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男女の薄毛には違いがあった!薄毛の原因、対策法を男女別で徹底解説

 

性別を問わず薄毛に悩む方が増えているといわれています。

同じ薄毛ですが、男性と女性の薄毛では特徴が異なります。

具体的に、どのような点が異なるのでしょうか。

ここでは、男性と女性の薄毛の違いを解説しています。

 

目次

男女 進み方の違い

男性と女性の薄毛では、症状の現れ方、症状の進み方が異なります。

また、薄毛の原因も異なります。

詳しく見ていきましょう。

進行の違い

男性と女性の薄毛の最も大きな違いは症状の進み方に現れます。

それぞれどのように進むのでしょうか。

男性の場合

男性の薄毛は、頭頂部や生え際が局所的に薄くなります。

具体的には、前から見るとフサフサなのに上から見ると頭頂部が部分的に薄くなっている、前から見ると生え際が薄くなっているのに頭頂部はフサフサなどのように薄毛が進むのです。

これらの症状が進行すると、部分的に髪の毛がなくなり頭皮が露出した状態になります。

さらに症状が進行すると、頭頂部と生え際の薄毛がつながり頭部全体の頭皮が露出することもあります。

男性の薄毛の特徴は、局所的に薄毛になり頭皮が露出するほど進行する点です。

女性の場合

女性の薄毛は、局所的ではなく頭部全体が薄くなります。

髪の毛が減る、あるいは髪の毛が細くなるなどの理由で、髪の毛のボリュームがなくなる、分け目が目立つ、頭皮が透けて見えるなどの症状が現れます。

症状が進行しても、男性のように頭皮が完全に露出することはありません。

つまり、男性のようにハゲることはないのです。

女性の薄毛の特徴は、頭部全体が薄くなるものの頭皮が露出するほど進行しない点です。

男性の薄毛の原因

男性と女性では、薄毛の原因も異なります。

男性に最も多い薄毛の原因は男性型脱毛症(AGA)です。

AGAの原因は、男性ホルモンのテストステロンが毛根に入り込み5αリダクターゼという酵素の働きでジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変換されることです。

ジヒドロテストステロンが毛乳頭の受容体と結びつくと脱毛に関するタンパク質が作り出されます。

これにより、通常であれば2~6年あるヘアサイクルの成長期が数カ月~1年に短縮されます。

ヘアサイクルの成長期とは、髪の毛が太く長く育つ期間です。

この期間が短くなることで、髪の毛が成長する前に抜け落ちてしまいます。

これにより男性の薄毛が進行してしまうのです。

女性の薄毛の原因

女性の薄毛の原因はより複雑と考えられています。

中でも注目したいのが、女性ホルモンの低下により引き起こされる薄毛です。

女性ホルモンのひとつエストロゲンには髪の毛を育てる働きがあります。

このホルモンの分泌が減少すると、髪の毛が痩せる、抜けるなどの影響が現れます。

これにより薄毛になることがあるのです。

また、女性ホルモンの分泌が低下すると相対的に男性ホルモンが高くなります(女性にも男性ホルモンは存在します)。

これにより男性と同じ脱毛症(=AGA)が引き起こされることがあります。

このような脱毛症を女性男性型脱毛症(=FAGA)と呼んでいます。

ただし、AGAとFAGAでは症状の現れ方が異なります。

FAGAは、頭部全体の髪の毛が薄くなるだけです。

基本的に、頭皮が露出するほどハゲることはありません。

AGAに比べ症状が緩やかな理由は、分泌量が減ったとはいえ男性に比べると女性ホルモンが多く存在するからです。

女性ホルモンの髪の毛を育てる働きにより、男性に比べると激しい症状が現れにくいのです。

女性の薄毛には女性ホルモンの低下が深くかかわっています。

女性ホルモンの低下を招く原因といわれているのが、加齢の影響、ストレス、過度なダイエット、生活習慣の乱れなどです。

これらも薄毛の原因といえるでしょう。

治療も異なる

男性と女性の薄毛では治療法も異なります。

それぞれどのような治療を行えばよいのでしょうか。

男性の治療

男性の薄毛の治療は、ジヒドロテストステロンの生成を抑えることで行います。

ジヒドロテストステロンの生成は、フィナステリドを配合したAGA治療薬の服用で抑えることができます。

確実に男性の薄毛を治療したい方は、AGAクリニックなどでフィナステリドを配合したAGA治療薬を処方してもらうとよいでしょう。

ジヒドロテストステロンの生成を抑えることで抜け毛を防ぎ、ヘアサイクルの成長期を伸ばすことができます。

発毛を促したい方は、ミノキシジルを配合したAGA治療薬を使用するとよいでしょう。

こちらもAGAクリニックで処方してもらうことができます。

生活習慣の見直し

男性の薄毛が気になる方は、お酒やタバコにも気を付けましょう。

お酒を飲みすぎるとジヒドロテストステロンが生成されやすくなるといわれています。

タバコを吸うとニコチンの作用で血管が収縮するため頭皮に栄養を届けにくくなります。

いずれも、男性に多い習慣で薄毛の原因です。

薄毛が気になる方はお酒とタバコを控えましょう。

ストレスや食生活にも注意が必要です。

ストレスがたまると自律神経のバランスが乱れて血行が悪くなります。

食生活が乱れると髪の毛の成長に必要な栄養が不足する、血液がドロドロになって血行が悪くなる恐れなどがあります。

いすれも、薄毛につながるので避けたほうが良いと考えられています。

適度にストレスを発散して、栄養バランスのとれた食事を心がけることが重要です。

重要ポイント

男性の薄毛は、以上のポイントに気を付けて治療すればよいといわれています。

最も重要なポイントは、薄毛の原因であるジヒドロテストステロンの生成を抑えることです。

生活習慣を見直しすることも重要ですが、それだけでは薄毛の進行を抑えられないことが少なくありません。

必要に応じて、AGAクリニックの受診を検討しましょう。

女性の治療

女性の薄毛は様々な原因で起こります。

治療の基本は原因を取り除くことです。

女性も生活習慣の見直し

最初に取り組みたい治療が、生活習慣の見直しです。

特に、過度なダイエットに取り組んでいないか見直します。

食事を制限しすぎると、髪の毛の成長に必要なタンパク質やミネラルなどが不足します。

これにより、髪の毛が上手く成長できなくなりボリュームダウンなどを引き起こされます。

若い女性に多い薄毛の原因なので、当てはまる方は栄養バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。

食事のほかでは、睡眠不足、お酒の飲みすぎ、喫煙にも注意が必要です。

これらも頭皮の血行を悪化させるなど薄毛にかかわります。

身近な習慣なので見逃すことができません。

ストレスにも十分な注意が必要です。

ストレスがたまると、血管が収縮するため頭皮に血液や栄養を届けられなくなります。

また、女性ホルモンの減少を招き男性ホルモンの影響が大きくなります。

薄毛と密接にかかわっているので、薄毛が気になる女性はストレスをできるだけ発散しましょう。

間違えたヘアケアも女性に多い薄毛の原因です。

頻回にパーマやヘアカラーをしていると、ダメージが蓄積して髪の毛がやせ細ってしまいます。

シャンプーのやりすぎも同じ結果を招きます。

これらも若い女性に多い薄毛の原因なので、薄毛に悩む方は注意が必要です。

原因を考える

女性もAGA治療を受けることはできますが、ジヒドロテストステロンの生成を抑えるフィナステリドを配合したAGA治療薬は使用できません。

薄毛の原因を取り除くことで改善することが多いので、まずはどのような原因で薄毛になっているか考えてみるとよいでしょう。

まとめ

男性・女性とも薄毛に悩む方が増えています。

同じ薄毛に見えますが、症状の現れ方や原因が異なります。

また、最適と考えられる治療法も異なります。

薄毛に悩む方は、自分の薄毛の特徴を理解して適切に対処することが重要です。

男性と女性の薄毛原因と治療法の違いとは? | メンズヘルスクリニック東京(旧城西クリニック)