目の下にクマがあると、疲れて見えたり実年齢より上に見えたりして辛いですよね。
妊娠中や産後は特に疲れがたまりやすく、体力も低下している時期なので多くの方がクマに悩んでいます
私自身、現在妊娠7ヶ月目ですが茶クマが濃くなった気がしています。
妊娠中や産後にクマが出来やすくなる原因について調べてみました。
目の下にクマがあると、疲れて見えたり実年齢より上に見えたりして辛いですよね。
妊娠中や産後は特に疲れがたまりやすく、体力も低下している時期なので多くの方がクマに悩んでいます
私自身、現在妊娠7ヶ月目ですが茶クマが濃くなった気がしています。
妊娠中や産後にクマが出来やすくなる原因について調べてみました。
まずは「クマ」の種類についてご紹介します。
クマと言っても、実は3種類のタイプに分けられます。
その見た目の色合いから、「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」と呼ばれています。
「青クマ」は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンのバランスが崩れ、皮膚が薄くなったところに、酸素と結びつかずに淀んだ色の静脈血が透けて見えることを指します。
「茶クマ」は、摩擦や紫外線などのダメージを受けることで皮膚を守ろうとメラニン色素が生成され、肌代謝が上手くいかずに堆積してしまい、色素沈着となることです。
「黒クマ」は、年齢とともに眼球が下がり目の周りの脂肪が突出することや肌のハリ感が失われて皮膚のヘタリによって出来る黒い影を指します。
この中でも妊娠中には「青クマ」と「茶クマ」、産後に「青クマ」が起こりやすいと言われています。
ご自身のクマがどのクマに当てはまるのかを知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
「青クマ」は血行不良によって起こります。
妊娠中は多くの原因によって血行不良が起こります。
自律神経は活動期に働く交感神経と、安静時に働く副交感神経のバランスで成り立っています。
交感神経が副交感神経に比べて活発になると、血管が縮みます。血管が収縮すると血液の循環が悪くなります。
自律神経は脳の視床下部というところで調整されており、同じく女性ホルモンも調整しています。
視床下部は血液中のホルモン量のバランスを見て、脳下垂体というところに指令を出し、脳下垂体が卵巣に女性ホルモンの分泌を促します。
通常より多く分泌された女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)により、視床下部に影響します。
視床下部が調整している自律神経のバランスが崩れ、交感神経が強く働くことで、血管が収縮し「血行不良」が起こります。
運動することによって酸素を行き渡らせようと血液循環が良くなります。
しかし、大きくなったお腹で全身のバランスが取り辛くなる、胎児への影響を心配する等、妊娠中は運動することが億劫になったりして運動不足な方が多いです。
また、妊娠中は非妊娠時に比べて血液量が約1.5倍になると言われています。
女性は元々筋肉量が少ないため、増えた血液を押し出す力が弱く、循環が上手くいかずに血行不良になることがあります。
大きくなった子宮によって血管が圧迫されて、足から心臓に戻る血液が戻りにくくなり、血液循環が悪くなることもあります。
妊娠中には様々な要因で血行不良に繋がるのです。
全身の血行不良が起きているという事は、もちろん顔においても同じことです。
血行不良によって妊娠中に「青クマ」が起こりやすくなります。
「茶クマ」は、通常肌代謝によって外側に排出されるはずのメラニン色素が滞留することによって出来る色素沈着です。
生理周期に合わせて、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンがバランスを取りながら分泌しています。
妊娠するとエストロゲンとプロゲステロンの分泌は出産に向けて増加します。
エストロゲンが出産に向けた女性らしい身体作りを行い、プロゲステロンが受精卵を着床させたり、胎盤を作ったりと妊娠を維持するように作用します。
プロゲステロンは胎盤から分泌され、胎児の成長にも大きくサポートしています。
このプロゲステロンは、妊娠を維持していく上でとても大切なホルモンです。
しかし、分泌の増加で起こるデメリットもあります。
黄体ホルモンであるプロゲステロンには、皮脂の分泌を促す作用やメラノサイトを刺激する作用があります。肌荒れを起こしたり、シミが濃くなったりします。
プロゲステロンの増加により、メラノサイトが刺激されてメラニン色素が発生します。
妊娠中にはプロゲステロンの作用によって、色素沈着によって起こる「茶クマ」が濃くなることがあるのです。
前述したように妊娠すると、女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌が緩やかに上昇します。
出産後、エストロゲンとプロゲステロンは急激に減少し、「プロラクチン」というホルモンの分泌が活発になります。
プロラクチンは、乳腺を発達させて母乳を排出、大きくなった子宮の収縮、すぐに妊娠できないように排卵の抑制等の働きを担っています。
産後の身体にとって大切なホルモンです。
この急激なホルモンのバランスの変化によって、自律神経が乱れ血行不良が起こります。
(自律神経とホルモンのバランスの乱れによる血行不良の詳細は上記に記載しています。)
また、母体が元の状態に戻るまでの産後6~8週間を産褥期と呼んでいます。
産褥期は慣れない育児で睡眠が取れない、運動不足などの原因により血行不良が起きます。
このような要因から血行不良が起こり、目の下の青クマが起こります。
原因が分かったうえで、必要なことはクマをいかに無くしていくかですね。
クマにお悩みの方にオススメの対策をご紹介します。
血行不良が要因で起こる青クマは、運動をする、温かくするなどのアプローチがありますが、クマへの直接的なアプローチをご紹介します。
目元の静脈は内側から外側に流れているので、目元にクリームを塗布して目頭からこめかみ辺りまで血液循環を良くするようなイメージで優しく指を滑らせます。
上下瞼共に数回行ったあと、手の平の膨らみを利用して目の窪みに押し当てます。
手の平の温度で温めて、更に血液循環を良くします。
目元のマッサージはクリームをつけずに行うと、摩擦が起こり茶クマに繋がります。
マッサージするには、滑りの良いクリームがオススメです。
滑りの良いお勧めのアイクリームはこちらです。
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お試し価格 1,500円(税抜)
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グラシュープラスは、伸びの良いクリームでマッサージするにはオススメです。
商品のレビューなどはこちらの記事に記載しています。
目元の悩みにはGracieux+(グラシュープラス)!?成分や使い方まで紹介
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北の達人「北の快適工房」
「アイキララ」は目の周りのマッサージ用ではありませんが、MGAというビタミンC誘導体を配合しており、目の周りにハリ感を与えてくれます。
目の下の皮膚痩せにアプローチしてくれるので、静脈血が透けて見えることを軽減してくれます。
青クマの方にオススメします。
商品のレビューはこちらです。
目元のしわ・クマのお悩みに☆アイキララを実際に試してみました!
目の下の血液循環を手軽に行いたいという方は、ホットアイマスクという方法もあります。
また、蒸しタオルでのケアもお勧めです。
小さめのタオルを水で濡らして固く絞ります。電子レンジで約30秒温めます。
人肌程度の40度くらいに温まっていたら、目元に乗せて下さい。
血行不良改善、リラックス効果もあります。
青クマに関する原因と対策などを詳しく書いていますので、こちらの記事もご参照下さい。
茶クマはメラニン色素の滞留による色素沈着が原因です。
今ある茶クマを消すためには、肌表面の古い角質層を除去する「ピーリング」が大切です。
古い角質を取り除くことによって、肌代謝の正常化に繋げます。
出来てしまったメラニン色素の滞留を外側に排出することが茶クマ対策には有効です。
スクラブタイプでゴシゴシと落とすことが古い角質を落としているような感覚がより多く感じますが、肌に刺激が強すぎます。
その刺激によって更に茶クマを悪化させることがあるので、肌に乗せているだけで落とすことが出来る、AHA配合のミルクやジェルタイプのものをお勧めします。
メラニン色素が滞留しているという事は美白ケアが必要です。
メラニンの還元・排出を促してくれるアイクリームを普段のお手入れに取り入れましょう。
オススメのアイクリームはこちらです。
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出典:明色化粧品
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ドラッグストア等でも購入でき、@cosmeでも話題のアイクリームです。
薬用美白成分のプラセンタが配合されていて、メラニンの生成を抑えてくれます。
こっくりとしたテクスチャーで、肌に密着してくれます。
茶クマの方にお勧めします。
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出典:ビバリーグレンラボラトリーズ株式会社
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ビバリーグレンラボラトリーズ株式会社
ビーグレンキューソームホワイトクリームは、美白ケアで有名な「ハイドロキノン」を配合しています。
美白クリームで目元専用ではありませんが、美白ケアにおいて注目度の高いクリームで、茶クマに有効的です。
茶クマに関して更に詳しく原因や対策方法をこちらの記事にて書いていますので、ぜひご覧ください。
妊娠中と産後に出来る目の下のクマについて原因と対策をご紹介しました。
筆者は現在妊娠7ヶ月目ですが、妊娠前に比べて手の甲のシミが濃くなり、元々あった「茶クマ」が濃くなってしまっています。
自律神経やホルモンの影響で起こっていることなのだなと思うと妊娠に付随する自然のことであって、仕方がないと納得できました。
マッサージやピーリング、クリームによるケアなど自身で出来る目の下のクマ対策を引き続き行いたいと思います。
妊娠中、産後は心配なことや不安なことが多いですが、原因を知ると少し安心できたのではないでしょうか。ぜひ、お悩みの方は普段のスキンケアにクマ対策を取り入れてみて下さい。