髪の毛を1本1本見てみると、意外と切れ毛や枝毛が多かったという人は少なくはないと思います。
抜け毛や白髪と違って、切れ毛の存在に危機感を抱く人はあまりいないかもしれませんが、実は切れ毛は髪のダメージが蓄積しているサインのひとつ。
放っておけば大量発生し、全体的にパサついた印象を与えてしまう原因になります。
今回は、そんな切れ毛について、その予防方法や対処方法などを紹介していきましょう。
髪の毛を1本1本見てみると、意外と切れ毛や枝毛が多かったという人は少なくはないと思います。
抜け毛や白髪と違って、切れ毛の存在に危機感を抱く人はあまりいないかもしれませんが、実は切れ毛は髪のダメージが蓄積しているサインのひとつ。
放っておけば大量発生し、全体的にパサついた印象を与えてしまう原因になります。
今回は、そんな切れ毛について、その予防方法や対処方法などを紹介していきましょう。
そもそも切れ毛とは、髪の毛のキューティクルが剥がれて痛んでしまうことで、横に切断された髪の毛のことを指します。
これが縦に切断されると枝毛になるのですが、どちらにせよ一度切断されたことで、髪内部にたまっていた水分や栄養分はどんどん失われていきます。
そうなると髪は一段と乾燥し、もつれやすくなることでさらに切れ毛を増やすという悪循環に陥ってしまうのです。
できてしまった切れ毛はどんどん外はねしてしまうので、スタイリングに手間がかかるこも。
もちろん見た目にもパサついた印象を与えてしまいます。
そこでまずは、そんな切れ毛を予防するための方法をいくつか紹介していきたいと思います。
オシャレのためにパーマやカラーリングは欠かせない、という人も多いですよね。
しかしパーマやカラーリングは、ご存知の通り髪の毛にダメージを与えてしまう施術です。
さらに、何度も続けることで、髪にダメージが蓄積し、キューティクルが失われていくことにつながります。
特に従来のパーマやヘアブリーチは髪に与えるダメージが大きいので、施術前に美容師さんに相談しておくことをおすすめします。
最近はデジタルパーマや自然由来の成分を使ったヘアカラーなど、髪へのダメージを抑えることができるものも広く流通しているので、これらをうまく利用するのも良いと思います。
また、パーマとヘアカラーの両方を施術したい場合は、日にちをずらすとダメージを抑えることもできますよ。
紫外線と言われるとお肌への影響を心配する人が大半かと思いますが、実は髪の毛にとっても紫外線は大敵です。
紫外線を多く浴びることで、お肌と同じく髪の毛もダメージを受けてしまいます。
特に紫外線は髪の毛の主成分であるタンパク質に直接作用することで、キューティクルを破壊し、切れ毛や枝毛を招く原因になり得ます。
また、髪内部のメラニン色素を分解してしまうので、髪が色落ちしてしまうこともあるのです。
したがって、髪の毛にもしっかりと紫外線対策を行う必要があります。
最近は髪の毛専用の日焼け止めもドラッグストアで販売されていますし、スプレータイプの日焼け止めを代用しても良いでしょう。
これらは髪の毛だけでなく、頭皮も紫外線から守ってくれるのでおすすめです。
また、帽子や日傘も髪の毛を紫外線から守ってくれるので、外出の際は利用すると良いですよ。
毎日のシャンプー・トリートメントをしっかりと行うことで、切れ毛予防にも効果があります。
まずシャンプーをする前に櫛で髪を丁寧に溶かしてあげましょう。
次にシャンプーをして、しっかりと洗い流したら、トリートメントを丁寧につけます。
時間があれば、ホットタオルで髪全体を巻いて時間をおいてから洗い流すようにしましょう。
シャンプー前に一工夫することでより切れ毛予防につながります。
例えば毛先を中心にオイルを塗り、ホットタオルで髪全体を巻いておくことで簡単にオイルパックが可能です。
オイルパックを髪にすることで、毛穴に詰まった汚れをきれいに落とすことができます。
また、頭皮マッサージも切れ毛予防に効果的です。
親指を後頭部に固定し、4本の指の腹を使って、こめかみあたりを良くほぐします。
この時、リズミカルに全体をマッサージしてあげましょう。
頭皮をマッサージすることで、頭皮の血行が改善され、生えてくる髪の毛を健やかに保つことが可能です。
切れ毛の発生に深く関係しているものとして、女性ホルモンがあります。
女性ホルモンと言われると、女性のみに関係していると思われがちですが、実は女性ホルモンは男性の体内にも存在しています。
もちろん女性の方が分泌量は多いのですが、女性ホルモンの分泌が乱れることで髪を弱体化させることが分かっています。
そもそも女性ホルモンには髪を育てる働きがあるで、分泌量が減ることで切れ毛や抜け毛を引き起こしやすくなるのです。
特に女性の場合、妊娠・出産をするときにホルモンバランスが崩れやすくなるので、切れ毛に悩まされる人も多いようです。
ホルモンバランスは睡眠やストレス、食生活などの影響を受けます。
睡眠不足や就寝時間の乱れ、過度なストレス、偏った食生活など、思い当たるものがあるのなら改善するようにしましょう。
また、過度な喫煙も髪にダメージを与える原因となるので、ほどほどを心がけることをおすすめします。
続いては、切れ毛ができてしまった場合に実践してほしい対処法をいくつか紹介していきたいと思います。
ストレスや睡眠時間を改善することが難しい、という人は、食生活から少しずつ実践していくことをおすすめします。
予防の時にも紹介しましたが、食生活の改善はできてしまった切れ毛の対処法としてもおすすめです。
例えば毎日の食生活の中で、タンパク質やビタミン・ミネラル類をバランスよく摂取することは、髪の毛だけでなく体全体も元気にしてくれます。
コーヒーではなく100パーセントの野菜・フルーツジュースや豆乳を飲むようにするほか、ファーストフードやインスタント食品を控えるだけでも、効果は実感できると思います。
トリートメントを使って髪の毛をケアしてあげることで、髪全体の環境を整えることが可能です。
そもそもトリートメントには、切れ毛や枝毛など、傷んだ髪の毛を補修してくれる成分が多く含まれているのですが、市販のものだと補修成分が少ないこともあるので、できれば定期的に美容院でトリートメントをしてもらうか、専用のものを購入しセルフケアすることをおすすめします。
通常のシャンプー後につけるものでも良いですし、ドライヤーの前につける洗い流さないトリートメントでも良いでしょう。
日常的にトリートメントでケアすることで、切れ毛補修に効果があるだけでなく、きれいな髪を維持することも可能です。
引っ張ると切れてしまいそうな部分は、事前にその少し上の部分からカットしてしまいましょう。
できれば自分でするのではなく、美容師さんに切ってもらってください。
切れ味の悪いはさみを使うと逆効果になることもあります。
いかがでしたか?
切れ毛は放っておくとさらに進行し、抜け毛につながる可能性もあります。
切れ毛に悩んでいる人は特に、予防や対処法をしっかりと実践してみてください。