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美容成分エラスチンの効果とは?摂取できる食品と人気のエラスチンサプリを紹介!

 

美容に興味のある方などの間で活用されているエラスチン。

どのような効果・効能を期待できる成分なのでしょうか。

ここでは、エラスチンの概要と期待できる効果・効能、エラスチンを含む食品などを解説しています。

利用を検討している方は参考にしてください。

目次

エラスチンとは何か?

最初に、エラスチンの概要について解説します。

エラスチンはどのような成分なのでしょうか。

エラスチンとは

エラスチンは、800個以上のアミノ酸が結び付いてできたタンパク質です。

主に、バリン・アラニン・ロイシン・グリシン・プロリンと呼ばれる5種類のアミノ酸から構成されています。

多くの脊椎動物に分布していますが、水などに溶けにくいため研究対象としては適していませんでした。

近年になって、溶剤に溶かす方法が確立され様々な研究が行われるようになっています。

現在では、美容や健康などに役立つ可能性が指摘されています。

ゴムのような性質

エラスチンの性質

エラスチンは、ゴムのように伸び縮みする特徴から弾力繊維と呼ばれています。

皮膚(真皮)や靭帯、血管など、私たちの身体で伸縮が必要な場所に存在しています。

具体的には、靭帯の80%程度、動脈の50%程度、皮膚(真皮)の5%程度がエラスチンと考えられています。

エラスチンの主な働きは、コラーゲン繊維同士を結びつけることです。

肌の弾力は、真皮でエラスチンとコラーゲンが網目状の組織を構築することなどで保たれています。

年齢とともに減っていく?

加齢とともに減少

エラスチンはヒトの体内で作られる成分です。

皮膚では、真皮の線維芽細胞でコラーゲンやヒアルロン酸とともに作られます。

その量は、20代半ばごろにピークを迎え、年齢を重ねるとともに減少します。

特に、40歳以降になると体内で作られる量が急減するといわれています。

年齢の他にも原因がある

紫外線やストレス等が原因となり、体内で活性酸素が大量に発生してもエラスチンは減少する恐れがあります。

エラスチンが減少すると、皮膚や血管、人体などの弾力を保ちにくくなると考えられています。

肌の衰えが気になる方などは、エラスチンの量が減っているかもしれません。

エラスチンの効果・効能は?

エラスチンには様々な効果・効能を期待できると考えられています。

肌の保湿

エラスチンは、コラーゲンとともに真皮の水分を保持する役割を担っています。

ヒトの身体で作られるエラスチンの量が増えれば、肌が潤いやすくなる可能性はあります。

また、エラスチン自体に水分を保持する作用があるので、エラスチンを含む化粧品は保湿に役立つとされています。

ただし、分子量が大きいので、肌に塗布したエラスチンが真皮に浸透することはありません。

エラスチンは、肌の表面に留まって乾燥を防ぐ成分と考えられているのです。

靭帯の伸縮を維持

靭帯は、骨と骨をつなぎ合わせて関節を形成する帯状の繊維組織です。

関節を伸縮できるのは靭帯に弾力性があるからです。

靭帯の弾力性はエラスチンやコラーゲンなどを多く含むことで生まれます。

そのため、エラスチンやコラーゲンが減ると、関節のしなやかな動きが損なわれるといわれています。

靭帯のエラスチンが減ると、怪我をしやすくなる、運動機能が低下するなどの恐れがあるとされています。

血管の弾力

エラスチンは血管にも存在します。

特に、血管の内膜・中膜に多く存在します。

加齢や活性酸素の影響などで血管に含まれるエラスチンが減ると、血管の柔軟性・弾力性が失われる恐れがあります。

血管が硬くなると高血圧や動脈硬化のリスクが高まります。

さらに、心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気のリスクも高まります。

エラスチンはコラーゲンとヒアルロン酸と仲良し!バストアップ効果も?!

エラスチンには優れた美容効果を期待できると考えられています。

エラスチンとコラーゲンとヒアルロン酸の関係性

コラーゲンとヒアルロン酸とエラスチン

ヒトの肌は、下から真皮・皮下組織・表皮の3層構造をしています。

肌のシワやタルミに深い影響を与えていると考えられているのが真皮です。

それぞれの関係性は?

真皮には、コラーゲン繊維が網目状に存在します。

その間をバネのように張り巡らされているのがエラスチン、コラーゲンとエラスチンの隙間を埋めるように満たしているのがヒアルロン酸などのムコ多糖類です。

3つの成分の役割とは

真皮に網目状に存在するコラーゲンは、肌の強靭性(=ハリ)を支えています。

コラーゲンを支える弾力繊維・エラスチンは肌の弾力、水分を保持するヒアルロン酸は肌の潤いを支えています。

これら3つの成分の働きで肌のハリと弾力・潤いが支えられているのです。

加齢や活性酸素などの影響で、3つの成分に量的・質的な異常が生じると、肌のシワやタルミなどが目立ちやすくなると考えられています。

化粧品やシャンプーにも配合されている!

エラスチンには、水分を抱え込んで保持する作用があります。

この働きを期待して、一部の化粧品やシャンプーなどに配合されています。

これらの化粧品やシャンプーを使用すると真皮のエラスチンが増えると考える方がいるようですが、肌にエラスチンを塗布しても真皮のエラスチンは増えません。

保湿のためのエラスチン

化粧品やシャンプーなどに配合されているエラスチンに期待できるのは保湿作用です。

働きの異なる保湿成分・セラミド(水分を挟みこむ)を一緒に使うと、保湿作用が高まるとされています。

クーパー靭帯の伸縮を維持してくれる?

バストの美しい形は、乳房の中を張り巡らされているクーパー靭帯という組織により支えられています。

クーパー靭帯も、多くのエラスチンやコラーゲンを含みます。

何かしらの原因でクーパー靭帯が切れると、バストの形は崩れてしまいます。

クーパー靭帯は、激しい運動で切れるほか加齢の影響で劣化します。

クーパー靭帯を守ることがバストケアには必須

切れてしまったクーパー靭帯は元に戻らないため、切れないように普段からケアすることが重要と考えられています。

エラスチンやコラーゲンの合成を助けることが、美しいバストの維持にも役立つといわれています。

エラスチンの摂り方

エラスチンの効果・効能が気になる方は、毎日の生活に取り入れるとよいかもしれません。

エラスチンをどのように摂ればよいのでしょうか。

1日の推奨量・摂取量

厚生労働省が発表している「日本人の食事基準(2015年版)」を確認したところ、エラスチンの推奨量や摂取量は記載されていません。

このことから、食事から摂る場合の推奨量や摂取量は定められていないと考えられます。

摂取のタイミングは?

摂取のタイミングに関しても特に定められていませんが、一般的には就寝前がオススメといわれています。

就寝後の数時間で、肌の新陳代謝が活発に行われるからです。

美容目的でエラスチンを利用したい方は、参考にするとよいかもしれません。

妊婦さんには付加量が必要?

「日本人の食事基準(2015年版)」を確認したところ、妊婦さん・授乳婦さんに関する記載もありませんでした。

デリケートな時期なので、妊娠中・授乳中にエラスチンを摂りたい方は主治医に相談すると良いでしょう。

エラスチンの注意点や副作用

エラスチンを摂りたい方は、注意点についても確認しておきましょう。

過剰摂取や欠乏の影響を解説します。

過剰摂取すると?

基本的に、エラスチンは過剰摂取のリスクが低い成分と考えられています。

身近な食品に含まれている量が少なく、大量に摂ってもそのまま吸収されることはないからです。

食事などから摂ったエラスチンは、胃や消化管でアミノ酸やペプチドに分解されて吸収されます。

摂取したエラスチンがそのままエラスチンになるわけではないので、基本的に過剰摂取の心配はないとされているのです。

ただし、好きなだけとってよいというわけではありません。

サプリメントなどから摂る方は目安量を守りましょう。

欠乏すると?

体内で合成できる成分なので、エラスチンそのものを摂らなくても健康などに特別な影響はないと考えられます。

健康維持に必須の成分というわけではなく、毎日の生活に+αしたい成分といえるでしょう。

エラスチンと相性の良い成分とあまり良くない食品

エラスチンを活用したい方は、効率よく活用するために相性の良い成分と相性のあまり良くない食品も抑えておきましょう。

相性が良い成分

コラーゲン

 
 

コラーゲン