MENU

あなたに必要なのはどのタイプ?ヘアケアサプリの正しい選び方って?

 

いまや若い頃から気になり始める薄毛。

薄毛や脱毛が気になるのは30代からだというアンケート結果もあります。

脱毛や薄毛は男性だけでなく、女性にも広がっています。

そんな悩みを持っている人は育毛剤や育毛サプリをやってみようかと思っている人もいるでしょう。

しかし、この育毛サプリ、正しい選び方をしないと効果が出ないのです。

すでに育毛サプリを飲んでいる人も、効果がでないと思っているなら、見直してみた方が良いかもしれません。

目次

サプリのタイプ

育毛サプリといってもその主成分は異なるものがあり、その成分について、自分に合った育毛サプリを選ぶ上でも知っておく必要があります。

そのために、最初に発毛のメカニズムを少しおさらいしておきましょう。

発毛のメカニズム

私たちが髪の毛と認識している部分は毛幹部といいます。

一方、頭皮の中にある根っこの部分は毛根部といって、見えている部分とは区別しています。

植物が栄養を十分に吸い取って元気に育つのと同じように、毛根部が深くしっかりしていると元気な髪の毛に成長します。

毛根部が浅いところにあると、元気に成長しないので髪の毛も抜けやすくなってしまうのです。

毛根部にある毛母細胞によって髪の毛が生えてくるのですが、さらに、毛母細胞の中心にある毛乳頭という組織が髪の毛に必要な栄養分を取り込み、発毛をコントロールする役目も担っています。

つまり、この毛母細胞(毛乳頭)をいかに活発化させるかが重要です。

ヘアサイクルとは?

一方、「ヘアサイクル」という言葉を聞いたことがあると思いますが、髪の毛は一斉に生えて抜けていくのではなく、生長期、移行期、休止期、脱毛期があって毎日抜ける毛もあれば生えてくる毛もある状態を保っています。

おおよそ男性では3年~5年、女性で4年~6年の周期でこのサイクルを繰り返しています。

このサイクルを正常に戻すのが薄毛対策になります。

さて、育毛サプリは育毛のメカニズムのどこに働きかけるかによって成分も違います。

いくつかの成分が入った育毛サプリもありますが、主成分の違いから、三つに大別されます。

栄養補給タイプ

このタイプは、髪の毛を作るのに必要な成分が主成分となっている育毛サプリです。

髪の毛に必要な栄養は以下のものがあります。

シスチン

髪の毛はケラチンというタンパク質からできていますが、そのタンパク質を構成するアミノ酸の中で最も重要なものがシスチンです。

チロシン

同じく、髪の毛を構成しているアミノ酸で、髪の色と関係しているのがチロシン。

黒くつやのある髪の毛を実現します。

亜鉛

亜鉛は髪の毛を作るのに欠かせない成分で、これがないと弱くて抜けやすい髪の毛になります。

ビタミンE

毛細血管を広げ、毛乳頭までスムーズに栄養を運ぶ手助けをします。

ビタミンB群

ビタミンBには頭皮の皮脂分泌を抑制する働きがあり、毛穴が汚れにくい環境をつくります。

とはいえ、適度な皮脂は頭皮の保護に必要で、シャンプーで落としすぎるのはよくありません。

ビタミンA・C

この成分は抗酸化作用により、活性酸素を除去し、頭皮に栄養が行き渡りやすい環境を作ります。

フケの予防にもなります。

育毛サプリはこれらの栄養素をバランス良く含んでいるものを選びましょう。

脱毛抑制タイプ

今話題のAGA型脱毛症の原因は男性ホルモンのバランスが崩れて起きるものです。

男性ホルモンの生成に関わる5αリダクターゼとういう酵素の働きを弱め、正常なバランスに戻そうというのが、このタイプの育毛サプリです。

ノコギリヤシや亜鉛などがあります。

科学的に検証され証明された効果なので、安心して取り組むことができます。

ただ過剰摂取には副作用もあり、嘔吐や頭痛を伴う場合があります。

ホルモンの働きをコントロールするので、特に妊娠・授乳中の女性は使用を控えたほうが良いでしょう。

また、前立腺肥大の疾患がある人も、副作用の恐れがあるので慎重に選びましょう。

発毛促進タイプ

発毛促進タイプに属するものは、血行を促進し、頭皮の血流をよくして栄養素を頭皮の毛母細胞まで行き渡らせる役割をする成分が入っています。

カプサイシンやヒハツエキスが代表的な成分としてあげられます。

カプサイシンは唐辛子の辛みとしてよく知られた成分です。

香辛料として昔から使われてきたヒハツからとったヒハツエキスも血行促進効果があります。

これらの血行促進成分は、冷え性対策やダイエットにも効果があります。

血流が良くなって新陳代謝も活発になるため、肌も美しく変わっていくなど、女性にはうれしい効果ばかりです。

これらにはほとんど副作用はありませんが、刺激が強い成分でもあるため、下痢を伴う場合がまれにあります。

胃腸が弱い人は過剰に摂取しないよう、特に気をつけましょう。

育毛サプリにはこれら三つのタイプに分かれるものの、ほかの成分も少しずつ配合してあります。

できればバランス良く配合してあるものを選ぶと無難です。

選ぶポイント

育毛はサプリだけに頼るのではなく、育毛剤や生活習慣の改善にも努める必要があるのはいうまでもありません。

そのうえで、自分の薄毛の原因をよく知って育毛サプリを選ぶことが効率的に効果の上がるポイントになります。

脱毛の原因には以下のようなものがあります。

AGA(男性型脱毛症)

男性ホルモンと薄毛は密接な関連があります。

毛乳頭には5αリダクターゼという酵素が存在します。

この酵素は男性ホルモンと結びついてジヒドロテストロン(DHT)という脱毛や薄毛の要因となる物質を作り出します。

これが原因で髪の毛が抜けやすくなるのです。

今では専門クリニックで検査を受けると、自分がこのタイプかどうかわかるようになってきています。

この場合はノコギリヤシや亜鉛の含まれる育毛サプリが有効です。

頭皮の汚れがひどくて毛母細胞の働きが十分ではない

頭皮に汚れがたまると、毛穴が詰まって栄養が十分に行き渡らず、ヘアサイクルが短くなってしまいます。

特にビタミンB群の不足は皮脂をたまりやすくし、頭皮に炎症を起こさせるもとになります。

この場合はビタミンBを含む商品のほか、栄養分がしっかり届くように血行促進タイプの育毛サプリが有効です。

老化による頭皮のたるみ

老化による頭皮のたるみも頭皮の汚れがたまりやすい原因となります。

ビタミンCやEが不足していると、活性酸素が抑制されず、年齢の割には細胞が老化します。頭皮もまた、老化した状態になってしまうのです。

老化を防ぐには、お肌と同様に抗酸化作用の強いビタミンAやCの入った育毛アプリが有効です。

ビタミンCは抗酸化作用とともに疲労回復にもつながるので、仕事が忙しい人に特に摂取してほしい成分です。

紫外線による頭皮のダメージ

外に出て働く人では、紫外線のダメージも薄毛の原因になります。

帽子をかぶって予防することは対策になりますが、頭皮が蒸れる弊害を生むことにつながることもあります。

対策として、頭皮があまり蒸れないようにすることも大事ですし、マッサージも有効です。

育毛サプリでは、抗酸化作用のあるビタミン類を積極的にとれる製品を選びましょう。

不規則な生活やストレスからくる脱毛

不規則な生活は血流が悪くなり、栄養が行き渡らず、脱毛の原因にもなります。

生活の改善が第一ですが、栄養分を補う育毛サプリで早い回復を期待しましょう。

女性の更年期障害によるホルモンバランスの崩れ

女性の場合、エストロゲンが減少してホルモンバランスが崩れ、脱毛してしまいます。

この場合、ホルモンバランスを整えるためにイソフラボンが入った育毛サプリが有効です。

上記のような症状を確認し、自分に合った育毛サプリを選びましょう。

そして身体に異常がない限りは、半年くらい続けて運用することも育毛に成功する秘訣です。

まとめ

育毛サプリは、飲んで中から発毛を促進しようという目的で使うものです。

育毛剤との併用や生活の改善と併せて運用すれば効果も上がります。

ただし、脱毛にはいくつかの原因があり、そのタイプごとに自分に合った育毛サプリを選ばないと効果が期待はずれになるばかりでなく、効果が全く出ない場合もあります。

育毛サプリは大きく分けて三つのタイプがあり、自分に効果のあるタイプはどれか、慎重に選んでください。