切れ毛・枝毛を発見!こんな時どうする?傷んだ髪の毛の正しい処理の方法
切れ毛や枝毛を見つけると「いつの間にダメージヘアになっていたの!?」とショックを受けますよね。
それに、切ってしまうべきかケアを頑張るべきか頭を抱えるものです。
切れ毛や枝毛は髪のパサつきや見た目の印象に繋がることから、多くの女性を悩ませています。
一度できてしまった切れ毛や枝毛は、乾燥や摩擦など様々なダメージによって弱っている状態です。
さらなる切れ毛や枝毛の発生やそれによるダメージを予防するためにも、毛先を正しい方法で処理する必要があります。
こちらでは、傷んだ髪の毛の正しい処理方法について分かりやすくご紹介します。
美しい髪を保つために、気になる切れ毛や枝毛の正しい処理方法を知っておきましょう。
目次
切れ毛も枝毛もいっしょ?
多くの女性を悩ませる切れ毛や枝毛ですが、これらの違いをご存知でしょうか?
まずは切れ毛や枝毛の症状に着目し、引き起こされる原因について見ていきましょう。
切れ毛と枝毛の違いはその裂け方
切れ毛と枝毛との違いは、簡単に言うと「どのように髪が裂けるか」にあります。
まず切れ毛は、髪の毛の途中で縦に切れてしまった毛のことをいいます。
一方で枝毛とは、その名の通り枝のように毛先が裂けていたり髪の途中から枝分かれしていたりと、髪が横に裂けてしまった状態のことをいいます。
「縦に裂けるか横に裂けるか」の違いで区別される切れ毛と枝毛ですが、どちらもパッと見ただけで「髪が傷んでいる」と分かるほどに見た目の印象を左右します。
そのため、傷んだ髪を放置したままだと「髪に気を使えない女性なのかな?」「ヘアケアを行わないズボラさんなのかな」というイメージにも繋がりかねません。
折角頑張ったメイクやファッションも、毛先のダメージが与える印象によってオシャレが台無しになることだってあり得るのです。
切れ毛も枝毛も原因は同じ
裂け方にしか違いのない切れ毛や枝毛は、どちらも紫外線や熱ダメージによる乾燥が原因となって生じます。
- パーマやカラーリング、縮毛矯正
- ヘアアイロンやドライヤーの過度な使用
- 力任せのブラッシング
- 空気の乾燥や紫外線による乾燥
上記のような原因から、髪は乾燥し傷みやすくなります。
髪が乾燥すると表面にあるキューティクル細胞が徐々に失われ、最終的には髪と髪同士による少しの摩擦でも刺激を受ける弱い状態に。
髪は死んだ細胞から形成されていますから、一度失った細胞を修復する治癒力がありません。
そのため、一度キューティクル細胞を失ってしまうと、取り戻すことは不可能となります。
キューティクルが失われ無防備になった髪は、潤いが失われやすい状態に陥り、最終的には切れ毛や枝毛が生じるようになります。
そして切れ毛や枝毛から水分が逃げることで乾燥が進行し髪質が悪化します。
つまり、髪の乾燥が切れ毛や枝毛を生み出し、切れ毛や枝毛がより深刻な乾燥を引き起こすという結果に繋がるのです。
そのため、髪のさらなるダメージを防ぐためには、一度できてしまった切れ毛や枝毛をきちんと処理することが大変重要になります。
処理方法
髪のダメージを悪化させないためには、切れ毛や枝毛の正しい処理が必要です。
では、どのような方法で処理をすれば良いのか、その方法を見ていきましょう。
できた枝毛や切れ毛は切ってしまうのがベスト
できてしまった枝毛や切れ毛に対する最も有効な手段は、ハサミで切ってしまうことです。
頑張って伸ばした髪を切ってしまうのは勿体無いような気もしますが、髪の状態を悪化させない・髪の毛を美しく伸ばすためにはカットすることが一番の方法になります。
美容院でカット?自宅でセルフカット?
ふとした時に枝毛を一本見つけた場合には、セルフカットでも問題ありません。
しかし、枝毛が目立っていたり毛先がパサパサして切れやすい状態にあったりするのであれば、美容院でカットしてもらいましょう。
枝毛が目立つということは、弱っていたり傷んでいたりと髪のコンディションが悪いということ。
髪の状態を見ただけでは「どれくらいコンディションが悪いのか」「どの程度切れば良いのか」というのは、なかなか分かりませんよね。
そこで「髪の毛に関するプロ」である美容師に解決してもらうのです。
枝毛のカットを中心にお願いすれば対応してもらえますし、プロならではのカット方法で切れ毛や枝毛ができにくくかつ綺麗な毛先に仕上げてくれますよ。
また、担当の人に枝毛や切れ毛についての相談をすれば、髪質に合ったアドバイスをもらえます。
プロの手で髪をメンテナンスしてもらうほか、専門のアドバイスをもらうという意味を込めて美容院に行ってみてはいかがでしょうか?
セルフカットで注意すべきポイント
枝毛や切れ毛が目立つ場合には美容院に行くのが一番です。
しかし、時間が取れない、あるいは「少しの枝毛だからわざわざ美容院に行くほどでもないかも」という場合には、セルフカットも有効な手段です。
次に、枝毛や切れ毛をセルフカットで処理する際に気を付けたいポイントをご紹介します。
切れ味の良いハサミを使用する
ふとした時に切れ毛や枝毛を見つけた時に、文房具用のハサミでチョキン!と手短に済ませている人はいませんか?
切れ味の悪いハサミを使用すると断面が汚くなってしまい、再度枝毛が生じてしまう原因になります。
枝毛処理のためにセルフカットをする際には、切れ味の良いヘアカット専用のハサミを使用しましょう。
また、ヘアカット専用のハサミでも長く使用する中で切れ味が悪くなります。
切れ味の悪さを感じたら、切れ味を簡単に取り戻せられる「5枚ほど重ねたアルミホイルを切る」方法をお勧めします。
枝毛部分の3~5cmは切る
「枝毛を切って処理するのなら、枝毛の部分だけ切れば良い」と思ってしまいますが、毛先から3~5cmは切る必要があります。
これは、枝毛が生じている部分から3~5cm上の部分も毛先と同程度のダメージを受けているからです。
枝毛から3~5cmの部分もきちんとカットしなければ、切ってもすぐに枝毛が生じてしまいますよ。
断面が直角になるように真っ直ぐに切る
切る際には髪の毛に対して真横にハサミを入れ、真っ直ぐにカットしましょう。
ハサミを縦や斜めに入れると断面が裂け、水分が逃げ傷みやすくなります。
ですから、セルフカットの際には、できる限り真っ直ぐに切りましょうね。
シャンプー前がベストタイミング
セルフカットを行うベストタイミングは、シャンプー前です。
髪の毛を切った直後には断面から水分が蒸発し、新たな枝毛を生み出そうとします。
ですからカットした直後にシャンプーで水分補給を、トリートメントによる栄養補給で毛先を保護すれば、枝毛の再発を防ぐことか可能に!
まとめ
枝毛や切れ毛のベストな対処法がカットしてしまうこと、というのは少し勿体無いような気もしますよね。
しかし、逆に「切るのが勿体無いから」と切れ毛や枝毛を放置すると、髪全体がさらに傷んでしまい見た目の印象も悪くなってしまいます。
そのため、勿体無いからとカットを躊躇うのではなく、髪質の改善・ダメージの悪化を防ぐために思い切ってカットしましょう。
髪のダメージを食い止め美しい髪を目指すためには、カットこそが最も有効な手段なのです。
セルフカットする際には注意しなければならないポイントがいくつかありますから、こちらの内容を思い出しながら切ってくださいね。