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子供にイボができたけど大丈夫なの?イボの種類と原因、治療法も紹介

 

こんにちは、nanairo編集部のannaです。

自分にイボができるだけでも気になるし悩むのに、子供にイボができていたらどんなに心配になるでしょうか。

子供の場合はウイルス性のイボであることが多いですが、まれに大人と同じように古くなった角質や皮脂が蓄積されてできるイボのこともあります。

それぞれのイボの特徴や、原因、治療法を紹介していきます。

 

目次

子供にできやすいイボの種類と原因

水イボ

水イボ

まず子供にできやすいイボと言えば、水イボです。正式名称では「伝染性軟属腫」と言います。

ポックスウイルスが原因でできるイボで、皮膚の防御機能が弱い10歳以下の子供がかかりやすい感染症です。

感染経路は接触感染で、直接イボが出来ている部分を触る直接感染か、タオルなどの共有による間接感染が考えられています。

プールの水を介して感染するとも考えられていますが、どちらかというと子供同士が遊んでいるうえで、肌と肌が直接触れ合う機会が増えるためかと思われます。

ビート板、浮き輪などを共用して感染することもあるので、なるべく共用は避けたいですね。

ポックスウイルスの潜伏期間は主に2~7週間(6ヶ月までのこともある)と長期間なので、肌の露出が多かったり、プールに入る機会が多かったりする夏場に感染が拡大しやすいです。

イボの大きさは大体2~5mmで、色はピンクや白色でツルツルしています。また、半球状に隆起し、中心にくぼみがあるのが特徴です。

首、背中、お腹、脇、など体幹部分や、ひじ、ひざ、手足などどこにでも出来ます。

イボが潰れると内容物から感染が広まり、イボの数が増えてしまい対処が大変になります。

ウイルス性イボ

ウイルス性イボは子供だけに限らず大人も感染しやすいです。

ウイルス性イボで最も一般的なイボの正式名称は「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」と言います。「疣贅(ゆうぜい)」とはイボを医学的に表した言葉です。

このウイルスは水イボのウイルスとは異なり、「ヒト乳頭腫ウイルス」というウイルスが皮膚に感染してできます。ヒトパピローマウイルスと書いたり、HPVと略されたりします。

感染経路は接触感染ですが、普段の生活で感染することは水イボに比べると少ないです。主に小さな傷からウイルスが入り込んで基底層と呼ばれる肌の一番深い層にある細胞に感染し、細胞分裂が活発になり感染細胞の塊がイボとなります。

HPVには、性感染症になるウイルスや子宮癌になるウイルスなど多くの種類があります。その中である種のものが皮膚や粘膜の細胞に感染するとイボができますが、この見た目はウイルスを構成するDNAにより異なります。今まででも150種以上が見つかっています。

それぞれのイボの治療法

水イボの治療法

治療法としては2つあります。

まず1つは、先が小さいピンセットや先が輪になっているリングピンセットなどで水イボをつまみ、中心部のへこんだ部分から小さな白い塊を取り出す方法です。

2つ目は液体窒素による冷凍凝固療法と呼ばれるものです。

どちらも有効な治療法ですが痛みを伴うので、患者の大半が子供であるためあまり痛みや苦痛を伴う治療法は望まれません。

また、時間はかかっても、水イボは自然に治ることも多いので、特に治療をせず、塗り薬などの痛みのない治療法を勧めるお医者さんも多いです。

ただ子供はかゆかったり、気になったりでイボを触ることも多く、最初は少なかったのにひどくなったり、トビヒを引き起こしたりすることもあります。

そのため、水イボの治療法は専門家の中でも意見が分かれるそうです。

とにかく大事なのは自己判断せず、お医者さんに診てもらい治療法を相談することです。

ウイルス性イボの治療法

ウイルス性イボはそのウイルスの型や場所によって見た目も種類も異なります。今のところ、どのイボに関しても特効薬や特効的治療法がありません。

液体窒素による冷凍凝固療法、電気灼熱法、グルタルアルデヒドなどの外用療法、ヨクイニン内服療法などから症状や患者さんに適したものを選んで治療していくしかありません。

どの治療法も一回きりで治すことは難しく、何回か繰り返してやっと治るというのが普通です。

ウイルス感染でできるイボは予防できる?

ウイルス感染が原因なら、ワクチンで予防出来たらいいですよね。

残念ながら今のところ、イボ全般や水イボに対する予防ワクチンはありません。

イボを完全に予防することはできませんが、イボのウイルスは健康な正常の皮膚には感染できないと考えられています。

反対に、さかむけや小さなひっかき傷、男性なら髭剃りの時にできる小さな傷など、何らかの障害がある皮膚にできやすいです。

なので予防として一番大切なことはスキンケアということになります。乾燥していると痒みも伴いやすく、小さな傷ができやすくなります。

乾燥しやすい手足や肘、膝のスキンケアはもちろん、男性は髭剃り後のスキンケアがとても大切になります。

子供も肌がツルツルだから何もしなくても良いということはなく、まだまだ防御機能が弱く柔らかい肌だからこそ、しっかりと保湿をしてあげることが大切なのです。

そうすることで、イボができにくい健康で正常な皮膚を保つことができます。

現代っ子にできやすいイボがある?

加齢によるイボ、つまり老人性イボがなぜ子供にもできるのと思われるでしょうが、条件さえそろえば子供でもイボができます。

主に首イボの原因と言われているのは

  • 紫外線の影響
  • 肌のターンオーバーサイクルの遅れ
  • 衣服やアクセサリーによる摩擦

などが挙げられます。

子供でも、最近ではテレビだけではなく、スマホやパソコンを使いこなしますよね。

ついつい夜更かしをしてしまうなどで生活リズムが崩れ、肌のターンオーバーが遅れる原因となります。

また、朝ごはんを食べない子供が多いというニュースもよく耳にしますよね。食の欧米化や孤食など、食に関する問題も多く、子供の食生活の乱れも肌のターンオーバーを遅らせる要因になります。

私たちが子供のころは、肌の保湿なんて全くしてなかったし、夏場でも日焼け止めを塗ることなく真っ黒になっていました。

最近では、赤ちゃんから肌の保湿をすることや日焼け止めを塗ることが少しずつ当たり前になってきています。

地球の温暖化や異常気象など、明らかに昔よりも紫外線も強くなっています。こうした紫外線の蓄積もイボができる原因になりますね。

こうしたことから、子供や中高生でも大人に出来る首イボと同じようなイボができてしまいます。

イボを予防するにはどうしたらいい?

こうしたイボができないようにするには、規則正しい生活を送ることが一番大切です。

睡眠をしっかりとる

 
 

子供が寝ている画像