健康維持に欠かせないといわれるリジン。
具体的に、どのような効果や効能が期待できるのでしょうか。
リジンを含む食品やサプリメントなどを解説します。
興味のある方は参考にしてください。
健康維持に欠かせないといわれるリジン。
具体的に、どのような効果や効能が期待できるのでしょうか。
リジンを含む食品やサプリメントなどを解説します。
興味のある方は参考にしてください。
最初に、リジンの概要を解説します。
リジンはどのような成分なのでしょうか。
リジンは、牛乳から発見されたアミノ酸です。
健康維持に欠かせないにもかかわらず体内で十分な量を合成できないので、必須アミノ酸に分類されます。
つまり、食事などから摂らなくてはならないアミノ酸のひとつと考えられているのです。
必須アミノ酸には、リジンのほかロイシン、イソロイシン、バリン、トレオニンなど8種類のアミノ酸が分類されます。
これらの中で、リジンは最も不足しやすい必須アミノ酸といわれています。
植物性のタンパク質にはあまり含まれないので、動物性のタンパク質と組み合わせて摂取することが重要です。
食事などから摂ったリジンは、酵素、ホルモン、抗体を構成します。
これらを通して、身体の修復や成長などに関わります。万が一、リジンが不足してしまうと身体の修復や成長が滞る恐れがあります。
必須アミノ酸に分類されるだけあって、リジンは健康維持に欠かせないアミノ酸のひとつといえるでしょう。
同じ必須アミノ酸のリジンとメチオニンは、肝臓や腎臓で合成されるアミノ酸のひとつカルニチンの原料になります。
カルニチンは脂肪代謝に欠かせない成分です。
このことから、ダイエットに役立つといわれることがあります。
カルニチンの原料になるリジンは、体重が気になる方の強い味方かもしれません。
リジンには、具体的にどのような効果や効能が期待できるのでしょうか。
はっきりとした作用機序はわかっていませんが、リジンはヘルペスの再発予防に役立つ可能性があります。
すべての方で効果を期待できるわけではありませんが、ヘルペスにお困りの方は試してみるとよいかもしれません。
リジンは身体の修復と成長に関わる必須アミノ酸です。
何かしらの原因で不足すると疲れやすくなる恐れがあります。
このことから、リジンは疲労回復に役立つといわれています。
栄養バランスが偏りがちで疲れやすい方は、リジンが不足していないか確かめるとよいでしょう。
リジンには肝機能を高める働きがあります。
脂肪分解酵素リパーゼの働きを活発にするので脂肪酸を上手く利用できるようになります。
脂肪酸は、脂質を構成するとともに身体のエネルギー源として活用されます。
リジンには、健康な髪の毛を育てる働きがあります。
髪の毛の主な材料であるケラチンを作る働きがあるからです。
リジンが不足すると髪の毛を上手く作り出せなくなる恐れがあります。
また、リジンには発毛を促し男性や女性の薄毛を予防する働きも期待されています。
髪の毛の健康にかかわる成分として注目を集めつつあります。
以上のほかでは、血圧を下げて血管にかかる負担を減らす可能性も示唆されています。
この働きにより、高血圧、動脈硬化、脳卒中などのリスクを下げる効果も期待できるといわれています。
リジンに期待できる効果と効能の中で、特に注目を集めているのが薄毛や抜け毛に対する効果です。
具体的に、どのような働きを期待できるのでしょうか。
薄毛や抜け毛に効果的といわれる他の成分に比べリジンが注目を集める理由は、イギリスのバイオサイエンティフィック社が男性と女性の様々な薄毛や抜け毛に対する効果を証明しアメリカで特許を取得したからです。
リジンの薄毛や抜け毛に対する効果は、公に認められていると考えられます。
具体的に、どのような働きが認められているのでしょうか。
リジンは髪の毛を作る助けをするとともに、AGA治療薬の効果を高めることが確認されています。具体的には、フィナステリドやミノキシジルなどの働きを高めます。リジンとこれらのAGA治療薬を併用することで、薄毛を効果的に改善できる可能性がありす。
ミノキシジルは、「血管を拡張する、毛母細胞を活性化する、成長因子の産生を促す、細胞死を抑制する」などを期待できるAGA治療薬です。
具体的には、ヘアサイクルの成長期を延長する、発毛を促すなどの働きを期待できます。
その効果は、日本皮膚科学会が発表している「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」で「行うよう強く勧められる(推奨度A)」と認められています。
ちなみに、同ガイドラインで推奨度Aに分類されている外用薬はミノキシジルだけです。
また内服薬ではフィナステリドだけです。
リジンは、最も信頼度の高いAGA治療薬の働きを助ける可能性があると考えられているのです。
髪の毛は見た目年齢に大きな影響を与えます。
健康な髪の毛は若々しさを演出してくれます。
リジンには髪の毛を作る働きと、発毛剤やノキシジルなどの作用を高める働きがあります。
いつまでも若々しくありたい方はリジンに注目すると良いでしょう。
リジンを効果的に活用することで、薄毛や抜け毛を改善できるかもしれません。
リジンを利用したい方はどのように摂ればよいのでしょうか。
リジンの摂り方を解説します。
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」にリジンそのものの摂取量は記載されていません。
代わりに参考にできるのがタンパク質の推奨量です。
タンパク質の推奨量は次のように記載されています。
タンパク質の推奨量(g/日) | ||
男性 | 女性 | |
1~2歳 | 20 | 20 |
3~5歳 | 25 | 25 |
6~7歳 | 35 | 30 |
8~9歳 | 40 | 40 |
10~11歳 | 50 | 50 |
12~14歳 | 60 | 55 |
15~17歳 | 65 | 55 |
18~29歳 | 60 | 50 |
30~49歳 | 60 | 50 |
50~69歳 | 60 | 50 |
70歳以上 | 60 | 50 |
また、リジンの推奨量はWHOの発表を参考にすることもできます。
WHOによるとリジンの推奨量は体重1㎏あたり30㎎/日です。
つまり、体重60㎏の方で1800㎎/日、50㎏の方で1500㎎/日が推奨量になります。
摂取量が気になる方はこれらの情報を参考にすると良いでしょう。
摂取のタイミングに特別な決まりはありません。
食事から摂りたい方は食事のタイミングで、サプリメントから摂りたい方は好きなタイミングで摂ればよいと考えられます。
一般的に、アミノ酸は空腹時の摂取がオススメされています。
タイミングまでこだわりたい方は、参考にするとよいかもしれません。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、妊娠中期は+10g、妊娠後期は+25g、授乳中は+20gのタンパク質の付加が勧められています。
リジンの摂取量が気になる妊婦さんや授乳婦さんは、この量を参考にしてみてはいいかがでしょうか。
デリケートな時期なので、サプリメントなどからリジンを摂りたい方は主治医に相談してください。
リジンを利用したい方は、注意点も確認しておきましょう。
過剰摂取と欠乏の影響を解説します。
基本的には、安全に摂取できる成分と考えられています。
ただし、体質や摂りすぎなどで下痢や腹痛などを起こす恐れはあります。
また、長期間にわたり過剰摂取を続けると腎機能障害などを起こす恐れもあります。
サプリメントを利用する方は、記載されている目安量を守りましょう。
ホルモンや酵素などの材料となり成長に関わります。
欠乏すると、疲れやすくなる、集中力が低下する、成長が妨げられるなどの恐れがあります。
不足しやすい必須アミノ酸と考えられているので、気になる方はしっかり摂取してください。
リジンを摂りたい方は相性の良い成分も抑えておきましょう。
効率よく利用できるはずです。
必須アミノ酸は、体内で十分な量を合成できないので食事などから摂る必要がある8種類のアミノ酸です。
必須アミノ酸は、どれか1つを集中的に摂るよりすべての種類をバランスよく摂ったほうが効率よく働くと考えられています。
リジンを摂りたい方は、他の必須アミノ酸も不足しないように注意しましょう。
アミノ酸スコアなどを活用すれば、バランスよく摂りやすいはずです。
リジンは、カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にするといわれています。
年齢が気になる女性などにオススメのアミノ酸といえます。
リジンは身近な食品から摂ることが出来ます。
どのような食品に含まれているのでしょうか。
リジンを効率よく摂れる食品のひとつがウルメイワシの丸干しです。
100gあたり4300㎎のリジンを含みます。朝食などに利用すれば手軽に十分な量のリジンをとれるはずです。
豚のヒレ肉もリジンを豊富に含みます。
100g当たりの含有量は3500㎎です。
ヘルシーなので利用しやすい点が魅力です。
リジンをしっかり摂りたい方は利用すると良いでしょう。
同じ肉類では鶏むね肉もリジンを含みます。
含有量は100g当たり3400mgです。
鶏むね肉もヘルシーなので、ダイエット中などの方でも利用しやすいはずです。
乳類の中でリジンを多く含むのがパルメザンチーズです。
100g当たりの含有量は3400㎎です。
量を摂りづらいですが、料理に振りかけるなどすれば手軽にリジンを摂れます。
穀類ではそばがリジンを豊富に含みます。
そば粉(全層粉)100g当たりの含有量は700㎎です。
植物性の食品からリジンを摂りたいときに活用できます。
リジンは必須アミノ酸のひとつです。
一般的に、リジンは不足しやすい必須アミノ酸といわれています。
植物性の食品にあまり含まれていないので、食生活が乱れている方や肉類をあまり食べない方などは注意が必要です。
リジンの摂取にオススメなのがサプリメントの利用です。
サプリメントを利用すれば、いつでも手軽に十分な量のリジンをとれます。
リジンの不足が気になる方は、利用しやすいサプリメントを探してみてはいかがでしょうか。
リジンは意識しないと不足しやすい必須アミノ酸と考えられています。
不足が気になる方や食生活が乱れている方は、サプリメントから摂ると良いでしょう。
次のサプリメントなどに配合されています。
女性のハリのある生活を支える9種類の成分を究極のバランスで配合したサプリメントです。
具体的には、フンワリに関与するL-リジン、栄養価の高い黒ゴマセサミ、ツヤのある毎日を支えるアルギン酸、酵素をサポートするビオチン、リズムをサポートするオルニチン、生き生きと充実ぶりに役立つパントテン酸、はつらつにかかわる亜鉛、コラーゲンと相性の良いビタミンC、エイジングケアが期待できるレスベラトロールを配合しています。
美容内科医の服部達也医師が監修したサプリメントなので信頼性は高いといえます。
手間をかけずきれいを保ちたい方などにオススメです。
リジンと活力を高める高純度βグルカン、プロポリス、乳酸菌、オリゴ糖、茶カテキン、グラヴィノール、グルタミンを配合したサプリメントです。
疲れたときなどにやってくるピリピリ、ムズムズ対策としてや、ピリピリムズムズ後のキレイをサポートするサプリメントとして人気を集めています。
そのリピート率は89.6%です。GMP認証を取得した国内工場で製造しているので安心して利用できます。
コラーゲンをサポートするリジン、プロリン、ビタミンCとコラーゲンとともに働くエラスチン、コンディションを高めるグリシンを配合したサプリメントです。
1袋(30日分)で、30,000㎎のリジンと15,000㎎のプロリン、30,000㎎のビタミンC、3000㎎のエラスチン、9,000㎎のグリシンを摂ることが出来ます。サプリメントの製造は信頼性の高いGMP基準認定工場で行っています。
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1日分の目安量に当たる3粒で1500㎎のリジンを摂れるサプリメントです。
サプリメント先進国といわれるアメリカの製品らしく、トップレベルの研究者とともに開発、トップレベルの成分を使い、GMP基準をクリアした工場で製造している点が魅力です。
高品質なサプリをお求めの方にオススメです。