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レスベラトロールの効果や効能は?摂取できる食品やサプリを紹介

 

健康維持や美容に役立つといわれることが多いレスベラトロール。

利用を検討している方がいるかもしれませんね。

レスベラトロールとはどのような成分なのでしょうか。

どのような効果や効能が期待できるのでしょうか。

レスベラトロールを含む食品とあわせて解説します。

興味をお持ちの方は参考にしてください。

 

目次

レスベラトロールとは何か?

最初に、レスベラトロールの概要を解説します。

レスベラトロールは、どのような成分なのでしょうか。

レスベラトロールとは

レスベラトロールは、赤ブドウの果皮などに含まれるポリフェノールです。

赤ブドウを原料に作られる赤ワインやぶどうジュースなどにも含まれています。

レスベラトロールは、1940年ごろに日本人によって発見されました。

レスベラトロールには、トランス型とシス型があります。

シス型は刺激により変化しやすいので、サプリメントなどにはトランス型のレスベラトロールが使用されています。

ポリフェノールの代表的存在

健康維持に役立つといわれることが多いポリフェノールの中で、レスベラトロールは特に注目を集めています。

レスベラトロールは、ポリフェノールの代表的存在といえるかもしれません。

大きな注目を集めるきっかけになったのが、フレンチパラドクスという現象です。

レスベラトロールとフレンチパラドックス

フレンチパラドックスとは、フランス人が日常的に脂肪分の多い食事をとっているにもかかわらず、よく似た食事をとっている他の欧米人に比べ心臓疾患による死亡率が低いという現象です。

その理由として検討されたのが、赤ワインに含まれるポリフェノール・レスベラトロールです。

心臓疾患に深く関わっているのが動脈硬化です。

動脈硬化は、脂肪分の多い食事をとり続けていると進行しやすくなります。

血液中に悪玉コレステロールが増えて、酸化により血液に沈着するからです。

赤ワインに含まれるレスベラトロールは、強力な抗酸化作用で悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の進行を防ぐのではないかと考えられています。

レスベラトロールの効果や効能は?

レスベラトロールには、どのような効果や効能が期待できるのでしょうか。

期待されている効果や効能を紹介します。

肌への効果

レスベラトロールの重要な働きのひとつが抗酸化作用です。

この働きにより肌の健康維持に役立つと考えられています。

肌の衰えの原因は様々ですが、その一つに活性酸素が挙げられます。

活性酸素は紫外線を浴びることやストレス、喫煙などで増加します。

活性酸素から肌を守るため創られるのがメラニン色素、メラニン色素を排出しきれずできるのがシミ、そばかすです。

また、活性酸素はシワの形成にも関わっているとされています。

レスベラトロールは、強力な抗酸化作用により活性酸素に働きかけて肌の健康維持に役立つ可能性があると考えられています。

過去に行われた実験では、シミやシワ、たるみが改善されたと報告されています。

ニキビの予防

レスベラトロールは、ニキビの予防に役立つといわれています。

ニキビの主な原因といわれるのがアクネ菌です。

特別な細菌と思われがちですが、誰の肌にでも住んでいる皮膚常在菌です。

角栓で塞がれた毛穴に入り込み、過酸化脂質を生み出すことでニキビを悪化させます。

レスベラトロールは抗酸化作用により過酸化脂質の生成を抑えることでニキビを予防する可能性があると考えられています。

生活習慣病の予防

レスベラトロールは、生活習慣病の予防に役立つ可能性もあります。

様々な実験で、生活習慣病を予防する可能性が示唆されているからです。

例えば、高カロリー食を与えたマウスを2群に分けて1群にレスベラトロールを投与したところ、肥満により生じるインスリン抵抗性の増加、脂肪肝などが見られなかった報告されています。

あるいは、血栓を防ぐとともにコレステロールの代謝を促すことで動脈硬化などを予防するという報告もあります。

動物実験が中心なのでヒトでの効果は不明ですが、健康維持に役立てたい成分と考えられています。

血流をスムーズにする

レスベラトロールには、脳の血流を増加させる働きがあるといわれています。

この働きにより、認知機能を向上させる可能性があると考えられています。

認知機能の衰えが気になる方も注目したい成分といえるでしょう。

レスベラトロールはサーチュイン遺伝子を活性化する?!

レスベラトロールに期待できる働きのなかで、特に注目を集めるのがサーチュイン遺伝子を活性化する働きです。

具体的に、どのような働きを期待できるのでしょうか。

サーチュイン遺伝子とは

レスベラトロールが活性化するといわれるサーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子、若返り遺伝子とも呼ばれる遺伝子です。

別名の通り、ヒトの寿命に深く関わると考えられています。

サーチュイン遺伝子が活性化すると、細胞内でエネルギー源を作り出すミトコンドリアが増えて古くなったミトコンドリアが取り除かれるなどの変化が起こります。

これをきっかけに、細胞が修復されるなど身体の若返りにつながると考えられているのです。

老化を抑制してくれる!

サーチュイン遺伝子は、誰もが備える一般的な遺伝子です。

しかし、現代的な生活を送っていると眠った状態にあると考えられています。

サーチュイン遺伝子を活性化する方法のひとつが摂取カロリーを25%程度制限することです。

あるいは、レスベラトロールにもサーチュイン遺伝子を活性化する働きがあるといわれています。

その根拠として挙げられるのが、ハーバード大学のデービッド シンクレア博士の研究チームが行った実験です。

高カロリー状態(カロリーを制限していない状態)のマウスにレスベラトロールを投与したところ、サーチュイン遺伝子が活性化して寿命が延びたそうです。

動物実験で得られた結果ですが、レスベラトロールはサーチュイン遺伝子に直接作用して活性化する可能性があると考えられています。

選ぶならブドウ由来のレスベラトロールを

サーチュイン遺伝子とレスベラトロールの関わりを知って、試してみたいと感じた方が多いはずです。

レスベラトロールは、赤ブドウの果皮のほかイタドリなどからも抽出できます。

海外ではイタドリ由来のレスベラトロールもサプリメントとして利用されているようですが、日本ではイタドリの根茎は(生薬の)医薬品原料なので食品として利用することは出来ません。

レスベラトロールのサプリメントに興味のある方は、ブドウ由来のものを選びましょう。

レスベラトロールの摂取方法

レスベラトロールを利用したい方は、どのように摂ればよいのでしょうか。

レスベラトロールの摂り方を解説します。

1日の推奨量と摂取量

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」にレスベラトロールの推奨量や摂取量などは記載されていません。

摂取量などは、公に定められていないと考えられます。

一般的に言われる摂取量の目安にも様々な意見があります。

サプリメントを利用する方は、記載されている目安量を参考に利用すると良いでしょう。

摂取のタイミングは?

摂取のタイミングも、特別な決まりはありません。

食事から摂りたい方は食事のタイミングで、サプリメントから摂りたい方は好きなタイミングで摂ればよいと考えられます。

食後など決まったタイミングを定めておくと、サプリメントの飲み忘れを防ぎやすくなります。

妊婦さんには付加量が必要?

妊婦さんや授乳婦さんに付加量は定められていません。

妊娠中、授乳中であっても、積極的に摂る必要はないと考えられます。

デリケートな時期なので、サプリメントを利用する方は念のため医師に相談してください。

レスベラトロールの注意点や副作用

レスベラトロールを利用したい方は、注意点も確認しておきましょう。

過剰摂取や欠乏の影響を解説します。

過剰摂取すると?

摂取目安量、過剰摂取の影響ともはっきりと分かっていません。

動物実験では、過剰摂取を続けることで様々な健康への影響が確認されたそうです。

サプリメントからレスベラトロールを摂る方は、記載されている目安量を守ってください。

欠乏すると?

欠乏の影響は指摘されていません。

健康維持に役立てたい方が利用したい成分です。

レスベラトロールと相性の良い成分とあまり相性が良くないもの

レスベラトロールを利用したい方は、相性の良い成分と相性のあまり良くない成分も抑えておきましょう。

効率よく利用できるはずです。

相性が良い成分

ビタミンC、E

レスベラトロールは、ビタミンC、ビタミンEと相性が良いといわれています。

いずれの成分にも、強力な抗酸化作用を期待できるからです。

酸化が気になる方は、レスベラトロールと一緒にビタミンC、ビタミンEを摂るとよいかもしれません。

相性があまり良くないもの

婦人病

レスベラトロールにはエストロゲン用の作用があります。

そのため、乳がんや子宮がん、子宮筋腫など女性ホルモンの影響を受ける病気を患っている方は利用することが出来ません。

医薬品

レスベラトロールには抗血小板作用があると考えられます。

抗凝固薬や抗血小板薬などとの相性は悪いと考えられています。

何かしらの医薬品を利用している方は、レスベラトロールを含むサプリメントを利用する前に医師に相談しましょう。

レスベラトロールを多く含んでいる食品って?

レスベラトロールは、食事から摂ることが出来ます。

どのような食品を利用すればよいのでしょうか。

赤ワイン

レスベラトロールを効率よく摂れるといわれる食品が赤ワインです。

フルボトル1本には4㎎程度のレスベラトロールが含まれます。

※原料や産地などにより異なります。

赤ワインを利用する方は、アルコールの摂りすぎに注意してください。

ブドウ

レスベラトロールは赤ブドウの果皮に含まれるポリフェノールです。

皮ごと食べられるブドウもレスベラトロールを摂れる食品です。

レーズン

赤ブドウを干したレーズンもレスベラトロールを摂りやすい食品です。

グラノーラなどに混ぜると食べやすいかもしれません。

アーモンドの皮

以上のほかでは、アーモンドの皮に含まれています。

アーモンドは皮ごと食べましょう。

おすすめのレスベラトロール配合サプリメント

残念ながら食品に含まれるレスベラトロールの量はわずかです。

また限られた食品にしか含まれていません。

毎日レスベラトロールを摂りたい方はサプリメントを利用すると良いでしょう。

レスベラトロールは、次のサプリメントなどに含まれています。

ハイブリッドレスベラT

従来のレスベラトロールより吸収しやすいとされる水溶性のレスベラトロールと吸収を助けるバイオペリン(黒コショウエキス)を配合しているサプリメントです。

レスベラトロールは、ブドウ果皮とブドウ種子から抽出しています。

レスベラトロールをしっかり吸収したい方などにオススメです。

ドクターズチョイス ナチュラルレスベラトロール

1日の目安量に当たる2粒で、赤ワイン184本分にあたる800㎎の天然トランス型レスベラトロールを摂れるサプリメントです。

一緒に、赤ワインエキスを配合している点が特徴です。

いつまでも若々しくいたい方や物忘れを予防したい方などにオススメされています。

レスベラE+C

1日分の目安量にあたる4粒で、赤ワイン100杯分(13㎎)のレスベラトロールとアーモンド130粒分(60㎎)のアーモンド、レモン6個分(120㎎)のビタミンCをとれるサプリメントです。

ビタミンEは、体内の脂質を酸化から守り細胞の健康維持を助ける成分、ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに抗酸化作用を持つ成分です。

40代~50代女性などから人気を集めています。

赤ワイン習慣

1日2粒で赤ワイン1.5杯分のレスベラトロールを摂れるサプリメントです。

この量は、フランス人の摂取量と同程度と考えられています。

レスベラトロールは、シャンパーニュ地方、アルザス地方のブドウをから抽出しています。

製造は、ISO・GMP取得の国内工場で行っています。信頼性の高いサプリメントをお求めの方にオススメです。

山田養蜂場 レスベラトロールプラス

1日の目安量に当たる2粒で、35㎎のレスベラトロールを摂れるサプリメントです。

メリンジョ由来レスベラトロールとブドウ由来のレスベラトロールを使用している点、オリーブ葉エキス、ビタミンEをプラスしている点が特徴です。

元気に年齢を重ねたい方や健康長寿を実現したい方などにオススメされています。

なんて爽やかな朝なんだろう!

レスベラトロールを含む赤ワインエキス末にアルギニン、シトルリンを加えたサプリメントです。

いつまでも健康でありたい方や若々しくいたい方などから支持されています。

口コミでも高評価を集めています。

小林製薬レスベラトロール

ブドウ由来のレスベラトロールに長命草を配合したサプリメントです。

1日の目安量に当たる1粒で30㎎のレスベラトロール含有ブドウ茎エキスっと25㎎の長命草を摂ることが出来ます。

長く健康であり続けたい方などにオススメされています。

DHCレスベラトロール+長命草

1日の目安量に当たる2粒で30㎎のレスベラトロールを摂れるサプリメントです。

ビタミンやミネラル、ポリフェノールを豊富に含む長命草70㎎(1日当たり)と生活習慣が気になる方にオススメの日本山人参(1日当たり60㎎)、ビタミンC、ビタミンEをプラスしている点が特徴です。

若々しさを保ちたい方や健康値が気になる方などにオススメされています。

まとめ

レスベラトロールは、赤ブドウの果皮などに含まれるポリフェノールです。

フレンチパラドックスにより注目を集めることになりました。

レスベラトロールは赤ワインなどから摂ることができますが、摂れる量はごくわずかです。

ある程度の量を毎日摂りたい方には、サプリメントの利用がオススメです。

サプリメントを利用すれば、誰でも手軽にレスベラトロールを摂れます。

気になる方は、利用しやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。