頭皮が異常にかゆい、もはや固くなっていて大きなフケも落ちてくる。
これはもうただの頭皮湿疹とは言えないだろう...そんな時は乾癬を発症しているかもしれません。
乾癬は皮膚に発症する病気として知られていますが、頭皮に感染ができると抜け毛につながることもあるようです。
頭皮が異常にかゆい、もはや固くなっていて大きなフケも落ちてくる。
これはもうただの頭皮湿疹とは言えないだろう...そんな時は乾癬を発症しているかもしれません。
乾癬は皮膚に発症する病気として知られていますが、頭皮に感染ができると抜け毛につながることもあるようです。
乾癬(かんせん)を一言で説明するなら慢性の皮膚疾患です。
乾癬ができる部分は唇以外のあらゆる皮膚で、頭皮にも乾癬ができます。
いまだ根本的な原因が分かっていない病気で、1000人に1人の確率で発症すると言われています。
乾癬は日本人よりも欧米人に多い病気でしたが、日本でも患者が増えてきたことで話題となっています。
ちなみに、乾癬は人にうつる病気ではないので安心です。
中でも頭皮に起きる乾癬は尋常性乾癬と呼ばれるもので、90%がこれに当たります。
頭や関節などのこすれやすい部分によく出てきます。
乾癬の出やすい年齢は男性であれば40代、女性であれば10代と50代です。
根絶はできませんが、適切な施術を受けることで症状を落ち着かせられます。
乾癬が発症したサインは皮膚の赤みです。
赤くなった皮膚が今度は固く盛り上がります。
ここまでは他の皮膚炎と同じような症状ですが、感染の場合はその部分が光に反射しやすい傾向にあります。
ただし、頭皮にできた場合は色を確認できないため、触って確かめます。
皮膚がぼこぼこと分厚くなっていたら乾癬を疑いましょう。
体の目立つ部分にできると見た目が悪くて困りますが、目立たないうちはさほど困りません。
かゆみは他の湿疹ほど強くはありません。
また、小さな乾癬がたくさんできるものを滴状乾癬と呼び、膿がたまる場合は膿疱性乾癬と呼びます。
そして、乾癬は白いかさぶたのような角質になります。
これがフケのようにはがれおちるのですが、かなり大きめです。
乾癬によるフケは分厚いので普通のフケと見分けがつくほどです。
皮膚が固くなると髪の毛が生えづらくなってしまうので、抜け毛につながる恐れもあります。
かゆみを伴う人は全体の半分ほどと言われています。
ただ、アトピーや湿疹ほどは強くないので我慢しましょう。
乾癬の部分を掻くと皮膚へのダメージから悪化します。
また、それ以上に気を付けたいのが表面を剥がしたいという欲求です。
剥がすと出血の恐れがあるので気をつけましょう。
あなたの皮膚が乾癬になっている時、皮膚は10倍ものスピードで生産されています。
通常、皮膚は30~40日かけて入れ替わっていくのに対し、乾癬の部分は4日もすれば作られた皮膚が表皮として現れます。
しかし、そんなに早いスピードで皮膚が代謝をできないので、古い皮膚が落ちないまま積み重なっていきます。
その結果、皮膚は盛り上がり、白いかさぶたになってしまうのです。
つまり、乾癬とは皮膚が異常に積み重なって角質になる病気と言えます。
乾癬は頭皮だけでなくいたるところにできます。
できやすい部分は首や関節といった皮膚と皮膚がこすれやすい部分です。
また、乾癬は爪をも変形させてしまうので注意が必要です。
さらに感染が広がると、全身が乾癬に覆われることもあります。
これは乾癬性紅皮症と呼ばれます。
冒頭でもお話したように、感染の原因はまだ分かっていません。
しかし、乾癬にかかっている人にどのような傾向があるかという研究は少しずつ進んでいます。
あくまで健康的な体を保つという上でこれらのポイントを意識しましょう。
皮膚の再生サイクルを乱すものと言えば、ストレスです。
ストレスによって体の機能に悪影響が出ることで感染も起こりやすくなります。
また、乾癬は免疫不全による病気とも言われていますので、ストレスコントロールをすることで免疫力も保てます。
悩みだけでなく睡眠不足や季節の変わり目も体にストレスを与えます。
食生活の乱れも感染を引き起こしやすくなります。
例えばアルコールや香辛料は体の悪い刺激となります。
また、男性の場合は乾癬が発症している人はメタボリック症候群にかかっている割合が高かったそうです。
皮膚は外部からの刺激で悪化するので、関節や首、肘、膝にできやすいです。
他には体を掻いたりかさぶたを剥がしたり、暑いお風呂も悪い刺激を与えます。
特に頭を掻いてしまうと頭皮のダメージとなり、こちらも抜け毛につながります。
シャンプーの刺激やブラッシングの刺激も要注意です。
皮膚の状態を正常に戻すと言えばステロイド剤が考えられます。
皮膚炎に広く効果があり、市販されているものも選べます。
さらに、乾癬を改善させる効果のあるビタミンD3外用薬も使います。
ステロイドが良い・悪いと言う論争がされていますが、外部からの刺激に対して守ってくれるので肌のダメージに対してステロイド剤を使うのはむしろ必要なことと言えます。
アンチステロイドの民間療法もいろいろありますが、残念ながら医学を良く学んだ人はごくわずか、民間療法を過信しないことです。
皮膚炎には日光が敵になります。
しかし、乾癬に対しては紫外線照射が効果的。
中でも中波長紫外線が効果とリスクのどちらも高いと言われています。
時には日焼けすることもあるようです。
もちろん、やけどをしないように配慮されています。
そのため、日光を浴びるようにするのも効果的です。
乾癬が出ている時こそ外に出るといいでしょう。
また、男性であれば髪を短くすることも有効かもしれません。
ビオチンは免疫機能を正常にする効果があります。
皮膚炎は基本的に体が何かに過剰反応した結果、勝手に炎症を起こしているだけなので傷を治すよりも体の指令を正すことの方が有効なのです。
チガソンはビタミンA誘発剤とも呼ばれ、角質を改善する効果のあるビタミンAの生成を助ける薬です。
ただし、胎児に悪影響が出ることから妊婦の使用は認められていません。
高血圧などの副作用に注意しながら飲みましょう。
このように、乾癬は放っておくとどんどん広がりますし、落ちてくるフケも周りの印象を悪くします。
民間療法も検索することで見つかりますが、病気について最も詳しいのは医師です。
どんな治療をしている時でも病院に行くようにしましょう。
また、薬を使っている時にやってはいけないのが自己判断でやめること。
薬の効果が発揮されずに再発する人は往々にして医師の指導を守っていないのです。
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