔しない転職をする為にはある程度の時間も必要です。その為には最低でも3ヶ月前には転職活動を始めましょう。
退職するにあたって、病棟内での役割の引き継ぎや、人員の補充が必要となってきます。社会人として当たり前のことですが、あまりにも急に退職を申し出ると、職場に迷惑が掛かってしまいますよね。周りに迷惑を掛けることなく、円満に転職するためにも、ある程度の余裕と計画性を持って上司に伝えましょう。
遅くても退職する約1ヶ月半〜2ヶ月前には伝えるべきです。中には退職を切り出したものの、なかなか話が進まない、人員不足により退職を許可してもらえないという職場も多々あります!職場によっては「6ヶ月前には伝えなくてはならない」など病棟ならではの決まりがあることも。計画通り退職し、円満転職する為にも早め早めの行動が一番ですね。
もちろん、転職の理由やその目的によってベストな転職時期は個人で異なるかもしれません。
あなたにとって大きな人生の転機でもある転職。
転職で失敗しない為にも、自分に合った転職時期を選び、あなたにとって納得のいく転職ができると良いですね。
また、転職で成功するためには、転職エージェントを上手に利用するのをおすすめします。
自分に合った求人をエージェントが見つけてくれ、面接対策や履歴書チェック、転職先との条件交渉など対応してくれるのです。
しかも無料なので、利用しない手はないです。
私がおすすめする転職エージェントを紹介します。
看護roo!は国内最大級の看護師転職サイトで、転職業界30年の実績と充実したサポートがあるので、おすすめです。
求人の質、エージェントの対応など多方面からみても利用者の評価は高く、信頼性の高いサイトです。
また、転職先の職場の内情までも教えてくれるので、とても心強いパートナーとなってくれるでしょう。
無料で利用できるので、まずは求人などから情報収集するのもよいと思います。