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多すぎて選べない!ヘアケアシャンプーの選び方や男性用と女性用の違いは?

 

育毛シャンプーと言うと、少し前までは中高年の男性がたしなむものと思われていましたが、今では若い男性ばかりか、女性の間にも浸透しています。

いつまでも若々しく、健康な髪の毛を保つためには、効能や値段と相談して選びたいものです。

高価で手が出づらいと思われがちですが、ある調査によるとドラッグストアで扱われている育毛シャンプーは4000円くらいで、3か月持つことを前提とすれば月に1300円の負担と言われています。

これならば、気軽に投資できるので人気も出ます。

そんな人気を持つ育毛シャンプーは、男性用か女性用かも大事な要素なのです。

育毛シャンプーの選び方について紹介させていただきます。

 

目次

育毛シャンプーの役割は?

育毛シャンプーの役割

育毛シャンプーと言うと、髪の毛が生えてくるシャンプーとイメージしがちですし、巷の雑誌や口コミなどでもシャンプーの効果が喧伝されることが多くなっています。

しかし、育毛シャンプー単体には、発毛・育毛の効果はないのです。

それでは、どうして育毛シャンプーと称するのかと言うと、こうしたシャンプーは頭皮や毛根に働きかけることで、薄毛対策など育毛に有利な環境を作る役割が存在しているからです。

それらの役割を熟知し、シャンプーのみならず育毛剤も自分の体質に合わせて購入し、使用するのも育毛に欠かせません。

役割とひと口に言っても多様で、頭皮の皮脂を洗い流して清潔にすることでフケや炎症を防止することで育毛剤の浸透力を高めると言うオーソドックスなものからはじまって、乾燥しやすい頭皮に保湿効果を加味する、頭皮に直接働きかけて血行を良くするなど、シャンプーに含まれる成分によって、その役割も異なるのです。

また、髪の毛の内部に浸透することでダメージケア補正をする効果を持つ製品もあり、それも育毛シャンプーの大事な役割です。

いずれにしても頭皮や髪の根元にある毛母細胞は死んでいない、生きた細胞であるため、そこに育毛剤とその補佐をする育毛シャンプーを使用することで、抜け毛や薄毛の対策が可能になります。

普通のシャンプーとの違い

育毛シャンプーと普通のシャンプーの違いは、ズバリ含有されている成分の違いにあります。

普通に市販されているシャンプーは安価ではありますが、洗浄力もあるので人気です。

しかし、それに含まれるアルコール(石油系合成界面活性剤)は洗うパワーが非常に強く、頭皮の必要な皮脂まで落としてしまいます。

結果、頭皮の脂質が過剰に分泌されて不潔化したり、良い菌まで殺してしまうなど頭皮環境を悪化させかねません。

対して育毛シャンプーは、植物由来の天然成分である「アミノ酸系界面活性剤」を使用したり、そうした刺激を少なくしています。

悪化した頭皮では、せっかく育毛剤を使用しても効果が半減するからです。

洗浄成分以外でも違いがある

そして、ノンシリコンやパラベンの無添加など、頭皮の健康に悪影響を及ぼさないように成分面で安全なものを配合しているシャンプーも多く在ります。

もちろん、育毛をサポートしてくれる成分を含むのも育毛シャンプーの最も大きな特色です。

馬油入りシャンプーのように頭皮の皮脂を回復させるものもあれば、ニンニクエキスやセンブリエキスに代表される血行を良くする成分もあります。

特に重要なのが頭皮の血行で、血流が滞ってしまえば発毛が失敗に終わってしまうからです。

特に男性は加齢とともに頭皮の血行が鈍ってしまうので、血流促進は軽んじてはいけない要素と言えます。

保湿成分が配合されているのも、育毛シャンプーを語るうえでは欠かせません。

頭皮が保湿されていないと、かゆみだけでなくフケや湿疹、頭皮の硬化、血流の悪化、そしてヘアサイクルの乱れまでもが生じてしまいます。

すなわち、頭皮が保湿されることによってこれらの症状を予防できますし、髪の毛が生える頭皮を作ることができます。

育毛剤を利用した場合などに備え、健康な髪の毛が生える下地を作るのを前提に、保湿を行いたいものです。

男女の違い

育毛シャンプーについての疑問のひとつが、「どうして育毛シャンプーには男性用か女性用かがあるの?」と言うものです。

髪を洗い、頭皮の管理をするのだから本来は同じでも良いはずなのに、どうして違いがあるのでしょうか。

そこで、ここでは育毛シャンプーに男女の違いがあるかを説明していきます。

頭皮

一つ目の理由は、頭皮の特徴です。

男性の場合は、女性と比較しても筋肉量が多くなりがちですので、汗をかきやすい傾向があります。

そのため、頭皮に皮脂がたまり過ぎたり、毛穴が汚れたりと問題が起こりやすく、そのために抜け毛や薄毛になりやすいと言われています。

一方で女性の頭皮は、男性に比べて皮脂の分泌量が低いため、肌が乾燥しやすくなって頭皮の環境が悪化すると言われています。

男性よりも薄毛になりにくいとされている女性は、乾燥に悩むことが多いのです。

成分

2つ目は、男女それぞれの悩みを解決してくれる育毛シャンプーの成分です。

育毛シャンプーは市販のものと比較すると刺激物も少なく、頭皮に刺激を与えにくく作られています。

元気な毛根を育てるのには、健康な頭皮が欠かせないからです。

しかし、男性は先述したように、抜け毛と薄毛を招いてしまう原因である頭皮の脂質を洗い流したり、それによる毛穴詰まり防止効果を期待しているため、女性用よりも強力な洗浄力を持つ傾向にあります。

他にも、抜け毛を増やす男性ホルモンであるテストロテロンの抑制や、血行を促進させる効果のあるシャンプーも多いです。

他には、頭皮に多い脂質対策として洗い心地をさっぱりとさせる成分や、頭皮の血行を良くするためにセンブリエキスなどの生薬由来の成分が入る傾向が多いのも、男性用育毛シャンプーの特徴と言えます。

対する女性用シャンプーは、血行促進や毛穴詰まりを解消する効果が男性と同じでも、保湿をしてくれる成分がプラスされることがあります。

女性は男性よりも髪の長い方が多いことからも、しっかりとした泡立ちや、洗髪後の髪が傷つかぬように配慮され、艶が出てくるようになっている商品も多いです。

また、女性の体質に効果があるとされる甘草やヨモギから採取したエキス、イソフラボン、クララエキスが入ることがしばしばで、これらは男性には効き目がないために男性用ないしは男女兼用のシャンプーには使われません。

他にも、ノヴェルモイ(オリーブオイル)や利尻シャンプー(海藻)など、保湿効果を中心にした製品が多くなります。

また、フルーティーな芳香が入るなど女性に好まれる成分が使われるなど、気分的なものが加味されることもありますので、女性の方でも薄毛や頭皮の問題を気にせず、楽しく育毛対策をすることができるのです。

育毛シャンプーの選び方

続いては、育毛シャンプーを選ぶにあたってのポイントを紹介していきます。

その中から御自身の頭皮や髪の毛が抱える悩みに対応したシャンプーを選ぶことこそが、育毛対策の決め手となっていきます。

ここでは、重視していくべき2つのポイントを紹介します。

育毛成分

1つ目は成分です。

育毛シャンプーは頭皮に血行促進や清潔化など育毛剤ではありませんが、育毛に関わりの深い効能を持つ成分が配合されています。

甘草やセンブリ、ニンニクのエキスはその代表であり、頭皮環境を強化することで髪が生えやすい状態を作ってくれるのです。

「ココイルグルタミン酸」、「ヤシ油脂肪酸」、「ミリスチン酸」、「グリシン」、「サルコシン」と言ったアミノ酸系も重要な成分で、これらは頭皮への刺激や皮脂の落とし過ぎと言った負担を掛けずに洗うことができる上、髪の補修や保湿の効果もあります。

また、合成着色料や香料、合成保存料などが含まれていないことを示す無添加、髪の毛に合わせた弱酸性と言った成分表示に気を配るのも、シャンプーを選ぶのには欠かせません。

洗浄力

シャンプーは頭を洗うのに使うものなので洗浄力は大事なのですが、それが強過ぎると頭皮に必要な皮脂までも洗い落してしまい、かえって皮脂を過剰分泌させてしまったり、乾燥肌になったりと弊害もあるのです。

そうした事態を避けるためには、先述したアミノ酸系のシャンプーを選ぶ必要があります。

アミノ酸はほど良い洗浄力なので、特に男性にとってはサッパリ感がない洗い心地ですが、しばらく使い続けることによって、頭皮の皮脂分泌も正常化させることが可能です。

まとめ

いかがでしたか?

育毛シャンプーの選び方は、育毛成分はもちろんのこと、洗浄成分に保湿効果、果ては皮脂回復と、様々なものが基準となります。

健康な髪の毛を育むには健康な頭皮が必要であり、それに欠かせないのが育毛シャンプーです。

効果が高いからと成分や効能、男女差を無視してやみくもに使っても効果はなく、むしろ逆効果になりかねないこともあります。

反対に言えば、ご自身の頭皮にある問題を熟知してシャンプーを購入すれば、お手軽に頭皮を改善できるということにもなります。

 

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