根気よく、育毛剤を使っているのになかなか効果を実感できない。
それは育毛剤を正しく使えていないからかもしれません。
育毛剤には国が「効果がある」と認めた有効成分が配合されていますから、正しい使い方をすれば効果はあるはず。
でも、育毛剤は風邪薬などと同様、用法・用量が決まっています。
育毛剤ってなんとなく感覚で使っていませんか?
今回は育毛剤の正しい使い方、効果的な使用のタイミングをご紹介します。
根気よく、育毛剤を使っているのになかなか効果を実感できない。
それは育毛剤を正しく使えていないからかもしれません。
育毛剤には国が「効果がある」と認めた有効成分が配合されていますから、正しい使い方をすれば効果はあるはず。
でも、育毛剤は風邪薬などと同様、用法・用量が決まっています。
育毛剤ってなんとなく感覚で使っていませんか?
今回は育毛剤の正しい使い方、効果的な使用のタイミングをご紹介します。
育毛剤は正しく使用しなければ効果を実感することができません。
間違った方法で育毛剤を使えば、効果が得られないだけでなく、最悪の場合、薄毛が悪化してしまう可能性だってあるのです。
まずは、よくある育毛剤の間違った使用例を挙げますので、自分が当てはまっていないか確認してみましょう。
もし間違った使い方をしているという場合は、使用方法を改めてみてください。
それだけで効果が出るかもしれません。
なかなか効果が出ないからといって、複数の育毛剤を利用していませんか?
医療機関を受診した際に、塗布する薬と飲み薬の両方を処方されるということはありますが、それは専門的な知識を備えている医師だからこそ。
素人が勝手な判断で複数の育毛剤を使用するのは控えましょう。
育毛剤は、1つでしっかりと効果が出るように配合されています。
複数の育毛剤を利用すると、成分のバランスが崩れてしまいます。
それにより副作用が出てしまう恐れもあるのです。
育毛剤の中には「併用を禁止」しているものもあります。
どうしても育毛剤以外に何かしたいという場合は、シャンプーを育毛作用があるものに変える、あるいは禁煙や生活習慣を見直すなどのアプローチを心がけましょう。
早く、たくさん生やしたい気持ちはわかります。
でも育毛剤の量を増やせば効果が出るわけではありません。
「ご飯をお腹いっぱい食べたい」と思っても、満腹になればなるほど幸せになるわけではありませんよね?
食べ過ぎるとだんだんと苦しくなってくるもの。
育毛剤だって同じです。
なお、つけすぎた際に起こる可能性のある障害には以下のものがあります。
育毛剤のつけすぎは、頭皮のかぶれや湿疹を引き起こすことがあります。
これは育毛剤に含まれる刺激が強い成分によるもの。
適量であればそんな心配は要りません。
特に、薄毛が進行している人の頭皮は人より敏感になりがちですので気を付けましょう。
強い育毛・発毛作用のあるものには、それ相応のリスクが付いて回ります。
それが「副作用」です。
副作用によって頭皮が炎症を起こすと毛根がダメージを受け、薄毛が進行する原因になります。
また、炎症が治るまで育毛剤を使うことができません。
その他にもフケが大量に出て見た目が不潔になることも。
女性にモテたいと思って薄毛を治療している人は、逆に不快感を与えてしまうかもしれません。
医薬品に指定されている育毛剤はドラッグストアで簡単に手に入る「医薬部外品」とは異なり効果的である分、副作用も強めです。
めまいや頭痛、手足のしびれなど、頭以外の部分にまで症状が出ることがありますし、死亡したという例も報告されています。
人生を楽しむために髪を生やしたいはずなのに、終わらせてしまっては意味がありません。
くれぐれもつけすぎには気を付けましょう。
当たり前の話ですが、育毛剤は使えば無くなります。
使う量が多ければ多いほど、無くなる量も早くなります。
育毛剤は決して安い買い物ではありません。
また、長く続けていくものですから長期的なコストパフォーマンスを考えることは重要です。
メーカーが提示している量を守れば無くなるまでの期間が計算しやすくなります。
薄毛が進行し、かなりハゲてしまっている場合は、頭皮の環境を整える程度では髪の毛は生えてきません。
その場合、「医薬部外品」に指定されている商品では手遅れと考えてください。
「医薬部外品」は頭皮の環境を整える、あるいは血行を改善し発毛しやすくする効果を持っています。
つまり、薄毛になり始めた人や薄毛を予防したい人に向いている商品です。
明らかにハゲてしまっている、産毛すら生えてこない人は医療機関で専門的な治療が必要です。
近年はテレビのコマーシャルなどでも放送されていますが、薄毛専門の病院は増えています。
敷居も以前ほど高くありません。
それだけ同じ悩みを持つ仲間が多いということ。
男性のスタッフで構成されていて、受診しやすい環境を整えてくれている病院も多いそうです。
また、医療機関を受診するメリットとしては、かなりの高確率で「発毛に成功」します。
その分費用はかさみますが、それでも生やしたいという人にとっては選択肢の一つとして考えても良いでしょう。
実は、意外と多い間違いです。
育毛剤は整髪料ではありません。
髪の毛に塗っても全くの無意味。
育毛剤は頭皮に直接塗りこむことで効果を発揮します。
髪の毛が長いという人は、ブラシなどでしっかりと分け目をつけて頭皮に塗るようにしましょう。
育毛剤は毎日定期的に使い続けなければ効果を得られません。
気が向いたときや、気づいたときに使うだけでは意味がないのです。
ダイエットは1週間集中すれば結果が出るものもありますが、髪の毛は1週間頑張ったところで生えるものではありません。
古い髪の毛が抜けて、新しい髪の毛が生えてくるまで最低でも数ヶ月かかります。
半年〜1年は継続しなければなりません。
長く続ける覚悟を持って、1日1回は最低でも使うようにしましょう。
その5に似ていますが、育毛剤を1〜2本使っただけで「効果がない」と判断し、別のメーカーの商品に乗り換えたりはしていませんか?
繰り返しになりますがヘアサイクルには数ヶ月かかります。
育毛剤を次から次に替えていると、髪の毛が生えてきたとき、どれが自分に効果があったのかがわからなくなってしまいます。
自分に効果があるものをしっかりと見極めて、長く使うためにも頻繁に育毛剤を変えることはおすすめできません。
間違った使い方をしていなくても、育毛剤には気をつけたい点がいくつかあります。
育毛剤には種類があり、大きく医薬品、医薬部外品、化粧品の3つに分けられます。
そのため、薄毛の進行具合や頭皮の状態、薄毛の原因などで選ぶ商品が変わります。
当然、医薬品が最も効果が強く、医薬品はAGAの症状に良く効きます。
しかし、薄毛の原因が強いストレスによるものであれば、いくら塗っても効果がないかもしれません。
また、配合されている有効成分によっても働きが異なります。
例えば、
センブリエキス=血行を促進する
ノコギリヤシエキス=男性ホルモンと結合する5α−リダクターゼを抑制する
このように、成分によって働きが違うのです。
頭皮の血流が悪い人は前者、遺伝的に薄毛の人は後者を選んだ方がより効果が期待できます。
育毛剤を続けていくためにはある程度の費用が必要です。
そこで価格の安い海外の育毛剤を個人輸入したいと考える人もいると思います。
海外の商品を個人輸入することは、厚生労働省にもある一定の範囲であれば認められています。
ミノキシジルという有効成分の含有量が5%以下の育毛剤で、2ヶ月分以内の量であれば個人輸入が可能です。
むやみやたらに輸入することは法律に違反しますし、安全性の面からも注意が必要でしょう。
また、個人輸入は偽物をつかまされる、あるいは金銭トラブルが発生するリスクもあります。
肌の弱い人が特に注意をしたいのが、育毛剤が自分の肌に合うかどうかの確認です。
頭皮に使用する前に腕や太ももなどでパッチテストをおこない、かゆみや湿疹、炎症を起こさないかどうかを確かめましょう。
やり方は簡単です。
育毛剤をガーゼなどに塗布し、それを体にしばらく当てて反応を見ればOKです。
ご存知の方も多いと思いますが、シャンプーの役割は主に地肌、頭皮の洗浄です。
リンスやコンディショナーは髪になじませてダメージを防ぐものであり、頭皮を洗うものではありません。
リンスやコンディショナーに含まれる油分やコーティング剤をしっかりと洗い流さないと、頭皮の環境を悪化させる原因になります。
また、育毛剤の浸透力も弱くなってしまうため注意が必要です。
育毛剤を使い始めた時、抜け毛が一時的に増えることがあります。
これは初期脱毛といって、乱れていたヘアサイクルが正常に働きだした証。
古い髪の毛が抜け落ちて、新しい元気な髪の毛が生える準備を始めているのです。
初期脱毛はしばらくすれば落ち着きます。
抜け毛が増えたことに驚き、使用を中止してしまわないようにしましょう。
育毛剤には人によって合う、合わないがあるため頭皮に痛みや痒みが出た場合は使用を中止しましょう。
無理をして使用を続けてもいいことはありません。
この場合は思い切って別の商品に乗り換えましょう。
育毛剤を必要以上につけすぎるのは良くありませんが、渋って使わないのもマイナスです。
確かに、高価な育毛剤を購入したならば「もったいないから少しずつ」という気持ちもわからなくはないですが、メーカーが指示した使用量は、研究によって効果が期待できると判断した量です。
もったいぶらずにしっかりと塗布しましょう。
また、薄毛の部分だけではなく、その周辺にも塗るようにしましょう。
育毛剤には1日のうちでも使用するのに良いタイミングがあります。
逆に効果の低いタイミングで使用すれば、同じ量の育毛剤を使っても効果は半減してしまいます。
正しい育毛剤の使い方をマスターして、薄毛を1日も早く解消させましょう!
育毛剤は何歳からという決まりはありません。
髪が薄くなるタイミングは人それぞれですから、髪のボリュームや量が気になりはじめたら育毛剤を利用すれば大丈夫です。
「少し、気になるかも」くらいの時に始めた方が予防の意味でも良いかもしれません。
1度抜けた毛は戻ってきませんから、見た目にもハゲているとわかる前に対策を始めましょう。
医薬品である発毛剤はあまり若いうちからの使用を勧めない医師が多いですが、それも進行具合によって変わります。
若くても薄毛がかなり進行してしまっている人は、勇気を持って医師に相談しましょう。
「ハゲてきたかも?」「ハゲたくないな」という方は、医薬部外品である育毛剤で十分でしょう。
逆に、年齢を重ねていて、かなり薄毛が進行している場合は、前述もしましたが医薬部外品では効果がない場合があります。
でも諦めないでください。
正しい使い方さえすれば、薄毛の悪化を止めることは可能です。
毛根の細胞が死滅していない限り、発毛の可能性は残されています。
市販のものでは効果が不安という人は、こちらも医師に相談しましょう。
育毛剤を使うタイミングとして理想的な時間帯は夜です。
また、その中でもお風呂上りが絶好のタイミングです。
なぜ夜、お風呂上りが良いのでしょうか。それには3つの理由があります。
お風呂に入り、体を十分に温めると、血流が良くなります。
また、毛穴が広がるため、育毛剤の浸透性が上がります。
さらに、お風呂にはストレスを発散させる効果もあり、リラックス効果が期待できます。
気分の落ち着いた状態での使用の方が、育毛剤は効果を発揮します。
日中は外出した際に、ホコリや汚れが頭皮に付着します。
また、汗や脂で頭皮が詰まっていることも。
こんな状態で育毛剤を塗っても、毛根の奥まで育毛剤が届きません。
お風呂に入り、シャンプーで頭皮をしっかりと洗うことで育毛剤の浸透力があがります。
時間があれば、朝起きてすぐ、出かける前に使用するとさらに効果的です。
ただし、つけすぎには注意しましょう。
夜の10時〜深夜2時までは成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムです。
この時間帯に合わせて育毛剤を塗布すれば、体の細胞が生まれ変わるのに合わせた相乗効果が期待できます。
また、夜眠っている間は頭皮が汚れる心配もありません。
有効成分をしっかり長く浸透させることができます。
育毛剤をより効果的にするためには夜、入浴後がいいということが分かっていただけたと思います。
次に、実際の塗布方法をご紹介します。
育毛剤を塗るだけではなく、その前段階であるシャンプーの仕方から解説するので、ぜひ実践してください。
意外と見落としがちですが、髪を洗う前にはブラシなどで髪の毛をとかしましょう。
髪をとかさないと、シャンプーの際に髪が絡まって抜けてしまう可能性があります。
絡まるほど髪が長くなければ気にしないで大丈夫です。
シャンプーを使用する前に、まずはお湯で流します。
これだけでもホコリや汚れの多くを取り除くことができます。
次にシャンプーを使って頭皮を洗います。
シャンプーは直接頭にかけるのではなく、一度手のひらで泡立ててから使用するとベター。
頭でシャンプーを泡立てようとすると、指に力が入ってしまい、頭皮を傷つける可能性があるためです。
絶対にしてはいけないのが「爪を立ててガリガリと洗うこと」です。
汚れが落ちるような気がするかもしれませんが、頭皮を傷つけてしいます。
指の腹(指紋がついているところ)を使って丁寧にマッサージしながら洗ってください。
最後にすすぎですが、これが最も重要です。
大多数の成人男性が洗髪の際のすすぎが不十分といわれています。
「シャンプーを洗い落とせたかな」と思ったら、それからプラス10数秒間はすすぐようにしましょう。
※前述しましたが、リンスやコンディショナーを使った時はシャンプーよりも丹念に洗い流してください。
髪の毛を乾かす際は、自然乾燥ではなく、ドライヤーでしっかりと乾かすようにしてください。
自然乾燥で生乾きの状態で放置すると、雑菌が繁殖し頭皮にダメージを与える可能性があるからです。
ドライヤーは20センチ~30センチ程度離して利用し、乾き残しがないようにしましょう。
何度も言いますが、育毛剤は用量を守って使用しましょう。
また、育毛剤は頭皮に染み込ませることで効果を発揮しますので、髪に塗っても意味がありません。
髪の毛が長い人は分け目を作り、地肌に直接塗りこむようにしましょう。
育毛剤を塗布し終わったら頭皮をもみほぐすようにマッサージをしましょう。
マッサージをすることで血行が良くなり、育毛剤の浸透性がアップします。
シャンプーと同じように指のはらで優しくマッサージしましょう。
当たり前ですが爪を立てないように気をつけてください。
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んで、育毛剤の正しい使い方を身につけていただけたら幸いです。
色々と面倒なことも多いかもしれませんが、子どもでも野菜でも、何かを「育てる」のは大変なものです。
根気よく続けましょう。