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背が伸びるサプリはおすすめ?身長が伸びる時期を逃さないためには?

 

こんにちは。nanairo編集部のannaです。
背が伸びるサプリって本当に効果があるのでしょうか?
正直なところ効果は分かりません。1人の子の身長の伸びを「サプリを飲んだ・飲んでいない」という点では比較できないのです。
サプリを飲んだから背が伸びたのか、飲まなくても伸びたのかは比べようがないので分かりません。
重要なことは、背が伸びる時期や可能性を逃さないことです。
食事、睡眠、運動など背が伸びるために大切と考えられているものを見直し、背が伸びるサプリは果たして必要なのかを考えていきます。
私も2人の子どもたちのために知識を増やし、背が伸びるサプリを将来的に飲ませるならどう選ぶかなど自分のこととして考えたので、ご参考にしていただければ幸いです。

 

目次

まずはじめに私のことを少し…

私の身長事情

私は中学1年生までずっと前から1,2番目という背の低さでした。

中学校の3年間で約22cm背が伸び、卒業するころにはやっとクラスの真ん中ぐらいまでになりました。

高校でも2,3cmは伸び、最終的に160cmというほぼ日本人の平均身長で止まりました。

父は173cm、母は165cm、姉167cm、兄180cmと割と背が高い家族の中では私一人が小さいので、もう少し背が高ければなと思ったことは何度もあります。

今は身長174cmの主人と結婚し、4歳と2歳の子どもがいます。

今のところ4歳の娘は平均的、2歳の息子は少し大きめなので、背の低さで悩んではいません。

でも小学生・中学生になって小さければ心配になるでしょうし、やはりある程度は大きく育ってほしいなと思います。

母親になって考える子供の成長

母親になって考える子供の成長

子どもを持つ母親になって栄養バランスを考えた食事をと考えてはいるものの、仕事をしながら毎日栄養バランス完璧の食事を用意するのは、はっきり言って無理です。

この状態で成長期を迎えて本当に必要な栄養素をしっかりと子供たちに与えられるのだろうかと不安に思います。

背が伸びるサプリメントで足りない栄養素を補給して背が伸びるなら飲ませた方がいいかもしれない。

でもサプリメントって私も継続的に飲んだことがないし、子供に飲ませても安全なのかな?副作用とかはないのかな?どんな基準で選べばいいんだろう?と不安がつきません。

そんな一母親として気になる点をとことん調べていきたいと思います!!

日本人の身長は20年以上伸びていない!?

まずは日本人の平均身長の現状を見てみましょう。

この話は2017年4月1日にNHKの「おはよう日本」で取り上げられた話なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

最近の子って手足が長くてスタイルが良くて、平均身長も高くなってるんじゃないのって私は思っていましたが20年以上伸びていないという事実です。

国が子供の発育状態を調査し始めたのは1948年からです。

当時からの17歳の平均身長は下記のように推移しています。

性別

/年度

1948年 1996年 2016年
男子 160.6cm 170.9cm 170.7cm
女子 152.1cm 158.1cm 157.8cm

まず戦後の栄養不足だった状態が改善されたことにより、平均身長がグンと伸びます。

そして1996年以降はほぼ横ばいで、日本人の身長はピークを迎えたのではと考える専門家もいます。

身長が伸びない要因は、睡眠時間が減ったり体を動かす時間が減ったりという現代の子供ならではの理由が考えられます。

子供の成長をしっかりとサポートするために、親ができることは何かをしっかりと考える必要がありそうですね。

背が伸びる仕組みって?

骨端線(こつたんせん)があるうちは背が伸びる

背が伸びる仕組みを一言でいうと、骨が伸びるから背が伸びるということです。

子供の腕や足などの長い骨の両端には、軟骨成分からなる「骨端線」というものがあります。

この骨端線の軟骨部分は成長ホルモンなどの働きかけで増え、層を重ねることで背が伸びます。

大人になるとしっかり堅い骨となり骨端線は消え、骨が伸びないので背も伸びなくなります。

つまりは骨端線があるうちに、背が伸びる環境を整えておかないといけないということですね。

骨端線がなくなって骨が固まってからでは、どうあがいても背を伸ばすことはできません。

背が伸びる時期はいつごろ?

背が伸びる時期はいつ?

背が急激に伸びる時期、つまり成長期は2段階あると考えられています。

産まれてすぐの成長期と、小学校高学年~中学校の成長期です。

特に小学校高学年~中学校の成長期は見過ごしてはいけません!

身長・体重をこまめに測り、グラフにすることでグンと伸びる成長スパート期が分かりやすくなります。

順天堂大学と国立病院機構西別府病院の松田貴雄医師が共同開発した「スラリちゃん、Height!(※)」という成長スパート期が分かるソフトウェアもあるので参考にしてみて下さい。

※「スラリちゃん、Height!」が気になられた方は、記事一番下の参考サイトにURLを貼り付けています。

産まれてすぐの成長期

赤ちゃんは大体50cm前後で産まれてきます。

私の子供も2人とも51cm程で産まれましたが、4歳の娘は既に100cm(産まれた頃から倍になったとは…)、2歳になる息子は87cm(2年で35cm以上伸びてる!!)に成長しています。

この頃の成長スピードは本当にすごいですよね。

1歳ごろまでは離乳食もそんなに進まずだったので、ほぼ母乳で20cmも背が伸びたんだと改めて考えるとただただ驚きですね。

小学校高学年~中学校の成長期

個人差はありますが女子は9~12歳、男子は12~15歳ぐらいの期間に成長期を迎えます。

女子と男子では成長期に差があり、女子の方が早く成長期を迎えます。

これは女子の方が成熟するのが早いからです。女の子は早ければ小学校中高学年で初潮を迎えます。

初潮を迎えるとその後は約6cmしか背が伸びないと言われています。

男の子も一緒で、精通や声変わりなどの思春期を迎えると背が伸びにくくなりますが、女子に比べると成熟が遅いため成長期も遅いです。

この思春期には男女ともにグンと背が伸びるため、身長増加のスパート期と呼ばれています。

しかし思春期のスパートはラストスパートでもあり、もうすぐ背が伸びなくなる印でもあります。

思春期の伸びは大きな個人差はなく、みんなある程度は身長が伸びます。

背が高くなるためには思春期をなるべく遅らせて、それまでにできるだけ身長を伸ばすことが大切になってきます。

思春期は遅らせることができる?

日本人は欧米人と比べると思春期を迎えるのが早いって知ってましたか?

外国の子の方がとってもおませで外見も大人っぽいので、日本人の方が初潮を迎える平均年齢が半年~1年も早いとは私はビックリでした。

思春期を迎える年齢は人種や遺伝、自然環境の影響もありますが、栄養の摂りすぎや家庭環境、社会環境の悪化なども思春期を早める要因と考えられています。

肥満気味の子供は初潮を早く迎えやすく成長が止まるのも早いです。

また家庭環境が悪かったり、社会環境にストレスを感じたりすると、子供は本能的に早く大人になろうと思い、思春期が早く訪れやすいです。

子供の身長を伸ばすためには、夫婦の関係性や子どもへの愛情も大きく関わってくるということですね。私も主人とケンカばかりしないよう気をつけないと…

睡眠時間の少なさも早熟の要因と考えられています。

睡眠中に出るメラトニンというホルモンは、性ホルモンの過剰分泌を抑制する働きもあります。

日本の子どもは世界中の子どもの中で一番睡眠時間が少ないので、早熟と睡眠はやはり関係するのでしょう。

残念ながらこうすれば思春期を絶対に遅らせることができるというはっきりした方法はありませんが、食生活、家庭環境など努力次第で改善できる要因もあると言えます。

背が低いのは遺伝だからとあきらめる必要はない!?

両親の背が低いから子供も背が低くても、それは遺伝だからしょうがないと思っている方は多いでしょう。

子供の最終身長を予測する式というものがあります。

男子 = (父の身長 + 母の身長 + 13) / 2 +α

女子 = (父の身長 + 母の身長 – 13) / 2 +α

あくまで予測なので個人差も大いにありますし、予測をはるかに超えて身長が高くなる子供もいます。

+αに関しては、遺伝ではなく生活環境などによって考えられる伸びしろです。

この+αの伸びしろをどうすれば大きくできるのかを見ていきましょう。

背が伸びるために大切な3つのこと

背が伸びるために大切なことは「睡眠」「運動」「食事」のごく当たり前な3つです。

このごく当たり前なことが難しいんですよね。

小中学生の子供には甘ーいおやつ、テレビや漫画、最近ではスマホなど色んな誘惑が多く、栄養バランスが崩れたり、睡眠不足になったりと規則正しい生活を送れない子供が増えています。

自分が子供のころを思い起こせば、全然誘惑に勝ててなかったなと思います。

そこはしっかりと親がコントロールして、子供の成長の可能性をつぶさないようにすることが大切ですね!口うるさいと思われても…

睡眠

先ほども伝えた通り、日本の子どもは世界中の子どもの中で最も睡眠時間が少ないのです。

私も早く寝かせないとと思ってはいるものの夜はドタバタで子供たちの睡眠時間は10時間足らずになってしまっています。

最近はテレビ、ゲーム、漫画に加えてスマホという誘惑も増え、夜更かしする子供も増えています。

中学受験に向けて小学生のうちから遅くまで受験勉強に励む子も増えているでしょう。

成長ホルモンは夜寝ている間に多く分泌されます。

ぐっすりと深い眠りで長時間寝ている子どもの方が成長ホルモンの分泌量が多いので、背も伸びる可能性も大きくなります。

小学生は約10時間ほどの睡眠がとれていることが理想ですが、最近の小学生は9時間寝ているか寝ていないかで理想より短い睡眠時間になっています。

運動

運動

背が伸びるためには、運動も欠かせません。

最近の子どもたちは運動する時間もグンと減っているのではないでしょうか?

私も外で遊んでいる子ども達を見ても、座り込んでゲームで遊んでいるだけという光景をよく見かけます。

遊ぶ場所が減ったり、勉強や習い事に忙しく時間がなかったりという理由もあるのでしょうが、小さいころから外でしっかり遊ぶ習慣を教えていくことも必要ですね。

小さいころから外で遊んで体力を使えば、お腹も空いてよく食べ、早く眠くなるので生活リズムが整いやすいです。

背を伸ばすには縦方向の運動がいい?

ジャンプをすると背が伸びる、バスケットボールやバレーボールをすると背が伸びるといった話も耳にします。

骨に対して縦方向にある程度の圧力がかかる運動は背を伸ばすのに有効と考えられています。

ただ他のスポーツに比べて確実に効果があるとは言えませんし、無理にさせて子どもにストレスがかかるのも良くないので、子どもが楽しめる好きな運動をとりいれましょう。

なわとびや追いかけっこなどどんな運動でもいいので、体をまんべんなく動かすことが大切です。

あまり激しいスポーツは逆に栄養不足や健康を害する可能性もあるので、あくまで適度な運動に心がけましょう。

体ができてきた高校生からならスポーツにしっかり力をいれても身長に影響することはないでしょう。

ぶらさがり運動で背が伸びるって本当?

ぶら下がり運動で背が伸びるってホント

ぶら下がり運動で背が伸びると言われていますが、これはあくまで一時的なものです。

一時的に1,2cm高くなることはあっても、しばらくすると元に戻ってしまいます。

ぶらさがり運動では背が伸びることは期待できないと言えます。

食事

背が伸びるためには栄養バランスの良い食生活をとることが一番です。

その中でも背を伸ばすために重要と考えられているのはカルシウム、たんぱく質、亜鉛、マグネシウム、ビタミンDです。

こうした栄養素を色々な食材から摂取するように心がけましょう。

カルシウム

 
 

カルシウムの多い食材