見た目年齢を大きくフケさせる薄毛。
できれば予防や改善したいと思いますよね。
あてはまる方は薄毛の4大原因に気をつけましょう。
具体的に、どのような原因が挙げられるのでしょうか。
以下で詳しく解説いたします。
見た目年齢を大きくフケさせる薄毛。
できれば予防や改善したいと思いますよね。
あてはまる方は薄毛の4大原因に気をつけましょう。
具体的に、どのような原因が挙げられるのでしょうか。
以下で詳しく解説いたします。
薄毛の4大原因といわれているのが男性ホルモン、遺伝、血行不良、ストレスです。
それぞれ、どのように薄毛を引き起こすのでしょうか。
薄毛の原因として挙げられることが多いのが男性ホルモンです。
薄毛に悩む方の中には男性ホルモンが原因と考えている方が多いのではないでしょうか。
一般的に知られている説ですが、やや正確性に欠けるといえます。
男性ホルモンが分泌されていても薄毛になることはありません。
薄毛は、男性ホルモンが毛根の毛乳頭に入り込み、5αリダクターゼという酵素の働きによりジヒドロテストステロンというホルモンに変換されて毛母細胞に入り込むことで起こります。
これによりヘアサイクルが乱れ成長期が短くなることで薄毛になってしまうのです。
成長期が短くなると、髪の毛が太く、長く育つ前に抜け落ちてしまいます。
このような薄毛を男性型脱毛症(AGA)といいます。
男性型脱毛症は男性に多い脱毛の原因です。
主な症状は、頭頂部や生え際などが局所的に脱毛することです。
あてはまる男性は、男性型脱毛症かもしれません。
名前に男性とつくので女性は無関係と思われがちですがそうではありません。
女性も男性型脱毛症になることがあります。
何かしらの原因で髪の毛を育てる女性ホルモンの分泌が減ると男性ホルモンの影響が増すため男性型脱毛症になることがあるのです。
ただし、男性に比べて女性ホルモンの分泌量が多いので局所的に薄毛になることは少ないと考えられています。
女性の場合は、頭部全体がまんべんなく薄くなります。
このような脱毛を女性男性型脱毛症(FAGA)と呼んでいます。
男性ホルモンと同じく薄毛の原因と考えられているのが遺伝です。
薄毛になるかどうかは遺伝次第と考えている方が多いのではないでしょうか。
確かに、遺伝がすべてを決めているように思えますが、遺伝による薄毛は全体の25%程度と考えられています。
主な原因といえますが、遺伝だけが薄毛の原因とは考えられていないのです。
薄毛と遺伝にはどのようなかかわりがあるのでしょうか。
遺伝は男性型脱毛症や女性男性型脱毛症にかかわっていると考えられています。
具体的には、男性ホルモンをジヒドロテストステロンに変換する5αリダクターゼの分泌量を決めていると考えられています。
男性ホルモンの分泌量は誰でもほとんど同じなので、薄毛になるかどうかは5αリダクターゼの分泌量次第ということができるかもしれません。
ちなみに、分泌量を決める遺伝子は優性遺伝で受け継がれると考えられています。
つまり、父親か母親のどちらかがこの遺伝子を受け継いでいると、本人にも受け継がれるのです。
父親が薄毛の方は絶望したかもしれませんが、先ほど解説した通り遺伝だけが薄毛の原因ではありません。
その他の原因に気を付けることで薄毛を予防することはできます。
男性ホルモンと遺伝以外では、どのような原因が考えられているのでしょうか。
薄毛を引き起こすもう一つの原因と考えられているのが頭皮の血行不良です。
髪の毛の成長に必要な栄養素は、血液に乗って毛根に届けられます。
頭皮が血行不良になると、栄養素と届けられなくなるので髪の毛が正常に成長できなくなってしまいます。
すると、切れ毛や抜け毛につながり薄毛になることがあります。
血行不良は薄毛の大きな原因と考えられています。
薄毛を予防したい方は、頭皮の血行を保つように心がけましょう。
血行不良を引き起こす大きな原因と考えられているのがストレスです。
過度なストレスがかかると自律神経のバランスが乱れて血管が収縮してしまいます。
これにより頭皮の血行が悪くなる恐れがあります。
また、過度なストレスは髪の毛の成長に欠かせない亜鉛を消費してしまいます。
亜鉛が不足すると髪の毛の成長が滞るため薄毛につながるかもしれません。
このほかにも、男性ホルモンの分泌量を増やすなど、ストレスは髪の毛に良い影響を与えません。
薄毛が気になる方は、ストレスを適度に発散するように心がけましょう。
4大原因の他にも薄毛を引き起こす原因はあります。
具体的に、どのような原因が挙げられるのでしょうか。
食生活が乱れると髪の毛の成長に必要な栄養素が不足してしまいます。
髪の毛の成長には、タンパク質、亜鉛、鉄、ビタミンなどが欠かせません。
偏った食生活を続けていると、いずれかの栄養素が不足して髪の毛を正常に育てられなくなることがあります。
また、脂っこい食事などを続けていると血液がドロドロになります。
血液がドロドロになると頭皮の血行が悪くなってしまいます。
頭皮の血行が悪くなると薄毛になりやすくなることは説明した通りです。
心がけひとつで改善できるポイントなので、薄毛が気になる方は健康的な食事を心がけましょう。
タバコを吸うと、血管が収縮して頭皮の血行が悪くなるほか血液がドロドロになります。
どちらも髪の毛にはよくない作用といえます。
薄毛に悩む方は、タバコをやめる、あるいは本数を減らす努力をしましょう。
運動不足も薄毛の原因になると考えられています。
薄毛とは無関係に思えますが、身体を動かさないと血行が悪くなるので髪の毛の成長に必要な栄養素を頭皮に届けにくくなります。
運動というと息が切れるほど激しいものを想像しますが、これほど激しい運動を行う必要はありません。
ウォーキングなど、誰でも取り組める運動を行えば血行は改善すると考えられています。
髪の毛の成長を助ける成長ホルモンは、寝ている間に主に分泌されます。
成長ホルモンの分泌量は加齢や睡眠不足などにより減少します。
分泌量が減少すると、生命維持に欠かせない臓器などから順番に使われていくので髪の毛に供給される量が不足してしまいます。
その結果、髪の毛の成長が滞り薄毛につながると考えられているのです。
成長ホルモンは、睡眠開始から数時間の間に多く分泌されます。
薄毛が気になる方は、この間の睡眠の質を高めるように努力するとよいでしょう。
間違えたヘアケアを行っていると薄毛につながることがあります。
間違えたヘアケアの代表例を紹介します。
1日何度もシャンプーをすると、頭皮の潤いを守る皮脂まで奪ってしまいます。
熱いお湯ですすぐことも同じです。
必要な皮脂が奪われると、頭皮が乾燥するため炎症を起こしやすくなります。
あるいは、頭皮を守るため過剰な皮脂が分泌されます。
どちらも、抜け毛の原因になる恐れがあります。
「ゴシゴシ洗う、すすぎ残しがある、自然乾燥している」は、いずれも頭皮に負担をかける行為です。
継続していると抜け毛につながるかもしれません。
当てはまる点がある方は改善したほうが良いでしょう。
薄毛は遺伝だけで決まると思われがちですが、血行不良やストレスなどその他の原因も大きな影響を与えています。
薄毛にお悩みの方は、気になる点を改善してみるとよいかもしれません。
薄毛をストップすることは難しいかもしれませんが、取り組み次第で進行を遅らせることはできると考えられています。
改善が難しい場合は、育毛剤や医療機関での治療などを頼るとよいでしょう。
AGA(男性型脱毛症)の原因 | メンズヘルスクリニック東京(旧城西クリニック)