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最近抜け毛が気になる…。抜け毛の原因を知って今から予防しよう!

 

何となく抜け毛が増えたような気はしていませんか。

あてはまる方は、薄毛が心配になりますよね。

抜け毛が気になる方は、原因を理解して適切に予防しましょう。

抜け毛はどのような原因で増えるのでしょうか。

予防法とあわせて詳しく解説いたします。

 

目次

抜け毛の原因

髪の毛は、太く、長く育つ成長期、成長が衰える退行期、抜け落ちる準備をする休止期を繰り返しながら生えかわっています。

健康な髪の毛の場合、成長期はおおよそ4~6年です。

何かしらの原因でヘアサイクルが乱れると成長期が短くなります。

つまり、薄毛につながる恐れのある抜け毛の原因はヘアサイクルの乱れなのです。

抜け毛の原因になるヘアサイクルの乱れはどのような理由で起こるのでしょうか。

遺伝

中高年の男性に多い抜け毛の原因が男性型脱毛症(AGA)です。

AGAは、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素によりジヒドロテストステロンに変換され毛根のレセプターと結合することで起こります。

テストステロンは誰にでも存在するので、男性型脱毛症になりやすいかどうかは体質で決まります。

この体質は遺伝すると考えられています。

AGAの原因は、5αリダクターゼがテストステロンをジヒドロテストステロンに変換することとジヒドロテストステロンが毛根のレセプターと結びつくことです。

5αリダクターゼの量とレセプターの感受性は遺伝すると考えられています。

具体的には、5αリダクターゼの量は優性遺伝、レセプターの感受性は母方から受け継がれると考えれているのです。

もちろん、遺伝だけがすべてを決めるわけではありませんが、これらの体質を受け継ぐとAGAを発症しやすくなります。

AGAを発症するとヘアサイクルの成長期が短縮されるため抜け毛が増えます。

ストレス

抜け毛の大きな原因といわれているのがストレスです。

心はもちろん、身体にかかるストレスも抜け毛の原因になります。

ストレスがかかると自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位になります。

すると、血管が収縮するため血行が悪くなります。

髪の毛は、毛乳頭から栄養を受け取った毛母細胞が細胞分裂をすることで成長します。

毛母細胞は頭皮を走る毛細血管から栄養を受け取ります。

頭皮の血行が悪くなると毛乳頭に栄養を届けにくくなるので抜け毛が増えます。

また、ストレスがかかるとホルモンの分泌に関する指令を出している脳の視床下部や下垂体が誤作動を起こします。

これによりホルモンバランスが乱れます。

抜け毛にかかわる男性ホルモンの影響が強くなり、髪の毛を育てる女性ホルモンの影響が弱くなると抜け毛が増えます。

ホルモンバランスが大きく乱れると、抜け毛とは無関係に思える女性でも抜け毛が増えます。

若い女性も無関係とはいえないので注意が必要です。

やはり、ストレスは抜け毛の大きな原因といえるでしょう。

食生活の乱れ

偏った栄養の食事を続けている、ダイエットなどで無理な食事制限をしているなど食生活が乱れると、栄養が不足してしまいます。

身体に取り入れられた栄養は、生命維持に必要な場所から順番に使われていくので、栄養が不足すると髪の毛をうまく作れなくなります。

これによっても抜け毛が増えてしまいます。

また、食生活が乱れていると血液がドロドロになることがあります。

血液の粘度が強くなると血流が悪くなるので頭皮の血行が悪化します。

これによっても髪の毛に栄養を届けられなくなるので抜け毛が増えます。

食生活の乱れも抜け毛の大きな原因です。

飲酒

お酒を飲みすぎるとアルコールの分解するために髪の毛の成長に必要な栄養が消費されます。

また、AGAの原因であるジヒドロテストステロンが増えます。

これらの理由からお酒の飲みすぎは抜け毛の原因になると考えられています。

喫煙

タバコを吸うとニコチンの作用で血管が収縮してしまいます。

また、ビタミンなど髪の毛の成長に必要な栄養が消費されます。

こちらも抜け毛の原因になると考えられています。

睡眠不足

髪の毛は寝ている間に大きく成長します。

寝ている間に成長ホルモンが多く分泌されるからです。

睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が邪魔されてしまいます。

この影響でも抜け毛が増えると考えられています。

間違えたヘアケア

ヘアカラーやパーマを頻繁に行うと頭皮に大きなダメージが加わります。

この影響で、抜け毛が増えることがあります。

また、ヘアケアをおろそかにしてシャンプーをしていないと、フケや皮脂で毛穴が詰まってしまいます。

髪の毛に酸素や栄養を届けにくくなるので抜け毛の原因になります。

反対に、シャンプーのやりすぎも抜け毛の原因になります。

必要な皮脂まで奪ってしまうなどの理由で頭皮環境が荒れるからです。

習慣的に行うことが多いので見逃しやすい抜け毛の原因といえるでしょう。

抜け毛予防

以上の原因などで抜け毛が増えます。

抜け毛が気になるときはどのように対処すればよいのでしょうか。

遺伝

遺伝による抜け毛は防ぎようがないと思うかもしれませんが、そうではありません。

遺伝するのは抜け毛を起こしやすい体質であって抜け毛そのものではないからです。

抜け毛の原因を100とすると、遺伝が占める割合は25程度といわれています。

その他の原因に気を付けることで抜け毛を防ぐことは可能なのです。

体質的に抜け毛が心配な方は「ストレス以下」の対策に取り組みましょう。

すでにAGAを発症している方はセルフケアで改善は難しいかもしれません。

クリニックなどで適切な治療を受けましょう。

ストレス

ストレスが溜まっている方は、自分に合った方法でストレスを発散しましょう。

趣味の時間を作る、友達とおしゃべりを楽しむなど、気持ちよく時間を過ごすことが重要です。

ストレス発散方法がわからない方は、運動に取り組むと良いでしょう。

ウォーキングやジョギング、水泳などで身体を動かすと気持ちがスッキリします。

また、血の巡りが良くなるので頭皮の血行も改善します。

ストレスで気を付けたいのが身体にかかるストレスです。

仕事が忙しいなど疲労がたまっている方は注意しましょう。

身体の働きが衰えることも抜け毛の原因になります。

身体にストレスがかかっている方は適度な休息を心がけましょう。

食生活の乱れ

1日3回、決まった時間に栄養バランスの良い食事を摂ります。

抜け毛の予防に役立つといわれている栄養はタンパク質、亜鉛、鉄分、ビタミンです。

タンパク質は鶏肉や大豆食品、牛乳などに含まれています。

大豆食品は、女性ホルモン様の働きが期待できる大豆イソフラボンが含まれているのでおすすめです。

亜鉛は牡蠣やレバー、ゴマなど、鉄分は小松菜や芽キャベツ、マグロなど、ビタミンは豚肉(ビタミンB1)、アーモンド(ビタミンB2,ビタミンE)、ニンニク(ビタミンB6)、パプリカ(ビタミンC)などに含まれています。

これらを活用した食事を心がけると良いでしょう。

食生活が乱れがちな方はサプリメントを活用しても構いません。

飲酒

適度なお酒は血行を促進して緊張を緩和するので抜け毛予防に役立ちます。

飲み過ぎに気を付けてお酒を楽しむと良いでしょう。

喫煙

「百害あって一利なし」といわれる通り、タバコにはメリットがありません。

抜け毛を予防したい方は禁煙しましょう。

睡眠

成長ホルモンは就寝後3時間程度の間に分泌が高まるといわれています。

この間の睡眠の質を高めることが重要です。

夕方以降は間接照明の部屋で過ごす、寝る2時間前ごろにぬるめのお風呂に入る、就寝1時間前はスマホやパソコンを操作しないなどを心がけると睡眠の質が高まります。

ヘアケア

ヘアカラーやパーマは頻度に気を付けます。

最低でも2カ月は間隔を開けたほうが良いでしょう。

シャンプーは衛生面が気になる方も1日1回で十分です。

ぬるま湯でしっかり予洗いして、手のひらで泡立てたシャンプーを頭皮に塗布して、マッサージするように優しく洗います。

すすぎ残しがないように洗い流せば終了です。

シャンプー後は丁寧にタオルドライしてドライヤーで乾かします。

これらを心がければ頭皮環境が整い、抜け毛を予防できるはずです。

まとめ

抜け毛の原因はヘアサイクルが乱れることです。

すべての抜け毛を防ぐことはできませんが、原因を取り除けば抜け毛を改善しやすくなります。

必要に応じて病院で相談すると良いでしょう。