イミダペプチドの効果とは?摂取できる食品と人気のイミダペプチドサプリを紹介
イミダペプチドは、アミノ酸結合体の一種で最もエネルギー消耗の激しい部分に含まれる成分です。
そんなイミダペプチドには、疲労回復、運動機能向上、精神安定、認知症予防、老化防止などの様々な効果が期待でき、その中でも疲労回復効果が特に注目を浴びています。
イミダペプチドは、一度に大量に摂取することができない貴重な成分で、食品から摂取できる量は極僅かな量です。
1日の摂取目安を手軽に取るなら、イミダペプチドが配合されたサプリメントやドリンクがおすすめです。
そこで、今回はおすすめの商品をご紹介し、効果や副作用についても詳しく解説していきます。
これまで仕事や家事の疲れを栄養ドリンクなどで一時的にごまかしてきたあなた!
イミダペプチドを継続して摂取すれば、疲労感が軽減され、きっと毎日を元気に過ごすことができますよ。
目次
イミダペプチドサプリの選び方
イミダペプチドサプリを選ぶうえで抑えておきたいポイントは、イミダペプチドの配合量、続けやすい価格かどうか、コスパはいいかの3つです。
一番大切なのは、なんといっても疲労回復をサポートしてくれるイミダペプチドの配合量。また、成分以外にも価格とコスパも重要となってきます。
サプリメントは継続が重要なので、価格が安く、コスパの良いアイテムを見つけましょう。
おすすめのイミダペプチドサプリ
目安量のイミダペプチドを食品だけから摂れない方は、サプリメントなら手軽に摂取できます。
イミダペプチドを含む人気のサプリメント&ドリンクを比較しました。
最も評価が高かったのは、日本予防医療が販売するイミダペプチドのソフトカプセルです。
高配合なイミダペプチドに加え、価格やコスパも良く自信を持っておすすめできるサプリです。
また、同じ日本予防医療が販売するイミダペプチドドリンクも、サプリと同じ量のイミダペプチドを配合し、価格も安いのでおすすめです。
ドリンクタイプなのでサプリメントの錠剤が苦手という方でもとっても飲みやすいです。
こちらの2つのイミダペプチド商品を選んでおけば、まず間違いありません!
イミダペプチド ソフトカプセル
通常価格 |
7,500円 |
初回 |
950円 |
イミダペプチド配合量 |
200mg配合 |
内容量 |
120粒(約30日分) |
1日あたりの価格 |
31.7円 |
販売元 |
日本予防医薬 |
口コミでも人気の高い日本予防医薬が販売するイミダペプチドソフトカプセル!
鶏胸肉由来のイミダペプチドがたっぷり配合されているので、何をしてもすぐにヘトヘトになってしまうという人におすすめです!
携帯しやすく、コスパもとってもいいので、毎日継続しやすい商品です。
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イミダペプチドドリンク
通常価格 |
2980円 |
初回 |
980円 |
イミダペプチド配合量 |
200mg |
内容量 |
30mL×10本 |
1日あたりの価格 |
98.0円 |
販売元 |
日本予防医薬 |
産学連携プロジェクトから誕生した日本初のイミダペプチドドリンク!
1本30mlに200㎎のイミダペプチドを含みます。
抗疲労臨床評価ガイドラインに準拠した臨床試験を行っている製品なので安心して利用できます。
ドリンクタイプなので、サプリなどの錠剤が苦手という方にもおすすめです。
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ロコモプロ
通常価格 |
2,970円 |
初回 |
980円 |
イミダペプチド配合量 |
15mg |
内容量 |
30粒(15日分) |
1日あたりの価格 |
131.7円 |
販売元 |
Dydoヘルスケア |
Dydoヘルスケアが販売するロコモプロは、軟骨成分である国産のプロテオグリカン、Ⅱ型コラーゲン、ヒアルロン酸に、筋肉成分であるイミダゾールペプチドをプラスしたサプリメントです。
筋肉成分であるイミダペプチドの配合量は15mgと比較的少ないですが、その分プロテオグリカンなどの軟骨成分がたっぷり配合されているので、ダブルのパワーであなたに元気を取り戻してくれます。
初回価格が980円と気軽に試せるのも嬉しいポイントです。
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イミダゾールペプチド
通常価格 |
4,158円(税込) |
初回 |
3,950円(税込) |
イミダペプチド配合量 |
225mg |
内容量 |
180粒(約30日分) |
1日あたりの価格 |
65.3円 |
販売元 |
DHC |
DHCのイミダゾールペプチドは市販店舗でも購入できるのが大きな特徴です。
またイミダペプチドの配合量が多いだけでなく、元気バックアップ成分であるコエンザイムQ10やビタミンCが配合しているので、高い疲労回復効果が期待できます。
ただし、他の商品と比べて価格が高めな点が少々残念です。
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ロコモア
通常価格 |
5,500円(税抜) |
初回 |
4,950円(税抜) |
イミダペプチド配合量 |
10mg |
内容量 |
180粒(約30日分) |
1日あたりの価格 |
165.0円 |
販売元 |
サントリー |
イミダペプチドを20年以上前から研究していたサントリーが販売するロコモアは、注目度が高いアイテムです。
グルコサミンやコンドロイチン等の軟骨成分に加えて、筋肉成分のイミダペプチドが主成分として配合されています。
軟骨成分と筋肉成分の両方を同時に摂ることで、スムーズに力強い歩みをサポートしてくれます。
価格は高めですが、実際の使用者の満足度は高く、口コミでも人気の商品です。
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イミダペプチド(イミダゾールペプチド)とは?
名前は聞いたことがあるものの、イミダペプチドについて詳しく理解していない方が多いはずです。
イミダペプチドとは、正式名称を「イミダゾールジペプチド」といい、イミダゾール基を持つアミノ酸結合体の総称です。
大阪市や大阪大学などが臨床研究で優れた結果を確認したことで話題になりました。
アミノ酸結合のペプチドって?
イミダゾールジペプチドの「ペプチド」とは、2~50個程度のアミノ酸がペプチド結合したものを指します。
「ジペプチド」は2つのアミノ酸がペプチド結合したもののことです。
ちなみに、3つのアミノ酸がペプチド結合したものをトリペプチド、4つのアミノ酸がペプチド結合したものをテトラペプチドといいます。
イミダペプチドは2つのアミノ酸が結合したカルノシンやアンセリンなどのジペプチドです。
渡り鳥の翼の筋肉に分布
イミダペプチドは、人間を含む様々な動物がもともと持っている成分です。
身近なところでは、牛や豚などに含まれます。
中でも、多くのイミダペプチドを持っている動物が、回遊魚や渡り鳥です。
特に、渡り鳥は翼を動かす胸の筋肉に豊富なイミダペプチドを持っていることで知られています。
渡り鳥が、1年間で3万㎞以上も移動できるのは、翼を動かす胸の筋肉にたくさんのイミダペプチドを持っているからと考えられています。
イミダペプチドの効果効能
イミダペプチドには優れた抗酸化力があります。
他の成分にも優れた抗酸化力を発揮するものはありますが、その多くは血液中で抗酸化力を消費して抗酸化力を発揮したい場所まで届きません。
つまり、狙った場所に届かないのです。
食事などから摂ったイミダペプチドは、消化管で吸収されてβアラニンとヒスチジンに分解されます。
βアラニンとヒスチジンは、血液中でほとんど消費されることなく抗酸化力を発揮したい場所まで届き、イミダペプチド合成酵素の働きでイミダペプチドに再合成されます。
つまり、イミダペプチドは抗酸化作用を発揮したい場所まで届いて抗酸化力を発揮するのです。
この点が、他の抗酸化力を発揮する成分と異なります。これにより、次の効果などが期待できると考えられています。
疲労回復
仕事や家事などで無理をすると疲れがたまります。
疲れの原因の一つは、大量に発生した活性酸素により細胞が傷つけられて疲労因子FFが増えてしまうことです。
私たちは、身体に取り入れた栄養を酸素の助けにより燃やしエネルギーを作っています。
身体に取り入れたものの燃えなかった酸素は活性酸素になってしまいます。
身体にかかる負荷が大きいと、必要になるエネルギーが増えるため活性酸素も多く発生します。つまり、過度な負担がかかると疲れてしまうのです。
イミダペプチドは、活性酸素の発生や細胞の損傷、細胞の酸化などを抑制することで疲労を軽減すると考えられています。
下の記事ではイミダペプチドの疲労回復効果について詳しく解説しています。
イミダペプチドの疲労回復効果とは?自律神経や運動への影響も解説!
運動機能向上
激しい運動をすると疲れを感じます。
疲れを感じる理由は、運動により負荷がかかると処理できないほどの活性酸素が発生するからです。
活性酸素により細胞が傷つくと疲れのもとになるFF(疲労因子)という物質ができます。
イミダペプチドには、活性酸素による細胞の損傷や酸化を抑える働き、疲労因子FF減らす働きがあります。
これらの働きにより、運動機能の向上が期待できるとされています。
精神安定
イミダペプチドの再合成を助けるイミダペプチド合成酵素が存在する場所は、動物により異なります。
これまで行われてきた研究によると、最も消耗の激しい場所に多く存在すると考えられています。
渡り鳥であれば羽の付け根、回遊魚であれば尾ビレを動かす筋肉などです。
ヒトの身体で最も多くのイミダペプチド合成酵素が存在する場所は脳です。
βアラニンとヒスチジンは、脳まで届きイミダペプチドに再合成され抗酸化力を発揮します。
イミダペプチドは、脳の疲労にも役立つと考えられています。
生活習慣病の予防
疲労が蓄積すると生活習慣病のリスクが高まるとされています。身体に様々な影響が加わるからです。
例えば、脳に負荷がかかり交感神経の優位な状態が続くと、インスリンの分泌が抑制されるため血糖値が高くなりやすくなります。
この状態が続くと糖尿病になるリスクが高まります。
疲労軽減を期待できるイミダペプチドには、生活習慣病の予防も期待できる可能性があるといわれています。
認知症予防
体内で大量の活性酸素が発生すると、血管もダメージを受けます。
脳の血管がダメージをつけると認知症のリスクが高まります。
優れた抗酸化力を発揮するイミダペプチドには、認知症の予防も期待できるという意見があります。
体や肌の老化防止
身体や肌が活性酸素から攻撃を受けて回復できないと老化が進んでしまいます。
つまり、活性酸素は老化の原因のひとつなのです。
活性酸素による細胞の酸化、損傷などを抑制するイミダペプチドは老化の予防にも役立つといわれています。
カルノシンとアンセリンで運動の持続性がアップ!?バレニンって?
イミダペプチドは、カルノシンとアンセリンなど、アミノ酸が結合したペプチドのことです。
カルノシンとアンセリンはどのようなアミノ酸なのでしょうか。
イミダペプチドに期待できる効果効能とあわせて詳しく解説します。
カルノシンとは?
カルノシンは、βアラニンとヒスチジンが結合したジペプチドです。
活性酸素を抑制する働きが期待できます。
また、タンパク質の糖化を防ぐ働きについても研究が進められています。
タンパク質の糖化はシミやシワ、タルミなどの老化の原因になると考えられています。
カルノシンには、糖化したタンパク質の分解排泄を促す可能性が期待されています。
アンセリンとは?
アンセリンは、βアラニンとメチルヒスチジンが結合したジペプチドです。
アンセリンには活性酸素を抑制する働きのほか乳酸の分解を助ける働き、血清尿酸値を低下させる働きが期待できると考えられています。
血清尿酸値の低下が期待できる理由は、アンセリンがプリン体代謝酵素に働きかけることで尿酸の生成を抑えるため、乳酸の分解を助けることで血液中の有機酸濃度を低下させて尿酸の排出を促すためなどといわれています。
2つの効果で疲労回復と運動能力を向上する
運動や労働などで負荷がかかると大量に活性酸素が発生します。
活性酸素により細胞が傷つけられて疲労因子FFが増えると疲れを感じます。
カルノシンとアンセリンは損傷の激しい場所で優れた抗酸化力を発揮することで、疲労感を軽減するとともに運動能力の低下を防ぎます。
また、アンセリンは乳酸を分解することでも疲労回復を助けると考えられます。
カルノシンとアンセリン(イミダペプチド)に期待できる疲労感を軽減する効果、運動能力の低下を防ぐ効果などは、いくつかの実験により確かめられています。
バレニンとは?
注目を集めるイミダゾールジペプチドはカルノシンとアンセリンだけではありません。
近年になって、第三のイミダゾールジペプチドとしてバレニンが注目を集めています。
バレニンは、クジラに特に多く含まれるイミダゾールジペプチドです。
エサを摂らず不眠のまま数千㎞も移動するクジラのパワーの秘密はバレニンにあるのではないかと考えられ研究が進められています。
バレニンには、全身の疲労を抑制する効果、局所的な筋肉疲労を回復する効果などが期待されています。
イミダペプチドの摂り方
イミダペプチドを活用したい方はどのように摂ればよいのでしょうか。
続いて、イミダペプチドの摂り方を解説します。
1日の推奨量摂取量
エネルギーと栄養素の量の基準を示す「日本人の食事摂取基準(2015年版 厚生労働省)」にイミダペプチドの推奨量や摂取量は示されていません。
そのため、イミダペプチドの推奨量や摂取量は公に認められていないと考えられます。
一般的な目安量といわれているのが、1日当たり200㎎~400㎎です。
イミダペプチドを活用したい方は、この量を参考にするとよいかもしれません。
摂取のタイミングは?
水溶性なので吸収代謝が早いと考えられています。
一度にまとめて摂るよりも、何度かに分けて摂った方が効果的と考えられています。
また、イミダペプチドは継続して摂取することで力を発揮するとされています。
気になるときに摂るよりも、継続的に摂った方が良いでしょう。
一般的には、2週間以上、続けて摂ることで力を発揮するといわれています。
妊婦さんには付加量が必要?
妊娠中や授乳中の付加量についても特に定められていません。
サプリメントなどからイミダペプチドを摂る場合、妊娠中や授乳中の方は念のため医師に確認したほうが良いと考えられています。
イミダペプチドの注意点や副作用
イミダペプチドの利用を検討している方は注意点も抑えておきましょう。
過剰摂取と欠乏した場合の影響を解説します。
過剰摂取すると?
身近な食品に含まれる成分なので、基本的には安全に利用できると考えられています。
とはいえ、過剰摂取すると何かしらの影響が現れる恐れはあります。
サプリメントなどを利用する方は目安量を守るようにしましょう。
欠乏すると?
食事などから良質なタンパク質を摂っていれば、イミダペプチドそのものを摂らなくても特別な影響は現われないと考えられます。
タンパク質(アミノ酸)は、身体を作る材料になります。
不足すると、疲れやすい肌が荒れるなど様々な影響が現れる恐れがあります。
欠乏が心配な方は、バランスの良い食事を心がけると良いでしょう。
イミダペプチドと相性の良い成分とあまり良くない成分
イミダペプチドを効率よく活用したい方は、相性の良い成分と相性のあまり良くない成分も抑えておくと良いでしょう。
どのような成分と相性が良く、どのような成分と相性があまり良くないのでしょうか。
相性が良い成分
クエン酸
エネルギーを作り出すクエン酸回路の働きを活性化するので、クエン酸には疲労を回復する働きがあると考えられています。
イミダペプチドとよく似た効果ですが働きが異なるので、2つの成分は相性が良いといわれています。
クエン酸は、エネルギー補給できずに疲れたときなどに効果的です。
コエンザイムQ10
優れた抗酸化力を持つコエンザイムQ10には、運動による疲労を軽減できる可能性があります。
目安量は1日300㎎とされています。
ポイントは、血中濃度を高く保つ工夫をすることです。
疲労を軽減する可能性があるので、コエンザイムQ10もイミダペプチドと相性が良いといえます。
ビタミンB1ビタミンB2
ビタミンB1は炭水化物を燃やしてエネルギーを作り出すビタミン、ビタミンB2は脂質を燃やしてエネルギーを作り出すビタミンです。
どちらも活動に欠かせないビタミンなのでイミダペプチドと相性が良いといわれています。
相性があまり良くないもの
調理方法に注意
イミダペプチドを食品から摂る方は調理法に注意したほうが良いといわれています。
水溶性のイミダペプチドは、調理中に流れ出ることがあるからです。
調理方法によって摂取できるイミダペプチドの量は変わります。
イミダペプチドを効率よく摂りたい方は、食品を煮込み料理にすると良いでしょう。
スープごと食品を食べれば、調理中に流れ出たイミダペプチドまで摂ることができます。
イミダペプチドを多く含んでいる食品
イミダペプチドは身近な食品から摂ることができます。
具体的に、どのような食品に多く含まれているのでしょうか。
鶏のむね肉
イミダペプチドを含む代表的な食品が鶏のむね肉です。
鳥のむね肉を100g食べれば、約200㎎のイミダペプチドを摂れると考えられています。
水溶性の成分なので、鶏のむね肉をスープにすると余すことなくイミダペプチドを摂取できるといわれています。
マグロ
回遊魚であるマグロの尾ビレにはイミダペプチドが豊富に含まれています。
生で食べられるので、イミダペプチドを効率よく摂ることができる食材といえます。
マグロのほかでは、同じ回遊魚のカツオにも豊富なイミダペプチドが含まれています。
牛肉
牛肉にもイミダペプチドは含まれています。ただし、鶏のむね肉ほど多くはありません。
100gの牛肉を食べたときに摂取でいるイミダペプチドの量は約50㎎といわれています。
同じく、豚肉もイミダペプチドを含みますが、鶏のむね肉ほど多くはありません。
まとめ
イミダペプチドは、強い抗酸化力を持つアミノ酸の結合体です。
身体の中に取り入れられたイミダペプチドは、消耗の激しい部位で抗酸化力を発揮することができるのです。
鶏のむね肉などに多く含まれますが、継続的に摂った方が良いといわれるので食事から摂るとなると大変です。
イミダペプチドが気になる方はサプリメントを利用するとよいかもしれません。
サプリメントであれば、手軽に目安量のイミダペプチドを摂ることができます。
参考サイトイミダペプチド成分について – 大阪市立大学大学院医学研究科
参考サイト疲労を克服するコツとは? – 東京疲労・睡眠クリニック
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