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ハイクラス・エグゼクティブな職業と出会える転職エージェントを紹介

 

エグゼクティブというと何やらかっこいい響きですが、その意味は管理職のことです。中でも、上位管理職を指します。実は、こういったハイクラスの求人に特化した転職エージェントサービスがいくつかあります。一般的な転職とは全く違ったものであり、一種の選ばれた転職ともいえるでしょう。当然、求人数は他の分野よりも圧倒的に少なく、その難易度も高いでしょう。しかし、その分、待遇も良い求人ばかりです。

この記事では、その中でもより優れたハイクラス専門の転職エージェントの紹介とその現状について解説しています。今現在だけでなく、将来的に管理職としての転職を考えている方も是非、参考にしてください。また、現在、管理職でなくても、他の会社では管理職として扱われるだけの実績をお持ちかもしれませんので、興味がある方は一度、目を通していただければ幸いです。

目次

エグゼクティブ求人とはどのようなものか

経営視点も兼ね備えた「部長クラス」以上の人材の求人

エグゼクティブ求人の募集条件として「経営視点」があるかどうかが一つのポイントです。例えば、課長であればその課の成績を上げるために管理職としての視点や、部下のマネジメントスキルなどは培われると思います。ただし、エグゼクティブに求められているのは会社としての経営的観点です。

もし、課長だったとしても、その課が企業利益の大部分を占めており、あなたの成果次第で今後の会社の将来に影響するような規模であればエグゼクティブと言えるかもしれません。ともかく、会社全体のことを考え、役員的な視点を持ち合わせている実績があれば良いでしょう。社員と役員は同じ場所で働いていたとしても、会社への考え方や働き方がまるで違います。
こういった視点と共に、当然、実務的な能力も持ち合わせている必要があります。職務経歴書は当然、志望動機よりも実績やスキル欄が充実したものになるはずでしょう。実績も、個人での営業成績といった現場仕事での内容よりも、部署や事業毎の成果をアピールしたほうがよいでしょう。管理職の仕事とは、事業戦略の計画とその計画の選択と決断、そして部下の教育の3点が主なスキルです。

職務では部署業績の拡大や高水準維持を求められる

たいていの企業はピラミッド形式の組織構成になっています。多くが、株主総会、取締役会などの上層部と各部署が並列で並び、その下に、課やエリアで分けられて構成されています。そして、この部や課のトップが部長、課長としてそのチームの責任を背負うわけです。

ただし、部長と課長には大きな違いがあります。それは社長との距離です。課長にとっての上司は次長や部長になりますが、部長にとっての上司は役員であることが多いです。つまり、部長のほうがより経営視点をもった人材が求められています。エグゼクティブの求める層はまさにこの部分です。

そして、求められる業務は、部署の業績アップです。業績の上げ方も、売上を上げるのか、利益を上げるのか、事業の拡大をするのか、不要な事業を撤退するのか、予算の分配をどうするのか、人員をどのように配置するのかなど多岐に及びます。

年収も1,000万円以上の高待遇求人が一般的

管理職の年収が高い理由は様々な部分に責任をもっているからです。業績はもちろんですが、部署のメンバーのスキルアップや、仕事の内容そのもの、教育、気持ちよく働ける環境など全てに責任を持つ必要があるのです。部署内の離職率が高いことも、社員がミスをした時も、全て部長の責任です。このように、他人の成果の責任を全て追うのが管理職なのです。

よって、管理職の人は部下に成果を出してもらうために、指導、教育、指示、説得、納得などの人を動かす力が求められます。人を動かす力というのは、かなりの難易度が高く誰にでもできる仕事ではありません。こういった様々な責任を負う反面、成果が出た時の報酬も大きくなるのは当然ともいえるでしょう。
こういった背景から、エグゼクティブ求人は年収1000万以上のものが多いです。一般的な転職サイトではまず見ることのない好待遇の求人が多数あります。

エグゼクティブな転職を成功させるための方法

マルチなキャリアの人材が求められる

管理職はマルチプレイヤーである必要があります。管理職の業務は分業的な仕事を管理して、指示を出す立場なので、まずはその様々な仕事への理解が必要です。その様々な仕事でもスペシャリストであるのが理想ですが、それは非現実的ともいえるでしょう。部下に分からないことを聞いたり、相談ができる関係性がよいチームの一つの形とも言えます。

しかし、全く分からないのも問題なのです。理解が無さすぎる場合、現場から不満が出てきたり、価値観の共有ができません。進捗状況の報告があっても、それが理解できないのは問題です。部下を成績的にも精神的にもサポートすることも管理職の仕事です。
こういった背景から、一つのことに特化した人材よりも様々な分野でマルチに力を出せる人材が求められる傾向にあります。

大手から中小企業やベンチャーへの転職が最も多い

中小企業やベンチャー企業の相談役や顧問に大企業出身の人が多いのをご存じでしょうか。実は、大企業経験者は「これから大企業になる企業」にとっては非常に重宝される存在なのです。小さい会社の場合、その部署やチームなどは目に見えるレベルの小規模なものが多いでしょう。

したがって、部下のマネジメントが非常にしやすいのです。しかし、30人、40人と一つのチームの人数が増えてくると、1人では管理しきれません。かといって、その人数を管理するノウハウもありません。となると、大人数チームの管理職を経験している大手出身の人材からノウハウを入手するしかないのです。
こういった背景から、大手での管理職キャリアを求める中小企業やベンチャー企業は非常に多いのです。また、大企業で課長クラスだったとしても、転職先では部長や役員クラスになることもあるので、給料が大幅にアップする可能性も秘めています。実は、エグゼクティブの転職はこのルートが最も多いです。

企業が教育するのではなく、あなたが企業を教育する

若いほうが転職の難易度が低い理由の一つに「社風に染まっていないため教育がしやすい」というものがありますが、エグゼクティブ求人では全く逆のことが起こりえます。管理職が学ぶことは会社のルールや一般的な知識だけで、社会人のマナーとか、仕事の方法だとか、そういったことを学ぶ機会はほとんどありません。逆に、あなたが会社に仕事の方法を教えるのです。
管理職の求人を出す理由を考えてみましょう。まずは、空きがあると考えるのが当然でしょう。元々そのポジションにいた方が退職したケースや、降格したケース、もちろん昇格したケースも考えられるでしょう。しかし、本来であれば、次にそのポジションに就くのは社員から選出されるのが一般的です。そんな中、わざわざ求人を出しているのです。なぜなのでしょうか。

その理由は2点ほど考えられます。1つ目は「他に優秀な人材がいない」からです。いきなり退職した場合には、その部下の中に管理職を任せられる人材がいないことも多く、外部から優秀層を導入するしかないのです。もう1つは「新しい知識や能力を求めている」からです。新分野の新規事業を進め、何年か経過した時に「やはり業界経験者や専門スキルを持つ人が必要だ」と上層部が判断するのがよくある例ですね。
これらのケースのポイントは「現状打破」です。「あなたの能力を会社で活かしてほしい」といった生易しいものではなく、「あなたの能力で会社をなんとか立て直してくれ」といった懇願の求人なのです。

したがって、管理職を外部に求めるというのは、現状が思わしくない状況である可能性が高いです。エグゼクティブでは「自分の力で、会社を変えてやるぞ、教育してやるぞ、再建するぞ」といった気概のある人間が求められています。求人を選ぶ際は、そんな気持ちになれる企業を選びましょう。

エグゼクティブ職専用の転職エージェントを利用する

エグゼクティブ職の求人情報は、ほぼ非公開のものとなっているため、一般的な転職サイトでまずは見つけるのはかなり効率が悪いです。ですので、まずはエグゼクティブ職専用のエージェントに登録しましょう。当然、通常の求人よりはかなり数が少ないですが、よりすぐりの良質な求人情報にたどり着くでしょう。

エグゼクティブな転職へのオススメの転職エージェントはこれだ

リクルートエージェント プロフェッショナルサービス

リクルートエージェントの中にはエグゼクティブ、ハイキャリア専用のプロフェッショナルサービスがあります。最大手の転職エージェントなので、企業数に関しては申し分がありません。ただし、注目すべき点はそのキャリアコンサルタントの質です。

リクルートで経験を積んだ方だけでなく、様々な分野の第一人者が揃っています。カウンセリングスキルだけでなく、その業界知識や仕事内容そのものにも知見がある方ばかりなので、安心して相談ができます。

DODA

非公開求人の数ではどこにも劣らないインテリジェンスが運営している転職エージェントです。非公開求人とエグゼクティブ求人は非常に相性がよく、網羅性でいえばno1でしょう。また、キャリアコンサルタントは単に企業を紹介するだけでなく、転職のノウハウはもちろん、退職の仕方から、交渉のコツなど、転職全般のサポートをしてくれることで有名です。

JAC Recruitment

JAC Recruitmentは、大手企業のマネジメント職やエグゼクティブ、グローバルな企業などに完全特化している転職エージェントです。優良企業に絞っているので求人数は他のエージェントよりは少し少な目ですが、その分、キャリアコンサルタントの質と数にとことんこだわっていることが特徴です。ここでしか見つけられない企業も多く、特に外資系や海外勤務も考えている方は、必ず登録すべきでしょう。

en転職 プロフェッショナル

en転職のミドルの転職の中でもエグゼクティブ向けに専門特化した転職エージェントになります。年収1000万クラスと豪語しているだけあって、好待遇の求人が中心です。スカウトによる求人紹介も多く、高年収の仕事に転職したいけど、まだ具体的な方向性が決まっていない方にはオススメできます。

マイナビ転職 エージェントサーチ ハイクラス

マイナビも非常に知名度のある人材総合サービス会社であり、その中からハイクラスの求人を中心に扱っている転職エージェントサーチサービスがエージェントサーチ ハイクラスになります。

こちらも、業界業種問わず、数多くの求人情報を持ち合わせているので、想像もしていなかった企業に出会えるチャンスに巡り合えるでしょう。年収1000万以上だけでなく、700万~1000万レベルの企業も多く、中間管理職希望の方にもオススメできます。

まとめ

エグゼクティブの転職は「社長になってみたいけど、独立するまでではない」と考えている人にオススメできます。なんでも自由に会社を動かすことは難しいですが、部署レベルで組織を育てるという意味では、社長業と同じことができるでしょう。

また、一般転職の求人しかご覧になられていない方からすれば、「自由に色々やってみたい」という気持ちの人材が転職先に求められているわけがないと思い込みがちですが、ハイクラスの求人では真逆のことが起きていますので、まずは登録してみて、確認してみることをオススメします。
エグゼクティブの転職は、転職全体で考えると最難関ともいえるでしょう。しかし、それだけ夢がありますし、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。