気になった切れ毛や枝毛をついつい触って裂いてしまう、女性なら一度はやったことがある人も多いかもしれません。
しかし、切れ毛や枝毛を裂く行為は髪の毛を整えるどころか、デメリットしかありません。
今回の記事では、なぜ、その行為がよくないのか、そして、正しいケアにはどのような方法があるのか詳しくお伝えしていきます!
手でちぎる癖ありませんか?
切れ毛があると、気になってついつい手でちぎってしまう。
そんな癖はありませんか?
実は、その癖には一つもいいことはありません。
ではどうして良くないのか、その理由を見ていきましょう。
切れ毛と枝毛
そもそも、切れ毛と枝毛では何が違うのか?改めて問われると悩みますよね?
まずは、その違いと共通点についてお伝えします。
簡単にお伝えすると、切れ毛は髪の毛が横に切れている状態で、枝毛は髪の毛が縦のまま裂けている状態です。
どちらにも共通することは、髪の毛を守っているキューティクルが十分に機能していない状態になっていることです。
キューティクルが健全にはたらいて髪を守ってくれている時は、髪の毛にとって必要な水分やたんぱく質を守り、外からの紫外線ダメージからも守ってくれます。
しかし、髪の毛が痛むと、キューティクルが剥がれて、たんぱく質や水分などの必要な成分が流れ出てしまいます。
このことから髪の毛がもろくなり切れ毛や枝毛が出てきてしまうのです。
その癖はダメ
手持ちぶさたになると目に付く枝毛を裂いている女性を見かけます。
自分では気になるのでついついやってしまうのでしょう。
しかし、はたから見ると不潔っぽい感じがしたり、真剣に話を聞いていないような印象を与えます。
その行為だけで内面の印象まで落としてしまうのです。
また、実際「枝毛や切れ毛を裂く」という行為は髪のダメージにつながります。
なぜなら、枝毛や切れ毛というのは裂くことによって、そのあと伸びてくる髪の毛の髪質が悪くなってしまうからです。
裂く事によって整えたような錯覚を覚えますが、実際には髪にとってのダメージになり、印象も悪く、メリットは一つもありません。
どうしても、枝毛や切れ毛をカットするならハサミで切るようにしましょう。
切れ毛や枝毛の原因は??
切れ毛や枝毛の原因は主に7つ
ヘアカラーやパーマによるもの
頻繁に美容院に通って、ヘアカラーやパーマなどのアレンジを楽しんでおられる人も多いと思います。
特にカラーをした後はそのダメージを補修するためにトリートメントをすることはみなさんもよく知っているでしょう。
しかし、トリートメントをしたとしてもやはり髪はダメージを受けています。
これら、ヘアカラーやパーマによるダメージが原因となって切れ下や枝毛ができてしまうことがあります。
カールアイロンやストレートアイロンによるもの
ドライヤーもそうですが、高温になるヘアセット用品を使うと、どうしても髪の毛にダメージを与えてしまいます。
カールアイロンやストレートアイロンなど、高温になるものを直接髪の毛に当てるという人も切れ毛や枝毛を作りやすいでしょう。
シャンプーの時の刺激によるもの
キューティクルは髪の毛が濡れている状態の時に一番ダメージを受けやすいです。
以下のようなシャンプーの仕方をしている人はキューティクルを痛めている可能性が高いです。
こんなシャンプーはNG!
- 髪の毛を逆さにして、後頭部からお湯をかけてシャンプーをする。
- 洗浄力の強いシャンプーを使っている。
- ブラシなどで無理やりもつれをほぐそうとする。
- 髪の毛を洗うときに、こすって洗う。
1の方法でシャンプーをしている人はキューティクルの流れに逆らって刺激を与えることで、キューティクルが剥がれやすくなってしまいます。
髪の毛の乾かし方によるもの
以下のような髪の毛の乾かし方をしている人は注意が必要です。
こんなヘアドライはNG!
- 高温になるドライヤーを使っている。
- ブラシ(特に目の細かいもの)をよく使って乾かす。
- タオルでこすりながら乾かす。
- 髪の毛が濡れたままの状態で寝てしまう。
キューティクルは髪の毛が濡れている時に一番ダメージを受けやすいですが、これらの行為はキューティクルに刺激を与えてしまいます。
そして、髪の毛が濡れたまま寝てしまうとキューティクルに頭部の重みをかけたままになり、こちらもよくありません。
ストレスによるもの
ストレスは髪の毛の状態にとても影響を与えます。
ストレスから円形脱毛症になるのは有名ですね。
ストレスを受けると、頭皮が本来の力を発揮することができず、弱い質の髪の毛を育てることになってしまいます。
それにより、切れ毛や枝毛が発生するということなのです。
心の持ち方がこれほどまでに各細胞や器官に影響を与えるのは驚きですね。
生活習慣によるもの
ダイエットや偏った食事によって栄養バランスが崩れていると健康な髪のために必要な栄養素が足りない状態になります。
また、睡眠不足により女性ホルモンのバランスが乱れたり、運動不足による血行不良も切れ毛や枝毛の原因になるとされています。
毛先を触れることによるもの
枝毛や切れ毛を裂いてしまうことが、ダメージを与えるとお伝えしました。
しかし、毛先を触ることでもダメージを与えてしまいます。
特にロングヘアの人など、つい目に付いて触ってしまいやすいと思うので注意しましょう。
対策方法は?
ではこれらの7つの原因に対してどのような対策方法があるのでしょうか?
ここからは、切れ毛や枝毛を予防や対策していく方法を見ていきましょう。
切れ毛や枝毛になりにくいブラッシングのしかた
髪の毛はどこからブラッシングするのがいいと思いますか?
と聞くと、多くの人は頭の上から毛先に向かってのブラッシングと答えると思います。
しかし、実は、このとかし方では髪の毛に負担を与えてしまいます。
そして、それにより切れ毛や枝毛が発生しやすくなります。
髪の毛は毛先からとかしていき、絡まってしまっている毛先にはヘアオイルなどをつけて絡まりをほぐすようにしましょう!
からまった毛先を無理にブラッシングでほぐそうとしてはいけません。
どんなオイルを選ぶべきか、ヘアオイルについての詳しい記事はこちら。
切れ毛や枝毛にはオイルケア!身近なオイルから話題のオイルまでご紹介します♪
切れ毛や枝毛になりにくいシャンプーのしかた
- 上記の方法でブラッシングをする。
- 38度ぐらいの温度のぬるま湯で髪の毛全体をぬらす。
- シャンプーをしっかり泡立てて髪の毛をこすらないように洗う。
- ぬるま湯でしっかりとシャンプーを落とす。
- トリートメントを髪の毛の真ん中から毛先に向けて湿布していく。
シャンプーをする時は、髪の毛ではなく頭皮を洗うつもりで。
また、トリートメントは頭皮はさけて、髪の毛の真ん中あたりから毛先に向けてつけるようにしましょう。
シャンプーやトリートメントを選ぶ時は、アミノ酸入りのものを選ぶと、髪に栄養を与えて元気にしてくれるでしょう。
切れ毛や枝毛になりにくい髪の毛の乾かしかた
- こすらないように気をつけながら、タオルで髪の毛を包むように水分をとっていく。
- ヘアオイルなどをつけて、20センチほを離した状態でドライヤーをかける。
- 一箇所に集中して熱を当てないようにしながら、まずは頭皮を乾かす。
- 続いて頭頂部から毛先に向かい乾かしていく。
- ほぼ乾いた状態で冷風をかけながらブラッシングをしていく。
生活習慣によるもの
その他には、上手なストレス発散や生活習慣の見直しなどとともに、たんぱく質、ビタミン、鉄分や亜鉛などの栄養素を積極的に取り入れるようにしましょう。
寝ている時の枕による摩擦が原因の可能性もあります。寝具をシルク生地に替える等して対策をしましょう。
切れ毛や枝毛ができてしまった場合、髪の毛が完全に修復することは不可能です。
トリートメントやオイルケアでツヤを取り戻し、保湿されることはあります。
切れ毛を見つけたら?
どうしても気になる切れ毛や枝毛は、髪の毛の傷みをさらに悪化させないためにも切ってしまうのがおすすめです。
大事な髪の毛のためにも正しい処理をして護ってあげてくださいね!
下の記事では切れ毛の正しい処理の方法をご紹介しています。是非参考にしてみてください。
切れ毛や枝毛を発見!こんな時どうする?傷んだ髪の毛の正しい処理の方法
新しい習慣を取り入れよう!
何気なくやっている習慣の中に、髪にダメージを与えて切れ毛や枝毛をつくる原因があったと思われたのではないでしょうか?
これらのささいな習慣を見直しすることで、切れ毛や枝毛をなくしていくことにつながるでしょう。
明日から、是非新しい習慣を取りいれてみませんか?
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切れ毛や枝毛をケアするにはアミノ酸系シャンプーを使うことから始めましょう!
年代別で人気のシャンプーについてご紹介します。
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