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女性も抜け毛に悩んでる人多数!全体的に髪の毛のボリュームがなくなる原因は?

 

スカルプシャンプーに育毛剤、AGAクリニック…テレビで流れているCMは男性の育毛についてのものが多いと思います。

しかし、通販番組を見てみると女性も薄毛に悩まれていることが分かります。

そこで、今回は女性の脱毛症といわれるびまん性脱毛症についてその仕組みや原因、対策をご紹介します。

 

目次

びまん性脱毛症とは

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は女性に発症する脱毛症で、かつては中高年に起こるものと考えられていました。

しかし、今は10代でも起きる脱毛症として知られています。

この「びまん」というのは「全体的に」という意味で、局所的な脱毛がみられる他の症状とは大きな違いが見られます。

症状

全体的に髪が薄くなる

脱毛症といえば円形脱毛症のように局所的に抜けていくものや、男性の脱毛症のように部分ごとに髪の毛が抜けていくものを想像するでしょう。

しかし、びまん性脱毛症は、全体的に髪が薄くなる症状です。

そのため、一部が禿げてしまうのではなく髪の毛のボリュームがなくなる形で自覚症状が現れます。

髪型が平たくなっていたり、つむじ・生え際・分かれ目が目立つようになってしまったり、そのため、女性には生え際を隠す用のウィッグも売られています。

抜け毛が増える

目だった脱毛はなくても、抜け毛は増えます。

しかし、鏡で見てもその異常性がよく分からないのが、初期のびまん性脱毛症です。

とはいえ、抜け毛自体が病気なわけではありません。

そもそも、髪の毛は生えて抜けてのサイクルを繰り返します。

健康な人でも多ければ100本も抜けているのですが、びまん性脱毛症の場合はそれよりも多く、ブラッシング時さえ抜け毛が気になります。

髪の毛が細くなる

髪の毛が抜けるまでは、発毛→成長期→退行期(髪の成長が止まる)→休止期(抜けていくのを待つだけ)という流れを踏むのですが、びまん性脱毛症になると髪の成長がしづらくなり、休止期が長くなってしまいます。

つまり、十分に成長しないまま髪の毛が抜けてしまいます。

髪の毛が細くなることは厳密には脱毛と言えません。

しかし、見た目は大きく変わります。

髪の毛は数万本の細い糸のようなもの。

仮に1本1本が細くなってしまうと一気にボリュームがなくなって見えます。

男性でも髪の毛の本数を増やすだけでなく、髪の毛を太くする施術を受ける人がいます。

それだけで頭皮が見えづらくなるのでコンプレックス解消になるほどです。

髪の本数だけでなく太さも気をつけましょう。

髪のハリがなくなる

髪の本数が減り、細くなると髪の毛のハリもなくなってしまいます。

上手く髪がセットできない。

時間が経つと髪がぺしゃんこになってしまう…毎日の身支度の中で「あれ?」と思うことがあればすぐにケアしましょう。

原因

食生活

髪の毛は細胞の一部です。

十分な栄養を摂ることで立派な髪の毛が生えてくるもの。

偏食やダイエットによって食生活が乱れてしまうと、髪へのお栄養が行きわたらずに髪の毛が弱くなってしまいます。

ストレス

ストレスは体長を崩すことで知られています。

もちろん頭髪も例外ではありません。

ストレスによって髪がうまく伸びなくなり、抜けてしまいます。

また、ホルモンバランスも乱してしまいます。

女性ホルモンは増えすぎても減り過ぎてもびまん性脱毛症につながります。

加齢

こちらは、仕方のないことですが人間は加齢によって細胞の機能が衰えてきます。

髪の毛が生えづらくなるのも加齢によるところは大きいです。

それでも、しっかりとエイジングケアをすることでびまん性脱毛の進行も遅くすることは可能です。

もちろん、加齢によって病院の治療ができなくなるわけでもありません。

過剰なヘアケアをしている

頭髪や頭皮のトラブルを予防したいからこそ、よく洗い、しっかりケアをします。

しかし、その方法を間違えてしまうとかえって髪の毛を傷ませてしまうのです。

たとえば、髪を洗う時にシャンプーをたくさんつけて爪でゴシゴシ洗うと頭皮はダメージを受け、頭皮湿疹や肌トラブル。

それに起因する脱毛症も患うリスクがあります。

また、トリートメントや整髪料。

普段のドライヤーも頭皮にダメージを与えていることがあります。

髪の毛はきれいに見えても、発毛を担う頭皮がダメージを受けては脱毛症を加速させるだけです。

治療法

セルフケア

ヘアケアは優しく行う

まずは外からのダメージを与えないこと。

とくに髪を洗う時は爪を立てずに洗うようにして、シャンプーも少なめにしましょう。

もし、びまん性脱毛症以外の頭皮トラブルも抱えている場合は薬用シャンプーの使用もおすすめです。

薬用シャンプーは洗浄力が控えめで、頭皮に良い効果を与える成分も入っています。

頭皮が回復すると髪の毛が生えやすくなります。

これは毛根へのダメージがなくなることと血流がよくなることに関わります。

バランスの良い食事をする

栄養バランスをしっかり考えた食事は髪の毛の本数を増やすだけでなく、髪の毛を太くしなやかにしてくれます。

髪の毛はタンパク質でできているので、たんぱく質とその吸収を促進する亜鉛、分解を助けるビタミンB群を摂取することがおすすめです。

よって、野菜に偏ることもあまり良くありません。

しっかり肉類を食べることはビタミン摂取にもつながります。

他には、老化を防止する効果のあるビタミンCを摂取することも良いでしょう。

栄養を考えれば単色野菜よりも緑黄色野菜を意識することが大切です。

ストレスは適度にケアをする

ストレスをケアする方法は心のこりを明らかにすること。

あなたの中にある気がかりがストレスを引き起こしているので何かを解決すること・忘れることが大切です。

そして、よく休むことも有効です。

睡眠不足はストレスを強めてしまう他囲率神経の乱れにもつながるので、夜更かしもやめた方が良いのです。

病院

病院での治療は皮膚科によって行われます。

その中で専門の外来の治療を受けることも可能です。

治療は注射をすることや内服薬を飲むこと。

これは男性の脱毛症を回復する時にも使われる方法です。

なかでも、びまん性脱毛症の薬としてメジャーなのがパントガール。

びまん性脱毛症に効果を発揮した初めての薬で、副作用が少ない点もメリットです。

プライバシーの点で不安な場合は自由診療のクリニックも選択肢になります。

まとめ

このように、びまん性脱毛症は気づいた時には髪型が違って見えるように現れます。

たとえ全体的に抜けたとしても脱毛症であることは変わりありません。

しっかりと対処し、一般的なヘアケアで解決することも多いのです。

びまん性脱毛症の治療(女性向け)|親和クリニック(東京新宿・大阪梅田 …