中学生や高校生といえば抜け毛とは無関係と思いがちですよね。
しかし実際は、抜け毛に悩む10代が少なくありません。
ここでは、10代の抜け毛の原因と対策を解説しています。
お悩みの方は確認しておきましょう。
中学生や高校生といえば抜け毛とは無関係と思いがちですよね。
しかし実際は、抜け毛に悩む10代が少なくありません。
ここでは、10代の抜け毛の原因と対策を解説しています。
お悩みの方は確認しておきましょう。
意外なことに、抜け毛に悩む中高生が多いといわれています。
一般的には、抜け毛とは無縁の時期なので、抜け毛が増えると深い悩みにつながりがちです。
薄毛とは無縁と思える年齢で薄毛になることを若ハゲといいます。
若ハゲの別名は若年性脱毛症です。
若年性脱毛症というと特別な病気に思えますが、この名前は病名ではありません。
若くして薄毛になってしまった状態を表す通称です。
抜け毛の多い状態が続いている10代の方は、大きな不安を抱えているかもしれませんね。
10代の抜け毛はどのような原因で起こるのでしょうか。
10代の薄毛に対処するには、正確な原因を知ることが重要です。
薄毛を引き起こす原因を取り除けば、改善できることが多いからです。
どのような原因が潜んでいると考えられるのでしょうか。
10代の薄毛で最も多い原因と考えられているのが生活習慣の乱れです。
何気ない生活習慣の乱れがホルモンバランスやヘアサイクルを乱し、抜け毛につながります。
特に、次のポイントに注意しましょう。
私たちの身体は、毎日の食事から作られています。
髪の毛も食事から取り入れた栄養をもとに作られています。
クラブ活動や塾、友達付き合いなどで忙しい中高生の中には、食事をおろそかにしている方が少なくありません。
あるいは、手軽なファーストフードやお菓子でお腹を満たしている方もいます。
食生活が乱れると、髪の毛の成長に必要な栄養が不足することがあります。
うまく髪の毛を育てられないほど栄養が不足すると、抜け毛や薄毛につながることがあります。
中高生になると、目の前に迫った受験や厳しいクラブ活動、友達付き合いなどでストレスを抱えがちです。
強いストレスがかかり続けると、自律神経が乱れてしまいます。
交感神経が優位になると血管が収縮するため頭皮の血行が悪くなります。
この状態が長期間続くと、髪の毛の成長に必要な栄養が届けにくくなります。
その結果、抜け毛や薄毛につながることがあるのです。
受験勉強やゲームなどで夜更かししている中高生が少なくありません。
体力的には問題ないかもしれませんが、夜更かしをしていると髪の毛に悪影響が及びます。
髪の毛は、成長ホルモンが多く分泌される睡眠中に成長します。
睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が滞るので抜け毛が増える恐れがあります。
夜更かししている方は気をつけましょう。
勉強やゲーム、スマホのやりすぎで眼を酷使すると、頭皮の血行が悪くなる恐れがあります。
また、目の疲れを回復するためシスチンを消費してしまいます。
シスチンは髪の毛の形成にも必要な成分です。
これらの影響で眼精疲労でも抜け毛が増える可能性が指摘されています。
思春期にあたる中高生は、皮脂の分泌が多い時期です。
面倒くさいなどの理由で髪の毛を洗わずにいると、皮脂をエサに繁殖するマラセチア真菌が頭皮で繁殖することがあります。
マラセチア真菌は繁殖の過程で遊離脂肪酸という刺激の強い物質を作ります。
この影響で、頭皮の炎症、抜け毛などのトラブルを起こすことがあります。
男性型脱毛症(AGA)により抜け毛が増えている可能性も考えられます。
AGAは中高年の男性に多い抜け毛の原因です。
10代でAGAによる抜け毛に悩まされることは稀ですが、体質などによっては考えられないこともありません。
AGAの原因は、男性ホルモンのテストステロンが毛根周辺で分泌される5αリダクターゼという酵素によりジヒドロテストステロンに変換され毛根のレセプターと結びつくことです。
これにより、髪の毛の成長期が短くなり抜け毛が増えてしまいます。
生え際や頭頂部が薄毛になりやすいと考えられています。
中高生の女の子でも、抜け毛に悩む方が増えています。
10代の女の子はどのような原因で抜け毛が増えるのでしょうか。
10代の女の子で抜け毛が増える原因は、間違えたダイエットが多いといわれています。
できるだけ短期間で痩せたいなどの理由で、過度な食事制限をする、決まったものしか食べないなどに取り組むと、栄養バランスが大きく乱れます。
髪の毛の成長に必要な栄養が不足すると抜け毛につながってしまいます。
ダイエットに取り組むときは、栄養バランスを保ちながら摂取カロリーを減らす、消費カロリーを増やすようにしましょう。
おしゃれを楽しみたい年頃なので、毎月のようにヘアカラーやパーマをする中高生が少なくありません。
気持ちはわかりますが、これらは毛根に大きな負担をかける行為です。
やりすぎると抜け毛につながってしまいます。
ヘアカラーやパーマは、中高生の抜け毛の原因の一つと考えましょう。
基本的に、10代は抜け毛や薄毛とは無縁の時期と考えられています。
多すぎる抜け毛に悩まされる方は、原因を考えて取り除きましょう。
正しく対処することでたいていの場合は改善できます。
おすすめの対策を紹介するので参考にしてみてはいかがでしょうか。
10代の抜け毛は、生活習慣の乱れにより引き起こされていることが少なくありません。
まずは、生活習慣を見直しましょう。
ファーストフードやお菓子ばかり食べている、好きなものしか食べない、過度な食事制限をしているなどに当てはまると、髪の毛の成長に必要な栄養が不足してしまいます。
あてはまる方は、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
髪の毛の成長には、良質なタンパク質、亜鉛、鉄分、ビタミンなどが欠かせません。
これらは、主菜・副菜を揃えた食事をすれば不足しない栄養素です。
1日3回、栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
受験や部活、友人関係などで過度なストレスが溜まっている方は、ストレスケアに取り組みましょう。
最も有効な方法はストレスの原因に近づかないことですが、そうはいかないことが多いはずです。
ストレスの原因を取り除けない方は、趣味に没頭するなどリラックスできる時間を作りましょう。
睡眠不足の解消も重要な対策です。
成長ホルモンは入眠後3時間に多く分泌されます。
この間の睡眠の質を高めることが重要です。
寝る直前までテレビやパソコン、スマホを見ていると睡眠の質が低下します。
寝る数時間前はスマホなどの操作をやめ、間接照明の部屋で過ごすことがオススメです。
リラックスした状態で眠りにつけるように工夫しましょう。
髪の毛を洗わなくても洗いすぎても頭皮に負担がかかります。
正しいヘアケアに取り組みましょう。
シャンプーは1日1回まで、頭皮をマッサージするように行います。
すすぎ残しも頭皮に負担をかけるので、しっかりすすぎます。
これらを心がけることで、頭皮にかかる負担を減らすことができます。
ヘアカラーやパーマの頻度は、多くても2カ月に1回までです。
これより多いと抜け毛の原因になる恐れがあります。
ヘアカラーやパーマは、出来るだけ美容院で行いましょう。
費用が気になるかもしれませんが、髪の毛にかかる負担を減らせます。
自宅で効果的なセルフケアを行いたい方には育毛剤がおすすめです。
頭皮の血行を改善する、頭皮に栄養を与えるなどスペシャルケアが行えます。
紹介した対策に取り組んでも効果が現れないときなどに検討するとよいでしょう。
生え際や頭頂部が薄くなっている方はAGAかもしれません。
基本的に、AGAはセルフケアで改善しません。
放っておくと進行してしまうので、皮膚科やAGAクリニックで相談しましょう。
5αリダクターゼの働きを阻害するフィナステリドや頭皮の血行を促進するミノキシジルなどの薬を使って治療できます。
1カ月あたり1万円程度の費用がかかるので、両親に相談してから受診したほうが良いかもしれません。
中高生を中心に抜け毛に悩む10代が増えているといわれています。
原因は人により異なりますが、食生活の乱れやストレス、睡眠不足、ダイエット、間違えたヘアケアなどが多いようです。
お悩みの方は、抜け毛の原因を取り除きましょう。
10代であれば原因を取り除くだけで改善することが多いはずです。
ただし、AGAが疑われる方は治療が必要かもしれません。
必要に応じて、皮膚科やAGAクリニックなどを受診しましょう。