男性を中心に人気を集めるノコギリヤシ。
ノコギリヤシの成分には、どのような効果・効能を期待できるのでしょうか。
ノコギリヤシ含有成分に期待できる効果・効能を詳しく解説します。
利用を検討している方は参考にしてください。
男性を中心に人気を集めるノコギリヤシ。
ノコギリヤシの成分には、どのような効果・効能を期待できるのでしょうか。
ノコギリヤシ含有成分に期待できる効果・効能を詳しく解説します。
利用を検討している方は参考にしてください。
最初に、ノコギリヤシの概要を解説します。
ノコギリヤシはどのような成分を含むのでしょうか。
ノコギリヤシは、北米南東部に生息するヤシ科シュロ属の植物です。
ノコギリ状の葉をもつことからこの名前で呼ばれています。
夏にはクリーム色の花が咲き、オリーブに似た黄色~褐色の実をつけます。
サプリメントなどに利用されているのは、ノコギリヤシの実です。
ネイティブインディアンの間では、古くから健康食として用いられています。
あるいは、中国では「棕櫚子」という名で漢方薬に用いられてきました。
最近では、アメリカでブームになり日本でも注目を集めつつあります。
ノコギリヤシは、「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質」に定められています。
日本国内で用いられているサプリメントなどに配合されているノコギリヤシは食品と考えられます。
ドイツでは、ノコギリヤシの果実から抽出されたエキスを医薬品などにも用いられています。
ノコギリヤシを継続摂取する場合、定期的に医師の診断を受けるべきと指摘しています。
ノコギリヤシの成分は、特に男性に効果的な成分と考えられています。
ノコギリヤシに含まれる脂溶性の有効成分が、男性ホルモンが受容体に結びつくことを抑制すると考えられているからです。
この働きにより、男性の健康維持に役立つ働きが期待されています。
ノコギリヤシの成分には、男性にうれしい効果・効能が期待されています。
一方で、そのような効果・効能は期待できない、科学的な根拠はないという意見もあります。
どちらが真実なのでしょうか。
詳しく解説します。
ノコギリヤシに期待できる働きのひとつが、前立腺肥大症の予防です。
前立腺は、男性の膀胱の下部・尿道括約筋の奥にあるクルミ大の臓器です。
この臓器が肥大する病気を前立腺肥大症といいます。
前立腺が肥大すると、尿が出にくい、尿の勢いがなくなる、尿が近くなる、排尿に時間がかかるなどの症状が現れます。
50代男性の約半分が前立腺肥大症といわれています。
前立腺肥大症の一因が、男性ホルモンのテストステロンが5α還元酵素によりジヒドロテストステロンに変換されて前立腺の受容体と結合することです。
この時の刺激により前立腺は肥大します。
加齢とともに、ジヒドロテストステロンに変換されるテストステロンの割合が高くなるので、加齢とともに前立腺肥大症に悩まされる男性が増えます。
ノコギリヤシに含まれる脂溶性の成分は、5α還元酵素の働きを抑制するとともに男性ホルモンが前立腺の受容体と結合することを抑制すると考えられています。
これらの働きにより、前立腺肥大の予防に役立つと考えられているのです。
ノコギリヤシの成分の前立腺肥大症に対する効果は、50名の患者を対象に320㎎のノコギリヤシエキスを6カ月間投与した結果、有意な症状の改善が認められた研究などで確かめられています。
一方で、中等度から重度の前立腺肥大症患者225名にノコギリヤシ320㎎/日を投与した研究などのように効果を確かめられなかった研究もあります。
これらの結果から、現段階では効くとは断言できないものの、効く可能性があると考えられています。
ノコギリヤシに期待できるもう一つの働きが、抜け毛・薄毛の予防です。
具体的には、男性型脱毛症(AGA)の予防に役立つといわれています。
男性型脱毛症の一因も、男性ホルモンのテストステロンが5α還元酵素によりジヒドロテストステロンに変換されることです。
テストステロンの一部が毛乳頭細胞に取り込まれると、5α還元酵素によりジヒドロテストステロンに変換されます。
ジヒドロテストステロンが毛乳頭細胞内の受容体と結合すると、TGF-βという髪の毛の成長をストップするサイトカインが作り出されるため髪の毛が抜け落ちます。
その結果、通常であれば2~7年といわれる髪の毛の成長期が数カ月~1年程度に短縮されるため薄毛になります。
髪の毛が長く、太く成長できなくなるからです。
このような脱毛症を男性型脱毛症(AGA)といいます。
ノコギリヤシの成分が抜け毛や薄毛の予防に有効といわれる理由は、男性型脱毛症の原因になる5α還元酵素の働きを抑制するからです。
残念ながら、現時点では抜け毛や薄毛の予防に対する効果を証明するだけの十分なデータはありません。
一部では、有効性を示す実験結果が得られていますが、科学的に信頼できる実験結果とまでは言えないようです。
抜け毛や薄毛の予防に役立つ効果を期待されているものの、現時点ではわかっていない部分が多いといえるでしょう。
ノコギリヤシを利用したい方は、どのように摂ればよいのでしょうか。
ノコギリヤシの摂り方を解説します。
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」に、ノコギリヤシの成分の推奨量や摂取量は記載されていません。
一般的に、推奨されている摂取量は1日あたり200㎎~320㎎です。
4~6週間程度継続して効果を実感できるようであれば継続して摂ることが勧められています。
摂取のタイミングに特別な決まりはありません。
サプリメントから摂る方は、好きなタイミングで摂って構いません。
摂るタイミングを決めておくと忘れることが少なくなります。
前立腺肥大症の予防を目的に利用する場合は、45歳ごろからの摂取が勧められています。
妊婦さん・授乳婦さんに付加量は定められていません。
男性ホルモンに影響を与えるので、妊娠中・授乳中はノコギリヤシの摂取を控えたほうが良いと考えられています。
デリケートな時期なので、摂取はやめましょう。
ノコギリヤシを利用したい方は、注意点も確認しておきましょう。
過剰摂取・欠乏の影響を解説します。
基本的に、安全に利用できる成分と考えられています。
しかし、体質などによっては、胃腸障害や発疹などの皮膚症状が現れる可能性はあります。
ノコギリヤシの摂取を始める方は、体調の変化に気をつけましょう。
欠乏の影響は指摘されていません。
健康維持に役立てたい方が摂取したい成分です。
ノコギリヤシを利用する方は、相性の良いものと相性のあまり良くないものを抑えておきましょう。
カボチャ種子にも前立腺肥大症を抑制する効果が期待されています。
植物エストロゲンや植物ステロールの作用を期待できるからです。
サプリメントなどの中には、ノコギリヤシとカボチャを組み合わせているものがあります。
避妊薬やホルモン療法の効果に影響を与える可能性が示唆されています。
また、血液を固まりにくくする医薬品にも影響を与える可能性があります。
何かしらの医薬品を服用している方は、ノコギリヤシを利用する前に医師に相談しましょう。
ノコギリヤシは、北米に生息する植物です。
5α還元酵素を阻害することから、前立腺肥大症の予防、前立腺肥大症の予防、抜け毛や薄毛の予防に役立つといわれています。
前立腺肥大症に対する効果はある程度認められていますが、抜け毛や薄毛に対する効果ははっきりと分かっていません。
様々な研究で安全に利用できることはわかっています。
ノコギリヤシを手軽に摂る方法がサプリメントです。
現在では、様々なサプリメントが登場しているので、利用しやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。
ノコギリヤシを摂りたい方は、サプリメントを利用すると良いでしょう。
次のサプリメントなどに配合されています。
フロリダに自生するノコギリヤシの果実だけを用いて、酸化に気をつけながらエキスを抽出したサプリメントです。
1日の目安量に当たる3粒で、ドイツのコミンションEが推奨する320㎎のノコギリヤシ果実エキスを摂ることが出来ます。
一緒に、強力な抗酸化作用を誇るゴマの希少成分・セサミンを摂れる点が特徴です。
爽やかな朝を迎えたい方や余裕をもって長距離移動したい方、いつもスッキリ快適に過ごしたい方などにオススメされています。
製薬会社の研究力を駆使して作り出した独自成分「水利通快源」を配合したサプリメントです。
水利通快源には、イタリアの世界的原料メーカー・インデナ社から仕入れたノコギリヤシエキスのほか、春黄金花の実エキス、ニッケイエキス、ニラの種子エキス、ヤマイモエキス、クコの実エキス、オオバコの種子エキスが配合されています。
「夜中に何度も・・・」とお困りの男性や落ち着いて旅行を楽しみたい男性などから支持を集めています。
アメリカフロリダ産の厳選したノコギリヤシだけを用いたサプリメントです。
原材料以外はソフトカプセルの素材(ゼラチン・グリセン・カラメル)しか使用していないので、ノコギリヤシをしっかり摂りたい方や信頼性の高いサプリメントを利用したい方にオススメです。
定期購入をすれば、泌尿器科専門医のお悩み相談サービスを受けられる点も魅力です。
スッキリが気になる方は試してみるとよいかもしれません。
ノコギリヤシ・ボタンボウフウ・イラクサ・亜鉛酵母・マカ・オリザギャバ・クランベリーが、男性のデリケートな悩みにアプローチするサプリメントです。
製造は、WHOが規定する医療製造の優良製造工程実施基準(GMP)を満たした工場で行われています。
原料の調達から製造まで自社管理のもとで行われている点も魅力です。
7種類の天然成分でスッキリした毎日を過ごしたい方などにおすすめです。
ノコギリヤシとペポカボチャ、L-シトルリン、トコフェロールを中心に、29種類の成分を贅沢に配合したサプリメントです。
単に成分の種類が多いだけではなく、ノコギリヤシとペポカボチャの配合量は業界トップクラスを誇ります。
具体的には、1日の目安量にあたる2粒で400㎎のノコギリヤシを摂れます。
製造は、国内最高クラス、GMP認定工場で行っています。
年齢が気になりだした男性などにオススメされています。
中高年の男性に人気のノコギリヤシに、タイの健康素材・クラチャイダムを加えたサプリメントです。
クラチャイダムは、黒ショウガや黒ウコンと呼ばれる植物で男性の元気素材として注目を集めています。
夜を気にせず眠れるようになった、不安だった旅行が楽しめるようになったなどの声が寄せられているので、スッキリできない方は試してみるとよいかもしれません。
フロリダの大自然で自生するノコギリヤシの木から、手作業で摘み取った果実を使用したサプリメンです。
ノコギリヤシ以外の成分を配合していないので、そのパワーを直接実感できます。
1日の目安量にあたる1粒で320㎎のノコギリヤシを摂れます。
超臨界二酸化炭素抽出法で、酸化による劣化を起こしにくくしている点が特徴です。
国際基準の品質管理を行っているので安全性も抜群です。品質の高いノコギリヤシサプリメントをお探しの方にオススメです。
育むリズムに影響を与えるノコギリヤシエキスとアミノ酸と亜鉛を豊富に含むミレットエキスを中心に、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・L-シスチン・L-メチオニンなどを黄金バランスで配合したサプリメントです。
「生やす」ではなく、「今あるものを育てる」ことに着目している点が特徴です。
実感力が評判を呼び、現在では1781店舗の美容サロンで取り扱われています。
内側から育てていきたい方などにオススメされています。
7種類の毛髪成分-ノコギリヤシ・イソフラボン・カプサイシン・高麗人参・養殖昆布仮根エキス・菊芋・リジン・コラーゲンペプチド-を贅沢に配合したサプリメントです。
定評のあるヘアサイクル調整成分・ノコギリヤシに、エイジングケア成分として菊芋・リジンなどを配合している点が特徴です。
製造は、製薬メーカーで義務付けられている安全基準に基づき行われています。
育毛剤の副作用が気になる方などにオススメされています。
ノコギリヤシ・亜鉛・イソフラボン・コラーゲンペプチドを中心に、ミレットエキス末・イチョウ葉抽出物・ヒハツエキス末・L-シスチン・L-アルギニンなど20種類以上の成分を配合したサプリメントです。
5,000人以上のユーザーの声をもとに製品開発を行っている点が特徴です。
満足度92.6%を誇るので、どなたでも安心して利用できます。
後ろからの視線が気になる方や男性としての自信を失っている方などから人気です。
参考サイト
ノコギリヤシとは| 一般社団法人 日本サプリメント協会
抜け毛・薄毛(AGA)>診療内容|岡山栄養療法クリニック
参考文献
サプリメント事典 平凡社