度重なるパーマやヘアカラーのほか、ホルモンバランスの乱れやストレスなど、髪が痛む原因は人それぞれです。
また、髪にたまったダメージは切れ毛や枝毛として体現されていくので、しっかりと原因を追究し解決していくことが大切です。
そこで今回は、切れ毛の原因として考えられる栄養不足について、摂取したい食べ物の種類や対策法などを紹介していきたいと思います。
度重なるパーマやヘアカラーのほか、ホルモンバランスの乱れやストレスなど、髪が痛む原因は人それぞれです。
また、髪にたまったダメージは切れ毛や枝毛として体現されていくので、しっかりと原因を追究し解決していくことが大切です。
そこで今回は、切れ毛の原因として考えられる栄養不足について、摂取したい食べ物の種類や対策法などを紹介していきたいと思います。
まずは切れ毛のない髪を目指すために必要なことをいくつか紹介していきましょう。
髪が痛む原因のひとつにホルモンバランスの乱れがあります。
特に女性ホルモンのひとつ、「エストロゲン」には皮膚や髪を健康に保つという働きがあります。
女性ホルモンと言われると、女性にしかないと思われがちですが、実は男性の体内でもある程度は分泌されています。
男性が年齢を重ねていくと髪が薄くなっていくのは、女性ホルモンの分泌が衰えていくからだと言われているほど、髪の育成にとって女性ホルモンは男女関係なく大切なものなのです。
では、髪が薄くなるほかにエストロゲンの分泌量が減るとどうなると思いますか?
ホルモンバランスが乱れ、エストロゲン量が減少することで、具体的には髪はハリやツヤを失い、乾燥することで切れ毛や枝毛の発生を招くようになります。
そもそもホルモンバランスは、加齢や過度なストレスが原因で乱れやすくなるのですが、加齢はどうにもできないものですし、ストレスは解消しようとしてもすぐにできるものではないですよね。
そこでおすすめしたいのが、ホルモンバランスを整えるために食生活を見直すことです。
そもそも女性ホルモンが乱れることで、毛髪そのものだけでなく、頭皮にも悪影響を与えていると言われています。
一方で毎日の食事からホルモンバランスを整えることで、体の内側から不調を改善することができるので、表面的なヘアケアだけでは追い付かない頭皮や毛髪を、健康に保つことも可能です。
喫煙は髪にも悪影響を与えます。
「食事には気を使っているのに切れ毛が多い…」という人は、大半がタバコを吸っている傾向にあります。
と言いますのも、せっかく毎日の食事で大切なビタミンを蓄えても、煙草を吸うことで多くを排出してしまっているのです。
これでは、いくら食事に気を付けていてもあまり効果はありません。
すぐに喫煙をやめることができないとしても、できるだけ量を減らし、ほどほどを心がけるようにしてみてください。
髪だけでなく、体の不調を改善するためにもバランスの良い食事はマストです。
ここであくまで大切なのは、食事の「バランス」です。
例えば「海藻類が髪の毛に良い」といった声をよく聞く人も多いかと思いますが、それだけ食べていては意味はありません。
髪に良いと言われている栄養素を1つ摂取するのではなく、複数のものを一緒に摂取することで相乗効果も生まれますし、いろいろな作用を得ることができます。
また、毎日規則正しい時間に食事を摂取するようにすることも大切です。
そうすることで、栄養素の吸収率がアップし、より髪に働きます。
続いては、具体的に切れ毛を減らすことが期待できる食べ物をいくつか紹介していきたと思います。
人間が生きるために必要な三大栄養素のひとつでもある「タンパク質」は、髪の主成分でもあります。
そもそも過度なダイエットなどで体内にタンパク質が不足すると、髪を形成する栄養分が足りなくなり、乾燥や切れ毛、枝毛などを引き起こすことが分かっています。
したがって、髪を健康に保つためにはタンパク質は必要不可欠な成分でもあるのです。
タンパク質と言っても、植物性と動物性があるのはご存知かと思います。
植物性タンパク質は豆腐や納豆などの大豆製品に多く含まれていますし。
動物性タンパク質はお肉やお魚に代表される成分です。
どちらもそれぞれ効能があるので、両方をバランスよく摂取することは大前提として大切ですが、優先順位としては植物性タンパク質を多く摂取するようにしましょう。
理由としては、動物性タンパク質は摂取しすぎるとメタボリックシンドロームを引き起こす危険性があるので、それに付随して薄毛になることも考えられるからです。
それに対して、植物性タンパク質を多く含む大豆製品は、「大豆イソフラボン」も多く含んでいることも魅力です。
大豆イソフラボンは先ほど紹介した「エストロゲン」に似た働きを持っているので、ホルモンバランスを整えることも期待できます。
コンビニ弁当や外食が続くと、不足しがちになる栄養素として「亜鉛」があります。
亜鉛は切れ毛の予防のほか、髪の毛を育てる作用がある成分です。
そもそも髪を作るタンパク質を生成する際には亜鉛が必要不可欠なのですが、これ以外にも免疫機能のアップや抜け毛予防といった働きも持っているので、美髪には欠かせない成分と言っても過言ではないでしょう。
また、髪の毛により良い効果を与えたいのなら、亜鉛と一緒にビタミンBを摂取する必要があります。
そもそも亜鉛を含む食材にはビタミンBが含まれていることが多いのですが、さらに吸収率を上げたいのならばビタミンCを一生に摂取すると良いでしょう。
ちなみに亜鉛を多く含む食材としては、うなぎ、レバー、ホタテ、牡蠣、納豆、アーモンドなどがあります。
ビタミンと一概に言っても、さまざまなものがありますよね。
しかしそのほとんどが頭皮環境を整え、髪の健康を促す働きがあると言われています。
そもそもビタミンは、食事から摂取したタンパク質を髪の毛のためのものへと変える働きを持っています。
したがって、タンパク質だけをいくら摂取していてもビタミンが不足していると髪には影響がないのです。
ビタミンを多く摂取したいのなら、緑黄色野菜や魚介類を積極的に食生活に採り入れるようにしましょう。
例えばニンジンやカボチャにはビタミンAが豊富に含まれていますし、イワシやサバなどの青魚ならビタミンB6を多く摂取できます。
特にビタミンB6は、エストロゲンの代謝をサポートする働きもあるので、ホルモンバランスのためにもぜひ摂取したい栄養素です。
また、ビタミンB6はレバーからの摂取もおすすめです。
レバーに鉄分も豊富に含まれているので、鉄分不足から来る切れ毛の予防にも期待できます。
また、血行を促すビタミンEはオリーブオイルやナッツ、ゴマ、玄米などに多く含まれています。
これらをバランスよく摂取するようにしましょう。
卵は、先述したようなビタミン、亜鉛、タンパク質のほか、ミネラルや硫黄などを含んでいるため、健康的な髪を作るためには欠かせない食材です。
また、エストロゲンを作るために必要な良質なコレステロールも豊富に含んでおり、ホルモンバランスを整える働きも期待できます。
いかがでしたか?
切れ毛は毎日の食生活を見直すことで、予防の余地が見込めます。
また、食事から必要な栄養素を摂取することは美髪づくりの基礎となるので、ぜひ実践してみてください。